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花間集 巻六・七 顧敻 五十五首 

花間集 訳注解説 (352)回目顧敻【字解集】-5》 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ9942

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 352)回目顧【字解集】-5

 

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花間集 訳注解説 (352)回目顧【字解集】-5》 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ9942 (01/24)

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花間集 訳注解説 (313)回目和凝【字解集】11柳枝三首  12.漁父一首》 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ9639 (12/07)

 

 

 

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花間集 訳注解説 (352)回目顧【字解集】-5》 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ9942

 

 

顧夐

《巻七09酒泉子七首其一》 

楊柳舞風,輕惹春煙殘雨。杏花愁,鶯正語,畫樓東。

錦屏寂寞思無窮,還是不知消息。鏡塵生,珠淚滴,損儀容。

 

《巻七10酒泉子七首其二》 

羅帶縷金,蘭麝煙凝魂斷。畫屏欹,雲鬢亂,恨難任。

幾迴垂淚滴鴛衾,薄情何處去。登臨,花滿樹,信沉沉。

 

《巻七11酒泉子七首其三》 

小檻日斜,風度綠人悄悄。翠幃閑掩舞雙鸞,舊香寒。

別來情緒轉難判,韶顏看卻老。依稀粉上有啼痕,暗銷魂。

 

《巻七12酒泉子七首其四》 

黛薄紅深,約掠綠鬟雲膩。小鴛鴦,金翡翠,稱人心。

錦鱗無處傳幽意,海鷰蘭堂春又去。隔年書,千點淚,恨難任。

 

《巻七13酒泉子七首其五》 

掩卻菱花,收拾翠鈿休上面。金蟲玉鷰鏁香奩,恨猒猒。

雲鬟半墜懶重篸,淚侵山枕濕。恨燈背帳夢方酣,鴈飛南。

 

《巻七14酒泉子七首其六》 

水碧風清,入檻細香紅藕膩。謝娘斂翠恨無涯,小屏斜。

堪憎蕩子不還家,謾留羅帶結。帳深枕膩炷沉煙,負當年。

 

《巻七15酒泉子七首其七》 

黛怨紅羞,掩映畫堂春欲暮。殘花微雨隔青樓,思悠悠。

芳菲時節看將度,寂寞無人還獨語。畫羅襦,香粉,不勝愁。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

花間集 巻六 顧  十八首

 

 

     巻七 顧 三十七首

【字 解 集】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《巻七09酒泉子七首其一》 

酒泉子七首 其一

1.(その春は楽しいものであったが、いつしか遠のいて、音沙汰もない、寵愛を受けることしか生きていくことができないが、歳を重ねていくに従って、孤閏の悲しみを詠う。)

2. 唐以降の中国王朝における宮廷に仕える楽人や妓女たちに宮廷音楽を教習させるための機関をさす。楽曲や歌舞の習得を主な目的とするが、官妓にあたる妓女を統括する役割もあった。その後の王朝に引き継がれ、清代まで続いたが、雍正帝の時に廃止された。

『酒泉子』は宮廷で歌われたこの教坊曲である。

 

3. 『花間集』には顧夐の作が七首収められている。双調四十一字、前段十九字五句二平韻二仄韻、後段二十二字五句二平韻で、④❻3❸③/⑦③の詞形をとる。

酒泉子七首 其一

楊柳舞,輕惹春煙殘。杏花,鶯正,畫樓

錦屏寂寞思無,還是不知消。鏡塵,珠淚,損儀

○●●△  △●○○○● ●○○  ○△● ●○○

●△●●△○○ ○●△○○●  ●○△ ○●●  ●○○

 

楊柳舞風,輕惹春煙殘雨。

楊柳は吹く風に舞い、細雨は風に軽やかに春靄も漂っている、しばらくしてまた雨が降る。(一雨ごとに春は深まる)

4. 楊柳 男の楊と女の柳。

5. 輕惹 軽く誘う。

6. 煙殘雨 宋玉「高唐の賦」にあるように雲と雨は男と女の行為を意味し、雨靄は閨情のそれを意味しているということ。

 

杏花愁,鶯正語,畫樓東。

きらびやかな東側の高楼で、鶯が春を告げる一番の時期、科挙の合格発表の杏園の花も愁えている。

7. 畫樓東 東隣の女はいい女ということわざをもじっている。東は春を指し、春は情事をイメージさせる。家妓の中でも順位の高い女妓が東側に住まわせたということからくる。

