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花間集 巻六・七 顧敻 五十五首 

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花間集 訳注解説 (374)回目顧巻七33臨江仙三首其二》 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ10110

(昔を懐かしみ、今を悲しむ。調楽しかったころを思い出しては涙する)

誰も居なくてひっそりした閨、そこに続く欄干に春の日は暮れかかっている、柳の枝には葉が色濃くなり、春の盛りに満開となっていた花も淡いものに変わっていく、鶯の啼き声も聞かれなくなっている。

むかしあれほどたのしかったことをおもいだしてはさびしくなるし、翡翠の飾りをつけても苦々しげに口をゆがめ、ほほ紅で化粧しても顔は歪める日がつづく、一日中草花のよいにおいが一杯であっても何の意味もない。

何事に対しても一心不乱に向かうお方であること、音信すらなくなった。この宮殿に帰って来ることはないのか、それでもなお梁の上の燕は新しい春の日には帰って来るというのに。

思いのたけを書き連ねても部屋には麝香を微かに焚いても、一緒に過ごす時の屏風を使うことなく空しく立てかけているし、使うはずの枕は冷め切ったままで、風は吹きぬけ、雨は降り続き、涙は流れるままに続いている。

 

 

 

花間集 巻七 

 

 

 

巻七31 漁歌子

       曉風清,幽沼綠,倚欄凝望珍禽浴。

       畫簾垂,翠屏曲,滿袖荷香馥郁。

       好攄懷,堪寓目,身閑心靜平生足。

       酒盃深,光影促,名利無心較逐。

 

巻七32 臨江仙三首其一

       碧染長空池似鏡,倚樓閑望凝情,滿衣紅藕細香清。

       象床珍簟,山障掩,玉琴橫。

       暗想昔時懽笑事,如今贏得愁生。

       博山鑪暖澹煙輕。

       蟬吟人靜,殘日傍,小明。

 

巻七33 臨江仙三首其二

       幽閨小檻春光晚,柳濃花淡鶯稀。

       舊歡思想尚依依,翠嚬紅斂,終日損芳菲。

       何事狂夫音信斷,不如梁鷰猶歸。

       畫意深處麝煙微,屏虛枕冷,風細雨霏霏。

巻七34 臨江仙三首其三

       月色穿簾風入竹,倚屏雙黛愁時。

       砌花含露兩三枝,如啼恨臉,魂斷損容儀。

       香燼暗銷金鴨冷,可堪辜負前期。

       繡襦不整鬢鬟欹,幾多惆悵,情緒在天涯。

      

巻七35 醉公子二首其一

       漠漠秋雲澹,紅耦香侵檻。

       枕倚小山屏,金鋪向晚扃。

       睡起橫波慢,獨望情何限。

       衰柳數聲蟬,魂銷似去年。

巻七36 醉公子二首其二

       岸柳垂金線,雨晴鶯百囀。

       家在綠楊邊,往來多少年。

       馬嘶芳草遠,高樓簾半捲。

       斂袖翠蛾攢,相逢爾許難。

巻七37 更漏子

       舊歡,新悵望,擁鼻含嚬樓上。

       濃柳翠,晚霞微,江鷗接翼飛。

       簾半捲,屏斜掩,遠岫參差迷眼。

       歌滿耳,酒盈罇,前非不要論。

 

 

 

顧敻 《臨江仙三首其二》

 

 

訳注解説

 

 

漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ10110

 

 

 

 

臨江仙三首 其一

(年を重ねてきて離宮に移された妃嬪が、昔を懐かしみ、今を悲しむ日をすごす詞。)

碧染長空池似鏡,倚樓閑望凝情,滿衣紅藕細香清。

池端の緑が深くなり、遠くの空と一体になって、池は鏡のように静かに広がる、宮殿の手摺に寄り静かに眺めて、思いを凝らせば、衣に赤い蓮の花の清々しく細やかな香りが満ちあふれる。

象床珍簟,山障掩,玉琴橫。

象牙飾りのある寝牀に立派な模様の涼しき竹延シーツを敷き、背後には山の画の屏風でおおった、玉の琴をじゅんびして横においている。  

暗想昔時懽笑事,如今贏得愁生。

密かに慕い、思いだすのは昔二人で楽しく笑って過ごしたことばかり、今は毎日愁いばかり思い続ける、良いことがあっても愁いの方が勝ってしまう。

博山鑪暖澹煙輕。

神仙三山がかたちづくられた博山鑪にお香焚くとあの頃と同じように煙は軽く広がる。

蟬吟人靜,殘日傍,小明。

蝉が鳴くほど誰もいなくて静寂が広がり、夕日が部屋の奥まで照らしている、高小窓にも夕陽があたって明るい。

(臨江仙三首其の一)

