花間集 訳注解説 巻二-25 (88)回目皇甫松十一首 《夢江南二首其一》 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ8090

 巻二-25 (88)回目皇甫松十一首 《夢江南二首其一》

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2017131

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●古代中国の結婚感、女性感,不遇な生き方を詠う 三国時代の三曹の一人、三国時代の「詩神」である曹植の詩六朝謝朓・庾信 後世に多大影響を揚雄・司馬相如・潘岳・王粲.鮑照らの「賦」、現在、李白詩全詩 訳注

 

 

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杜甫詩(2)752年~754年、43歳 73

杜甫詩(3)45歳 安史の乱に彷徨う 26

杜甫詩(4)757年、左拾遺 43

杜甫詩(5)758年47歳 左遷 53

杜甫詩(6)759年 三吏三別 44

 

 

杜甫詩(7)759年秦州詩 66

杜甫詩(8)759年同谷紀行、成都紀行36

杜甫詩(9)760年、49歳 成都 45

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杜甫詩(11)762年蜀中転々43

杜甫詩(12)762年 蜀中転々 49

 

 

(13)763年蜀中転々 96

 (14)764年 三月成都へ帰る 100

 (15)765年正月幕府を辞す 63

(16-1) 766年雲安、暮春、夔州 168首 の(1)80

(16-2) 766年雲安、暮春、夔州 168首 の(1)81

 

 

 

杜甫詩 (17-1)767年夔州・西閣・赤甲・瀼西132

杜甫詩 (17-2) 767年・瀼西・東屯 133

杜甫詩 (18)768年江陵・公安縣・岳州 78

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花間集 訳注解説 巻二-25 (88)回目皇甫松十一首 《夢江南二首其一》 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ8090

(江南で過ごした日、水陸駅では、毎夜送別の宴が開かれ、一夜の思い出をつくったと詠う)

香油の入った蝋燭の燈芯が燃え尽き、蝋のしずくが落ちる、屏風絵の紅蕉(カンナ)の花に焔の残りが照らすのも薄暗い。江南は素晴らしいところだった、夢路に辿るのは江南の初夏、梅の実が熟すころのこと、夜の船遊びで笛の音がひびき、雨はしとしとと降って、雨だれが鼓のように和合して伝わってきたものだ。そこは、水陸駅の水辺であり、陸路の要衝である橋の側の亭から送別の宴の話し声が聞こえてきたのだ。

 

 

 

 

 

花間集 巻二

 

 

 

 

 

 

皇甫松9《巻2-25 夢江南二首其一》

64. 原始時代の母権制がその歴史的使命を果し、その寿命が尽きた時、「男尊女卑」は誰も疑うことのない人の世の道徳的規範となった。エンゲルスは『家族私有財産及び国家の起源』において、この歴史的変化について「女性にとって世界史的意義を有する失敗」といった。この失敗はおよそ「逃れられない劫難」 であり、これはまた人々にいささかの悲しみを感じさせずにはおかなかった。

なぜならそれはずうっと数千年間も続いたのであるから。その時から、中国の人口の半分を占める女性たちは、未来永劫にわたって回復不可能な二等人となり、二度と再び他の半分である男性と平等になることはなかった。かくして、男を生めば「弄璋」(璋をつかむ)といい、女を生めば「弄瓦」(瓦【いとまき】をつかむ。古代、女子が生れると糸巻を与える習慣があった)といった。そこで、「婦は服するなり」「婦人は人に伏すなり」ということになり、「女子と小人(奴僕)は養い難し」とか、「三従四徳」を守れとか、「餓死しても小事であり、貞節を失うことの方が大事だ……」といった価値観が生れた。

中国の女性は、数千年間もこのような哀れな境遇の中でもがき苦しんだのである。ずっと後の今世紀初頭になって、民主革命(辛亥革命)のかすかな光が彼女たちの生活にさしこみ、こうした状況に初めてわずかばかりの変化が生れたのであった。

三従四徳

女は幼い時は父に従い、嫁しては夫に従い、老いては子に従うという三従を守り、婦徳、婦言、婦容、婦功の四つの徳を持たねばならない、という儒教の教え。

 

 

