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巻7・巻8 孫光憲

花間集 訳注解説 (442)回目《孫光憲巻八46望梅花一首》 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ10691

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 442)回目《孫光憲巻八46望梅花一首》

 

 

 

花間集 訳注解説 (442)回目《孫光憲巻八46望梅花一首》 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ10691

(土塀が月明かりで雪の台の様にみえ その高さに咲く紅白梅の花により、遠くにいるあの人を思い、川の彼方から聞こえて来る笛の音は、「梅花落」の曲であの人を思うと詠う。)寵愛を失うことを、梅が落ち、辺境の夫、笛の音、・・・・で表現するもの。

低き土塀と肩並べるようにして梅の枝に花が開いている。月の光が照り映えると雪の花台にと紅の梅花がさいてうつくしい。この霜の中で咲く梅の花を見ると誰だって北方の国境警備にいっているあのひとへの思いにかられるものである。

閨で眠れぬままに過ごしていると簾の外には、真夜中を知らせる漏刻が聴こえてきはじめた、するとあの人を送り出す前に一緒に聞いていた横笛曲の「梅花落」音に我に戻ってみると愁いは消え、月の光はまさに明るく庭を照らしている、河を隔てた向こう岸の彼方より流れ来る横笛の調べに空しく聴き入るだけなのだ。

 

巻八46

望梅花一首

12

孫光憲

(改訂版Ver.2.1

《花間集》398

巻八46

全詩訳注解説-漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ

 

 

鮑照《梅花落》 

中庭雜樹多、偏為梅咨嗟。

問君何獨然、念其霜中能作花。

露中能作實、搖蕩春風媚春日。

念爾零落逐寒風、徒有霜華無霜質。

中庭に雜樹多きも、偏えに梅の為に咨嗟す。

君に問う 何ぞ独り然るや、念え 其霜中に能く花を作す。

露中に能く実を作し、春風に搖蕩して春日に媚ぶる。

念え 爾らは零落して寒風を逐い、徒らに霜華有って霜質無きを。

中庭には様々な木があるが、私が褒め称えるのはただひとえに梅の木だけである。

他の樹木があるのに、どうして梅ばかり褒めるのですかと、問われれば、考えよ、霜の中で花を開くのである。

他の樹木は、春風に揺れる暖かい春の日になって競って咲くものであるが、梅はそのころ次第に実を膨らませ、露の中で、実を結ぶのである。

考えよ、他の樹木は、いざ寒い風が吹いてくると枯れ萎んでしまうではないか。霜のように白花を咲かせても、霜の中で蕾を育むような根性は持っていないのである。

中庭雜樹  偏為梅咨
問君何獨然  念其霜中能作
露中能作  搖蕩春風媚春
念爾零落逐寒風  徒有霜華無霜

  
  
  
  

 

花間集 教坊曲『望梅花』二首

和凝

巻六24望梅花一首  春草全無消息,臈雪猶餘蹤跡。越嶺寒枝香自拆,冷豔奇芳堪惜。何事壽陽無處覓,吹入誰家橫笛。

孫光憲

巻八46望梅花一首  數枝開與短牆平,見雪萼紅跗相映,引起誰人邊塞情。簾外欲三更,吹斷離愁月正明,空聽隔江聲。

 

『花間集』には二首所収。孫光憲の作は一首収められている。双調三十八字、前段二十一字三句二平韻、後段十七字三句三平韻で、⑦7⑦/⑤⑦⑤の詞形をとる。

 

 

和學士凝(和凝)              望梅花一首

和凝《望梅花》 季節が変わって、春芽生えて成長した草草が全部萎れ、枯れたのも消えていった。12月も暮れて雪が積もり根雪として残り、進んだ足跡も残っていた。どんなことが起こったとしてもあの楽しい思い出の詰まった洛陽のようなところはどこにもない、ただ、今、耳に聞こえてきた、あの洛陽で聞いていた「横笛曲」にある「梅花落」の曲は何処の娼屋の家で演奏されているのだろうか。

和凝『望梅花』

春草全無消息,臈雪猶餘蹤跡。

越嶺寒枝香自拆,冷豔奇芳堪惜。

何事壽陽無處覓,吹入誰家橫笛。

(梅花を望む)

