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花間集 巻六・七 顧敻 五十五首 

花間集 訳注解説 (323)回目顧敻巻六41河傳 三首其二 》 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ9723

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323)回目顧巻六41河傳 三首其二 》

 

 

 

20171216

の紀頌之”6”つの校注Blog

10年のBLOGの集大成

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●古代中国の結婚感、女性感,不遇な生き方を詠う 三国時代の三曹の一人、三国時代の「詩神」である曹植の詩六朝謝朓・庾信 後世に多大影響を揚雄・司馬相如・潘岳・王粲.鮑照らの「賦」、現在、李白詩全詩 訳注

Ⅰ李白詩

(李白集校注)

746年【字解集】  14.答從弟幼成過西園見贈  15.酬中都小吏攜斗酒雙魚於逆旅見贈  16.張卿夜宿南陵見贈  17.經下邳圮橋懷張子房 Ⅰ漢文委員会kanbuniinkai紀頌之 李白詩集Blog9727

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未編年 s-69擬古,十二首之四(巻二四(二)一三七六) -#1漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ9420

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●唐を代表する 中唐 韓愈 全500首 

Ⅱ韓昌黎詩集・文集校注

807年元和二年40歳- 巻一-01元和聖德詩 #6 Ⅱ漢文委員会kanbuniinkai紀頌之韓愈詩集9728

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806年-集23- 韓昌黎集【字解集】送許郢州序 Ⅱ漢文委員会kanbuniinkai紀頌之韓愈詩集9491

・李商隠詩 (1) 136首の75

・李商隠詩 (2) 135首の61

韓愈1 ・孟郊・張籍と汴州乱41

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index-6 807~809年 20

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index-8 [812年~814年47歳]46

index-9[815年~816年 49歳57

index-10[817年~818年 51歳]「平淮西碑」28

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index-12 820 國子祭酒18

index-13 821年~822年 22

index-14 57歳・病気のため退職。没す14

韓愈 哲学・儒学「五原」

孟郊

 

10年のBLOGの集大成

 

 

 

●杜甫の全作品1500首を訳注解説 ●理想の地を求めて旅をする。"

Ⅲ 杜詩

詳注

767年-180 十七夜對月(卷二○(四)一七五三)注(1196) Ⅲ 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ9722

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767年-集-21 【字解集】 ・寄峽州劉伯華使君四十韻  Ⅲ 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ9366

767年 【字解集】152.課小豎鉏斫舍北果,林枝蔓荒穢淨,訖移床,三首 155.反照 157.向夕 Ⅲ 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ9645

杜甫詩(1)736~751年  53

杜甫詩(2)752年~754年、43歳 73

杜甫詩(3)45歳 安史の乱に彷徨う 26

杜甫詩(4)757年、左拾遺 43

杜甫詩(5)758年47歳 左遷 53

杜甫詩(6)759年 三吏三別 44

杜甫詩(7)759年秦州詩 66

杜甫詩(8)759年同谷紀行、成都紀行36

杜甫詩(9)760年、49歳 成都 45

杜甫詩(10)761年、50歳 成都82

杜甫詩(11)762年蜀中転々43

杜甫詩(12)762年 蜀中転々 49

(13)763年蜀中転々 96

 (14)764年 三月成都へ帰る 100

 (15)765年正月幕府を辞す 63

(16-1) 766年雲安、暮春、夔州 168首 の(1)80

(16-2) 766年雲安、暮春、夔州 168首 の(1)81

 

杜甫詩 (17-1)767年夔州・西閣・赤甲・瀼西132

杜甫詩 (17-2) 767年・瀼西・東屯 133

杜甫詩 (18)768年江陵・公安縣・岳州 78

杜甫詩 (19)769年・洞庭湖・潭州・衡州 78

杜甫詩 (20)770年・洞庭湖・潭州・衡州。27

杜甫詩 (21)洩れ分(未詳分)・散文

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●これまで分割して掲載した詩を一括して掲載・改訂掲載・特集  不遇であった詩人だがきめの細やかな山水詩をかいている。花間集連載開始。

