FC2ブログ

Welcome to my blog

巻六 和凝 二十首

花間集 訳注解説 (293)回目和凝巻六17臨江仙二首其二 》 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ9471

0
  (293)回目和凝巻六17臨江仙二首其二 》 

 

20171113

の紀頌之”6”つの校注Blog

10年のBLOGの集大成

   李白総合案内

 

●古代中国の結婚感、女性感,不遇な生き方を詠う 三国時代の三曹の一人、三国時代の「詩神」である曹植の詩六朝謝朓・庾信 後世に多大影響を揚雄・司馬相如・潘岳・王粲.鮑照らの「賦」、現在、李白詩全詩 訳注

Ⅰ李白詩

(李白集校注)

731年 s-74擬古,十二首之十一(巻二四(二)一三八四)漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ9454

LiveDoo

rBlog

未編年 s-69擬古,十二首之四(巻二四(二)一三七六) -#1漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ9420

孟浩然

李白詩

謝霊運

司馬相如 《子虛賦 ・上林賦》

揚雄 《甘泉賦》

諸葛亮 出師表

曹植詩65

兩都賦序・西都賦・東都賦

李白全詩

漁父辞(屈原

楚辞・九歌》東君

《楚辞九辯》

 

 

 

 

10年のBLOGの集大成

●唐を代表する 中唐 韓愈 全500首 

Ⅱ韓昌黎詩集・文集校注

806年-177 先生-巻15-08上襄陽於相公書 -# 5 Ⅱ漢文委員会kanbuniinkai紀頌之韓愈詩集9462

LiveDoo

rBlog

806年-集20- 韓昌黎集字解集會合聯句【案:韓愈、張籍、孟郊、張徹】 Ⅱ漢文委員会kanbuniinkai紀頌之韓愈詩集9310

・李商隠詩 (1) 136首の75

・李商隠詩 (2) 135首の61

韓愈1 ・孟郊・張籍と汴州乱41

index-2[800年~804年]27

index-3 805年陽山から江陵36

index-4 806年 39 江陵・国子博士25

index-5 806年39歳(2)25

index-6 807~809年 20

index-7[810年~811年 44歳] 34

index-8 [812年~814年47歳]46

index-9[815年~816年 49歳57

index-10[817年~818年 51歳]「平淮西碑」28

index-11 819年『論佛骨表』左遷 38

index-12 820 國子祭酒18

index-13 821年~822年 22

index-14 57歳・病気のため退職。没す14

韓愈 哲学・儒学「五原」

孟郊

 

10年のBLOGの集大成

 

 

 

●杜甫の全作品1500首を訳注解説 ●理想の地を求めて旅をする。"

Ⅲ 杜詩

詳注

767年-149 秋野五首其三(卷二〇(四)頁一七三二)注(1166) Ⅲ 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ9414

LiveDoo

rBlog

767年-集-21 【字解集】 ・寄峽州劉伯華使君四十韻  Ⅲ 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ9366

767年-集-20-3 【字解集】  ・秋日夔府詠懷奉寄鄭監審李賓客之芳一百韻(3) Ⅲ 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ9267

杜甫詩(1)736~751年  53

杜甫詩(2)752年~754年、43歳 73

杜甫詩(3)45歳 安史の乱に彷徨う 26

杜甫詩(4)757年、左拾遺 43

杜甫詩(5)758年47歳 左遷 53

杜甫詩(6)759年 三吏三別 44

杜甫詩(7)759年秦州詩 66

杜甫詩(8)759年同谷紀行、成都紀行36

杜甫詩(9)760年、49歳 成都 45

杜甫詩(10)761年、50歳 成都82

甫詩(11)762年蜀中転々43

杜甫詩(12)762年 蜀中転々 49

(13)763年蜀中転々 96

 (14)764年 三月成都へ帰る 100

 (15)765年正月幕府を辞す 63

(16-1) 766年雲安、暮春、夔州 168首 の(1)80

(16-2) 766年雲安、暮春、夔州 168首 の(1)81

 