 

錦屏寂寞思無窮,還是不知消息。

錦の屏風、むなして、さびしくて、あの人を思いつづけていくことがない。相も変わらず知らせはないし、何処にいるのかわからない。

8. 還是 また、もとどおり。あいもかわらず。

 

鏡塵生,珠淚滴,損儀容。

それでも、寵愛を受けることの準備はいつもするが、いつしか丹念な化粧もしないからか鏡に埃がかかっているし、頬をつたうなみだは真珠をつないだように流れていて、振舞いもあの凛とした姿かたちはなくなってしまう。

9. 儀容 つくろったすがた。きちんとしたかたち。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《巻七10酒泉子七首其二》 

酒泉子七首 其二

1. (寵愛を失ってしまうが、心まで折れそうになり、しだいに物憂げになってゆく、そしてまた春が来ると妃賓の情を詠う。)

2. 夜長の秋も過ぎてしまい、無気力になってしまう。気持ち替えて江楼に登ると春真っ盛り、もう寵愛を受けることは来ないので気も萎えてしまう。寵愛を失った妃賓の情を詠う。

唐以降の中国王朝における宮廷に仕える楽人や妓女たちに宮廷音楽を教習させるための機関をさす。楽曲や歌舞の習得を主な目的とするが、官妓にあたる妓女を統括する役割もあった。その後の王朝に引き継がれ、清代まで続いたが、雍正帝の時に廃止された。

『酒泉子』は宮廷で歌われたこの教坊曲である。

其二

3. 『花間集』には顧夐の作が七首収められている。双調四十字、前段十九字五句二平韻二仄韻、後段二十一字五句二平韻で、④❻3❸③/⑦③の詞形をとる。

酒泉子七首 其一

楊柳舞,輕惹春煙殘。杏花,鶯正,畫樓

錦屏寂寞思無,還是不知消。鏡塵,珠淚,損儀

○●●△  △●○○○● ●○○  ○△● ●○○

●△●●△○○ ○●△○○●  ●○△ ○●●  ●○○

羅帶縷,蘭麝煙凝魂

畫屏欹,雲鬢,恨難

幾迴垂淚滴鴛衾,薄情何處

登臨,花滿,信沉沉。

○●●○  ○●○△○●

●△○  ○●● ●△△ 

△△○●●○○ ●○△●● 

○△? ○●●  △○○

 

 

羅帶縷金,蘭麝煙凝魂斷。

金糸の縫い取りの帯もそのままおかれ、蘭麝香の煙は濃くただようままに、愛する思いが断ち切られたままにとどまる。

 

畫屏欹,雲鬢亂,恨難任。

絵屏風は壁に斜めにしたままだし、雲型の髪は乱れたまま、恨みはもう堪えることができない。

 

幾迴垂淚滴鴛衾,薄情何處去。

何度もくりかえし涙で鴛鴦模様の布団を濡らしてしまう。薄情な人はどこに行ってしまったのだろうか。

4. 鴛衾 雌雄仲睦まじいオシドリを借りて女の孤独を際立たせる。

 

登臨,花滿樹,信沉沉。

高楼に登って遠くを臨むと、いつの間にか木々にいっぱい花が咲く良き時節になっている、いまも便り一つ来ないのでまた気持ちは沈んでゆく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《巻七11酒泉子七首其三》 

酒泉子七首 其三

1. (寵愛を失って、それでも待っているが、さらに年を重ねていくことになるが、もう顔には涙の跡がなくなることはない)

其三

2. 『花間集』には顧夐の作が七首収められている。双調四十字、前段十九字五句二平韻二仄韻、後段二十一字五句二平韻で、④❼❼③/⑦57③の詞形をとる。

酒泉子七首 其一

楊柳舞,輕惹春煙殘。杏花,鶯正,畫樓

錦屏寂寞思無,還是不知消。鏡塵,珠淚,損儀

○●●△  △●○○○● ●○○  ○△● ●○○

●△●●△○○ ○●△○○●  ●○△ ○●●  ●○○

羅帶縷,蘭麝煙凝魂。畫屏欹,雲鬢,恨難

幾迴垂淚滴鴛衾,薄情何處。登臨,花滿,信沉

○●●○  ○●○△○● ●△○  ○●● ●△△ 

△△○●●○○ ●○△●●  ○△? ○●●  △○○

酒泉子七首其三  4❼7③/❼❺7③

小檻日斜,風度綠人悄。翠幃閑掩舞雙,舊香

別來情緒轉難,韶顏看卻。依稀粉上有啼,暗銷

●●●○  △●●?○●● ●○○●●○○  ●○○

●△○●●△●  ○○△●● △○●●●○○  ●○○

 