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花間集 訳注解説 (323)回目顧巻六41河傳 三首其二 》 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ9723 (12/16)

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花間集 訳注解説 (313)回目和凝【字解集】11柳枝三首  12.漁父一首》 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ9639 (12/07)

 

 

 

10年のBLOGの集大成

 

●花間集全詩●森鴎外の小説の”魚玄機”詩、芸妓”薛濤”詩。唐から五代詩詞。花間集。玉臺新詠連載開始

.唐五代詞詩・女性

・玉臺新詠

巻三-19 合歡詩五首其一-#4(虎嘯谷風起)〔楊  方〕  Ⅴ漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の玉臺新詠巻二ブログ 9668

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花間集 訳注解説 (323)回目顧巻六41河傳 三首其二 》 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ9723

(池のほとりにある奥まったところにある御殿に、はるの景色は広がるが、寵愛を失った妃賓は酔いつぶれてしまっている、もう長いこと寵愛を受けることないので苦しく春の日を過ごす。)

奥まったところの欄干に晩春の夕闇が迫っている。

碧水は澄み緩やかに波紋が細やかにながれ広がり、緑のしだれ柳は柔らかに枝を揺らす。杏の花が露をためて鮮やかに映える。

枝が茂れば、鶯は囀り、野の蕪はきれいに切りそろえた様に頭をそろえる。

こんな人の世のことが天上でも行われている、そこでは遊び事であっても耐えるだけである。

御殿に対面した池の堤防にびっしり春の草が生えていて、寵愛を失えばいつも酒に酔いつぶれた眼でいて、疑われるので屏風や障子や幔幕で仕切る。

うららかな春の光がいっぱいなのに、閨で酔い潰れるのは惜しむべきことであり、花が咲けば咲くほどに思いは切なく下腹が痛くなるほどせつなく、何もかも全てのこと、ことごとくのものが狂っているとしか思えない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

花間集 巻六 顧  十八首

 

 

     巻七 顧 三十七首

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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巻六40

河傳 三首其一 

鷰颺,晴景。小屏暖,鴛鴦交頸。菱花掩卻翠鬟欹,慵整。海棠簾外影。繡幃香斷金鸂鶒,無消息,心事空相憶。東風,春正濃。愁紅,淚痕衣上重。

8

巻六41

河傳 三首其二 

曲檻,春晚。碧流紋細,綠楊絲軟,露花,鮮杏,枝繁鶯囀,野蕪似剪。直是人間到天上,堪遊賞,醉眼疑屏障,對池塘,惜韶光,斷腸為花須盡狂。

9

巻六42

河傳 三首其三 

棹舉,舟去,波光渺渺,不知何處,岸花汀草共依依,雨微,鷓鴣相逐飛。天涯離恨江聲咽,啼猿切,此意向誰。倚蘭橈,無憀。魂消,小爐香欲焦。

 

顧夏(生卒年末詳)、字、出身地ともに未詳。後いら蜀の詞人。初め前蜀の王建に仕えて刺史となり、ついで後蜀の孟知禅に仕えて大尉にまでなった。通正元年(916)、宮廷の摩訶池に黒鶴が飛来したので、詩を作り、禍があると注意を促したと言う。後に孟知禅が後蜀を建国するとこれに仕え大尉まで昇進した。酔公子詞はとくにその当時称賛されたといぅ。況葦の詞凪をうけた花間派の艶美な特色をそなえた詞人として重きをなしていた詞人である。酔公子、訴衷情、荷葉盃等は、特に人々に広く歌い伝えられた。作風は温庭箔に近い。『花間集』には五十五首の詞が収められている。

十国春秋巻五六 歴代詩余巻一〇一詞人姓氏 全唐詩巻三二

顧大尉詞一巻 王国維韓、唐五代二十一家詞輯所収

,生卒年不詳。五代十國後蜀詞人。累官至太尉。

  