唐代三百年間の女性たちは、この数千年来低い地位に甘んじてきた古代女性たちの仲間であった。

彼女たちは先輩や後輩たちと同じように、農業を基本とする男耕女織の古代社会において、生産労働で主要な位置を占めず、経済上独立できなかった。この点こそ、付属品・従属物という彼女たちの社会的地位はどの王朝の女性とも変わらない、という事態を決定づけたのである。しかしながら、唐代の女性たちは前代や後代の女性たちと全く同じだというわけでもなかった。先学はかつて次のように指摘したことがある。「三千年近い封建社会の女性に対する一貫した要求は、貞操、柔順、服従にはかならず、例外はきわめて少なかった。もし例外があるとすれば、それは唐代の女性たちにはかならない」(李思純「唐代婦女習尚考」『江村十論』、上海人民出版社、一九五七年)。筆者は、さらに一歩進めて次のように言うことができると思う。唐代の女性は中国古代の女性たちの中でわりあい幸運な部類であったと。なぜなら、彼女たちは他の王朝、とりわけ明清時代という封建末期の女性たちに比べると、社会的地位はあれほどまでに卑賎ではなく、また蒙った封建道徳の束縛と圧迫もやや少なめであり、まだ比較的多くの自由があった。

 

 

 

 

 

 

 

 

花間集 教坊曲『歸國遙』五首

 

 

作者

初句7字

 

 

溫助教庭筠

2-07

夢江南二首其一

蘭燼落,屏上暗紅蕉。

 

 

2-08

夢江南二首其二

樓上寢,殘月下簾旌。

 

 

皇甫先輩松

2-25

夢江南二首其一

千萬恨,恨極在天涯。

 

 

2-25

夢江南二首其二

梳洗罷,獨倚望江樓。

 

 

牛嶠(牛給事嶠)

4-05

夢江南二首其一

含泥燕,飛到畫堂前。

 

 

4-06

夢江南二首其二

紅繡被,兩兩間鴛鴦。

 

 

 

 

 

 

 

皇甫松(生卒年不詳)、復姓で皇甫が姓、松が名。一名、嵩とも言う。字を子奇と言い、自ら檀欒子と号した。睦安(今の浙江省淳安)の人。韓愈門下、工部侍郎、皇甫湜の子、宰相牛僧孺の外甥で、晩唐の詞人。『酔郷日月』 『人隠賦』などの著書のあったことが知られており、これらの書名からすると、隠逸的傾向の強かった人物であったことが分かる。花間集では「皇甫先輩松」とある。唐代では、進士を先輩と呼ぶので、進士で、出仕しないで終わったのだろう。『花間集』には十二首の詞が収められている。

 

 

皇甫松9《巻2-25 夢江南二首其一》

夢江南二首 其一

蘭燼落,屏上暗紅蕉。

閒夢江南梅熟日,夜船吹笛雨蕭蕭。

人語驛邊橋。 

 

 

『夢江南』 現代語訳と訳註

(本文)

夢江南

蘭燼落,屏上暗紅蕉。

閒夢江南梅熟日,夜船吹笛雨蕭蕭。

人語驛邊橋。 

 

(下し文)

(夢江南二首 其の一)

 蘭燼【らんじん】落ち, 屏上【へいじょう】紅蕉【こうしょう】暗し。

 閒夢【かんむ】江南 梅 熟す日, 夜船の吹笛 雨 蕭蕭たり。

人は語る 驛邊の橋。

 

(現代語訳)

(江南で過ごした日、水陸駅では、毎夜送別の宴が開かれ、一夜の思い出をつくったと詠う)

香油の入った蝋燭の燈芯が燃え尽き、蝋のしずくが落ちる、屏風絵の紅蕉(カンナ)の花に焔の残りが照らすのも薄暗い。

江南は素晴らしいところだった、夢路に辿るのは江南の初夏、梅の実が熟すころのこと、夜の船遊びで笛の音がひびき、雨はしとしとと降って、雨だれが鼓のように和合して伝わってきたものだ。

そこは、水陸駅の水辺であり、陸路の要衝である橋の側の亭から送別の宴の話し声が聞こえてきたのだ。

 

 

(訳注) (改訂版)-75-2皇甫松9《巻2-25 夢江南二首其一》

夢江南

68. (江南で過ごした日、水陸駅では、毎夜送別の宴が開かれ、一夜の思い出をつくったと詠う)

・夢江南:【ぼうこうなん】単調の望江南、望江南、謝秋娘、夢江南、憶江南と同調。「夢」の音は「ぼう」がふさわしい。「む」は慣用音。なお「望江南」は【ばうこうなん】と言う。詞の形式名。花間集二巻第所収。 平韻 一韻到底。韻式は「AAA」。

