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花間集 巻六・七 顧敻 五十五首 

花間集 訳注解説 (324)回目顧敻巻六42河傳 三首其三 》 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ9730

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324)回目顧巻六42河傳 三首其三 》

 

 

20171217

の紀頌之”6”つの校注Blog

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●古代中国の結婚感、女性感,不遇な生き方を詠う 三国時代の三曹の一人、三国時代の「詩神」である曹植の詩六朝謝朓・庾信 後世に多大影響を揚雄・司馬相如・潘岳・王粲.鮑照らの「賦」、現在、李白詩全詩 訳注

Ⅰ李白詩

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●唐を代表する 中唐 韓愈 全500首 

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807年元和二年40歳- 巻一-01元和聖德詩 #7 Ⅱ漢文委員会kanbuniinkai紀頌之韓愈詩集9735

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韓愈1 ・孟郊・張籍と汴州乱41

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韓愈 哲学・儒学「五原」

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10年のBLOGの集大成

 

 

 

●杜甫の全作品1500首を訳注解説 ●理想の地を求めて旅をする。"

Ⅲ 杜詩

詳注

767年-186 曉望(卷二○(四)一七五三)注(1197) Ⅲ 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ9505

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767年 【字解集】152.課小豎鉏斫舍北果,林枝蔓荒穢淨,訖移床,三首 155.反照 157.向夕 Ⅲ 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ9645

杜甫詩(1)736~751年  53

杜甫詩(2)752年~754年、43歳 73

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杜甫詩(4)757年、左拾遺 43

杜甫詩(5)758年47歳 左遷 53

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杜甫詩(9)760年、49歳 成都 45

杜甫詩(10)761年、50歳 成都82

杜甫詩(11)762年蜀中転々43

杜甫詩(12)762年 蜀中転々 49

(13)763年蜀中転々 96

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 (15)765年正月幕府を辞す 63

(16-1) 766年雲安、暮春、夔州 168首 の(1)80

(16-2) 766年雲安、暮春、夔州 168首 の(1)81

 

杜甫詩 (17-1)767年夔州・西閣・赤甲・瀼西132

杜甫詩 (17-2) 767年・瀼西・東屯 133

杜甫詩 (18)768年江陵・公安縣・岳州 78

杜甫詩 (19)769年・洞庭湖・潭州・衡州 78

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花間集 訳注解説 (324)回目顧巻六42河傳 三首其三 》 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ9730 (12/17)

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花間集 訳注解説 (313)回目和凝【字解集】11柳枝三首  12.漁父一首》 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ9639 (12/07)

 

 

 

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●花間集全詩●森鴎外の小説の”魚玄機”詩、芸妓”薛濤”詩。唐から五代詩詞。花間集。玉臺新詠連載開始

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花間集 訳注解説 (324)回目顧巻六42河傳 三首其三 》 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ9730

(港で見送る、船は天涯に消え、かわのながれ、泣き声に猿の鳴き声などが一緒になって響くと鷓鴣も飛び立って、それからは、もう何もする気にはなれないと詠う。)

棹を挙げて船で去って行く。

波間に日が輝き、船は遠くはるかなさきにすすむ、舟が見えなくなり、その先どこに行くのかわかりはしない。

岸辺には花が咲いている、水際にまで草花が咲いてしなやかにゆれている、春の季節は変わりやすく小雨が降り始めて、鷓鴣が啼いて一斉に飛び立っていった。

天涯の地に離れた恨みは、大江の流れの聲は嗚咽と泣き声がまじっている。それに合わせて猿が泣くと切なさが増す。だからといって、別れたままの気持ちは誰に話したらいいのだろう。

きれいなお蘭舟の船べりに倚りかかって、ボーっと立つ。

慕う気持ちも何も消え失せ、香炉のお香も消えかかっている、気持ちを切り替えてまた胸を焦がそうかと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

花間集 巻六 顧  十八首

 

 

     巻七 顧 三十七首

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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巻六40

河傳 三首其一 

鷰颺,晴景。小屏暖,鴛鴦交頸。菱花掩卻翠鬟欹,慵整。海棠簾外影。繡幃香斷金鸂鶒,無消息,心事空相憶。東風,春正濃。愁紅,淚痕衣上重。

8

巻六41

河傳 三首其二 

曲檻,春晚。碧流紋細,綠楊絲軟,露花,鮮杏,枝繁鶯囀,野蕪似剪。直是人間到天上,堪遊賞,醉眼疑屏障,對池塘,惜韶光,斷腸為花須盡狂。

9

巻六42

河傳 三首其三 

棹舉,舟去,波光渺渺,不知何處,岸花汀草共依依,雨微,鷓鴣相逐飛。天涯離恨江聲咽,啼猿切,此意向誰。倚蘭橈,無憀。魂消,小爐香欲焦。

 

