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巻六 和凝 二十首

花間集 訳注解説 (301)回目和凝巻六25天仙子二首其一 》 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ9534

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 301)回目和凝巻六25天仙子二首其一 》

20171123

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10年のBLOGの集大成

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Ⅰ李白詩

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746-005卷一七五 送韋八之西京(卷十六(二)九八八)Ⅰ漢文委員会kanbuniinkai紀頌之 李白詩集Blog9531

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10年のBLOGの集大成

●唐を代表する 中唐 韓愈 全500首 

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韓愈1 ・孟郊・張籍と汴州乱41

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韓愈 哲学・儒学「五原」

孟郊

 

10年のBLOGの集大成

 

 

 

●杜甫の全作品1500首を訳注解説 ●理想の地を求めて旅をする。"

Ⅲ 杜詩

詳注

767年-157 復愁十二首其一(卷二○(四 )頁一七四一)注(1175) Ⅲ 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ9505

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767年-集-21 【字解集】 ・寄峽州劉伯華使君四十韻  Ⅲ 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ9366

767年-集-20-3 【字解集】  ・秋日夔府詠懷奉寄鄭監審李賓客之芳一百韻(3) Ⅲ 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ9267

杜甫詩(1)736~751年  53

杜甫詩(2)752年~754年、43歳 73

杜甫詩(3)45歳 安史の乱に彷徨う 26

杜甫詩(4)757年、左拾遺 43

杜甫詩(5)758年47歳 左遷 53

杜甫詩(6)759年 三吏三別 44

杜甫詩(7)759年秦州詩 66

杜甫詩(8)759年同谷紀行、成都紀行36

杜甫詩(9)760年、49歳 成都 45

杜甫詩(10)761年、50歳 成都82

杜甫詩(11)762年蜀中転々43

杜甫詩(12)762年 蜀中転々 49

(13)763年蜀中転々 96

 (14)764年 三月成都へ帰る 100

 (15)765年正月幕府を辞す 63

(16-1) 766年雲安、暮春、夔州 168首 の(1)80

(16-2) 766年雲安、暮春、夔州 168首 の(1)81

 

杜甫詩 (17-1)767年夔州・西閣・赤甲・瀼西132

杜甫詩 (17-2) 767年・瀼西・東屯 133

杜甫詩 (18)768年江陵・公安縣・岳州 78

杜甫詩 (19)769年・洞庭湖・潭州・衡州 78

杜甫詩 (20)770年・洞庭湖・潭州・衡州。27

杜甫詩 (21)洩れ分(未詳分)・散文

杜甫詩 全詩 総合案内 

●これまで分割して掲載した詩を一括して掲載・改訂掲載・特集  不遇であった詩人だがきめの細やかな山水詩をかいている。花間集連載開始。

Ⅳブログ詩集

漢・唐・宋詞

花間集 訳注解説 (301)回目和凝巻六25天仙子二首其一 》 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ9534 (11/23)

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花間集 訳注解説 (238)回目毛文錫【字解集】a.虞美人二首 b.酒泉子 c.喜遷鶯 d.西溪子 e.中興樂 f.更漏子 g.接賢賓 h.贊浦子》 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ9037 (09/05)

 

 

 

10年のBLOGの集大成

 

●花間集全詩●森鴎外の小説の”魚玄機”詩、芸妓”薛濤”詩。唐から五代詩詞。花間集。玉臺新詠連載開始

.唐五代詞詩・女性

・玉臺新詠

玉-巻三-11 樂府三首其一 豔歌行-#5(扶桑升朝暉) 〔陸  機〕 Ⅴ漢文委員会kanbuniinkai頌之の玉臺新詠巻二ブログ 9535

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玉集-019【字解集】  悼亡詩二首其三  Ⅴ漢詩・六朝詩・文選・古詩源・唐宋詩詞漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の玉臺新詠巻二ブログ 9207

●薛濤の全詩

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花間集 訳注解説 (301)回目和凝巻六25天仙子二首其一 》 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ9534

(春のころあれほど熱く愛してくれていたのに、今度は春が来てもちょうあいをうけることはない、、桃の花一輪のような妃嬪は、「今宵は、どなたと過ごされるのか」と、それだけを思うようになって愁えて過ごすようになったと詠う。)

柳も緑こくなって繁れば、その陰に着物のように隠れ、それは金紫の鳳凰の上服のようである、そしてかぼそい手の軽くそろえて愛撫し、軽くたたいて胸を愛撫する。翠濃い柳葉の眉、眉間に二筋の皺を寄せて、まさにもっと寵愛を受けたいと思い続ける。妃嬪の寝所の前の桃の花は咲き乱れて、玉で飾った美しい御殿での寵愛を受けたこともいまはただの夢、この桃の花びら一片のような妃嬪の春心の愁いは、「此の夜を誰と共に過ごすのだろう」と心配なのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