 

 

花間集 教坊曲《河傳三首 其二》顧 

 

 

花間集 訳注解説

 

 

漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ9723

 

 


 顧夐  河傳三首 其一

(その春に寵愛を受け、鴛鴦のように過ごしたが、秋には寵愛を失い、また春が来ても寵愛を受けることはなかったと詠う)

鷰颺,晴景。

春の盛りの景色、燕が舞い上がる季節が訪れる。

屏暖,鴛鴦交頸。

小さな高窓に日が射し、屏風の閨も暖かくなり、園内の池の鴛鴦が頭を交わして喜んでいる。

菱花掩卻翠鬟欹,慵整。海棠簾外影。

菱の花が垂れる簪が翠鬟に欹て、覆っている、物憂げに整えると、海棠の花が簾に、日影を落とす。

繡幃香斷金鸂鶒,無消息,心事空相憶。

刺繍のとばりの閨にお香は断たれるも、金糸の鸂鶒が残される。いまも音沙汰なく、心に思うことは、その時の事が、空しく思い出す。

東風,春正濃。

また、春風が吹き始め、春はまさに緑濃くなっていく。

愁紅,淚痕衣上重。

また、悲愁の秋にその葉が赤く色づく、涙の後は頬に残り、流れた涙は上衣に重なって残る。

 

(河傳三首 其の一)

鷰颺【まいあが】り,景を晴らす。

は、屏は、暖かに,鴛鴦 頸を交わす。

菱花 卻を掩い翠鬟 欹【そばだ】つ,整を慵く。海棠 簾外の影。

繡幃 香斷し 金の鸂鶒【けいちょく】たり,消息無ければ,心事 空しく相い憶う。

東風あるも,春 正に濃ゆ。

紅に愁い,淚痕 衣の上 重る。

 

河傳三首 其二

(池のほとりにある奥まったところにある御殿に、はるの景色は広がるが、寵愛を失った妃賓は酔いつぶれてしまっている、もう長いこと寵愛を受けることないので苦しく春の日を過ごす。)

曲檻,春晚。

奥まったところの欄干に晩春の夕闇が迫っている。

碧流紋細,綠楊絲軟,露花,鮮杏,

碧水は澄み緩やかに波紋が細やかにながれ広がり、緑のしだれ柳は柔らかに枝を揺らす。杏の花が露をためて鮮やかに映える。

枝繁鶯囀,野蕪似剪。

枝が茂れば、鶯は囀り、野の蕪はきれいに切りそろえた様に頭をそろえる。

直是人間到天上,堪遊賞,

こんな人の世のことが天上でも行われている、そこでは遊び事であっても耐えるだけである。

醉眼疑屏障,對池塘,

御殿に対面した池の堤防にびっしり春の草が生えていて、寵愛を失えばいつも酒に酔いつぶれた眼でいて、疑われるので屏風や障子や幔幕で仕切る。

惜韶光,斷腸為花須盡狂。

うららかな春の光がいっぱいなのに、閨で酔い潰れるのは惜しむべきことであり、花が咲けば咲くほどに思いは切なく下腹が痛くなるほどせつなく、何もかも全てのこと、ことごとくのものが狂っているとしか思えない。

(河傳三首 其の二)

曲の檻,春の晚に。

碧の流れ 紋細やかに,綠の楊 絲軟らかに,露の花,鮮やかな杏に,

枝繁り 鶯囀く,野の蕪 剪に似る。

直ちに是れ人間 天上に到り,遊賞に堪える,

醉眼 屏障【びょうしょう】を疑い,池塘に對す,

韶光を惜み,花の為に斷腸し須らく盡く狂う。

鴛鴦4羽 01  

 

河傳三首》現代語訳と訳註解説

 (本文)

河傳三首 其二

曲檻,春晚。

碧流紋細,綠楊絲軟,露花,鮮杏,

枝繁鶯囀,野蕪似剪。

直是人間到天上,堪遊賞,

醉眼疑屏障,對池塘,

惜韶光,斷腸為花須盡狂。

 

