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巻六 和凝 二十首

花間集 訳注解説 (300)回目和凝巻六24望梅花一首 》 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ9527

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 300)回目和凝巻六24望梅花一首 》

 

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(16-2) 766年雲安、暮春、夔州 168首 の(1)81

 

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花間集 訳注解説 (300)回目和凝巻六24望梅花一首 》 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ9527

(春が来ることは若賓に年齢を重ねていくのみ、香草もすぐ枯れ凋み、その上に足跡残してゆく、古楽府の題名を受け継ぎ、梅花が落ち、香草が枯れ、あしあともきえ、笛の音も消えてゆくと悲哀を詠う。)

春になって芳草が生い茂っていたがいつしか全部萎れ、枯れたのも消えていくと、12月も暮れて雪が積もり根雪として残り、進んだ足跡もそこに残る。秦嶺山脈を越えると落葉して寒々とした枝には新たな息吹がその枝から出ていて、手折ってみると萌えの香りがしてくる。冷ややかな色気というのはその中に秘めているもので、とてもすてきな香は我慢するに堪えない。なにごとが起こったのだろう、あれほど寵愛を受けていたお方が、洛陽の上陽宮のどこにいるのであろうか、ただ、今、どこからか、耳に聞こえてきたのは、梅の花はどんなに妖艶に咲いても直に落花すると歌われてきた「横笛曲」にある「梅花落」の曲である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

花間集 巻六 和凝 二十首

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1

和凝

巻六14小重山二首其一  春入神京萬木芳,禁林鶯語滑,蝶飛狂。曉花擎露妬啼粧,紅日永,風和百花香。煙鏁柳絲長,御溝澄碧水,轉池塘。時時微雨洗風光,天衢遠,到處引笙篁。

2

和凝

巻六15小重山二首其二  正是神京爛熳時,羣仙初折得,郄詵枝。烏犀白紵最相宜,精神出,御陌袖鞭垂。柳色展愁眉,管絃分響亮,探花期。光陰占斷曲江池,新牓上,名姓徹丹墀。