花間集 巻六 和凝 二十首

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1

和凝

巻六14小重山二首其一  春入神京萬木芳,禁林鶯語滑,蝶飛狂。曉花擎露妬啼粧,紅日永,風和百花香。煙鏁柳絲長,御溝澄碧水,轉池塘。時時微雨洗風光,天衢遠,到處引笙篁。

2

和凝

巻六15小重山二首其二  正是神京爛熳時,羣仙初折得,郄詵枝。烏犀白紵最相宜,精神出,御陌袖鞭垂。柳色展愁眉,管絃分響亮,探花期。光陰占斷曲江池,新牓上,名姓徹丹墀。

3

和凝

巻六16臨江仙二首其一  海棠香老春江晚,小樓霧縠濛。翠鬟初出繡簾中,麝煙鸞珮蘋風。碾玉釵搖鸂鶒戰,雪肌雲鬢將融。含情遙指碧波東,越王臺殿蓼花紅。

4

和凝

巻六17臨江仙二首其二  披袍窣地紅宮錦,鶯語時囀輕音。碧羅冠子穩犀簪,鳳皇雙颭步搖金。肌骨細勻紅玉軟,臉波微送春心。嬌羞不肯入鴛衾,蘭膏光裏兩情深。

5

和凝

巻六18菩薩蠻一首  越梅半拆輕寒裏,冰清澹薄籠藍水。暖覺杏梢紅,遊絲狂惹風。閑堦莎徑碧,遠夢猶堪惜。離恨又迎春,相思難重陳。

6

和凝

巻六19山花子二首其一  鶯錦蟬縠馥麝臍,輕裾花早曉烟迷。鸂鶒戰金紅掌墜,翠雲低。星靨笑隈霞臉畔,蹙金開襜襯銀泥。春思半和芳草嫩,碧萋萋。

7

和凝

巻六20山花子二首其二  銀字笙寒調正長,水紋簟冷畫屏涼。玉腕重金扼臂,澹梳粧。幾度試香纖手暖,一迴嘗酒絳脣光。佯弄紅絲蠅拂子,打檀郎。

8

和凝

巻六21河滿子二首其一  正是破瓜年幾,含情慣得人饒。桃李精神鸚鵡舌,可堪虛度良宵。卻愛藍羅裙子,羨他長束纖腰。

9

和凝

巻六22河滿子二首其二  寫得魚牋無限,其如花鏁春輝。目斷巫山雲雨,空教殘夢依依。卻愛熏香小鴨,羨他長在屏幃。

10

和凝

巻六23薄命女一首  天欲曉,宮漏穿花聲繚繞。牎裏星光少,冷霞寒侵帳額,殘月光沉樹杪。夢斷錦幃空悄悄,強起愁眉小。

11

和凝

巻六24望梅花一首  春草全無消息,臈雪猶餘蹤跡。越嶺寒枝香自拆,冷豔奇芳堪惜。何事壽陽無處覓,吹入誰家橫笛。

12

和凝

巻六25天仙子二首其一  柳色披衫金縷鳳,纖手輕拈紅豆弄,翠蛾雙斂正含情。桃花洞,瑤臺夢,一片春愁誰與共。

13

和凝

巻六26天仙子二首其二  洞口春紅飛蔌蔌,仙子含愁眉黛綠。阮郎何事不歸來,懶燒金,慵篆玉。流水桃花空斷續。

14

和凝

巻六27春光好二首其一  紗暖,畫屏閑,嚲雲鬟。睡起四肢無力,半春間。玉指剪裁羅勝,金盤點綴蘇山。窺宋深心無限事,小眉彎。

15

和凝

巻六28春光好二首其二  蘋葉軟,杏花明,畫舡輕。雙浴鴛鴦出淥汀,棹歌聲。春水無風無浪,春天半雨半晴。紅粉相隨南浦晚,幾含情。

16

和凝

巻六29採桑子一首  蝤蠐領上訶梨子,繡帶雙垂,椒閑時,競學樗蒲賭荔枝。叢頭鞋子紅編細,裙窣金絲。無事嚬眉,春思飜教阿母疑。

17

和凝

巻六30柳枝三首其一  軟碧瑤煙似送人,映花時把翠蛾嚬。青青自是風流主,慢颭金絲待洛神。

18

和凝

巻六31柳枝三首其二  瑟瑟羅裙金縷腰,黛眉隈破未重描。醉來咬損新花子,拽住仙郎盡放嬌。

19

和凝

巻六32柳枝三首其三  鵲橋初就咽銀河,今夜仙郎自姓和。不是昔年攀桂樹,豈能月裏索嫦娥。

20

和凝

巻六33 漁父一首

 