杜甫詩 (17-1)767年夔州・西閣・赤甲・瀼西132

杜甫詩 (17-2) 767年・瀼西・東屯 133

杜甫詩 (18)768年江陵・公安縣・岳州 78

杜甫詩 (19)769年・洞庭湖・潭州・衡州 78

杜甫詩 (20)770年・洞庭湖・潭州・衡州。27

杜甫詩 (21)洩れ分(未詳分)・散文

杜甫詩 全詩 総合案内 

●これまで分割して掲載した詩を一括して掲載・改訂掲載・特集  不遇であった詩人だがきめの細やかな山水詩をかいている。花間集連載開始。

Ⅳブログ詩集

漢・唐・宋詞

花間集 訳注解説 (293)回目和凝巻六17臨江仙二首其二 》 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ9471 (11/13)

  fc2

Blog

花間集 訳注解説 (238)回目毛文錫【字解集】a.虞美人二首 b.酒泉子 c.喜遷鶯 d.西溪子 e.中興樂 f.更漏子 g.接賢賓 h.贊浦子》 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ9037 (09/05)

 

 

 

10年のBLOGの集大成

 

●花間集全詩●森鴎外の小説の”魚玄機”詩、芸妓”薛濤”詩。唐から五代詩詞。花間集。玉臺新詠連載開始

.唐五代詞詩・女性

・玉臺新詠

玉-巻三-09 為顧先贈婦二首其二 #1(東南有思婦) 〔陸  雲〕 Ⅴ漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の玉臺新詠巻二ブログ 9465

LiveDoo

rBlog

玉集-019【字解集】  悼亡詩二首其三  Ⅴ漢詩・六朝詩・文選・古詩源・唐宋詩詞漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の玉臺新詠巻二ブログ 9207

●薛濤の全詩

●花間集(1

●花間集(2

●花間集(3

●花間集(4

●花間集(5

●魚玄機全詩

●花間集(6

●花間集(7

●花間集(8

●花間集(9

●花間集10

Ⅵ唐代女性論         ninjaブログ

八、2.86 薛濤 《酬雍秀才貽巴峽圖 》 漢文委員会kanbuniinkai 紀 頌之 ブログ9473

 ■最近Best5 賦・詩・詞(漢詩4ブログ各部門)

漢詩総合サイト 07ch

杜甫全詩案内

韓愈全詩案内

李白全集

李白詩のサイト

古詩源

花間集案内

漢詩・唐詩・宋詩研究

http://kanbunkenkyu.web.fc2.com/

花間集 訳注解説 (293)回目和凝巻六17臨江仙二首其二 》 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ9471

(呉に送られた西施は心に秘めて閨に入り、春を迎えて晴れやかな気持ちで身をゆだねのを詠う。)

暖かい綿入れの服を身に着けている衣の下から風が吹き上げ、紅い宮錦をまきあげる、鶯が春を告げる朝にときとして囀ってくれる声が軽やかに聞こえてくる。みどりの薄絹の上掛け布で、しとやかに象牙の簪を付けて、顔を隠す。金細工の鳳凰は歩くに従い雌雄そろって揺れる。しなやかで、ほっそりとしたからだ、きめこまかい肌がつやつやして美しい。それにどうしたのか顔に表情を少し変えて、春を迎えて晴れやかな気持ちを微笑に伝えて、贈ってくる。なまめかしさと恥じらいをみせていて、閨の布団にあえて入ろうとはしない。部屋には蘭膏の香りが広がり、燈火の内にふたりのこころは深くなっていく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

花間集 巻六 和凝 二十首

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

花間集臨江仙

張泌

巻四38臨江仙煙收湘渚秋江靜,蕉花露泣愁紅。五雲雙鶴去無蹤,幾迴魂斷,凝望向長空。翠竹暗留珠淚怨,閑調寶瑟波中,花鬟月鬢綠雲重。古祠深殿,香冷雨和風。

毛文錫

巻五35臨江仙暮蟬聲盡落斜陽,銀蟾影掛瀟湘。黃陵廟側水茫茫。楚山紅樹,煙雨隔高唐。岸泊漁燈風颭碎,白蘋遠散濃香。靈娥皷琴韻清商,朱絃淒切,雲散碧天長。

牛希濟

巻五36臨江仙七首其一峭碧參差十二峯,冷煙寒樹重重。瑤宮殿是仙蹤,金鑪珠帳,香靄晝偏濃。一自楚王驚夢斷,人間無路相逢。至今雲雨帶愁容,月斜江上,征棹動晨鐘。

牛希濟

巻五37臨江仙七首其二謝家仙觀寄雲岑,岩蘿拂地成陰。洞房不閉白雲深,當時丹竈,一粒化黃金。石壁霞衣猶半挂,松風長似鳴琴。時間唳鶴起前林,十洲高會,何處許相尋?