3

和凝

巻六16臨江仙二首其一  海棠香老春江晚,小樓霧縠濛。翠鬟初出繡簾中,麝煙鸞珮蘋風。碾玉釵搖鸂鶒戰,雪肌雲鬢將融。含情遙指碧波東,越王臺殿蓼花紅。

4

和凝

巻六17臨江仙二首其二  披袍窣地紅宮錦,鶯語時囀輕音。碧羅冠子穩犀簪,鳳皇雙颭步搖金。肌骨細勻紅玉軟,臉波微送春心。嬌羞不肯入鴛衾,蘭膏光裏兩情深。

5

和凝

巻六18菩薩蠻一首  越梅半拆輕寒裏,冰清澹薄籠藍水。暖覺杏梢紅,遊絲狂惹風。閑堦莎徑碧,遠夢猶堪惜。離恨又迎春,相思難重陳。

6

和凝

巻六19山花子二首其一  鶯錦蟬縠馥麝臍,輕裾花早曉烟迷。鸂鶒戰金紅掌墜,翠雲低。星靨笑隈霞臉畔,蹙金開襜襯銀泥。春思半和芳草嫩,碧萋萋。

7

和凝

巻六20山花子二首其二  銀字笙寒調正長,水紋簟冷畫屏涼。玉腕重金扼臂,澹梳粧。幾度試香纖手暖,一迴嘗酒絳脣光。佯弄紅絲蠅拂子,打檀郎。

8

和凝

巻六21河滿子二首其一  正是破瓜年幾,含情慣得人饒。桃李精神鸚鵡舌,可堪虛度良宵。卻愛藍羅裙子,羨他長束纖腰。

9

和凝

巻六22河滿子二首其二  寫得魚牋無限,其如花鏁春輝。目斷巫山雲雨,空教殘夢依依。卻愛熏香小鴨,羨他長在屏幃。

10

和凝

巻六23薄命女一首  天欲曉,宮漏穿花聲繚繞。牎裏星光少,冷霞寒侵帳額,殘月光沉樹杪。夢斷錦幃空悄悄,強起愁眉小。

11

和凝

巻六24望梅花一首  春草全無消息,臈雪猶餘蹤跡。越嶺寒枝香自拆,冷豔奇芳堪惜。何事壽陽無處覓,吹入誰家橫笛。

12

和凝

巻六25天仙子二首其一  柳色披衫金縷鳳,纖手輕拈紅豆弄,翠蛾雙斂正含情。桃花洞,瑤臺夢,一片春愁誰與共。

13

和凝

巻六26天仙子二首其二  洞口春紅飛蔌蔌,仙子含愁眉黛綠。阮郎何事不歸來,懶燒金,慵篆玉。流水桃花空斷續。

14

和凝

巻六27春光好二首其一  紗暖,畫屏閑,嚲雲鬟。睡起四肢無力,半春間。玉指剪裁羅勝,金盤點綴蘇山。窺宋深心無限事,小眉彎。

15

和凝

巻六28春光好二首其二  蘋葉軟,杏花明,畫舡輕。雙浴鴛鴦出淥汀,棹歌聲。春水無風無浪,春天半雨半晴。紅粉相隨南浦晚,幾含情。

16

和凝

巻六29採桑子一首  蝤蠐領上訶梨子,繡帶雙垂,椒閑時,競學樗蒲賭荔枝。叢頭鞋子紅編細,裙窣金絲。無事嚬眉,春思飜教阿母疑。

17

和凝

巻六30柳枝三首其一  軟碧瑤煙似送人,映花時把翠蛾嚬。青青自是風流主,慢颭金絲待洛神。

18

和凝

巻六31柳枝三首其二  瑟瑟羅裙金縷腰,黛眉隈破未重描。醉來咬損新花子,拽住仙郎盡放嬌。

19

和凝

巻六32柳枝三首其三  鵲橋初就咽銀河,今夜仙郎自姓和。不是昔年攀桂樹,豈能月裏索嫦娥。

20

和凝

巻六33 漁父一首

 

 

後宮と妃嬪

日常的に危険と不安が潜伏している後宮のなかで、気の弱い者、能力のない者は、ただ唯々諾々と運命に翻弄されるしかなかった。しかし、ちょっと勇敢な者は、他人から運命を左右されることに甘んぜず、自分の力をもって自分の運命を支配し変革しょうとし、さらに進んでは他人をも支配しょうとした。これは高い身分にいることから激発される権力欲ばかりではなかった。彼女たちの特殊な生活環境もまた、彼女たちを一場の激しい 「生存競争」 の只中に投げ入れずにはおかなかったのである。

 

彼女たちは身を九重(天子の宮殿)に置き、はなはだ高貴であるように見えるが、じつはただの皇帝家の家碑に過ぎず、衣食の心配がなくたいへん幸福のように見えるが、じつは人間性を最も残酷に破壊された人々であった。

 

宮廷においては、少数の地位の高い后妃の他は、万単位で数えられる普通の宮人であり、唐代では「宮女」「宮娥」「宮婢」などとも呼ばれていた。彼女たちは長安にあった三大皇宮(太極宮、大明宮、興慶宮、)と東都洛陽にあった大内(天子の宮殿)と上陽の両宮殿、及び各地の離宮〔芙蓉苑〕、別館、諸親王府、皇帝陵、宗廟にそれぞれ配属されていた。

 

心は黄蓮の如く〔苦く〕、身は紅葉の如く〔はかなし〕

「三千宮女胭脂面,幾個春來無淚痕。」(三千の宮女 胭脂の面、幾箇か春来りて涙の痕無からん)《白居易「後宮詞」》。

 

白居易 :

後宮詞其一

 

淚濕羅巾夢不成,夜深前殿按歌聲。

淚 羅巾を濕し 夢 成ず,夜 前殿に深し 歌聲を按ずるに。

紅顏未老恩先斷,斜倚薰籠坐到明。

紅顏 未だ老恩 先ず斷ぜず,斜に倚る 薰籠 坐して明到る。

 