春草 全無にして息を消し,臈雪【ろうせつ】猶お蹤跡に餘る。

越嶺 寒枝 香れば自ら拆り,冷豔【れいえん】奇芳 惜しむを堪えん。

何事ぞ壽陽 覓むる處無し 誰が家か「橫笛」の曲を,吹き入るは。

(春が来ることは若賓に年齢を重ねていくのみ、香草もすぐ枯れ凋み、その上に足跡残してゆく、古楽府の題名を受け継ぎ、梅花が落ち、香草が枯れ、あしあともきえ、笛の音も消えてゆくと悲哀を詠う。)

 人々は、梅の花の散りゆく風景を目にすることで、今年もまた春か巡ってきたことに気づかされる。悪人にとって春は決して喜ばしい季節ではない。春かただ。同性のものを言うのでなく、幾度となく巡りくるものを言うのであれば、それはただ自分が「撫しみを燧すを得」ることのできない状態のままいたずらに、また若賓に年齢を重ねていくのみであることを象徴するものである。

10和凝 (改)《巻六24望梅花一首  》『花間集』275全詩訳注解説(改訂版Ver.2.1)-漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ-6647

 

孫少監光憲           望梅花一首

望梅花

(土塀が月明かりで雪の台の様にみえ その高さに咲く紅白梅の花により、遠くにいるあの人を思い、川の彼方から聞こえて来る笛の音は、「梅花落」の曲であの人を思うと詠う。)寵愛を失うことを、梅が落ち、辺境の夫、笛の音、・・・・で表現するもの。

數枝開與短牆平,見雪萼紅跗相映,引起誰人邊塞情。

低き土塀と肩並べるようにして梅の枝に花が開いている。月の光が照り映えると雪の花台にと紅の梅花がさいてうつくしい。この霜の中で咲く梅の花を見ると誰だって北方の国境警備にいっているあのひとへの思いにかられるものである。

簾外欲三更,吹斷離愁月正明,空聽隔江聲。

閨で眠れぬままに過ごしていると簾の外には、真夜中を知らせる漏刻が聴こえてきはじめた、するとあの人を送り出す前に一緒に聞いていた横笛曲の「梅花落」音に我に戻ってみると愁いは消え、月の光はまさに明るく庭を照らしている、河を隔てた向こう岸の彼方より流れ来る横笛の調べに空しく聴き入るだけなのだ。

 

(望梅花)

数枝 開きて 與【とも】に 短牆と平らかに、雪萼 紅鮒 相い映ゆるを見、引き起こさん 誰人の辺塞の情を。

簾外 三更ならんと欲し、離愁を吹断して 月 正に明らかに、空しく聴く 江を隔つるの声を。

紅梅003
 

『望梅花』 現代語訳と訳註

(本文)

望梅花

數枝開與短牆平,見雪萼紅跗相映,引起誰人邊塞情。

簾外欲三更,吹斷離愁月正明,空聽隔江聲。

 

(下し文)

(望梅花)

数枝 開きて 與【とも】に 短牆と平らかに、雪萼 紅鮒 相い映ゆるを見、引き起こさん 誰人の辺塞の情を。

簾外 三更ならんと欲し、離愁を吹断して 月 正に明らかに、空しく聴く 江を隔つるの声を。

 

海棠花05
 

(現代語訳)

(土塀が月明かりで雪の台の様にみえ その高さに咲く紅白梅の花により、遠くにいるあの人を思い、川の彼方から聞こえて来る笛の音は、「梅花落」の曲であの人を思うと詠う。)寵愛を失うことを、梅が落ち、辺境の夫、笛の音、・・・・で表現するもの。

低き土塀と肩並べるようにして梅の枝に花が開いている。月の光が照り映えると雪の花台にと紅の梅花がさいてうつくしい。この霜の中で咲く梅の花を見ると誰だって北方の国境警備にいっているあのひとへの思いにかられるものである。

閨で眠れぬままに過ごしていると簾の外には、真夜中を知らせる漏刻が聴こえてきはじめた、するとあの人を送り出す前に一緒に聞いていた横笛曲の「梅花落」音に我に戻ってみると愁いは消え、月の光はまさに明るく庭を照らしている、河を隔てた向こう岸の彼方より流れ来る横笛の調べに空しく聴き入るだけなのだ。