牛希濟

巻五38臨江仙七首其三渭闕宮城秦樹凋,玉樓獨上無憀。含情不語自吹簫,調情和恨,天路逐風飄。何事乘龍入忽降,似知深意相招。三清攜手路非遙,世間屏障,彩筆劃嬌饒。

牛希濟

巻五39臨江仙七首其四江繞黃陵春廟閑,嬌鶯獨語關關。滿庭重疊綠苔斑,陰雲無事,四散自歸山。簫鼓聲稀香燼冷,月娥斂盡彎環。風流皆道勝人間,須知狂客,判死為紅顏。

牛希濟

巻五40臨江仙七首其五素洛春光瀲灩平,千重媚臉初生。淩波羅襪勢輕輕,煙籠日照,珠翠半分明。風引寶衣疑欲舞,鸞迴鳳翥堪驚。也知心許無恐成,陳王辭賦,千載有聲名。

牛希濟

巻五41臨江仙七首其六柳帶搖風漢水濱,平蕪兩岸爭勻。鴛鴦對浴浪痕新。弄珠遊女,微笑自含春。輕步暗移蟬鬢動,羅裙風惹輕塵。水精宮殿豈無因?空勞纖手,解珮贈情人。

牛希濟

巻五42臨江仙七首其七洞庭波浪颭晴天,君山一點凝煙。此中真境屬神仙,玉樓珠殿,相映月輪邊。萬里平湖秋色冷,星辰垂影參然。橘林霜重更紅鮮,羅浮山下,有路暗相連。

和凝

巻六16臨江仙二首其一海棠香老春江晚,小樓霧縠濛。翠鬟初出繡簾中,麝煙鸞珮蘋風。碾玉釵搖鸂鶒戰,雪肌雲鬢將融。含情遙指碧波東,越王臺殿蓼花紅。

和凝

巻六17臨江仙二首其二披袍窣地紅宮錦,鶯語時囀輕音。碧羅冠子穩犀簪,鳳皇雙颭步搖金。肌骨細勻紅玉軟,臉波微送春心。嬌羞不肯入鴛衾,蘭膏光裏兩情深。

顧夐

巻七32臨江仙三首其一碧染長空池似鏡,倚樓閑望凝情,滿衣紅藕細香清。象床珍簟,山障掩,玉琴橫。暗想昔時懽笑事,如今贏得愁生。博山鑪暖澹煙輕。蟬吟人靜,殘日傍,小明。

顧夐

巻七33臨江仙三首其二幽閨小檻春光晚,柳濃花淡鶯稀。舊歡思想尚依依,翠嚬紅斂,終日損芳菲。何事狂夫音信斷,不如梁鷰猶歸。畫意深處麝煙微,屏虛枕冷,風細雨霏霏。

顧夐

巻七34臨江仙三首其三月色穿簾風入竹,倚屏雙黛愁時。砌花含露兩三枝,如啼恨臉,魂斷損容儀。香燼暗銷金鴨冷,可堪辜負前期。繡襦不整鬢鬟欹,幾多惆悵,情緒在天涯。

孫光憲

巻八15臨江仙二首其一霜拍井梧幹葉墮,翠幃雕檻初寒。薄鈆殘黛稱花冠,含情無語,延佇倚欄干。杳杳征輪何處去,離愁別恨千般。不堪心緒正多端,鏡奩長掩,無意對孤鸞。

孫光憲

巻八16臨江仙二首其二暮雨淒淒深院閉,燈前凝坐初更。玉釵低壓鬢雲橫,半垂羅幕,相映燭光明。終是有心投漢珮,低頭但理秦箏。鷰雙鸞耦不勝情,只愁明發,將逐楚雲行。

鹿虔扆

《巻九14臨江仙二首 其一》  金鏁重門荒苑靜,綺愁對秋空。翠華一去寂無蹤,玉樓歌吹,聲斷已隨風。煙月不知人事改,夜闌還照深宮。藕花相向野塘中,暗傷亡國,清露泣香紅。

