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巻六 和凝 二十首

花間集 訳注解説 (298)回目和凝巻六22河滿子二首其二 》 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ9506

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 298)回目和凝巻六22河滿子二首其二 》

 

20171120

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●古代中国の結婚感、女性感,不遇な生き方を詠う 三国時代の三曹の一人、三国時代の「詩神」である曹植の詩六朝謝朓・庾信 後世に多大影響を揚雄・司馬相如・潘岳・王粲.鮑照らの「賦」、現在、李白詩全詩 訳注

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●杜甫の全作品1500首を訳注解説 ●理想の地を求めて旅をする。"

Ⅲ 杜詩

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767年-154 課小豎鉏斫舍北果,林枝蔓荒穢淨,訖移床,三首(一云〈秋日閒居三首〉) 其三(卷二○(四 )頁一七三七)注(1171) Ⅲ 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ9498

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767年-集-21 【字解集】 ・寄峽州劉伯華使君四十韻  Ⅲ 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ9366

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杜甫詩(1)736~751年  53

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杜甫詩(11)762年蜀中転々43

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杜甫詩 (17-1)767年夔州・西閣・赤甲・瀼西132

杜甫詩 (17-2) 767年・瀼西・東屯 133

杜甫詩 (18)768年江陵・公安縣・岳州 78

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花間集 訳注解説 (298)回目和凝巻六22河滿子二首其二 》 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ9506 (11/20)

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10年のBLOGの集大成

 

●花間集全詩●森鴎外の小説の”魚玄機”詩、芸妓”薛濤”詩。唐から五代詩詞。花間集。玉臺新詠連載開始

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花間集 訳注解説 (298)回目和凝巻六22河滿子二首其二 》 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ9506

(選抜されて宮中に入り、寵愛を受けたこともあった、その時、魚箋紙に書かれた詞を何度も書き写すのが日課となる、それでも寵愛を受けることだけがんが得た毎日だが、できることなら、新たに入ってきた無邪気な少女たちを見て、そのころに戻れたらと、羨ましく詠う。)その二。

あのお方からの魚箋紙に書かれた詞を何度も写し取り尽くしたのに、きりがないほどにしている。その詞は、まるで花の環に春の日差しの中に輝いているかのようだから。巫山で夢に神女と契った神女は朝には巫山の雲となり夕べには雨になって交情したというのに、それも今、目にすることはないし、仏教の教えのように心を「無」にしてみるけれど、忘れられない楽しい夢は残り、慕う気持ちは何時までも続いていることがわかるだけ。愛も、お香の薫る良さも、なんか何にも知らない、純真無垢だったころに戻れたら、四面、屏風と戸張に囲まれたところにずっと長くいるこの身にとっては、そんな無邪気な頃を羨ましいと思うだけ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

花間集 巻六 和凝 二十首

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1

和凝

巻六14小重山二首其一  春入神京萬木芳,禁林鶯語滑,蝶飛狂。曉花擎露妬啼粧,紅日永,風和百花香。煙鏁柳絲長,御溝澄碧水,轉池塘。時時微雨洗風光,天衢遠,到處引笙篁。

2

和凝

巻六15小重山二首其二  正是神京爛熳時,羣仙初折得,郄詵枝。烏犀白紵最相宜,精神出,御陌袖鞭垂。柳色展愁眉,管絃分響亮,探花期。光陰占斷曲江池,新牓上,名姓徹丹墀。