小檻日斜,風度綠人悄悄。

小殿の閨に西に傾いた日が射しこむ、風が東の緑色の枠の窓を抜けて、静かでもの寂しく過ごす部屋を吹き抜ける。

3. ・小檻 この時代の女性は一人で出かけることはできず、閨で全て過すもので小さな檻と可愛らしく表現した。まだ若い女性の場合に用いられる表現である。

4. ・ 窗部分を緑の色に飾り塗りしてあるものでそこにうす絹を張ってあるが、晩春から初夏以降にかけてはこれを外すと風が抜けてゆく。

5. ・日斜 日が西に傾きかけると部屋にひがさし始めることをいうが、同時に女性が若い盛りから老けはじめたことをイメージさせるものである。

6. ・悄悄 元気がなく、うちしおれているさま。悄然。2 静かでもの寂しいさま。

 

翠幃閑掩舞雙鸞,舊香寒。

翡翠の飾りのとばりが静かに蔽っているその場所にはツガイの鸞王が描かれている。香炉には消えた古い香がそのままになっている。

7. ・翠幃 翡翠で飾られたとばり。

8. ・舞雙鸞 とばりに描かれているツガイの鸞鳥、伝説の鳥である鳳凰。富貴のものの愛妾と考えられるのはこの語である。

 

別來情緒轉難判,韶顏看卻老。

別れてからも、この閨に来てくれると心に思うことはあのお方の思いばかりで他のことは考えられない、若くて美しい顔は見ると少し老けたように見える。

9. ・韶顏 若くて美しい顔。

 

依稀粉上有啼痕,暗銷魂。

お白粉を上に塗って化粧を整えた顔に涙の痕がついている、どうしても心は沈んでもうあのお方のことは思い出すこともできなくなってしまう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《巻七12酒泉子七首其四》 

酒泉子七首 其四

(少女の時に宮廷選定に遭い後宮に入った、歳を重ねて寵愛はなくなった、手紙さえ来なくなった、もう、涙を流すことしかできない。)

酒泉子七首 其四

『花間集』には顧夐の作が七首収められている。双調四十字、前段十九字五句二平韻二仄韻、後段二十一字五句二平韻で、④❼3❸③/⑦③の詞形をとる。

酒泉子七首 其一

楊柳舞,輕惹春煙殘。杏花,鶯正,畫樓

錦屏寂寞思無,還是不知消。鏡塵,珠淚,損儀

○●●△  △●○○○● ●○○  ○△● ●○○

●△●●△○○ ○●△○○●  ●○△ ○●●  ●○○

羅帶縷,蘭麝煙凝魂。畫屏欹,雲鬢,恨難

幾迴垂淚滴鴛衾,薄情何處。登臨,花滿,信沉

○●●○  ○●○△○● ●△○  ○●● ●△△ 

△△○●●○○ ●○△●●  ○△? ○●●  △○○

酒泉子七首其三  4❼7③/❼❺7③

小檻日斜,風度綠人悄。翠幃閑掩舞雙,舊香

別來情緒轉難,韶顏看卻。依稀粉上有啼,暗銷

●●●○  △●●?○●● ●○○●●○○  ●○○

●△○●●△●  ○○△●● △○●●●○○  ●○○

酒泉子七首其四  ④❼3❸③/❼❼3❸③

黛薄紅,約掠綠鬟雲

小鴛鴦,金翡,稱人

錦鱗無處傳幽,海鷰蘭堂春又

隔年書,千點,恨難

●●○△  ●●●○○●

●○○  ○●● △○○

●○○●△○● ●●○○○●●

●○○ ○●●  ●△△

 

