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巻六 和凝 二十首

花間集 訳注解説 (291)回目和凝巻六15小重山二首其二 》 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ9457

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 291)回目和凝巻六15小重山二首其二 》 

 

20171111

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10年のBLOGの集大成

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●古代中国の結婚感、女性感,不遇な生き方を詠う 三国時代の三曹の一人、三国時代の「詩神」である曹植の詩六朝謝朓・庾信 後世に多大影響を揚雄・司馬相如・潘岳・王粲.鮑照らの「賦」、現在、李白詩全詩 訳注

Ⅰ李白詩

(李白集校注)

731年 s-73擬古,十二首之七(巻二四(二)一三七八) -#2漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ9447

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未編年 s-69擬古,十二首之四(巻二四(二)一三七六) -#1漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ9420

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●唐を代表する 中唐 韓愈 全500首 

Ⅱ韓昌黎詩集・文集校注

806年-175 先生-巻15-08上襄陽於相公書 -# 3 Ⅱ漢文委員会kanbuniinkai紀頌之韓愈詩集9448

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806年-集20- 韓昌黎集字解集會合聯句【案:韓愈、張籍、孟郊、張徹】 Ⅱ漢文委員会kanbuniinkai紀頌之韓愈詩集9310

・李商隠詩 (1) 136首の75

・李商隠詩 (2) 135首の61

韓愈1 ・孟郊・張籍と汴州乱41

index-2[800年~804年]27

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index-5 806年39歳(2)25

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index-11 819年『論佛骨表』左遷 38

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index-13 821年~822年 22

index-14 57歳・病気のため退職。没す14

韓愈 哲学・儒学「五原」

孟郊

 

10年のBLOGの集大成

 

 

 

●杜甫の全作品1500首を訳注解説 ●理想の地を求めて旅をする。"

Ⅲ 杜詩

詳注

767年-148 秋野五首其二(卷二〇(四)頁一七三二)注(1165) Ⅲ 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ9407

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767年-集-21 【字解集】 ・寄峽州劉伯華使君四十韻  Ⅲ 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ9366

767年-集-20-3 【字解集】  秋日夔府詠懷奉寄鄭監審李賓客之芳一百韻(3) Ⅲ 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ9267

杜甫詩(1)736~751年  53

杜甫詩(2)752年~754年、43歳 73

杜甫詩(3)45歳 安史の乱に彷徨う 26

杜甫詩(4)757年、左拾遺 43

杜甫詩(5)758年47歳 左遷 53

杜甫詩(6)759年 三吏三別 44

杜甫詩(7)759年秦州詩 66

杜甫詩(8)759年同谷紀行、成都紀行36

杜甫詩(9)760年、49歳 成都 45

杜甫詩(10)761年、50歳 成都82

杜甫詩(11)762年蜀中転々43

杜甫詩(12)762年 蜀中転々 49

(13)763年蜀中転々 96

 (14)764年 三月成都へ帰る 100

 (15)765年正月幕府を辞す 63

(16-1) 766年雲安、暮春、夔州 168首 の(1)80

(16-2) 766年雲安、暮春、夔州 168首 の(1)81

 

杜甫詩 (17-1)767年夔州・西閣・赤甲・瀼西132

杜甫詩 (17-2) 767年・瀼西・東屯 133

杜甫詩 (18)768年江陵・公安縣・岳州 78

杜甫詩 (19)769年・洞庭湖・潭州・衡州 78

杜甫詩 (20)770年・洞庭湖・潭州・衡州。27

杜甫詩 (21)洩れ分(未詳分)・散文

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●これまで分割して掲載した詩を一括して掲載・改訂掲載・特集  不遇であった詩人だがきめの細やかな山水詩をかいている。花間集連載開始。

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花間集 訳注解説 (291)回目和凝巻六15小重山二首其二 》 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ9457 (11/11)

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●花間集全詩●森鴎外の小説の”魚玄機”詩、芸妓”薛濤”詩。唐から五代詩詞。花間集。玉臺新詠連載開始

.唐五代詞詩・女性

・玉臺新詠

玉-巻三-08 為顧先贈婦二首其一  #2(辭家遠行遊) 〔陸 機〕 Ⅴ漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の玉臺新詠巻二ブログ 9451

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玉集-019【字解集】  悼亡詩二首其三  Ⅴ漢詩・六朝詩・文選・古詩源・唐宋詩詞漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の玉臺新詠巻二ブログ 9207

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花間集 訳注解説 (291)回目和凝巻六15小重山二首其二 》 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ9457

(春たけなわのころは科挙試験の合格者発表がある、合格したら曲江の杏園の杏の花のもとで逢うことを約束していたが、合格者名簿に載っていたが、約束の場所には来なかった。毎年の春の出来事であり、また新しい春が来て、また、丹庭階を登ってゆくものがいると詠う。)