鹿虔扆

《巻九15臨江仙二首 其二》  無賴曉鶯驚夢斷,起來殘醉初醒。映絲柳裊煙青,翠簾慵卷,約砌杏花零。一自玉郎遊冶去,蓮凋月慘儀形。暮天微雨灑閑庭,手挼裙帶,無語倚雲屏。

閻選

《巻九22臨江仙二首其一》  雨停荷芰逗濃香,岸邊蟬噪垂楊。物華空有舊池塘,不逢仙子,何處夢襄王。珍簟對欹鴛枕冷,此來塵暗淒涼。欲憑危檻恨偏長,藕花珠綴,猶似汗凝粧。

閻選

《巻九23臨江仙二首其二》  十二高峯天外寒,竹梢輕拂仙壇。寶衣行雨在雲端,畫簾深殿,香霧冷風殘。欲問楚王何處去?翠屏猶掩金鸞。猿啼明月照空灘,孤舟行客,驚夢亦艱難。

尹鶚

《巻九28臨江仙二首其一》  一番荷芰生池沼,檻前風送馨香。昔年於此伴蕭娘,相偎佇立,牽惹敘衷腸。時逞笑容無限態,還如菡萏爭芳。別來虛遣思悠颺,慵窺往事,金鏁小蘭房。

尹鶚

《巻九29臨江仙二首其二》  深秋寒夜銀河靜,月明深院中庭。西幽夢等閑成,逡巡覺後,特地恨難平。紅燭半條殘焰短,依稀暗背銀屏。枕前何事最傷情,梧桐葉上,點點露珠零。

毛熙震

《巻九41臨江仙二首其一》  南齊天子寵嬋娟,六宮羅綺三千。潘妃嬌豔獨芳妍,椒房蘭洞,雲雨降神仙。縱態迷歡心不足,風流可惜當年。纖腰婉約步金蓮,妖君傾國,猶自至今傳。

毛熙震

《巻九42臨江仙二首其二》  幽閨欲曙聞鶯囀,紅月影微明。好風頻謝落花聲,隔幃殘燭,猶照綺屏箏。繡被錦茵眠玉暖,炷香斜裊煙輕。澹蛾羞斂不勝情,暗思閑夢,何處逐雲行。

李珣

《巻十24臨江仙二首其一》  簾卷池心小閣虛,暫涼閑步徐徐。芰荷經雨半凋疎,拂堤垂柳,蟬噪夕陽餘。不語低鬟幽思遠,玉釵斜墜雙魚。幾迴看寄來書,離情別恨,相隔欲何如。

李珣

《巻十25臨江仙二首其二》  鶯報簾前暖日紅,玉鑪殘麝猶濃。起來閨思尚疎慵,別愁春夢,誰解此情悰。強整嬌姿臨寶鏡,小池一芙蓉。舊歡無處再尋蹤,更堪迴顧,屏畫九疑峯。

張泌:湘江の女神、娥皇と女英の所縁の地を巡り、そこにいる道妓を思いを詠う。)

毛文錫:(湘江の女神、娥皇と女英の所縁の地を巡り、そこにいる道妓を思いを詠う。)

牛希濟:1.(三峡の巫峡を下る際に立ち寄った聖女の祠で夢かうつつかの時を過ごして神に見守られて急流を下っていく。)

2.(東方朔『海内十洲記』の中で高尚な出会い―(女のもとを訪ねる男の気持ちを詠う。)

3.(渭水の傍、手を携えてゆけば人間社会の障壁なんか何もなくなる世界に行けるのだと詠う。)

4. (長江にかこまれた黄帝の霊廟近くの聖女祠、女妓のところに通う男を詠う。)

5. (船に乗って洛陽に入る。洛陽の宮城には女の悲しいこと、果たせぬ恋もあったということを詠う)

6. (三方を漢水にかこまれた襄陽の大堤の花街に行くのに理由などあろうかということを詠う)