顧夏(生卒年末詳)、字、出身地ともに未詳。後いら蜀の詞人。初め前蜀の王建に仕えて刺史となり、ついで後蜀の孟知禅に仕えて大尉にまでなった。通正元年(916)、宮廷の摩訶池に黒鶴が飛来したので、詩を作り、禍があると注意を促したと言う。後に孟知禅が後蜀を建国するとこれに仕え大尉まで昇進した。酔公子詞はとくにその当時称賛されたといぅ。況葦の詞凪をうけた花間派の艶美な特色をそなえた詞人として重きをなしていた詞人である。酔公子、訴衷情、荷葉盃等は、特に人々に広く歌い伝えられた。作風は温庭箔に近い。『花間集』には五十五首の詞が収められている。

十国春秋巻五六 歴代詩余巻一〇一詞人姓氏 全唐詩巻三二

顧大尉詞一巻 王国維韓、唐五代二十一家詞輯所収

,生卒年不詳。五代十國後蜀詞人。累官至太尉。

 

 

 

花間集 教坊曲《河傳三首 其三》顧 

 

 

花間集 訳注解説

 

 

漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ9730

 

 

 酒宴 01

顧夐  河傳三首 其一

(その春に寵愛を受け、鴛鴦のように過ごしたが、秋には寵愛を失い、また春が来ても寵愛を受けることはなかったと詠う)

鷰颺,晴景。

春の盛りの景色、燕が舞い上がる季節が訪れる。

屏暖,鴛鴦交頸。

小さな高窓に日が射し、屏風の閨も暖かくなり、園内の池の鴛鴦が頭を交わして喜んでいる。

菱花掩卻翠鬟欹,慵整。海棠簾外影。

菱の花が垂れる簪が翠鬟に欹て、覆っている、物憂げに整えると、海棠の花が簾に、日影を落とす。

繡幃香斷金鸂鶒,無消息,心事空相憶。

刺繍のとばりの閨にお香は断たれるも、金糸の鸂鶒が残される。いまも音沙汰なく、心に思うことは、その時の事が、空しく思い出す。

東風,春正濃。

また、春風が吹き始め、春はまさに緑濃くなっていく。

愁紅,淚痕衣上重。

また、悲愁の秋にその葉が赤く色づく、涙の後は頬に残り、流れた涙は上衣に重なって残る。

 

(河傳三首 其の一)

鷰颺【まいあが】り,景を晴らす。

は、屏は、暖かに,鴛鴦 頸を交わす。

菱花 卻を掩い翠鬟 欹【そばだ】つ,整を慵く。海棠 簾外の影。

繡幃 香斷し 金の鸂鶒【けいちょく】たり,消息無ければ,心事 空しく相い憶う。

東風あるも,春 正に濃ゆ。

紅に愁い,淚痕 衣の上 重る。

 

河傳三首 其二

(池のほとりにある奥まったところにある御殿に、はるの景色は広がるが、寵愛を失った妃賓は酔いつぶれてしまっている、もう長いこと寵愛を受けることないので苦しく春の日を過ごす。)

曲檻,春晚。

奥まったところの欄干に晩春の夕闇が迫っている。

碧流紋細,綠楊絲軟,露花,鮮杏,

碧水は澄み緩やかに波紋が細やかにながれ広がり、緑のしだれ柳は柔らかに枝を揺らす。杏の花が露をためて鮮やかに映える。

枝繁鶯囀,野蕪似剪。

枝が茂れば、鶯は囀り、野の蕪はきれいに切りそろえた様に頭をそろえる。

直是人間到天上,堪遊賞,

こんな人の世のことが天上でも行われている、そこでは遊び事であっても耐えるだけである。

醉眼疑屏障,對池塘,

御殿に対面した池の堤防にびっしり春の草が生えていて、寵愛を失えばいつも酒に酔いつぶれた眼でいて、疑われるので屏風や障子や幔幕で仕切る。

惜韶光,斷腸為花須盡狂。

うららかな春の光がいっぱいなのに、閨で酔い潰れるのは惜しむべきことであり、花が咲けば咲くほどに思いは切なく下腹が痛くなるほどせつなく、何もかも全てのこと、ことごとくのものが狂っているとしか思えない。