3

和凝

巻六16臨江仙二首其一  海棠香老春江晚,小樓霧縠濛。翠鬟初出繡簾中,麝煙鸞珮蘋風。碾玉釵搖鸂鶒戰,雪肌雲鬢將融。含情遙指碧波東,越王臺殿蓼花紅。

4

和凝

巻六17臨江仙二首其二  披袍窣地紅宮錦,鶯語時囀輕音。碧羅冠子穩犀簪,鳳皇雙颭步搖金。肌骨細勻紅玉軟,臉波微送春心。嬌羞不肯入鴛衾,蘭膏光裏兩情深。

5

和凝

巻六18菩薩蠻一首  越梅半拆輕寒裏,冰清澹薄籠藍水。暖覺杏梢紅,遊絲狂惹風。閑堦莎徑碧,遠夢猶堪惜。離恨又迎春,相思難重陳。

6

和凝

巻六19山花子二首其一  鶯錦蟬縠馥麝臍,輕裾花早曉烟迷。鸂鶒戰金紅掌墜,翠雲低。星靨笑隈霞臉畔,蹙金開襜襯銀泥。春思半和芳草嫩,碧萋萋。

7

和凝

巻六20山花子二首其二  銀字笙寒調正長,水紋簟冷畫屏涼。玉腕重金扼臂,澹梳粧。幾度試香纖手暖,一迴嘗酒絳脣光。佯弄紅絲蠅拂子,打檀郎。

8

和凝

巻六21河滿子二首其一  正是破瓜年幾,含情慣得人饒。桃李精神鸚鵡舌,可堪虛度良宵。卻愛藍羅裙子,羨他長束纖腰。

9

和凝

巻六22河滿子二首其二  寫得魚牋無限,其如花鏁春輝。目斷巫山雲雨,空教殘夢依依。卻愛熏香小鴨,羨他長在屏幃。

10

和凝

巻六23薄命女一首  天欲曉,宮漏穿花聲繚繞。牎裏星光少,冷霞寒侵帳額,殘月光沉樹杪。夢斷錦幃空悄悄,強起愁眉小。

11

和凝

巻六24望梅花一首  春草全無消息,臈雪猶餘蹤跡。越嶺寒枝香自拆,冷豔奇芳堪惜。何事壽陽無處覓,吹入誰家橫笛。

12

和凝

巻六25天仙子二首其一  柳色披衫金縷鳳,纖手輕拈紅豆弄,翠蛾雙斂正含情。桃花洞,瑤臺夢,一片春愁誰與共。

13

和凝

巻六26天仙子二首其二  洞口春紅飛蔌蔌,仙子含愁眉黛綠。阮郎何事不歸來,懶燒金,慵篆玉。流水桃花空斷續。

14

和凝

巻六27春光好二首其一  紗暖,畫屏閑,嚲雲鬟。睡起四肢無力,半春間。玉指剪裁羅勝,金盤點綴蘇山。窺宋深心無限事,小眉彎。

15

和凝

巻六28春光好二首其二  蘋葉軟,杏花明,畫舡輕。雙浴鴛鴦出淥汀,棹歌聲。春水無風無浪,春天半雨半晴。紅粉相隨南浦晚,幾含情。

16

和凝

巻六29採桑子一首  蝤蠐領上訶梨子,繡帶雙垂,椒閑時,競學樗蒲賭荔枝。叢頭鞋子紅編細,裙窣金絲。無事嚬眉,春思飜教阿母疑。

17

和凝

巻六30柳枝三首其一  軟碧瑤煙似送人,映花時把翠蛾嚬。青青自是風流主,慢颭金絲待洛神。

18

和凝

巻六31柳枝三首其二  瑟瑟羅裙金縷腰,黛眉隈破未重描。醉來咬損新花子,拽住仙郎盡放嬌。

19

和凝

巻六32柳枝三首其三  鵲橋初就咽銀河,今夜仙郎自姓和。不是昔年攀桂樹,豈能月裏索嫦娥。

 

 霓裳羽衣舞01

10 和學士凝二十首

 和凝898955)字は成績、郭州須昌(山東省東平県)の人。幼少のころから聡明で、学問を好み、一読した書はみなその大義に達していた。十七歳で明経に挙げられ、十九歳で進士に及第した。はじめ後梁に仕えて地方官をつとめたが、つづいて後唐に仕えて、天成年間(926929)に殿中侍御史を拝し、礼部員外即を経て主客員外郎、知制許に改められ、ついで翰林に入って学士となった。また後晋に仕えて、天福五年(940) に中書侍郎同中書門下平車掌(宰相)を拝命した。ついでまた後漢に仕えて、太子大伴を拝し、魯国公に封ぜられた。後周の顕徳二年(955)五十八歳で卒した。のち侍中を贈与された。外見をつくろうことが好きで、平生、乗物や衣服を美しく装飾してりっぱなようすをしていた。また、後進のものを世話するのが好きで、賢不肖にかかわらず、虚心をもってその仕進の道を開きみちびいたので、たいそう評判がよかったという。

文章をつくるにはその分量の多いことが得意であった。文集は百余巻あり、かつて自ら板に訝って、数百状を校印し、人に分かち与えた。短歌艶曲に長じ、「由子相公」というよび名がつけられていた。かれの艶詞をあつめたものに香密集があり、宰相の名を避けて韓樫の名に託してあったというが、今日伝わる韓促の香密集(香散薬)は和顔の作ではないことはすでに明の毛管などがその尤もであることを弁じている(五唐人集)。著述に演論集三十巻、群芸集五十巻、紅薬編五巻(宋史芸文志)があったといぅが、今伝わらない。