後宮詞其二

雨露由來一點恩,爭能遍布及千門。

雨露 由來す 一點の恩,爭 能く遍布 及び千門。

三千宮女胭脂面,幾個春來無淚痕。

三千の宮女 胭脂の面、幾箇か春来りて涙の痕無からん。

 

古来、宮人は女性のなかで最も人間性を踏みにじられた人々であり、宦官とともに君主専制制度の直接の犠牲者であった。一方は生殖器をとられ身体を傷つけられた者、一方は人間性を踏みにじられた者である。宮人は奥深い後宮の中に幽閉されて永遠に肉親と別れ、青春と紅顔は葬り去られ、愛情と人生の楽しみは奪われ、生きている時は孤独の苦しみに、また死んだ後は訪れる人もない寂しさの中に置かれた。それで多くの知識人が、彼女たちの境遇に心を痛め嘆息してやまなかったのである。

 

彼女たちの痛苦の生活と心情を理解しょうとすれば、白居易の「上陽の白髪の人」ほど真実に迫り、生々と彼女たちの人生を描写したものはない。

 

上陽白髮人白居易

天寶五載已後,楊貴妃專寵,後宮人無復進幸矣。六宮有美色者,輒置別所,上陽是其一也。貞元中尚存焉。

 

上陽人,紅顏暗老白髮新。

綠衣監使守宮門,一閉上陽多少春。

玄宗末初選入,入時十六今六十。

同時采擇百餘人,零落年深殘此身。

 

憶昔吞悲別親族,扶入車中不教哭。

皆雲入便承恩,臉似芙蓉胸似玉。

未容君王得見面,已被楊妃遙側目。

妒令潛配上陽宮,一生遂向空房宿。

 

秋夜長,夜長無寐天不明。

耿耿殘燈背壁影,蕭蕭暗雨打窗聲。

春日遲,日遲獨坐天難暮。

宮鶯百囀愁厭聞,梁燕雙棲老休妒。

 

鶯歸燕去長悄然,春往秋來不記年。

唯向深宮望明月,東西四五百回圓。

今日宮中年最老,大家遙賜尚書號。

小頭鞋履窄衣裳,青黛點眉眉細長。

 

外人不見見應笑,天寶末年時世妝。

上陽人,苦最多。

少亦苦,老亦苦。少苦老苦兩如何?

君不見昔時呂向《美人賦》,【【天寶末,有密采艷色者,當時號花鳥使。呂向獻

《美人賦》以諷之。】〉

又不見今日上陽白髮歌!

 

(上陽白髮人)

上陽の人、紅顏暗く老いて白髪新たなり

綠衣の監使宮門を守る、一閉上陽多少春  一たび上陽に閉ざされてより多少の春。

玄宗の末 初めて選ばれて入る、入る時十六今六十。

同時に採擇す百余人、零落して年深く 此の身を殘す。

憶ふ昔 悲しみを吞みて親族に別れ、扶けられて車中に入るも哭せしめず。

皆云ふ 入すれば便ち恩を承くと、臉は芙蓉に似て胸は玉に似たり。

未だ君王の面を見るを得るを容れざるに、已に楊妃に遙かに側目せらる。

妒(ねた)みて潛かに上陽宮に配せられ、一生遂に空房において宿す。

 

 

秋夜長し、夜長くして寐ぬる無く天明けず。

耿耿たる殘燈 壁に背く影、蕭蕭たる暗雨 窗を打つ聲。

春日遲し、日遲くして獨り坐せば天暮れ難し。

宮鶯百たび囀ずるも愁へて聞くを厭ふ、梁燕雙び棲むも老いて妒むを休む。

 

鶯は歸り燕は去って長へに悄然たり、春往き秋來して年を記さず。

唯だ深宮に明月を望む、東西四五百回 圓かなり。

今日 宮中 年最も老ゆ、大家遙かに賜ふ尚書の號。

小頭の鞋履 窄(せま)き衣裳、青黛 眉を點ず 眉細くして長し。

 