7. (洞庭湖に面した渡し場に、君山島に、羅浮山にそれぞれ仙郷として女妓たちがいる。)

 

臨江仙二首 其一

(越王句踐の命を受けて呉に嫁ぐ西施の美しさを詠い、復讐を遂げた越王の朝廷のあったところには、恥辱をいやす勾践の妻のように赤い蓼の花が夏を過ぎるまで咲いていると詠う。)

海棠香老春江晚,小樓霧縠濛。

海棠花は好ましい香りが熟成されてまろやかになり、晩春の銭塘江の景色も変わろうとしている、小楼は仙境のように霧霞の薄い衣にまかれ、ぼんやりと薄暗くぼんやりしている。

翠鬟初出繡簾中,麝煙鸞珮蘋風。

若くてみどりの黒髪のもとどりにした髪型で初めて出て宮中にあがると、刺繍の簾にかこまれた宮殿である。麝香はあたり中にただよい、鸞の佩び玉は風の中にあるように揺れる。

碾玉釵搖鸂鶒戰,雪肌雲鬢將融。

磨かれた宝玉の花鈿に、簪から垂れる鸂鶒の金細工が爭っているように揺れる、真白な雪のような肌、両鬢にくも型の流行の髪型、まさにそれらが見事に融和している。

含情遙指碧波東,越王臺殿蓼花紅。

あのお方を思う気持ちは遥か先の東海の蒼海の東の仙界の三山に向かう。ここには越王が復讐をはたした朝廷があったところに夏を迎えた今でも、蓼の花が赤く咲いている。

(臨江仙二首 其の一)

海棠 香老 春江の晚,小樓 霧縠し 濛す。

翠鬟 初めに出でて 繡簾の中,麝煙 鸞珮 風に蘋す。

碾玉 釵搖して鸂鶒の戰,雪肌 雲鬢 將に融る。

含情 遙指 碧波の東,越王の臺殿 蓼花 紅なり。

 

臨江仙二首 其二

(呉に送られた西施は心に秘めて閨に入り、春を迎えて晴れやかな気持ちで身をゆだねのを詠う。)

披袍窣地紅宮錦,鶯語時囀輕音。

暖かい綿入れの服を身に着けている衣の下から風が吹き上げ、紅い宮錦をまきあげる、鶯が春を告げる朝にときとして囀ってくれる声が軽やかに聞こえてくる。

碧羅冠子穩犀簪,鳳皇雙颭步搖金。

みどりの薄絹の上掛け布で、しとやかに象牙の簪を付けて、顔を隠す。金細工の鳳凰は歩くに従い雌雄そろって揺れる。

肌骨細勻紅玉軟,臉波微送春心。

しなやかで、ほっそりとしたからだ、きめこまかい肌がつやつやして美しい。それにどうしたのか顔に表情を少し変えて、春を迎えて晴れやかな気持ちを微笑に伝えて、贈ってくる。

嬌羞不肯入鴛衾,蘭膏光裏兩情深。

なまめかしさと恥じらいをみせていて、閨の布団にあえて入ろうとはしない。部屋には蘭膏の香りが広がり、燈火の内にふたりのこころは深くなっていく。

 

 

『臨江仙二首』 現代語訳と訳註

(本文)

臨江仙二首 其二

披袍窣地紅宮錦,鶯語時囀輕音。

碧羅冠子穩犀簪,鳳皇雙颭步搖金。

肌骨細勻紅玉軟,臉波微送春心。

嬌羞不肯入鴛衾,蘭膏光裏兩情深。

 

(下し文)

(臨江仙二首 其の二)

袍を披い 紅い宮錦を窣地し,鶯語 時に囀りて 輕かに音す。

碧羅 冠子 犀簪【さいしん】を穩やかにす,鳳皇して 雙颭【そうせん】し 步めば金を搖らす。

肌骨にして 細勻【さいきん】 紅玉軟らかにし,臉波【けんは】して 春心を微送す。

嬌羞【きょうしゅう】 肯えて鴛衾【えんきん】に入らず,蘭膏【らんこう】光裏にして 兩つながらの情は深し。

 

(現代語訳)

(呉に送られた西施は心に秘めて閨に入り、春を迎えて晴れやかな気持ちで身をゆだねのを詠う。)