(河傳三首 其の二)

曲の檻,春の晚に。

碧の流れ 紋細やかに,綠の楊 絲軟らかに,露の花,鮮やかな杏に,

枝繁り 鶯囀く,野の蕪 剪に似る。

直ちに是れ人間 天上に到り,遊賞に堪える,

醉眼 屏障【びょうしょう】を疑い,池塘に對す,

韶光を惜み,花の為に斷腸し須らく盡く狂う。

 

河傳三首 其三

(港で見送る、船は天涯に消え、かわのながれ、泣き声に猿の鳴き声などが一緒になって響くと鷓鴣も飛び立って、それからは、もう何もする気にはなれないと詠う。)

棹舉,舟去,

棹を挙げて船で去って行く。

波光渺渺,不知何處,

波間に日が輝き、船は遠くはるかなさきにすすむ、舟が見えなくなり、その先どこに行くのかわかりはしない。

岸花汀草共依依,雨微,鷓鴣相逐飛。

岸辺には花が咲いている、水際にまで草花が咲いてしなやかにゆれている、春の季節は変わりやすく小雨が降り始めて、鷓鴣が啼いて一斉に飛び立っていった。

天涯離恨江聲咽,啼猿切,此意向誰

天涯の地に離れた恨みは、大江の流れの聲は嗚咽と泣き声がまじっている。それに合わせて猿が泣くと切なさが増す。だからといって、別れたままの気持ちは誰に話したらいいのだろう。

倚蘭橈,無憀。

きれいなお蘭舟の船べりに倚りかかって、ボーっと立つ。

魂消,小爐香欲焦。

慕う気持ちも何も消え失せ、香炉のお香も消えかかっている、気持ちを切り替えてまた胸を焦がそうかと思う。

(河傳三首 其の三)

棹は舉ぐ,舟は去る,

波光 渺渺たり,何れの處を知らず,

岸の花と 汀の草 共に依依たり,雨微にして,鷓鴣 相い逐いて飛ぶ。

天涯 恨を離れ 江に聲して咽し,啼いて猿は切なし,此の意 誰に向いてく。

蘭橈に倚れば,無憀たり。

魂消れば,爐香を小くし焦さんと欲す。

  

酒宴 02  

河傳三首》現代語訳と訳註解説

 (本文)

河傳三首 其三

棹舉,舟去,

波光渺渺,不知何處,

岸花汀草共依依,雨微,鷓鴣相逐飛。

天涯離恨江聲咽,啼猿切,此意向誰

倚蘭橈,無憀。

魂消,小爐香欲焦。

 

(下し文)

(河傳三首 其の三)

棹は舉ぐ,舟は去る,

波光 渺渺たり,何れの處を知らず,

岸の花と 汀の草 共に依依たり,雨微にして,鷓鴣 相い逐いて飛ぶ。

天涯 恨を離れ 江に聲して咽し,啼いて猿は切なし,此の意 誰に向いてく。

蘭橈に倚れば,無憀たり。

魂消れば,爐香を小くし焦さんと欲す。

 

(現代語訳)

(港で見送る、船は天涯に消え、かわのながれ、泣き声に猿の鳴き声などが一緒になって響くと鷓鴣も飛び立って、それからは、もう何もする気にはなれないと詠う。)

棹を挙げて船で去って行く。

波間に日が輝き、船は遠くはるかなさきにすすむ、舟が見えなくなり、その先どこに行くのかわかりはしない。

岸辺には花が咲いている、水際にまで草花が咲いてしなやかにゆれている、春の季節は変わりやすく小雨が降り始めて、鷓鴣が啼いて一斉に飛び立っていった。

天涯の地に離れた恨みは、大江の流れの聲は嗚咽と泣き声がまじっている。それに合わせて猿が泣くと切なさが増す。だからといって、別れたままの気持ちは誰に話したらいいのだろう。

きれいなお蘭舟の船べりに倚りかかって、ボーっと立つ。

慕う気持ちも何も消え失せ、香炉のお香も消えかかっている、気持ちを切り替えてまた胸を焦がそうかと思う。

万里の長城 05  

(訳注)

河傳三首其三

16. (港で見送る、船は天涯に消え、かわのながれ、泣き声に猿の鳴き声などが一緒になって響くと鷓鴣も飛び立って、それからは、もう何もする気にはなれないと詠う。)

 