黛薄紅深,約掠綠鬟雲膩。

眉が少し薄く柳の葉、唇紅は色濃く、黒髪をあげまきに結った髪を、人目につかないように、はやりのおおきな雲型に油でかためた髪型にしてもらう。

約掠 約束が守られず苦しむこと。・約 ①結ぶ。②積める。③しめ来る④倹約する⑤悩む、苦しむ。⑥おおむね。

・掠 ① すきをねらってすばやく盗む。 「すきをみて,カキを-・めてきた」  (多く「目をかすめて」の形で)ある人のすきをねらう。③鞭打つ④くるしむ。

綠鬟 あげまきに結った髪。転じて、その髪を結った少女・小間使い。

雲膩 雲型に油を使って固めた髪型。

 

小鴛鴦,金翡翠,稱人心。

小さな鴛鴦の簪、黄金と翡翠の髪飾り、ひとの心もつがいのようにいう。

鴛鴦 仲が良い夫婦を「おしどり夫婦」と呼ぶが、鳥類のオシドリは、冬ごとに毎年パートナーを替える。 抱卵はメスのみが行う。育雛も夫婦で協力することはない。

翡翠 深緑の半透明な宝石のひとつ。閨にかざられるのはかわせみの羽のこと。

⋆この聯は、最高に可愛がってもらっている時期を示す。

 

錦鱗無處傳幽意,海鷰蘭堂春又去。

錦色の鱗のように輝く色彩の美しい魚のようにここにはいないもの静かな隠遁者の思いだけが伝わってくる。海ツバメは春には巣づくりにこのきらびやかな小殿の梁下に帰って来たけれど、また去って行く。

錦鱗 色彩の美しい魚。

幽意 幽遠な心と静閑な感情.

蘭堂 蘭の香りに包まれた奥座敷。男を迎えるため用意の出来たの閨。

 

隔年書,千點淚,恨難任。

今では重陽の日に届けてくれるお手紙も来なくなって、あるのは沢山の涕の痕、うらみにおもうことだけしていてはいけないのに。

隔年書 重陽の日に届けてくれるお手紙も隔たるようになる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《巻七13酒泉子七首其五》 

酒泉子七首其五

1.(寵愛を失って、思い出すものはみんな仕舞い込む、それでも恨みを抑えて準備はするものの、夢でしか会えないから酒を飲む、また今年も秋が過ぎてしまう女を詠う)

 

其五

2. 『花間集』には顧夐の作が七首収められている。双調四十字、前段十九字五句二平韻二仄韻、後段二十一字五句二平韻で、④❼❼③/⑦57③の詞形をとる。

酒泉子七首 其一

楊柳舞,輕惹春煙殘。杏花,鶯正,畫樓

錦屏寂寞思無,還是不知消。鏡塵,珠淚,損儀

○●●△  △●○○○● ●○○  ○△● ●○○

●△●●△○○ ○●△○○●  ●○△ ○●●  ●○○

羅帶縷,蘭麝煙凝魂。畫屏欹,雲鬢,恨難

幾迴垂淚滴鴛衾,薄情何處。登臨,花滿,信沉

○●●○  ○●○△○● ●△○  ○●● ●△△ 

△△○●●○○ ●○△●●  ○△? ○●●  △○○

酒泉子七首其三  4❼7③/❼❺7③

小檻日斜,風度綠人悄。翠幃閑掩舞雙,舊香

別來情緒轉難,韶顏看卻。依稀粉上有啼,暗銷

●●●○  △●●?○●● ●○○●●○○  ●○○

●△○●●△●  ○○△●● △○●●●○○  ●○○

酒泉子七首其四  ④❼3❸③/❼❼3❸③

黛薄紅,約掠綠鬟雲

小鴛鴦,金翡,稱人

錦鱗無處傳幽,海鷰蘭堂春又

隔年書,千點,恨難

●●○△  ●●●○○●

●○○  ○●● △○○

●○○●△○● ●●○○○●●

●○○ ○●●  ●△△

酒泉子七首,其五  4❼❼③/❼❺⑦③

掩卻菱花,收拾翠鈿休上

金蟲玉鷰鏁香,恨猒

雲鬟半墜懶重,淚侵山枕

恨燈背帳夢方,鴈飛

●●○○  △●●△△●●

○△●●?○○  ●△△

○○●●●△△  ●△○△●

●○●●△○○  ●○○

 