まさにここ都長安、大明宮は、春爛漫のころ、神仙宮殿には「八千人」、神々、巫女が花が咲く枝が集まった中に枝をかき分けはいって小枝を折り取る。花に加え、烏犀帯の正装、白紵の舞を踊るもの、音楽、舞踊、散楽と劇、それらが全て最高の時を迎える、天使に捧げる思いで出演し、及第の者は無礼講で繰り出していく、都の大通りには、町々から人々が出てきて手を振り、袖を振って歓迎している。柳色は濃くなり、妓優の柳の眉には愁いが広がっている。城中、管楽器と弦楽器の音がよく響き通りぬける。きっとあの妓優、宮女、娘たちは、約束の花のもとに行こうと探す。春の盛りに、毎年おこることで、日は流れ、長安の曲江の池の畔にはまた新しい春が訪れる、牡丹、杏花が咲き乱れ、一杯に広がる。新しい科挙合格者の掲示版が出され、その人はきっと名をあげ、一族の誉れとして、天子に謁見するための丹墀を歩んでいく人となる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

花間集 巻六 和凝 二十首

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1

和凝

巻六14小重山二首其一  春入神京萬木芳,禁林鶯語滑,蝶飛狂。曉花擎露妬啼粧,紅日永,風和百花香。煙鏁柳絲長,御溝澄碧水,轉池塘。時時微雨洗風光,天衢遠,到處引笙篁。

2

和凝

巻六15小重山二首其二  正是神京爛熳時,羣仙初折得,郄詵枝。烏犀白紵最相宜,精神出,御陌袖鞭垂。柳色展愁眉,管絃分響亮,探花期。光陰占斷曲江池,新牓上,名姓徹丹墀。