(下し文)

(其の二)

曲の檻,春の晚に。

碧の流れ 紋細やかに,綠の楊 絲軟らかに,露の花,鮮やかな杏に,

枝繁り 鶯囀く,野の蕪 剪に似る。

直ちに是れ人間 天上に到り,遊賞に堪える,

醉眼 屏障【びょうしょう】を疑い,池塘に對す,

韶光を惜み,花の為に斷腸し須らく盡く狂う。

 

(現代語訳)

(池のほとりにある奥まったところにある御殿に、はるの景色は広がるが、寵愛を失った妃賓は酔いつぶれてしまっている、もう長いこと寵愛を受けることないので苦しく春の日を過ごす。)

奥まったところの欄干に晩春の夕闇が迫っている。

碧水は澄み緩やかに波紋が細やかにながれ広がり、緑のしだれ柳は柔らかに枝を揺らす。杏の花が露をためて鮮やかに映える。

枝が茂れば、鶯は囀り、野の蕪はきれいに切りそろえた様に頭をそろえる。

こんな人の世のことが天上でも行われている、そこでは遊び事であっても耐えるだけである。

御殿に対面した池の堤防にびっしり春の草が生えていて、寵愛を失えばいつも酒に酔いつぶれた眼でいて、疑われるので屏風や障子や幔幕で仕切る。

うららかな春の光がいっぱいなのに、閨で酔い潰れるのは惜しむべきことであり、花が咲けば咲くほどに思いは切なく下腹が痛くなるほどせつなく、何もかも全てのこと、ことごとくのものが狂っているとしか思えない。

梨花003  

(訳注)

河傳三首其二

8. (池のほとりにある奥まったところにある御殿に、はるの景色は広がるが、寵愛を失った妃賓は酔いつぶれてしまっている、もう長いこと寵愛を受けることないので苦しく春の日を過ごす。)

9. 詩題の『河傳』の水際の高楼の盛春から晩春にかけての景色を述べる。この事によって妃嬪の盛りを過ぎることを連想させる。

 

10. 【構成】『花間集』には顧夐の作が三首収められている。双調五十一字、前段二十八字八句六仄韻、後段二十八字六句四平韻二仄韻で、❷❷4❹❻2❹❹/❼❸⑤③③⑦の詞形をとる。

河傳三首 其二

,春

碧流紋細,綠楊絲,露花,鮮

枝繁鶯,野蕪似

直是人間到天,堪遊

醉眼疑屏,對池

惜韶,斷腸為花須盡

●●  ○●

●○○●  ●○○● ●○  △●

○○○●  ●○●●

●●○△●○●  ○○●

●●○△△  ●○○

●○△  ●○○○○●△

河傳三首 其一 双調五十一字、前段三十三字八句六仄韻、後段二十字六句四平韻二仄韻で、2❷47❷❼/❸②③②⑤の詞形をとる。

鷰颺   屏暖  鴛鴦交
●△  ○● ●?△●  ○○○△

菱花掩卻翠鬟  
○○●●●○○  ○●

海棠簾外  繡幃香斷金鸂
●○○●●  ●○○●○○?

無消  心事空相
○○●  ○●△△●

  春正   淚痕衣上

○△  ○△○ ○○  ●○△●△

【溫庭筠】

温庭筠の作は三首収められている。双調五十五字、前段二十七字七句二仄韻五平韻、後段二十八字七句三仄韻四平韻で、❷❷③⑥⑦②⑤/❼❸❺③③②⑤の詞形をとる。

   曉妝  仙景箇女採

○●  △● ●○○  ○●●●●△

請君莫向那岸  少年 好花新滿【セン】

△○●●△●○  ●○ ●○○●○

紅袖搖曳逐風 垂玉  腸向柳絲

○●○●●△● ○●●  ○●●○●

浦南  浦北 莫  晚來人已

●○○  ●●○ ●○  ●△○●○

 