かれの詩集に紅葉稿一巻あり、百余首を収めているといぅが(歴代詩余、竜沐勘著唐宋名家詩選に紹介した宋大字本)、この本も明らかではない。紅葉稿は紅薬編のことで、これは制語に関する著述であるといぅ説もある (胡透、詞選)。かれの詞は花間集に二十首収められている。王国経の輯本には二十九首を収めている。

* 旧五代史巻一二七 新五代史巻五六 北夢項言巻パ以歌詞自娯粂 歴代詩余巻一〇二詞人姓氏 全唐詩巻三二 紅葉稿詞一巻 王国稚韓、唐五代二十一家詞輯所収

 

 

 

 

 

 

 

花間集 教坊曲《河滿子二首 其一》和凝

 

 

花間集 訳注解説

 

 

漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ94995

 

 

 

 

 

 

和凝

巻六21河滿子二首其一  正是破瓜年幾,含情慣得人饒。桃李精神鸚鵡舌,可堪虛度良宵。卻愛藍羅裙子,羨他長束纖腰。

和凝

巻六22河滿子二首其二  寫得魚牋無限,其如花鏁春輝。目斷巫山雲雨,空教殘夢依依。卻愛熏香小鴨,羨他長在屏幃。

孫光憲

巻八31河滿子  冠劍不隨君去,江河還共恩深。歌袖半遮眉黛慘,淚珠旋滴衣襟。惆悵雲愁雨怨,斷魂何處相尋。

毛熙震

《巻十01河滿子二首 其一》  寂寞芳菲暗度,華如箭堪驚。緬想舊歡多少事,轉添春思難平。曲檻絲垂金柳,小絃斷銀箏。深院空聞鷰語,滿園閑落花輕。一片相思休不得,忍教長日愁生。誰見夕陽孤夢,覺來無限傷情。

毛熙震

《巻十02河滿子二首 其二》  無語殘粧澹薄,含羞嚲袂輕盈。幾度香閨眠曉,綺疎日微明。雲母帳中惜,水精枕上初驚。笑靨嫩疑花坼,愁眉翠斂山橫。相望只教添悵恨,整鬟時見纖瓊。獨倚朱扉閑立,誰知別有深情。

 

 

河滿子二首 其一

(選抜されて宮中に入り、十六歳になって、初めて経験をした妃嬪が、二十を少し過ぎれば、年増の妃賓とされ、新たに入ってきた無邪気な少女たちを見て、昔を思い出し、羨ましく詠う。)

正是破瓜年幾,含情慣得人饒。

ちょうど、あれは十六歳の年で初体験をさせられたのだが、何年になろうか。いまでは情愛を求め、甘えて自分の方から求めるようになっている。 

桃李精神鸚鵡舌,可堪虛度良宵。

若く、初々しい桃李の精神を持ったまま、今では、口上手に鸚鵡のように話しているのに、いつしか、こんなに素晴らしい夜にも、空しく過ごすことがおおくなった。 

卻愛藍羅裙子,羨他長束纖腰。

むしろ、愛などなく無邪気に、藍色のうすぎぬのスカートを、いつもしなやかに細く長い腰でしめて、身に着けている今の若い妃嬪たちを羨ましく思う。

(河滿子二首其の一)

正に是れ 破瓜【はか】しより 年幾【いくばく】ぞ,情を含んで 人饒を慣得せん。

桃李 精神 鸚鵡の舌,虛しく度【すご】す良宵に堪える可けんや。

愛を卻【しりぞけ】て藍羅の裙子をひらく,他を羨む 纖腰 長束するを。

 

河滿子二首 其二

(選抜されて宮中に入り、寵愛を受けたこともあった、その時、魚箋紙に書かれた詞を何度も書き写すのが日課となる、それでも寵愛を受けることだけがんが得た毎日だが、できることなら、新たに入ってきた無邪気な少女たちを見て、そのころに戻れたらと、羨ましく詠う。)その二。

寫得魚牋無限,其如花鏁春輝。

あのお方からの魚箋紙に書かれた詞を何度も写し取り尽くしたのに、きりがないほどにしている。その詞は、まるで花の環に春の日差しの中に輝いているかのようだから。

目斷巫山雲雨,空教殘夢依依。

巫山で夢に神女と契った神女は朝には巫山の雲となり夕べには雨になって交情したというのに、それも今、目にすることはないし、仏教の教えのように心を「無」にしてみるけれど、忘れられない楽しい夢は残り、慕う気持ちは何時までも続いていることがわかるだけ。

卻愛熏香小鴨,羨他長在屏幃。

愛も、お香の薫る良さも、なんか何にも知らない、純真無垢だったころに戻れたら、四面、屏風と戸張に囲まれたところにずっと長くいるこの身にとっては、そんな無邪気な頃を羨ましいと思うだけ。