 

(訳注)

望梅花

1.(土塀が月明かりで雪の台の様にみえ その高さに咲く紅白梅の花により、遠くにいるあの人を思い、川の彼方から聞こえて来る笛の音は、「梅花落」の曲であの人を思うと詠う。)

2. 寵愛を失うことを、梅が落ち、辺境の夫、笛の音、・・・・で表現するもの。

3.【解説】前段第二句の「見雪萼紅跗相映」雪の花台の上に紅梅の花がさいていれば、誰だって辺塞への思いを誘うだろう」という。雪は北方の辺境をおもわせる。後段、川の彼方から聞こえて来る笛の音は、「梅花落」の曲である。冬に蕾を膨らませ、霜の中に花を咲かせる、梅を思う詩である。和凝の詩と同じ横笛の曲辞である。橫笛:漢代の「横笛曲」にある「梅花落」という笛曲。中国古代音楽於いての楽器は、竪箜篌・琵琶・五絃・笙・橫笛・簫・篳篥・羯鼓・腰鼓・荅臘などがある。

 

4.『花間集』には二首所収。孫光憲の作は一首収められている。双調三十八字、前段二十一字三句二平韻、後段十七字三句三平韻で、⑦7⑦/⑤⑦⑤の詞形をとる。

數枝開與短牆。見雪萼、紅跗相映。引起離人邊塞

簾外欲三。吹斷離愁月正。空聽隔江

●○○△●○○  ●●● ○△△●  ●●△○○●○

○●●△△  △●△○●△○ △△●○○

 

數枝開與短牆平,見雪萼紅跗相映,引起誰人邊塞情。

低き土塀と肩並べるようにして梅の枝に花が開いている。月の光が照り映えると雪の花台にと紅の梅花がさいてうつくしい。この霜の中で咲く梅の花を見ると誰だって北方の国境警備にいっているあのひとへの思いにかられるものである。

5. 雪萼紅跗 雪のように白い萼と紅の花のうてな。ここでは、雪のように白い花びらと紅の花房とを指す。萼【うてな】1 四方を眺めるために建てられた高い建物。高殿(たかどの)。2 極楽に往生した者の座る蓮(はす)の花の形をした台。蓮台(れんだい)。3 (「萼」とも書く)花の萼(がく)。4 眺望をよくするために、土を積んで高くした所。〈和名抄〉

6. 短牆平 低い土塀というのは、後宮の九重の城郭の中の御殿を仕切る牆であろう。

 

簾外欲三更,吹斷離愁月正明,空聽隔江聲。

閨で眠れぬままに過ごしていると簾の外には、真夜中を知らせる漏刻が聴こえてきはじめた、するとあの人を送り出す前に一緒に聞いていた横笛曲の「梅花落」音に我に戻ってみると愁いは消え、月の光はまさに明るく庭を照らしている、河を隔てた向こう岸の彼方より流れ来る横笛の調べに空しく聴き入るだけなのだ。

7. 欲三更 間もなく夜半になる。欲は今にも〜しそうだ、の意。三更は真夜中。「更漏子」・三更雨  夜を五更に分けた第三の時刻をいう。十二時から二時ごろまでの真夜半。

溫庭筠『更漏子』 ()  

玉爐香、紅蝋涙。偏照畫堂秋思。

眉翠薄、鬢雲殘。夜長衾枕寒。

梧桐樹。三更雨。不道離情正苦。

一葉葉、一聲聲。空階滴到明。

『更漏子 六』温庭筠  ⅩⅫ唐五代詞・宋詩Gs-20-2-#6 花間集 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ1696