碧 長空を染め 池は鏡に似たり,樓に倚り 閑かに望み 情を凝らし,衣に滿ち 紅藕【こうぐう】 細香 清がし。

象床 珍簟【ちんてん】あり,山障 掩いて,玉琴 橫たわる。

暗に想う 昔時は 懽笑【かんしょう】の事を,如今【じょこん】は 愁生ずるを贏得【えいとく】するを。

博山 鑪暖く 澹煙【たんえん】輕く。

蟬は吟じ 人は靜かなり,殘日 傍いて,小 明るし。

 

臨江仙三首 其二

(昔を懐かしみ、今を悲しむ。調楽しかったころを思い出しては涙する)

幽閨小檻春光晚,柳濃花淡鶯稀。

誰も居なくてひっそりした閨、そこに続く欄干に春の日は暮れかかっている、柳の枝には葉が色濃くなり、春の盛りに満開となっていた花も淡いものに変わっていく、鶯の啼き声も聞かれなくなっている。

舊歡思想尚依依,翠嚬紅斂,終日損芳菲。

むかしあれほどたのしかったことをおもいだしてはさびしくなるし、翡翠の飾りをつけても苦々しげに口をゆがめ、ほほ紅で化粧しても顔は歪める日がつづく、一日中草花のよいにおいが一杯であっても何の意味もない。

何事狂夫音信斷,不如梁鷰猶歸。

何事に対しても一心不乱に向かうお方であること、音信すらなくなった。この宮殿に帰って来ることはないのか、それでもなお梁の上の燕は新しい春の日には帰って来るというのに。

畫意深處麝煙微,屏虛枕冷,風細雨霏霏。

思いのたけを書き連ねても部屋には麝香を微かに焚いても、一緒に過ごす時の屏風を使うことなく空しく立てかけているし、使うはずの枕は冷め切ったままで、風は吹きぬけ、雨は降り続き、涙は流れるままに続いている。

(臨江仙三首 其の二)

幽閨 小檻 春光の晚,柳濃 花淡 鶯稀れなり。

舊歡 思想 尚お依依たり,翠嚬 紅斂,終日 芳菲を損う。

何事ぞ 狂夫 音信斷ちたるは,梁鷰 猶の歸る不如たるは。

畫意 深處 麝煙 微にし,屏虛 枕冷,風 細雨霏霏たり。

 

 

 

『臨江仙三首 其二』 現代語訳と訳註

(本文)

臨江仙三首其二

幽閨小檻春光晚,柳濃花淡鶯稀。

舊歡思想尚依依,翠嚬紅斂,終日損芳菲。

何事狂夫音信斷,不如梁鷰猶歸。

畫意深處麝煙微,屏虛枕冷,風細雨霏霏。

 

(下し文)

(臨江仙三首 其の二)

幽閨 小檻 春光の晚,柳濃 花淡 鶯稀れなり。

舊歡 思想 尚お依依たり,翠嚬 紅斂,終日 芳菲を損う。

何事ぞ 狂夫 音信斷ちたるは,梁鷰 猶の歸る不如たるは。

畫意 深處 麝煙 微にし,屏虛 枕冷,風 細雨霏霏たり。

  

(現代語訳)

(昔を懐かしみ、今を悲しむ。調楽しかったころを思い出しては涙する)

誰も居なくてひっそりした閨、そこに続く欄干に春の日は暮れかかっている、柳の枝には葉が色濃くなり、春の盛りに満開となっていた花も淡いものに変わっていく、鶯の啼き声も聞かれなくなっている。

むかしあれほどたのしかったことをおもいだしてはさびしくなるし、翡翠の飾りをつけても苦々しげに口をゆがめ、ほほ紅で化粧しても顔は歪める日がつづく、一日中草花のよいにおいが一杯であっても何の意味もない。

何事に対しても一心不乱に向かうお方であること、音信すらなくなった。この宮殿に帰って来ることはないのか、それでもなお梁の上の燕は新しい春の日には帰って来るというのに。