掩卻菱花,收拾翠鈿休上面。

かつてはいっぱいにさいていた菱の花の髪飾り、拾い集めて収め、翡翠も、花鈿も、顔に飾るのもやめにした。

3. 翠鈿 翡翠石と金細工を花鈿として額に付ける。

溫庭筠『菩薩蠻 九』

牡丹花謝聲歇,綠楊滿院中庭月。
相憶夢難成,背窗燈半明。
翠鈿金壓臉,寂寞香閨掩。
人遠淚闌幹,燕飛春又殘。

牡丹 花謝【お】ち 鶯聲歇【や】む,綠楊【りょくよう】院に滿ち 中庭の月。
相憶【そうおく】の夢 成し難く,窗を背に燈び明りを半ばにする。
翠鈿【すいてん】の金 臉【ほほ】に壓【くず】す,寂寞【せきばく】として香 閨に掩う。
人遠く淚 闌幹【らんかん】し,燕飛 春 又殘る。

 

金蟲玉鷰鏁香奩,恨猒猒。

黄金細工の玉虫の飾り、輝くツガイの燕、大切な飾りも化粧箱に閉じたままにして、それでも恨みは抑え、て抑えて、心を抑える。

4. 鏁 錠・鏁・鎖〔動詞「鏈る」の連用形から〕  金属製の輪をつないだひも状のもの。   物と物とを結び付けているもの。きずな。

5. 「香奩」は化粧道具を収める箱》漢詩で、女性の姿態や男女の恋愛感情などを写した艶麗な詩体。

6. 猒猒 安泰的な樣子をいう。荀子•儒效:「猒猒兮其能長久也。」とある。

 

雲鬟半墜懶重篸,淚侵山枕濕。

雲型の髪に上の方に丸型に高く固めた髪が半ば崩れて垂れていて、竹の簪も下にずれているのに物憂げにそのままにしている。涙が枕に浸みこんで濡れたままになっている。

7. 篸 竹の簪。

 

恨燈背帳夢方酣,鴈飛南。

閨のとばりを背にした恨みの燈燭、夢を見るために深酔いに向かわせる。もう秋のおわるのか、雁が南に向かう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《巻七14酒泉子七首其六》 

酒泉子七首, 其六

1. (幸せな春を全て背負って生活していた妃嬪が寵愛を失い、年を重ねて、思うようなことが全くできなくなると詠う)

2. 妃嬪たちは身を九重(天子の宮殿)に置き、はなはだ高貴であるように見えるが、じつはただの皇帝家の家碑に過ぎず、衣食の心配がなくたいへん幸福のように見えるが、じつは人間性を最も残酷に破壊された人々であった。

宮廷においては、少数の地位の高い后妃の他は、万単位で数えられる普通の宮人であり、唐代では「宮女」「宮娥」「宮婢」などとも呼ばれていた。彼女たちは長安にあった三大皇宮(太極宮、大明宮、興慶宮、)と東都洛陽にあった大内(天子の宮殿)と上陽の両宮殿、及び各地の離宮〔芙蓉苑〕、別館、諸親王府、皇帝陵、宗廟にそれぞれ配属されていた。

 