暖かい綿入れの服を身に着けている衣の下から風が吹き上げ、紅い宮錦をまきあげる、鶯が春を告げる朝にときとして囀ってくれる声が軽やかに聞こえてくる。

みどりの薄絹の上掛け布で、しとやかに象牙の簪を付けて、顔を隠す。金細工の鳳凰は歩くに従い雌雄そろって揺れる。

しなやかで、ほっそりとしたからだ、きめこまかい肌がつやつやして美しい。それにどうしたのか顔に表情を少し変えて、春を迎えて晴れやかな気持ちを微笑に伝えて、贈ってくる。

なまめかしさと恥じらいをみせていて、閨の布団にあえて入ろうとはしない。部屋には蘭膏の香りが広がり、燈火の内にふたりのこころは深くなっていく。

 

(訳注)

臨江仙二首其二

16. (呉に送られた西施は心に秘めて閨に入り、春を迎えて晴れやかな気持ちで身をゆだねのを詠う。)

 

17. 唐の教坊の曲名。『花間集』には、《臨江仙》二十六首所収、ほとんど詠懐詩である。和凝の作は二首収められている。臨江仙二首其二は、双調五十八字、前段二十六字四句四平韻で、後段二十七字四句四平韻⑦⑥⑦⑥/⑦⑥⑦⑦の詞形をとる。

臨江仙二首其二

披袍窣地紅宮錦,鶯語時囀輕

碧羅冠子穩犀,鳳皇雙颭步搖

肌骨細勻紅玉軟,臉波微送春

嬌羞不肯入鴛,蘭膏光裏兩情

△○●●○○●  ○●○●△○

●○△●●○○  ●○○●●○○

○●●○○●●  △○○●○○

△○△●●○○  ○△△●●○△

臨江仙二首 其一双調五十三字、前段二十六字四句三平韻で、後段二十七字四句三平韻7⑥⑦⑥/7⑥⑦⑦の詞形をとる。

海棠香老春江晚  小樓霧縠
翠鬟初出繡簾  麝煙鸞珮蘋
碾玉釵搖鸂鶒戰  雪肌雲鬢將
含情遙指碧波  越王臺殿蓼花

●○○●○○●  ●○△●○△

●○○●●○△  ●○○●○△

●●○○○?●  ●○○●△○

○○○●●○○  ●△○●●○○

牛希濟(臨江仙七首 其一)双調五十八字、前段二十九字五句四平韻一仄韻、後段二十九字五句三平韻一仄韻で、⑦⑥⑦❹⑤/7⑥⑦❹⑤の詞形をとる。

峭碧參差十二  冷煙寒樹重

宮殿是仙  金鑪珠  香靄晝偏

一自楚王驚夢斷  人間無路相

至今雲雨帶愁  月斜江  征棹動晨

●●△△●●○  △○○●△△

○○○●●○○  ○○○●  ○●●△○

●●●△○△●  ○△○●△○  ●○○●●○○  ●○○●  ○●●○○

 

披袍 窣地 紅宮錦,鶯語 時囀 輕音。

暖かい綿入れの服を身に着けている衣の下から風が吹き上げ、紅い宮錦をまきあげる、鶯が春を告げる朝にときとして囀ってくれる声が軽やかに聞こえてくる。

18.  中国における「袍」の字の歴史は古いが、時代により定義に変遷がある。古く、周の故実を記したとされる前漢時代の書『礼記』 玉藻篇には「纊爲繭、縕爲袍、襌爲絅、帛爲褶。」((新しいまわた)を入れた服を繭といい、縕(古いまわた)を入れたのを袍という。また襌(ひとえ)に仕立てた衣服を絅といい、綿を入れないのを褶という。)とある。また唐においては「袍」というのは冬の常服(日本の朝服にあたる)のうわぎで、夏の裏無しは「衫」と称した。

19. 窣地:突然と風音のもの寂しさが地を這う。裾もとが乱れることから男性との情事を思い出させる。

韋荘『清平楽』「何處遊女,蜀國多雲雨。雲解有情花解語,窣地綉羅金縷。妝成不整金鈿。含羞待月鞦韆。住在綠槐陰裏,門臨春水橋邊。」

淸平樂(一) 韋荘  ⅩⅫ唐五代詞・宋詩Gs-260-5-#14  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ2682