 

(河滿子二首其の二)

魚牋を寫得す 限り無し,其れ 花鏁の春輝の如し。

巫山の雲雨 目斷あひ,空しく殘夢 依依とするを教【いましめ】む。

愛を卻【しりぞけ】て 小鴨を熏香す,他を羨む 屏幃 長在するを。

 

木蘭02
 

『河滿子二首』 現代語訳と訳註

(本文)

河滿子二首 其二

寫得魚牋無限,其如花鏁春輝。

目斷巫山雲雨,空教殘夢依依。

卻愛熏香小鴨,羨他長在屏幃。

 

(下し文)

(河滿子二首其の二)

魚牋を寫得す 限り無し,其れ 花鏁の春輝の如し。

巫山の雲雨 目斷あひ,空しく殘夢 依依とするを教【いましめ】む。

愛を卻【しりぞけ】て 小鴨を熏香す,他を羨む 屏幃 長在するを。

(現代語訳)

(選抜されて宮中に入り、寵愛を受けたこともあった、その時、魚箋紙に書かれた詞を何度も書き写すのが日課となる、それでも寵愛を受けることだけがんが得た毎日だが、できることなら、新たに入ってきた無邪気な少女たちを見て、そのころに戻れたらと、羨ましく詠う。)

その二。

あのお方からの魚箋紙に書かれた詞を何度も写し取り尽くしたのに、きりがないほどにしている。その詞は、まるで花の環に春の日差しの中に輝いているかのようだから。

巫山で夢に神女と契った神女は朝には巫山の雲となり夕べには雨になって交情したというのに、それも今、目にすることはないし、仏教の教えのように心を「無」にしてみるけれど、忘れられない楽しい夢は残り、慕う気持ちは何時までも続いていることがわかるだけ。

愛も、お香の薫る良さも、なんか何にも知らない、純真無垢だったころに戻れたら、四面、屏風と戸張に囲まれたところにずっと長くいるこの身にとっては、そんな無邪気な頃を羨ましいと思うだけ。

 

(訳注)

河滿子二首其二

22. (選抜されて宮中に入り、寵愛を受けたこともあった、その時、魚箋紙に書かれた詞を何度も書き写すのが日課となる、それでも寵愛を受けることだけがんが得た毎日だが、できることなら、新たに入ってきた無邪気な少女たちを見て、そのころに戻れたらと、羨ましく詠う。)

その二。

23. 唐の教坊曲、花間集には河滿子は五首あり、和凝は二首所収。河滿子二首 其二は、単調三十六字、三平韻6⑥6⑥6⑥の詞形をとる。

寫得魚牋無限,其如花鏁春

●●○○○●  ○△○?○○

目斷巫山雲雨,空教殘夢依

●●○○○●  △△○△△△

卻愛熏香小鴨,羨他長在屏

●●○○●●  ○△△●△○

河滿子二首 其一は単調三十八字、三平韻6⑥7⑥6⑥の詞形をとる。

河滿子二首 其一

正是破瓜年幾,含情慣得人

△●●○○△  ○○●●○△

桃李精神鸚鵡舌,可堪虛度良

○●△○○●●  ●○○●○

卻愛藍羅裙子,羨他長束纖

●●○○○●  ○△△●○

 

毛文錫《河滿子》は、単調三十六字、三平韻6⑥6⑥6⑥の詞形をとる。

紅粉樓前月照  碧紗窓外鶯

○●○○●●  ●○○●○○

夢斷遼陽音信  那堪獨守空

△●○○○△  △○●●△○

恨對百花時節  王孫綠草萋

●●●○○●  △○●●○○

孫光憲《河滿子》は、単調三十六字、三平韻6⑥7⑥6⑥の詞形をとる。

冠劍不隨君去,江河還共恩

△●△○○●  ○○○△○△

歌袖半遮眉黛慘,淚珠旋滴衣

○●●○○●●  ●○△●△○

惆悵雲愁雨怨,斷魂何處相

○●○○●△  ●○△●△○

 

寫得魚牋無限,其如花鏁春輝。

あのお方からの魚箋紙に書かれた詞を何度も写し取り尽くしたのに、きりがないほどにしている。その詞は、まるで花の環に春の日差しの中に輝いているかのようだから。

24. 魚牋 魚の紋様を漉きこんだ最高級品の紙(箋)魚箋雁書《「漢書」蘇武伝の、匈奴(きょうど)に捕らえられた前漢の蘇武が、手紙を雁の足に結びつけて放ったという故事から》便り。手紙。かりのたまずさ。かりのたより。かりのふみ。雁書。雁使(がんし)。≪双鯉≫の詩、或いは”魚腹蔵書”の故事と、漢朝 蘇武の”雁足伝書”故事を連想し”魚雁”をも書簡の別名として”魚腸雁足”、”雁封鯉素”” 魚雁沈浮”等に用いています。「鯉魚尺素」の略。鯉の腹の中から白絹(=素)に書かれた手紙が出てきた故事による。 「古楽府」飲馬長城窟行