外人は見ず 見れば應に笑ふべし、天寶の末年 時世の妝ひ。

上陽の人、苦しみ最も多し。

少くして亦苦しみ、老いて亦苦しむ

少くして苦しむと老いて苦しむと兩つながら如何せん。

君見ずや 昔時 呂向の美人の賦を、又見ずや 今日 上陽白髪の歌を。

 

上陽の人は、紅顏暗く老いて白髪が新たである、(以下、上陽の人の言葉)

綠衣の監使が宮門を守っています、ここ上陽に閉ざされてどれほどの年月が経ったでしょうか、玄宗皇帝の末年に選ばれて宮廷へお仕えしましたが、その時には16歳でしたのが今は60

 

同時に100人あまりの女性が選ばれましたが、みなうらぶれて年が経ちわたしばかりがこうして残りました

 

思い起こせば悲しみを呑んで親族と別れたものでした、その時には助けられて車の中に入っても泣くことを許されませんでした

 

皆は入内すれば天子様の寵愛をうけられるといいました、あの頃のわたしは芙蓉のような顔と玉のような胸でした、だけれどもまだ天子様にお会いできる前に、楊貴妃に睨まれてしまい、妬みからここ上陽宮に押し込められて、一生を遂に空しく過ごしました

 

秋の夜は長い、夜が長くて眠ることもできず空もなかなか明けません、ちらちらと揺れる灯火が壁に影を写し、しとしと降る雨が窓を打つ音がします、

 

春の日は遅い、日が遅い中一人で坐し得いますが空はいつまでも暮れません、

 

宮殿の鶯が百度囀ってもわたしは悲しくて聞く気になれません、梁の燕がつがいで巣くっても老いた私には妬む気にもなれません、

 

 

 

鶯は故郷へ帰り燕は去ってもわたしは悲しい気持ちのまま、季節が移り変わってもう何年になるでしょうか

 

ここ深宮で月の満ち欠けを見てきましたが、満月はすでに四・五百回も東西を往復しました、おかげで宮中第一の年寄りになってしまいました、天子様はそんなわたしに尚書の號を賜ってくださいました、

 

そのわたしときたら先のとがった靴を履いてぴったりとした衣装を着て、黛で眉を描きますがその眉は細くて長いだけ、

 

もしよその人に見られたら笑われるでしょう、これは天宝の昔に流行った御化粧なのです

 

上陽の人は、苦しみが最も多い、若くしても苦しみ、老いてもまた苦しむ、若くして苦しむのと老いて苦しむのとどちらが辛いだろうか、

 

どうかご覧あれ、昔は呂向の美人の賦、またご覧あれ、いまは上陽白髪の歌を。

 

* 呂向は玄宗の派遣した花鳥使を題材にして「美人賦」を詠み、宮女の悲しみを詠った。

 

この白髪の詩一首は、今日でも後宮の不幸な女性たちに一掬の同情の涙を流させる。

 

九重の深宮は宮人たちの身体を鎖で縛っているが、彼女たちの若い心を縛ることはできなかった。

 

彼女たちは憂え恨み悲しんだが、しかしなおも愛情と幸福を渇望していた。現世がすでに秒茫たるものであったから、希望と夢を来世に託すはかなかったのである。永く後世に伝わった次の 「紅葉に詩を題す」 の物語は、生々と彼女たちの心情を伝えている。

花蘂001 

 

 

 

 

 

 

花間集 教坊曲《河滿子二首 其一》和凝

 

 

花間集 訳注解説

 

 

漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ94995

 

 

 

 

 

 

 

望梅花

春草全無消息,臈雪猶餘蹤跡。

越嶺寒枝香自拆,冷豔奇芳堪惜。

何事壽陽無處覓,吹入誰家橫笛。

(春が来ることは若賓に年齢を重ねていくのみ、香草もすぐ枯れ凋み、その上に足跡残してゆく、古楽府の題名を受け継ぎ、梅花が落ち、香草が枯れ、あしあともきえ、笛の音も消えてゆくと悲哀を詠う。)