其六

3. 『花間集』には顧夐の作が七首収められている。双調四十字、前段十九字五句二平韻二仄韻、後段二十一字五句二平韻で、④❼❼③/⑦57③の詞形をとる。

酒泉子七首 其一

楊柳舞,輕惹春煙殘。杏花,鶯正,畫樓

錦屏寂寞思無,還是不知消。鏡塵,珠淚,損儀

○●●△  △●○○○● ●○○  ○△● ●○○

●△●●△○○ ○●△○○●  ●○△ ○●●  ●○○

羅帶縷,蘭麝煙凝魂。畫屏欹,雲鬢,恨難

幾迴垂淚滴鴛衾,薄情何處。登臨,花滿,信沉

○●●○  ○●○△○● ●△○  ○●● ●△△ 

△△○●●○○ ●○△●●  ○△? ○●●  △○○

酒泉子七首其三  4❼7③/❼❺7③

小檻日斜,風度綠人悄。翠幃閑掩舞雙,舊香

別來情緒轉難,韶顏看卻。依稀粉上有啼,暗銷

●●●○  △●●?○●● ●○○●●○○  ●○○

●△○●●△●  ○○△●● △○●●●○○  ●○○

酒泉子七首其四  ④❼3❸③/❼❼3❸③

黛薄紅,約掠綠鬟雲

小鴛鴦,金翡,稱人

錦鱗無處傳幽,海鷰蘭堂春又

隔年書,千點,恨難

●●○△  ●●●○○●

●○○  ○●● △○○

●○○●△○● ●●○○○●●

●○○ ○●●  ●△△

酒泉子七首,其五  4❼❼③/❼❺⑦③

掩卻菱花,收拾翠鈿休上

金蟲玉鷰鏁香,恨猒

雲鬟半墜懶重,淚侵山枕

恨燈背帳夢方,鴈飛

●●○○  △●●△△●●

○△●●?○○  ●△△

○○●●●△△  ●△○△●

●○●●△○○  ●○○

酒泉子七首其六

水碧風清,入檻細香紅藕

謝娘斂翠恨無,小屏

堪憎蕩子不還,謾留羅帶

帳深枕膩炷沉,負當

●●△○  ●●●○○●●

●○●●●○○  ●△○

○○●●△○○  △△○●●

●△△●●○○  ●△○

 

水碧風清,入檻細香紅藕膩。

水は澄んでみどりをこくし、清々しい風が吹き抜けてゆく。離宮の妃賓の寝牀には細やかなお香の香りが広がり、口紅もしっかりと化粧も整えている。

4. 藕膩 れんこんの絲から作った白粉を油で混ぜたもので化粧品。

 

謝娘斂翠恨無涯,小屏斜。

娘のころには春がすべてあつまり恨みに思うことなど一生ないと思っていた、ところが屏風を斜めの立てかけるようになってしまった。

5. 謝娘:「あの女性」の意。固有名詞ではあるが、詞では、若くて美しい女性を指す。乙女。マドンナ。 

6. 斂翠 翡翠を集める。斂の意味や日本語訳。ピンインliǎn1((方言)) 動詞(外にあるものを)収める,しまう.用例把衣服起来。〔''+目++方補〕=服をしまっておきなさい.2((方言)) 動詞 (多数の人から金を)集める,取り立てる...

7. 小屏斜 屏風は寝牀のまわりに立てかけて、二人で布団に入るもので、それが少しずつ壁に斜めに立てかけたままの状態が日増しに多くなっていくというほどの意。

 

堪憎蕩子不還家,謾留羅帶結。

男というものは浮気をし、遊ぶもの、ここに帰ってこなくなり、憎むことにも堪えるもの、うす絹を付けたり、帯を結んだりすることさえ怠るようになってゆく。

8. 謾留 あざむいてとどまる。あざむいてとどまる。あなどってとどまる。おこたってとどまる。

 

帳深枕膩炷沉煙,負當年。

閨のとばりの奥には、枕に油垢に汚れ、香をひとたきくゆらせることもしなくなっている。ことしも思うようにならない。

9. 炷 香をひとたきくゆらせること。また、その香。2 1本の灯心。

10. 負當年 今年もこうして負ける。ことしも思うようにならない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《巻七15酒泉子七首其七》 

酒泉子七首,其七

1. (寵愛を失って、又春が来る、眉に恨み、口紅には期待の紅をさす。しかしあのお方は来ない。もう、何もする気になれず春は終わっていく。)

2. 唐朝の命婦制度では宮中の妃嬢はすべて「内命婦」といい、公主、王妃以下の貴婦人を「外命婦」と称した。外命婦の制度は、次のように規定する。親王の母と妻を「妃」とし、文武の二品官と国公の母と妻を「国夫人」に封じ、三品官以上の官僚の母と妻を「郡夫人」に封じ、四品官の官僚の母と妻を「郡君」に封じ、五品官の官僚の母と妻を「県君」に封ず、と。以上の婦人はそれぞれ封号を与えられたが、母親の封号には別に「太」の字が付け加えられた。もし、夫や子の身分によって封号を授与されたものでない人は、別に封号を加えて某品夫人、某晶郡君、某晶県君等と称した(『唐会要』巻二六「命婦朝皇后」)。封号は原則的にはただ正妻だけに与えられるものであり、側室には与えられなかった。

唐朝の命婦の大半は、夫や子が高位高官であるが故に封号を授けられたか、あるいは夫や子が天子の寵愛を特に受けて授けられたかであり、「母は子を以て貴く、妻は夫を以て栄える」のであった。たとえば、宰相牛仙客の妻は邪国夫人に封ぜられ、節度使安禄山の二人の妻は共に国夫人に封ぜられた。韓愈等二十九名の官僚たちの亡き母親は、同日にそれぞれ郡太夫人・国太夫人等々の封号を追贈された。一級下のもの、たとえば刺史の李遜の母などは県太君等に封ぜられた(いずれも『全唐文』にみえる)。その他に、皇親と国威(外戚)であることによって、封号を与えられたものが少数いた。