25. 花鏁 はなのくびかざり。・鏁【じょう】 〔錠・鏁・鎖〕① 戸・箱の蓋(ふた)などにつけて,自由に開閉できないようにする金具。金属製の輪を数多くつなぎ合わせて、ひもや綱のようにしたもの。かなぐさり。「犬を―でつなぐ」「懐中時計の―」. 2 物と物とを結びつけているもの。

 

目斷巫山雲雨,空教殘夢依依。

巫山で夢に神女と契った神女は朝には巫山の雲となり夕べには雨になって交情したというのに、それも今、目にすることはないし、仏教の教えのように心を「無」にしてみるけれど、忘れられない楽しい夢は残り、慕う気持ちは何時までも続いていることがわかるだけ。

26. 巫山雲雨 男女の交情をいう。楚王:蜀の国。ここの巫山県の東部に巫山がある。現・四川省のこと。・雲雨:男女の交情をいう。楚の襄王が巫山で夢に神女と契ったことをいう。神女は朝には巫山の雲となり夕べには雨になるという故事からきている。

宋玉『高唐賦』によると、楚の襄王と宋玉が雲夢の台に遊び、高唐の観を望んだところ、雲気(雲というよりも濃い水蒸気のガスに近いもの(か))があったので、宋玉は「朝雲」と言った。襄王がそのわけを尋ねると、宋玉は「昔者先王嘗游高唐,怠而晝寢,夢見一婦人…去而辭曰:妾在巫山之陽,高丘之阻,旦爲朝雲,暮爲行雨,朝朝暮暮,陽臺之下。」と答えた。「巫山之夢」。婉約の詩詞によく使われるが、千載不磨の契りといった感じのものではなく、もっと、気楽な契りをいう。

牛希濟『臨江仙七首』其一

峭碧參差十二峯,冷煙寒樹重重。

宮殿是仙蹤,金鑪珠帳,香靄晝偏濃。

一自楚王驚夢斷,人間無路相逢。

至今雲雨帶愁容,月斜江上,征棹動晨鐘。

10 -5 臨江仙七首其一 牛學士希濟(牛希濟)ⅩⅫ唐五代詞・「花間集」 Gs-402-10-#5  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ3557

27. 空教【くうきょう】仏語。三時教(さんじきょう)の一。有()に執着している者を悟らせるため、すべては空であると説く教法。

28. 依依 思い慕うさま。離れがたいさま。ここでは心配して心をその人に寄せること。

 

 

卻愛熏香小鴨,羨他長在屏幃。

愛も、お香の薫る良さも、なんか何にも知らない、純真無垢だったころに戻れたら、四面、屏風と戸張に囲まれたところにずっと長くいるこの身にとっては、そんな無邪気な頃を羨ましいと思うだけ。

29. 卻愛:愛することをしりぞける。卻:ひとえに。 あえて、かえって、逆に。かつて。しりぞける。

30. 小鴨【こがも】利用しやすい仲のよい可愛い女。「従兄弟同士は鴨の味」(いとこ婚。)いとこ同士の夫婦の仲はとても睦まじいということ。

カモ科の鳥。全長約38センチ、日本のカモ類では最小。雄は背が灰色がかった色で、顔は茶色、目の後方が緑色。雌は全体に淡褐色。冬鳥として各地の池沼に渡来するが、北日本では繁殖するものもある。たかぶがも。《季 冬》

この二首其二の最終聯は其一の変化形である。

和凝『河滿子二首其一』「卻愛藍羅裙子、羨他長束繊腰」(愛することなくして(無邪気に)藍色のうすぎぬのスカートを身に着けて、今の若い女は、いつもしなやかに細い腰をしめているのは羨ましくなるのです。)・卻愛:愛することをしりぞける。卻:ひとえに。 あえて、かえって、逆に。かつて。しりぞける。・藍:藍色。 ・羅裙子:うすぎぬのスカート。・羨:うらやましく思う。 ・他:それ。その少女のスカートを指す。・長:いつも。いつまでも。とこしえに。=常。 ・束:(帯を)しめる。 ・繊腰:(若い女性の)細い腰。

31. 他 他日。上句を受けているから、純真無垢だったころのことを指す。
採蓮 01

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