8. 吹断離愁 辺塞にいる夫は角笛により故郷のことを思っているだろう、芸妓は横吹曲の「梅花落」をきいては北域や西域の辺境にいる夫を思う。

9. 花落 横吹曲辞·梅花落 

  盧照鄰「横吹曲」、『梅花落』が奏されていた。

盧照鄰(641680)河北(范陽)の人。初唐の四傑の一人。

梅花落

梅院花初発、天山雪未開。

雪処疑花満、花辺似雪廻。

因風入舞袖、雑紛向牀台。

匈奴幾万里、春至不知来。

梅院の花が初めて発くも、天山の雪は未まだ開かず

雪ふる処は花満つるかと疑い、花辺は雪の廻るに似たり

風に因りて舞袖に入り、紛に雑じりて牀台に向う

匈奴 幾万里、春至るも来たるを知らず

《燕歌行》(七言)江總

楊柳條青樓上輕,梅花色白雪中明。

横笛短簫淒復切,誰知柏梁聲不。 

《班捷伃詠扇》;江淹

紈扇如團月,出自機中素。畫作秦王女,乘鸞向煙霧。

彩色世所重,雖新不代故。竊愁涼風至,吹我玉階樹。

君子恩未畢,零落在中路。

○涼風 秋風。梁の江淹(444505年)の班?妤の詠扇に擬古詩に「窃かに愁う涼風の至り、我が玉階の樹に吹くことを。」とあるのをふまえる。班礎好は漢の成帝劉?(紀元前五紀元七年)の宮妓、趙飛燕に寵を奪われて怨歌行を作った。それに「常に恐る秋節の至るを。」という句が含まれている。

○西頭 後宮の西辺。西は閨を示す。寵愛に秋風ということだ。頭はあたり。

 

  

望梅花

唐教坊曲名。《梅苑》詞作《望梅花令》。

 

單調三十八字,六句六仄韻

和凝

春草全無消。臘雪猶餘蹤。越嶺寒枝香自

冷豔奇芳堪。何事壽陽無處。吹入誰家橫

○●○○○●  ●●△○○● ●●○○○●△

△●○○○● △●●○○●●  △●○○△●

 

雙調三十八字,前段三句兩平韻,後段三句三平韻

孫光憲

數枝開與短牆。見雪萼、紅跗相映。引起離人邊塞

簾外欲三。吹斷離愁月正。空聽隔江

●○○△●○○  ●●● ○△△●  ●●△○○●○

○●●△△  △●△○●△○ △△●○○

此詞用平韻,亦無他首可校。

 

 

以下三體字句迥異,但調名相同,故類列於後。

又一體 雙調七十字,前後段各六句六仄韻

 

蒲宗孟

寒梅堪羨。堪羨輕苞初展。被天人、制巧妝素豔。

⊙○○● ⊙●⊙○○● ●○○ ●●○●●

群芳皆賤。碎剪月華千萬片。綴向瓊枝欲遍。

○○○● ◎●●○○●● ●●○○●● 

小庭幽院。雪月相交無辨。影玲瓏、何處臨溪見。

●○○● ●●⊙○○● ●○○ ○●○○● 

謝家新宴。別有清香風際轉。縹緲著人頭面。

●○○● ◎●○○○●● ●●◎○⊙●

 

蒲宗孟二詞,見《梅苑》,較唐詞迥異。

 又一體 雙調七十二字,前後段各六句四仄韻

 蒲宗孟

一陽初起。暖力未勝寒氣。堪賞素華長獨秀。

●○○● ●●●○○● ○●●○○●●

不並開紅抽紫。青帝只應憐潔白。不使雷同眾卉。

●●○○○● ○●●○○●● ●●○○●●

淡然難比。粉蝶豈知芳蕊。夜半捲簾如乍失。

●○○● ●●●○○● ●●●○○●●

只在銀蟾影裏。殘雪枝頭君認取。自有清香旖旎。

●●○○●● ○●○○○●● ●●○○⊙●

 

此詞前後段第三、五句,不用韻,與前詞異。

 又一體 雙調八十二字,前後段各八句五仄韻

 

 張雨

何處仙家方丈。渾連水、隔他塵坱。放鶴天空。看雲窗小。

⊙●○○⊙● ○⊙◎ ◎○⊙● ◎●○○ ⊙○⊙●

萬幅丹青圖障。憑高望。笑掣金鼇。人道是、蓬萊頂上。

◎●⊙○⊙● ⊙⊙● ●●○○ ⊙◎◎ ⊙⊙◎●

時問葛陂龍杖。更準備、雪中鶴氅。修月剛。收書東老。

⊙●◎○⊙● ◎◎◎ ●○●● ⊙●○○ ○○⊙●

消得百壺春釀。無盡藏。莫傲清閒。怕詔起、山中宰相。

⊙●◎○⊙● ⊙◎● ●●○○ ◎◎◎ ⊙⊙◎●

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