20. 紅宮錦 高貴な女性のための錦。風蘭 春蘭 寒蘭 , その他, 鉢植えの 花。

鶯語 1.鶯的啼鳴聲。

《巻九63句漫興 九首眼見客愁愁不醒,無賴春色到江亭。即遣花開深造次,便教鶯語太丁寧。」(眼見 客愁 愁いて醒めず,無賴 春色 江亭に到る。即ち花開 深く造次にするを遣し,便ち鶯語 太だ丁寧にするを教えらる。)

絶句漫興九首 其一 成都浣花渓 杜甫 <445  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ2170 杜甫詩1000-445-628/1500 

孫綽 《蘭亭》詩之二: “鶯語吟脩竹, 遊鱗戲瀾濤。”

白居易 《琵琶引》: “間關鶯語花底滑, 幽咽泉流水下難。”

陳三立 《園夜聽驟雨》詩:賸得放晴澆茗碗, 隔枝鶯語可分明。”

2.形容悅耳的語音或歌聲。

張先 《醉桃源》詞:歌停鶯語舞停鸞, 高陽 人更閑。”

徐遲《牡丹》三:她經常穿蜜黃色的袍子, 著淡青色的坎肩……鶯語瀝瀝, 粉香四溢。

 

碧羅 冠子 穩犀簪,鳳皇 雙颭 步搖金。

みどりの薄絹の上掛け布で、しとやかに象牙の簪を付けて、顔を隠す。金細工の鳳凰は歩くに従い雌雄そろって揺れる。

21. 冠子 秦の始皇帝の制度から婦女のかんむり。元服を終えて成人となった子供。鳥のとさか鶏冠子、オンドリのとさか帽.『鶡冠子』山鳥の羽の冠をかぶった隠者が書いたと言われる書。祠にいる巫女をいう。

22. 犀簪 犀の角で作った簪(高級な贈り物)。

23. 鳳皇 「鳳皇于飛」仲の良い夫婦のこと。雄を鳳といい、雌を皇といい、雌雄そろって飛ぶことからいう。

24. ()とは。風が(ものを)ふるわせる.

この二句は二人が楽しくすごし、暮らした様子を云う。

 

肌骨 細勻 紅玉軟,臉波 微送 春心。

しなやかで、ほっそりとしたからだ、きめこまかい肌がつやつやして美しい。それにどうしたのか顔に表情を少し変えて、春を迎えて晴れやかな気持ちを微笑に伝えて、贈ってくる。

25. 肌骨 肌と骨。全身。肌骨を驚かす恐怖でふるえあがらせる。ぞっとさせる。

26. 細勻 細膩勻稱。

27. 紅玉1 ルビーのこと。2 若く、肌がつやつやして血色のよいこと。また、美しい容貌のたとえ。

28. 微送春心 わずかな顔の表情を変化させて、抱いてくださいと表現をする。

 

嬌羞 不肯入 鴛衾,蘭膏 光裏 兩情深。

なまめかしさと恥じらいをみせていて、閨の布団にあえて入ろうとはしない。部屋には蘭膏の香りが広がり、燈火の内にふたりのこころは深くなっていく。

29. 嬌羞【きょうしゅう】女性のなまめかしい恥じらい。

30. 鴛衾 鴛鴦の刺繍のある布団。閨の布団に一緒に過ごすこと。

牛嶠『菩薩蠻七首 其二』「柳花飛處鶯聲急,暗街春色香車立。金鳳小簾開,臉波和恨來。今宵求夢想,難到青樓上。贏得一場愁,鴛衾誰並頭。」

菩薩蠻七首 其二 牛嶠【ぎゅうきょう】  ⅩⅫ唐五代詞・ 「花間集」 Gs-331-6-#18  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ3202

31. 蘭膏。香油。また、植物の蘭と、特に関係はない場合もある。李淸照の「獨上蘭舟」の蘭も木蘭の舟の意はあるが、結果としては、美称。

スポンサーサイト



0 Comments

There are no comments yet.

Leave a reply