春になって芳草が生い茂っていたがいつしか全部萎れ、枯れたのも消えていくと、12月も暮れて雪が積もり根雪として残り、進んだ足跡もそこに残る。

秦嶺山脈を越えると落葉して寒々とした枝には新たな息吹がその枝から出ていて、手折ってみると萌えの香りがしてくる。冷ややかな色気というのはその中に秘めているもので、とてもすてきな香は我慢するに堪えない。

なにごとが起こったのだろう、あれほど寵愛を受けていたお方が、洛陽の上陽宮のどこにいるのであろうか、ただ、今、どこからか、耳に聞こえてきたのは、梅の花はどんなに妖艶に咲いても直に落花すると歌われてきた「横笛曲」にある「梅花落」の曲である。

(梅花を望む)

春草 消息 全て無くし,臈雪【ろうせつ】猶お蹤跡に餘る。

嶺を越へれば 寒枝 香れば自ら拆り,冷豔【れいえん】奇芳 惜しむに堪えん。

何事かある 壽陽 覓むる處無し、吹き入るは 誰が家か「橫笛」の曲を。

海棠花 01 

 

『望梅花』 現代語訳と訳註

(本文)

望梅花

春草全無消息,臈雪猶餘蹤跡。

越嶺寒枝香自拆,冷豔奇芳堪惜。

何事壽陽無處覓,吹入誰家橫笛。

 

(下し文)

(梅花を望む)

春草 消息 全て無くし,臈雪【ろうせつ】猶お蹤跡に餘る。

嶺を越へれば 寒枝 香れば自ら拆り,冷豔【れいえん】奇芳 惜しむに堪えん。

何事かある 壽陽 覓むる處無し、吹き入るは 誰が家か「橫笛」の曲を。

 

(現代語訳)

(春が来ることは若賓に年齢を重ねていくのみ、香草もすぐ枯れ凋み、その上に足跡残してゆく、古楽府の題名を受け継ぎ、梅花が落ち、香草が枯れ、あしあともきえ、笛の音も消えてゆくと悲哀を詠う。)

春になって芳草が生い茂っていたがいつしか全部萎れ、枯れたのも消えていくと、12月も暮れて雪が積もり根雪として残り、進んだ足跡もそこに残る。

秦嶺山脈を越えると落葉して寒々とした枝には新たな息吹がその枝から出ていて、手折ってみると萌えの香りがしてくる。冷ややかな色気というのはその中に秘めているもので、とてもすてきな香は我慢するに堪えない。

なにごとが起こったのだろう、あれほど寵愛を受けていたお方が、洛陽の上陽宮のどこにいるのであろうか、ただ、今、どこからか、耳に聞こえてきたのは、梅の花はどんなに妖艶に咲いても直に落花すると歌われてきた「横笛曲」にある「梅花落」の曲である。

 

(訳注)

望梅花

1. (春が来ることは若賓に年齢を重ねていくのみ、香草もすぐ枯れ凋み、その上に足跡残してゆく、古楽府の題名を受け継ぎ、梅花が落ち、香草が枯れ、あしあともきえ、笛の音も消えてゆくと悲哀を詠う。)

2. 人々は、梅の花の散りゆく風景を目にすることで、今年もまた春か巡ってきたことに気づかされる。悪人にとって春は決して喜ばしい季節ではない。春かただ。同性のものを言うのでなく、幾度となく巡りくるものを言うのであれば、それはただ自分が「撫しみを燧すを得」ることのできない状態のままいたずらに、また若賓に年齢を重ねていくのみであることを象徴するものである。

 また、この作品も漬價格と換韻とが組み合わさった箇所で場面の韓換か見られる。時聞か移ろうにつれ荒れ亀れていく同房、あるいはそれを守るべき思婦の儒悴しきった姿を描く後本部か、涜者の心に頒く訴えかけてくるのは、前半部に描かれた『春草全無消息』という美的感慨と、「時間の推移」より生まれた思婦の悲哀とか呼恵すればこそであろ元・