 

 

10 和學士凝二十首

 和凝898955)字は成績、郭州須昌(山東省東平県)の人。幼少のころから聡明で、学問を好み、一読した書はみなその大義に達していた。十七歳で明経に挙げられ、十九歳で進士に及第した。はじめ後梁に仕えて地方官をつとめたが、つづいて後唐に仕えて、天成年間(926929)に殿中侍御史を拝し、礼部員外即を経て主客員外郎、知制許に改められ、ついで翰林に入って学士となった。また後晋に仕えて、天福五年(940) に中書侍郎同中書門下平車掌(宰相)を拝命した。ついでまた後漢に仕えて、太子大伴を拝し、魯国公に封ぜられた。後周の顕徳二年(955)五十八歳で卒した。のち侍中を贈与された。外見をつくろうことが好きで、平生、乗物や衣服を美しく装飾してりっぱなようすをしていた。また、後進のものを世話するのが好きで、賢不肖にかかわらず、虚心をもってその仕進の道を開きみちびいたので、たいそう評判がよかったという。

文章をつくるにはその分量の多いことが得意であった。文集は百余巻あり、かつて自ら板に訝って、数百状を校印し、人に分かち与えた。短歌艶曲に長じ、「由子相公」というよび名がつけられていた。かれの艶詞をあつめたものに香密集があり、宰相の名を避けて韓樫の名に託してあったというが、今日伝わる韓促の香密集(香散薬)は和顔の作ではないことはすでに明の毛管などがその尤もであることを弁じている(五唐人集)。著述に演論集三十巻、群芸集五十巻、紅薬編五巻(宋史芸文志)があったといぅが、今伝わらない。

かれの詩集に紅葉稿一巻あり、百余首を収めているといぅが(歴代詩余、竜沐勘著唐宋名家詩選に紹介した宋大字本)、この本も明らかではない。紅葉稿は紅薬編のことで、これは制語に関する著述であるといぅ説もある (胡透、詞選)。かれの詞は花間集に二十首収められている。王国経の輯本には二十九首を収めている。

* 旧五代史巻一二七 新五代史巻五六 北夢項言巻パ以歌詞自娯粂 歴代詩余巻一〇二詞人姓氏 全唐詩巻三二 紅葉稿詞一巻 王国稚韓、唐五代二十一家詞輯所収

 

 

 

 

 

 

花間集 教坊曲《天仙子二首 其一》和凝

 

 

花間集 訳注解説

 

 

漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ9534

 

 

 

 

 

 

 天仙子二首 其一

(春のころあれほど熱く愛してくれていたのに、今度は春が来てもちょうあいをうけることはない、、桃の花一輪のような妃嬪は、「今宵は、どなたと過ごされるのか」と、それだけを思うようになって愁えて過ごすようになったと詠う。)

柳色披衫金縷鳳,纖手輕拈紅豆弄,

柳も緑こくなって繁れば、その陰に着物のように隠れ、それは金紫の鳳凰の上服のようである、そしてかぼそい手の軽くそろえて愛撫し、軽くたたいて胸を愛撫する。

翠蛾雙斂正含情。

翠濃い柳葉の眉、眉間に二筋の皺を寄せて、まさにもっと寵愛を受けたいと思い続ける。

桃花洞,瑤臺夢,一片春愁誰與共。

妃嬪の寝所の前の桃の花は咲き乱れて、玉で飾った美しい御殿での寵愛を受けたこともいまはただの夢、この桃の花びら一片のような妃嬪の春心の愁いは、「此の夜を誰と共に過ごすのだろう」と心配なのだ。

(天仙子二首 其の一)

柳色 衫を披い 金縷の鳳たり,纖手 輕拈 紅豆弄し,翠蛾 雙斂 正に情を含む。

桃花の洞,瑤臺の夢,一片の春愁は「誰をか共に與とせんか。」。

天仙子二首 其二

洞口春紅飛蔌蔌,仙子含愁眉黛綠。

阮郎何事不歸來,懶燒金,慵篆玉。

流水桃花空斷續。

(仙女のいる洞の入口恋い慕う阮郎はもう帰って来ない、待ち続けて女の盛りを過ぎてしまった)