かつて江南の水陸駅で過ごした日、一夜の思い出を詠う。夢に見たということで、旅の夜の思い出を描く。梅の実の熟す頃の江南、しとしとと雨の降る夜、宿駅の橋、船の中で誰かが吹く笛、遅くまで送別の話し声が聞こえてくる、と。皇甫松の詩は自身の経験の詩ではなく、客観的に見、女と過ごすということは、こういうことだろうと、閨情の様子を想定する。

唐の教坊の曲名。『花間集』には六首あり、皇甫松の作が二首収められている。夢江南二作品中の第一である。単調二十七字、五句三平韻で、37⑦⑤の詞形をとる。

蘭燼落  屏上暗紅
閒夢江南梅熟日  夜船吹笛雨蕭
人語驛邊

  
  

白居易の「憶江南」「江南好,風景舊曾諳。 日出江花紅勝火,春來江水綠如藍。 能不憶江南。」「夢江南」と「憶江南」は同一詞調。(江南好し。風景 旧【もと】より 曽て諳【そら】んず、日出づれば 江花 紅きこと火に勝り。春来れば 江水 緑なること 藍の如し、能く 江南を 憶はざらんや。)江南は素晴らしい。その風景はずっと昔から私の記憶に焼きついている。太陽が昇ると江上の花は火のように真っ赤に見え、春が来れば江の水は藍のように緑色になる。どうして江南を慕わずにいれよう。

 

蘭燼落,屏上暗紅蕉。

香油の入った蝋燭の燈芯が燃え尽き、蝋のしずくが落ちる、屏風絵の紅蕉(カンナ)の花に焔の残りが照らすのも薄暗い。

69. 蘭燼:香油の入った立派なロウソクの燃え残り。・蘭:蘭膏。香油。また、植物の蘭と、特に関係はない場合もある。・燼:燃え残り。燃えさし。「燼滅/灰燼・余燼」。李淸照の「獨上蘭舟」の蘭も木蘭の舟の意はあるが、結果としては、美称。

70. 屏上:屏風の。屏風に描かれている。ここは屏風に映る蝋燭の揺らめく炎の照らしをいう。

71. 暗:ロウソクが消えかかっているので、薄暗くなっている。

72. 紅蕉:紅いカンナ。カンナは美人蕉という。

 

閒夢江南梅熟日,夜船吹笛雨蕭蕭。

江南は素晴らしいところだった、夢路に辿るのは江南の初夏、梅の実が熟すころのこと、夜の船遊びで笛の音がひびき、雨はしとしとと降って、雨だれが鼓のように和合して伝わってくる。

73. 閒夢:のどかな夢。ここの「閒」は「閑」の意(音も)。

74. 江南:中国南部。長江以南。

75. 梅熟日:梅の実が熟す晩春、初夏に。=黄梅季、黄梅天。梅雨どき。

76. 閒夢江南梅熟日:ひそやかな夢は江南の初夏を辿る。白居易の「江南好,風景舊曽諳。日出江花紅勝火,春來江水綠如藍。能不憶江南!」に応えているとも思える。

77. 夜船:作者との関係が不明。作者は韋荘のように、船にいるのか、それとも、夜船でだれかが笛を吹いているのか。韋荘の「菩薩蛮」「人人盡説江南好,遊人只合江南老。春水碧於天,畫船聽雨眠。」も参考になる。

78. 吹笛:笛を吹く。静かな宵、遙か彼方から笛の音が伝わってきた、ということ。音が聞こえるということは、静かだからなので、静かな夜、と解しても好かろう。

79. 蕭蕭:もの寂しいさま。ここでは雨が静かに降る様子をいう。 

 

 

人語驛邊橋。 

水陸駅の水辺であり、陸路の要衝である橋の側の亭から送別の宴の話し声が聞こえる。

80. 人語:人の話し声が聞こえる。少なくとも泣いて、取りすがるという状況ではない。上の読み下しでは「人は語る」と読んではいるが…。 女性の話し声がする、鳥のさえずり、美人の声が聞こえる、という感じの意味である。「人語」の場合、「語」は、日本語で「かたる」という重々しい感じよりも「声が聞こえる」という軽いものの方がふさわしい。

81. 驛邊橋:古代の駅舎。宿舎。この場合、水陸駅の水辺であり、陸路の要衝である橋の側の亭。

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