思いのたけを書き連ねても部屋には麝香を微かに焚いても、一緒に過ごす時の屏風を使うことなく空しく立てかけているし、使うはずの枕は冷め切ったままで、風は吹きぬけ、雨は降り続き、涙は流れるままに続いている。

 

(訳注)

臨江仙三首 其二

1. (昔を懐かしみ、今を悲しむ。調楽しかったころを思い出しては涙する)

2. この詩は、漢の陳皇后の長門宮の幽閉を連想させる。

3. 唐の教坊の曲名。『花間集』には、二十六首所収。顧夐の作は三首収められている。双調六十字、前後段三十字六句三平韻二仄韻で、7⑥⑦❹❸③/7⑥⑦❹❸③の詞形をとる。

臨江仙三首 其一

碧染長空池似鏡,倚樓閑望凝,滿衣紅藕細香

象床珍,山障,玉琴

暗想昔時懽笑事,如今贏得愁

博山鑪暖澹煙

蟬吟人,殘日,小

●●△△○●●  △○○△△○ ●△○●●○○

●○○● ○△●  ●○△

●●●○△●●  △○○●○△

●○○●△○△

○△○● ○●△  ●?○

臨江仙三首 其二は、双調五十八字、前後段二十九字五句三平韻二仄韻で、❼⑥⑦❹⑤/❼⑥⑦❹⑤の詞形をとる。

臨江仙三首 其二

幽閨小檻春光,柳濃花淡鶯

舊歡思想尚依,翠嚬紅,終日損芳

何事狂夫音信,不如梁鷰猶

畫意深處麝煙,屏虛枕,風細雨霏

 

○○●●○△●  ●○○△○○

●○△●△△△  ●○○● ○●●○△

△●△○○△● △△○●△○

●●△●●○○ △○△△  △●●○○

 

幽閨小檻春光晚,柳濃花淡鶯稀。

誰も居なくてひっそりした閨、そこに続く欄干に春の日は暮れかかっている、柳の枝には葉が色濃くなり、春の盛りに満開となっていた花も淡いものに変わっていく、鶯の啼き声も聞かれなくなっている。

4. ・幽閨小檻春光晚,柳濃花淡鶯稀。この二句は漢の陳皇后の長門宮の幽閉を連想させる。まわりの春景色が過ぎてゆき、女盛りが過ぎ、歳を重ねて、思い人と全く音信不通になったことを思わせる。

 

舊歡思想尚依依,翠嚬紅斂,終日損芳菲。

むかしあれほどたのしかったことをおもいだしてはさびしくなるし、翡翠の飾りをつけても苦々しげに口をゆがめ、ほほ紅で化粧しても顔は歪める日がつづく、一日中草花のよいにおいが一杯であっても何の意味もない。

5. ・嚬 苦々しげに口をゆがめる。

6. ・芳菲 草花のよいにおいがすること。また、草花が美しく咲きにおっていること。

 

何事狂夫音信斷,不如梁鷰猶歸。

何事に対しても一心不乱に向かうお方であること、音信すらなくなった。この宮殿に帰って来ることはないのか、それでもなお梁の上の燕は新しい春の日には帰って来るというのに。

7. ・狂夫 一つのことに一生懸命になることで、他が見えないことをいい、ここでは、若い女に入り浸っていることをいう。

8. ・梁鷰猶歸 春が来れば梁の上に巣を作り子作りをして秋には飛び去るが、新しい春と共に帰ってきてくれること。

 

畫意深處麝煙微,屏虛枕冷,風細雨霏霏。

思いのたけを書き連ねても部屋には麝香を微かに焚いても、一緒に過ごす時の屏風を使うことなく空しく立てかけているし、使うはずの枕は冷め切ったままで、風は吹きぬけ、雨は降り続き、涙は流れるままに続いている。

9. ・畫意の句 書画を遺して行っているのでそこの思い出があり、楽しかったころと同じことをしてみることをいう。

10. ・屏虛枕冷 男が全く寄り付かないことの表現。屏風は女の閨は広い部屋で、寝牀も広いので帳や屏風で寝姿が見えないよう隠すが、その屏風牙鬚買われることもなく空しくあるだけ、同じ意味で枕も使われて体温のために暖められることがなく冷たいままである。

11. ・霏霏 雪や雨が絶え間なく降るさま。「―として秋雨が降る」物事が絶え間なく続くさま。春から夏にかけての小ぬか雨をいう、季節が変わったことをいい、歳を重ねたことをいう。 
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