仙女(聖女祠)のいる洞の入口には春の紅い花がちらほらと散り春の盛りを終えようと報せる、仙女は愁いに翠の眉を曇らせる。

恋い慕う阮郎はもう帰って来ないのだろうか。思うことは阮郎のことばかり、金丹を煉るにも心弾まず、玉を刻むのも億劫なのだ。

この春も阮郎がこないまま過ぎ去るのか、桃の花びらも川水に浮かび空しく途切れ途切れに流れてゆく。

 

洞の口 春の紅 飛びて蔌蔌【そくそく】たり、仙子 愁いを含みて 眉黛 緑なり。

阮郎 何事ぞ 帰り来たらざる、金を焼くも懶【ものう】く、玉を纂むも慵【ものう】く。

桃花を水に流し 空しく断続す。

 

 

『天仙子二首 其一』 現代語訳と訳註

(本文)

天仙子二首 其一

柳色披衫金縷鳳,纖手輕拈紅豆弄,翠蛾雙斂正含情。

桃花洞,瑤臺夢,一片春愁誰與共。

 

(下し文)

(天仙子二首 其の一)

柳色 衫を披い 金縷の鳳たり,纖手 輕拈 紅豆弄し,翠蛾 雙斂 正に情を含む。

桃花の洞,瑤臺の夢,一片の春愁は「誰をか共に與とせんか。」。

 

(現代語訳)

(春のころあれほど熱く愛してくれていたのに、今度は春が来てもちょうあいをうけることはない、、桃の花一輪のような妃嬪は、「今宵は、どなたと過ごされるのか」と、それだけを思うようになって愁えて過ごすようになったと詠う。)

柳も緑こくなって繁れば、その陰に着物のように隠れ、それは金紫の鳳凰の上服のようである、そしてかぼそい手の軽くそろえて愛撫し、軽くたたいて胸を愛撫する。翠濃い柳葉の眉、眉間に二筋の皺を寄せて、まさにもっと寵愛を受けたいと思い続ける。

妃嬪の寝所の前の桃の花は咲き乱れて、玉で飾った美しい御殿での寵愛を受けたこともいまはただの夢、この桃の花びら一片のような妃嬪の春心の愁いは、「此の夜を誰と共に過ごすのだろう」と心配なのだ。

 

(訳注)

天仙子二首 其一

1. (春のころあれほど熱く愛してくれていたのに、今度は春が来てもちょうあいをうけることはない、、桃の花一輪のような妃嬪は、「今宵は、どなたと過ごされるのか」と、それだけを思うようになって愁えて過ごすようになったと詠う。)

 

2. 『花間集』には和擬の作が二首収められている。天仙子二首其一は、単調三十四字、六句二平韻、四仄韻で、❼❼⑦❸❸⑦の詞形をとる。

天仙子二首 其一

柳色披衫金縷,纖手輕拈紅豆弄,翠蛾雙斂正含

桃花,瑤臺,一片春愁誰與

●●△○○●●  ○●△○○●● ●△○●△○○

○○△ ○○△  ●●○○○△△

天仙子二首其二は、単調三十四字、六句四仄韻で、❼❼73❸❼の詞形をとる。

洞口春紅飛蔌,仙子含愁眉黛

阮郎何事不歸來,懶燒金,慵篆

流水桃花空斷

△●○○○●●  ○●○○○●●

△○△●△○△  ●△○

○●●  ○●○○△●●

 

皇甫松の「天仙子」作は二首収められている。単調三十四字、六句五仄韻で、❼❼7❸❸❼の形をとる。

晴野鷺鷥飛一  花發秋江
劉郎此日別天仙  登綺
淚珠  十二晚峯高歷

  
  
  

 

 