【韋莊】

韋莊の作が三首収められていて双調五十三字、前段二十五字七句三仄韻三平韻、後段二十八字六句三仄韻二平韻で❷❷❹④4⑥③/❼❸❺4⑥③詞形をとる。

韋荘105《巻3-05 河傳三首 其一》
   隋堤春  柳色蔥
△●  ○● △△○●  ●●○▲

畫橈金縷  翠旗高颭香風 水光

●△○●  ●○○●○△ ●△○ 

青娥殿春妝 輕雲  綽約司花
○○●●○○● △○●  ●●○○△

江都宮闕  清淮月映迷 古今

○○○●  ○○●●○○ ●○○

 

曲檻,春晚。

奥まったところの欄干に晩春の夕闇が迫っている。

 

碧流紋細,綠楊絲軟,露花,鮮杏,

碧水は澄み緩やかに波紋が細やかにながれ広がり、緑のしだれ柳は柔らかに枝を揺らす。杏の花が露をためて鮮やかに映える。

11. 詩題の『河傳』の水際の高楼の盛春から晩春にかけての景色を述べる。この事によって妃嬪の盛りを過ぎることを連想させる。

 

枝繁鶯囀,野蕪似剪。

枝が茂れば、鶯は囀り、野の蕪はきれいに切りそろえた様に頭をそろえる。

12. 此の二句は妃嬪は多ければ100人を超える場合もあり、数人、数十人というのはどんな時でも当たり前のことである。春の宴、行楽において妃嬪、美女を並べたことをしめす。妃嬪、美人を常に集めて選ぶというのは、春の一大行事である。それを商売にしているものがいることがうかがえる。

 

直是人間到天上,堪遊賞,

こんな人の世のことが天上でも行われている、そこでは遊び事であっても耐えるだけである。

 

醉眼疑屏障,對池塘,

御殿に対面した池の堤防にびっしり春の草が生えていて、寵愛を失えばいつも酒に酔いつぶれた眼でいて、疑われるので屏風や障子や幔幕で仕切る。

13. 池塘 池の堤防にびっしり春の草が生えている、庭園の柳の梢に鳴いている小鳥たちも冬のものと違って聞こえてくる。謝靈運《登池上樓》「池塘生春草,園柳變鳴禽。」

登池上樓 #2 謝靈運<25>#2  詩集 396 kanbuniinkai紀 頌之漢詩ブログ1005

 

惜韶光,斷腸為花須盡狂。

うららかな春の光がいっぱいなのに、閨で酔い潰れるのは惜しむべきことであり、花が咲けば咲くほどに思いは切なく下腹が痛くなるほどせつなく、何もかも全てのこと、ことごとくのものが狂っているとしか思えない。

14. 韶光 うららかな春の光。また、のどかな春景色。

15. 腸斷 情愛(性欲)に満たされぬ思いを言う場合に断腸という語になる。心に思うことは別の語。

温庭筠『酒泉子 (一)』

羅帶惹香,猶系別時紅豆。

淚痕新,金縷舊,斷離腸。

一雙嬌燕語雕梁,還是去年時節。

綠陰濃,芳草歇,柳花狂。

『酒泉子』四首(一)温庭筠  ⅩⅫ唐五代詞・宋詩Gs-21-3-#1 花間集 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ1700

李商隠『落花』

高閣客竟去、小園花亂飛。

参差連曲陌、迢遞送斜暉。

腸斷未忍掃、眼穿仍欲稀。

芳心向春盡、所得是沾衣。

高閣 客 竟に去る、小園 花 亂飛す。

参差(しんし)として 曲陌に連なり、迢遞として斜暉を送る。

腸斷れて未だ掃うに忍ばず、眼穿てば 仍 稀ならんと欲す。

芳心 春盡くるに向かい、得る所は 是れ 衣を沾すのみ。

落花 李商隠 紀頌之の漢詩ブログ李商隠特集-92

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