 

3. 『花間集』には顧夐の作が七首収められている。双調四十字、前段十九字五句二平韻二仄韻、後段二十一字五句二平韻で、④❼❼③/⑦③の詞形をとる。

酒泉子七首 其一

楊柳舞,輕惹春煙殘。杏花,鶯正,畫樓

錦屏寂寞思無,還是不知消。鏡塵,珠淚,損儀

○●●△  △●○○○● ●○○  ○△● ●○○

●△●●△○○ ○●△○○●  ●○△ ○●●  ●○○

羅帶縷,蘭麝煙凝魂。畫屏欹,雲鬢,恨難

幾迴垂淚滴鴛衾,薄情何處。登臨,花滿,信沉

○●●○  ○●○△○● ●△○  ○●● ●△△ 

△△○●●○○ ●○△●●  ○△? ○●●  △○○

酒泉子七首其三  4❼7③/❼❺7③

小檻日斜,風度綠人悄。翠幃閑掩舞雙,舊香

別來情緒轉難,韶顏看卻。依稀粉上有啼,暗銷

●●●○  △●●?○●● ●○○●●○○  ●○○

●△○●●△●  ○○△●● △○●●●○○  ●○○

酒泉子七首其四  ④❼3❸③/❼❼3❸③

黛薄紅,約掠綠鬟雲

小鴛鴦,金翡,稱人

錦鱗無處傳幽,海鷰蘭堂春又

隔年書,千點,恨難

●●○△  ●●●○○●

●○○  ○●● △○○

●○○●△○● ●●○○○●●

●○○ ○●●  ●△△

酒泉子七首,其五  4❼❼③/❼❺⑦③

掩卻菱花,收拾翠鈿休上

金蟲玉鷰鏁香,恨猒

雲鬟半墜懶重,淚侵山枕

恨燈背帳夢方,鴈飛

●●○○  △●●△△●●

○△●●?○○  ●△△

○○●●●△△  ●△○△●

●○●●△○○  ●○○

酒泉子七首其六

水碧風清,入檻細香紅藕

謝娘斂翠恨無,小屏

堪憎蕩子不還,謾留羅帶

帳深枕膩炷沉,負當

●●△○  ●●●○○●●

●○●●●○○  ●△○

○○●●△○○  △△○●●

●△△●●○○  ●△○

酒泉子七首其七  ④❼⑦③/❼❼3③③

黛怨紅,掩映畫堂春欲

殘花微雨隔青,思悠

芳菲時節看將,寂寞無人還獨

畫羅襦,香粉,不勝

●△○○  ●●●○○●●

○○○●●○○  △○○

○△○●△△●  ●●○○○●●

●○○  ○●○ △△○

 

黛怨紅羞,掩映畫堂春欲暮。

黛を書くと恨みに思うのが出てしまう、口紅を指すと思い出で恥じらう様子になる。かがやく奇麗な御殿の座敷には日差しがそそぎ春は暮れようとしている。

4. 怨 相手からひどい仕打ちを受け、機会あらば報復しようとする感情を指す。

5. 羞 食物をそなえすすめる。ごちそう。「時羞・膳羞」はじる。はじ。はじらい。「羞恥/含羞・嬌羞(きょうしゅう)

 

殘花微雨隔青樓,思悠悠。

残り花が小雨に濡れ、離れて立つ東の樓閣も雨に濡れる、思いも届かず遥か先にある。

 

芳菲時節看將度,寂寞無人還獨語。

好い匂いがする草花が美しく咲き、この季節も見るだけでまさに過ぎ去ろうとしている。寂寞とした閨には人はいないから独り言を言う。

6. 芳菲 草花のよいにおいがすること。また、草花が美しく咲きにおっていること。

7. 寂寞 ひっそりとして寂しいさま。じゃくまく。「人居を遠く離れた―たる別世界にも」〈柳田・山の人生〉心が満たされずにもの寂しいさま。

 

畫羅襦,香粉,不勝愁。

綺麗な絵、うす絹肌襦袢のまま、お香も焚かず、お化粧も崩れたままに、もう愁いには勝てない。

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