皇甫松

巻二17天仙子二首其一 晴野鷺鷥飛一隻,水花發秋江碧。劉郎此日別天仙,登綺席,淚珠滴,十二晚峯高歷歷。

皇甫松

巻二18天仙子二首其二 躑躅花開紅照水,鷓鴣飛遶青山觜。行人經始歸來,千萬里,錯相倚,懊惱天仙應有以。

韋莊

巻三08天仙子五首其一 悵望前回夢裏期,看花不語苦尋思。露桃花裏小腰肢,眉眼細,鬢雲垂,唯有多情宋玉知。

韋莊

巻三09天仙子五首其二 深夜歸來長酩酊,扶入流蘇猶未醒。醺醺酒氣麝蘭和,驚睡覺,笑呵呵,長道人生能幾何。

韋莊

巻三10天仙子五首其三 蟾彩霜華夜不分,天外鴻聲枕上聞,繡衾香冷嬾重熏。人寂寂,葉紛紛,才睡依前夢見君。

韋莊

巻三11天仙子五首其四 夢覺雲屏依舊空,杜鵑聲咽隔簾櫳,玉郎薄倖去無蹤。一日日,恨重重,淚界蓮腮兩線紅。

韋莊

巻三12天仙子五首其五 金似衣裳玉似身,眼如秋水鬢如雲,霞裙月帔一羣羣。來洞口,望煙分,劉阮不歸春日曛。

和凝

巻六25天仙子二首其一 柳色披衫金縷鳳,纖手輕拈紅豆弄,翠蛾雙斂正含情。桃花洞,瑤臺夢,一片春愁誰與共。

和凝

巻六26天仙子二首其二 洞口春紅飛蔌蔌,仙子含愁眉黛綠。阮郎何事不歸來,懶燒金,慵篆玉。流水桃花空斷續。

皇甫松、韋荘の詩、天仙子参照。

『花間集』全詩訳注解説(改訂版)-67-2皇甫松1《巻2-17 天仙子二首其一》皇甫松12首巻二17-〈67〉漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ-5537

『花間集』全詩訳注解説(改訂版)-68-2皇甫松2《巻2-18 天仙子二首其二》皇甫松12首巻二18-〈68〉漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ-5542

 

『花間集』全詩訳注解説(改訂版)-30韋荘108《巻3-08 天仙子五首 其一》三巻8-〈108〉漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ-5742

『花間集』全詩訳注解説(改訂版)-31韋荘109《巻3-09 天仙子五首 其二》三巻9-〈109〉漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ-5747

『花間集』全詩訳注解説(改訂版)-32韋荘110《巻3-10 天仙子五首 其三》三巻10-〈110〉漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ-5752

花間集』全詩訳注解説(改訂版)-33韋荘111《巻3-11 天仙子五首 其四》三巻11-〈111〉漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ-5757

『花間集』全詩訳注解説(改訂版)-34韋荘112《巻3-12 天仙子五首 其五》三巻12-〈112〉漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ-5762


春花002 

 

柳色披衫金縷鳳,纖手輕拈紅豆弄,翠蛾雙斂正含情。

柳も緑こくなって繁れば、その陰に着物のように隠れ、それは金紫の鳳凰の上服のようである、そしてかぼそい手の軽くそろえて愛撫し、軽くたたいて胸を愛撫する。翠濃い柳葉の眉、眉間に二筋の皺を寄せて、まさにもっと寵愛を受けたいと思い続ける。

4. 柳色 柳が芽吹き、茂ることは春の盛りを云う。柳は男性自身のことであり、おとこの浮気心をさすもの。

5. 披衫 単衣の上衣に柳の枝に覆われて隠れる。

6. 金縷鳳 黄金の糸で刺繍された鳳凰。

7. 纖手 か細い容姿で繊細な手。

8. 輕拈 かるくひねる。

9. 紅豆弄 あずきをもてあそぶ。女の乳首をもてあそぶ。

10. 翠蛾 柳の眉の美しい女。

11. 雙斂 眉間にしわを寄せる。

12. 正含情 このまま会えずに、この春が過ぎていきそうなので愁いに沈んでいる様子。

 

桃花洞,瑤臺夢,一片春愁誰與共。

妃嬪の寝所の前の桃の花は咲き乱れて、玉で飾った美しい御殿での寵愛を受けたこともいまはただの夢、この桃の花びら一片のような妃嬪の春心の愁いは、「此の夜を誰と共に過ごすのだろう」と心配なのだ。

13. 桃花洞 仙女(聖女祠)のいる洞の入口には春の桃の紅い花。妃嬪の寝所の前の桃の花。

14. 瑤臺夢 政治をつかさどるところ。瑤台 李白「古朗月行」「清平調詞其一」につかう。崑崙山にある神仙の居所。『拾遺記』に「崑崙山……傍らに瑤台十二有り、各おの広さ千歩。皆な五色の玉もて台の基と為す」というように十二層の楼台。十二は道教の聖数に由来する。ここでは李白、謝朓の「玉階怨」のイメージを重ねているように見える。『楚辞·離騒』第十一段「望瑶臺之偃蹇兮,見有娥之佚女。」(瑤台の偃蹇たるを望み、有娀の佚女を見る。)

15. 一片 花の一片。女妓のこと。

16. 春愁 春になれば来てくれるだろうかと愁うこと。

17. 誰與共 此の夜を誰と共に過ごすのだろう。妃嬪は寵愛を受けるための準備は、毎日欠かさずしなくてはいけない、それでも、寵愛がない、だから、「此の夜を誰と共に過ごすのだろう」ということでむなしさ、閨怨を表しているが、時間とともにその気持ちを失ってゆくのは。柳の茂、桃の花によってやがて枯れ落ちることで表現している。
梨花003 


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