 

3. 唐の教坊の曲名。『花間集』には和擬と孫光憲のそれぞれ一篇の二篇所収。単調三十八字、六句四仄韻で、6❻❼❻7❻の詞形をとる。

春草全無消息,臈雪猶餘蹤

○●○○○●  ●●△○○●

越嶺寒枝香自,冷豔奇芳堪

●●○○○●●  △●○○○●

何事壽陽無處覓,吹入誰家橫

△●●○○●●  △●○○△●

*********************************

孫光憲 巻八46望梅花

數枝開與短牆  見雪萼紅跗相映 引起誰人邊塞

●○○△●○○  ●●●○△△● ●●○○○●○

簾外欲三更 吹斷離愁月正  空聽隔江

○●●△△ △●△○●△○  △△●○○

 

春草全無消息,臈雪猶餘蹤跡。

春になって芳草が生い茂っていたがいつしか全部萎れ、枯れたのも消えていくと、12月も暮れて雪が積もり根雪として残り、進んだ足跡もそこに残る。

4. 臈雪【ろうせつ】 陰暦12月に降る雪。臘雪・臈雪・﨟雪.

5. 蹤跡 1 事が行われたあと。事跡。踪跡(そうせき)2 あとを追うこと。追跡。また、行方。踪跡。

 

越嶺寒枝香自拆,冷豔奇芳堪惜。

秦嶺山脈を越えると落葉して寒々とした枝には新たな息吹がその枝から出ていて、手折ってみると萌えの香りがしてくる。冷ややかな色気というのはその中に秘めているもので、とてもすてきな香は我慢するに堪えない。

6. 越嶺 秦嶺山脈を越えること。

7. 冷豔 【れいえん】冷艶。冷ややかな美しさ。

8. 堪惜 おしむにたえる。

 

何事壽陽無處覓,吹入誰家橫笛。

なにごとが起こったのだろう、あれほど寵愛を受けていたお方が、洛陽の上陽宮のどこにいるのであろうか、ただ、今、どこからか、耳に聞こえてきたのは、梅の花はどんなに妖艶に咲いても直に落花すると歌われてきた「横笛曲」にある「梅花落」の曲である。

9. 壽陽 ここは洛陽をいう。江蘇、南から秦嶺山脈を越えて行く、妓女が若くて華やかな頃、男の旅に同行して洛陽の早春を楽しんだのだろう。楽しい思い出の残る「洛陽」ということ。壽陽には、壽陽縣(山西省晋中市に位置する県)、明穆宗の壽陽公主(名朱堯娥,明穆宗之女)・壽:(1)めでたいこと。 (2)めでたいことを祝うこと。また、祝いの言葉や儀式。ことほぎ。

10. ・陽:① 日。日の光。「陽光/斜陽・春陽・夕陽・太陽・朝陽・落陽」② ひなた。山の南側。川の北側。「山陽・洛陽(らくよう)」③ 明るく暖かい。「陽春」④ うわべをいつわる。

11. 橫笛 橫笛:漢代の「横笛曲」にある「梅花落」という笛曲。中国古代音楽於いての楽器は、竪箜篌・琵琶・五絃・笙・橫笛・簫・篳篥・羯鼓・. 腰鼓・荅臘などがある。

 

鮑照  梅花落

中庭雜樹多、偏為梅咨嗟

問君何獨然、念其霜中能作花

露中能作實、搖蕩春風媚春日

念爾零落逐寒風、徒有霜華無霜質

中庭は雜樹多きも、偏へに梅のために咨嗟す。

君に問う「何ぞ濁り然るか」と、其の霜中に能く花を作すを念へばなり。

霧中に能く賓を作し、春風に揺蕩として春日に媚ぶ。

爾の零落して寒風を逐ひ、徒らに霜華有りて霜質無きを念う。


海棠花 04

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