17. 【構成】『花間集』には顧夐の作が三首収められている。河傳三首 其三 双調五十一字、前段二十六字七句三平韻三仄韻、後段二十五字六句四平韻二仄韻で、❷❷4⑦②⑤/❼❸❺③②⑤の詞形をとる。

,舟

波光渺渺,不知何

岸花汀草共依,雨,鷓鴣相逐

天涯離恨江聲咽,啼猿,此意向誰

倚蘭,無

,小爐香欲

●●  ○●

○△●●  △○△●

●○△●△△△  ●○ ●○△●○

○○△●○○△ ○○●  ●●●○●

△○△  ○○

○○  ●○○●○

 

棹舉,舟去,

棹を挙げて船で去って行く。

18. 棹舉 棹を挙げて出発する。李珣 《南子十首其二》「蘭棹舉,水紋開,競攜藤籠採蓮來。迴塘深處遙相見,邀同宴,淥酒一巵紅上面。」(蘭棹 舉げれば,水紋 開く,競うて藤籠を攜えて 蓮を採る來る。塘の深き處を迴り遙かに相い見て,同宴を邀え,淥酒 一巵 紅上の面。)

 

波光渺渺,不知何處,

波間に日が輝き、船は遠くはるかなさきにすすむ、舟が見えなくなり、その先どこに行くのかわかりはしない。

19. 渺渺 果てしなく広いさま。遠くはるかなさま。

 

岸花汀草共依依,雨微,鷓鴣相逐飛。

岸辺には花が咲いている、水際にまで草花が咲いてしなやかにゆれている、春の季節は変わりやすく小雨が降り始めて、鷓鴣が啼いて一斉に飛び立っていった。

20. 依依 依依恋恋をいう。恋い慕うあまり離れられないさま。「依依」は、思い慕って離れにくいさま。 また、木の枝などがしなやかなさまを指す。 「恋恋」は、思い焦がれていつまでもあきらめきれないさま。

21. 鷓鴣 『南越志』「常に日に向ひて飛ぶ。飛びて数ば月に随ふ。蓋し正月の如きは一飛して止む()。霜露を畏れ、早晩出づること稀なり。時有りて夜に飛ぶ。飛べば則ち木葉を以て自ら其の背を覆ふ。古牋に云ふ、偃鼠は河に飲むも腹を満たして止み、鷓鴣は葉を銜ふるも才かに能く身を覆ふとは、此れの謂ひなり。臆前に白円点文有り、多く対ひて啼く、志は常に南に嚮ひ、北に徂くを思はず。」、「鷓鴣は東西に回翔すと雖も、然れども開翅の始め必ず先づ南に翥ぶ」とは、亦胡馬は北に嘶くの義なり。『本草』「鷓鴣は形は母雞に似たり。鳴きて鉤輈格磔と云ふ」と。『嶺表異録』「肉は白くして脆なり。味は雞雉に勝る」と。

「早晩出づること稀なり」とあるのは餌をとる姿が観察されたためだろう。「時有りて夜に飛ぶ。飛べば則ち木葉を以て自ら其の背を覆ふ」とは、シャコの地上で生活し樹上で眠るという習性を指していると考えられるが、陸佃は『荘子』の言を引き、シャコの慎み深さを指していると考えている。ここでは、一羽が鳴きはじめると近くにいるものもすぐにこれに加わるというシャコの習性をいう。

 

天涯離恨江聲咽,啼猿切,此意向誰

天涯の地に離れた恨みは、大江の流れの聲は嗚咽と泣き声がまじっている。それに合わせて猿が泣くと切なさが増す。だからといって、別れたままの気持ちは誰に話したらいいのだろう。

22. 天涯 空のはて。「彗星が―から来って」〈魯庵・社会百面相〉故郷を遠く離れた地。

 

倚蘭橈,無憀。

きれいなお蘭舟の船べりに倚りかかって、ボーっと立つ。

23. 蘭橈 お舟。舟の美称。蘭舟。木蘭で作った、かぢ。

『竹枝』  劉禹錫「日出三竿春霧消,江頭蜀客駐蘭橈。憑寄狂夫書一紙,住在成都萬里橋。」(日は 三竿を出で春霧消え,江頭の蜀客 蘭橈を駐む。狂夫に憑りて 書一紙寄す,成都 萬里橋に  住みて在り。)

 

魂消,小爐香欲焦。

慕う気持ちも何も消え失せ、香炉のお香も消えかかっている、気持ちを切り替えてまた胸を焦がそうかと思う。

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