3

和凝

巻六16臨江仙二首其一  海棠香老春江晚,小樓霧縠濛。翠鬟初出繡簾中,麝煙鸞珮蘋風。碾玉釵搖鸂鶒戰,雪肌雲鬢將融。含情遙指碧波東,越王臺殿蓼花紅。

4

和凝

巻六17臨江仙二首其二  披袍窣地紅宮錦,鶯語時囀輕音。碧羅冠子穩犀簪,鳳皇雙颭步搖金。肌骨細勻紅玉軟,臉波微送春心。嬌羞不肯入鴛衾,蘭膏光裏兩情深。

5

和凝

巻六18菩薩蠻一首  越梅半拆輕寒裏,冰清澹薄籠藍水。暖覺杏梢紅,遊絲狂惹風。閑堦莎徑碧,遠夢猶堪惜。離恨又迎春,相思難重陳。

6

和凝

巻六19山花子二首其一  鶯錦蟬縠馥麝臍,輕裾花早曉烟迷。鸂鶒戰金紅掌墜,翠雲低。星靨笑隈霞臉畔,蹙金開襜襯銀泥。春思半和芳草嫩,碧萋萋。

7

和凝

巻六20山花子二首其二  銀字笙寒調正長,水紋簟冷畫屏涼。玉腕重金扼臂,澹梳粧。幾度試香纖手暖,一迴嘗酒絳脣光。佯弄紅絲蠅拂子,打檀郎。

8

和凝

巻六21河滿子二首其一  正是破瓜年幾,含情慣得人饒。桃李精神鸚鵡舌,可堪虛度良宵。卻愛藍羅裙子,羨他長束纖腰。

9

和凝

巻六22河滿子二首其二  寫得魚牋無限,其如花鏁春輝。目斷巫山雲雨,空教殘夢依依。卻愛熏香小鴨,羨他長在屏幃。

10

和凝

巻六23薄命女一首  天欲曉,宮漏穿花聲繚繞。牎裏星光少,冷霞寒侵帳額,殘月光沉樹杪。夢斷錦幃空悄悄,強起愁眉小。

11

和凝

巻六24望梅花一首  春草全無消息,臈雪猶餘蹤跡。越嶺寒枝香自拆,冷豔奇芳堪惜。何事壽陽無處覓,吹入誰家橫笛。

12

和凝

巻六25天仙子二首其一  柳色披衫金縷鳳,纖手輕拈紅豆弄,翠蛾雙斂正含情。桃花洞,瑤臺夢,一片春愁誰與共。

13

和凝

巻六26天仙子二首其二  洞口春紅飛蔌蔌,仙子含愁眉黛綠。阮郎何事不歸來,懶燒金,慵篆玉。流水桃花空斷續。

14

和凝

巻六27春光好二首其一  紗暖,畫屏閑,嚲雲鬟。睡起四肢無力,半春間。玉指剪裁羅勝,金盤點綴蘇山。窺宋深心無限事,小眉彎。

15

和凝

巻六28春光好二首其二  蘋葉軟,杏花明,畫舡輕。雙浴鴛鴦出淥汀,棹歌聲。春水無風無浪,春天半雨半晴。紅粉相隨南浦晚,幾含情。

16

和凝

巻六29採桑子一首  蝤蠐領上訶梨子,繡帶雙垂,椒閑時,競學樗蒲賭荔枝。叢頭鞋子紅編細,裙窣金絲。無事嚬眉,春思飜教阿母疑。

17

和凝

巻六30柳枝三首其一  軟碧瑤煙似送人,映花時把翠蛾嚬。青青自是風流主,慢颭金絲待洛神。

18

和凝

巻六31柳枝三首其二  瑟瑟羅裙金縷腰,黛眉隈破未重描。醉來咬損新花子,拽住仙郎盡放嬌。

19

和凝

巻六32柳枝三首其三  鵲橋初就咽銀河,今夜仙郎自姓和。不是昔年攀桂樹,豈能月裏索嫦娥。

20

和凝

巻六33漁父一首   白芷汀寒立鷺鷥,蘋風輕剪浪花時。烟冪冪,日遲遲。香引芙蓉惹釣絲。

 和凝898955)字は成績、郭州須昌(山東省東平県)の人。幼少のころから聡明で、学問を好み、一読した書はみなその大義に達していた。十七歳で明経に挙げられ、十九歳で進士に及第した。はじめ後梁に仕えて地方官をつとめたが、つづいて後唐に仕えて、天成年間(926929)に殿中侍御史を拝し、礼部員外即を経て主客員外郎、知制許に改められ、ついで翰林に入って学士となった。また後晋に仕えて、天福五年(940) に中書侍郎同中書門下平車掌(宰相)を拝命した。ついでまた後漢に仕えて、太子大伴を拝し、魯国公に封ぜられた。後周の顕徳二年(955)五十八歳で卒した。のち侍中を贈与された。外見をつくろうことが好きで、平生、乗物や衣服を美しく装飾してりっぱなようすをしていた。また、後進のものを世話するのが好きで、賢不肖にかかわらず、虚心をもってその仕進の道を開きみちびいたので、たいそう評判がよかったという。

文章をつくるにはその分量の多いことが得意であった。文集は百余巻あり、かつて自ら板に訝って、数百状を校印し、人に分かち与えた。短歌艶曲に長じ、「由子相公」というよび名がつけられていた。かれの艶詞をあつめたものに香密集があり、宰相の名を避けて韓樫の名に託してあったというが、今日伝わる韓促の香密集(香散薬)は和顔の作ではないことはすでに明の毛管などがその尤もであることを弁じている(五唐人集)。著述に演論集三十巻、群芸集五十巻、紅薬編五巻(宋史芸文志)があったといぅが、今伝わらない。

かれの詩集に紅葉稿一巻あり、百余首を収めているといぅが(歴代詩余、竜沐勘著唐宋名家詩選に紹介した宋大字本)、この本も明らかではない。紅葉稿は紅薬編のことで、これは制語に関する著述であるといぅ説もある (胡透、詞選)。かれの詞は花間集に二十首収められている。王国経の輯本には二十九首を収めている。

* 旧五代史巻一二七 新五代史巻五六 北夢項言巻パ以歌詞自娯粂 歴代詩余巻一〇二詞人姓氏 全唐詩巻三二 紅葉稿詞一巻 王国稚韓、唐五代二十一家詞輯所収

『花間集』小重山 と 岳飛「小重山」

韋相莊

小重山一首

薛侍郎昭蘊

小重山二首其一     其二

和學士凝(和凝)

小重山二首

毛秘書熙震

小重山一首

岳飛 《小重山一首》 花間集関連詩

 

 

 

 

 

 

 

花間集 教坊曲《巻六15小重山二首其二 》和凝

 

 

花間集 訳注解説

 

 

漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ9464

 

 

 

 

 

 

小重山二首 其一

(大明宮を中心に南の離宮に通じる夾城、北は長安城より広い禁苑を有し、天使の過ごすところには、それぞれに初心な妃嬪が配置されていることを詠う。)

春入神京萬木芳,禁林鶯語滑,蝶飛狂。

天子のお住まいの都に春景色にかわり、ここのすべて木々は萌えて香りひろがる。後宮の奥に広がる御苑に春を告げる鶯声が滑らかにひろがる。花から花へ蝶は飛び、ひらひら狂い飛び交う。

曉花擎露妬啼粧,紅日永,風和百花香。

初心【うぶ】に見える涙顔の化粧を施して、曉花の朝露をささげて、麗らかな春の日は早く明けそして日ごとに長くなる、風が吹いてきて、花々の匂いを届けてくれて和ませてくれる。

煙鏁柳絲長,御溝澄碧水,轉池塘。

春の夕靄が漂うと青柳の長いゆれる枝を隠してしまう、お堀の水は春水で嵩をたかく、淥水一層青く澄んでいる、そして太掖池に流れ入り堤をびっしり春の草が生えている。

時時微雨洗風光,天衢遠,到處引笙篁。

一時ふった春雨がまた降り、花を散り落として春の景色を洗い流してしまうけれど、天使の夾城はるか遠くまで続き、季節が変わっても花の苑に向かう、そうして《竹枝子曲》の笙歌を吹奏するのである。

(小重山二首 其の一)

春神京に入り 萬木 芳し,禁林 鶯語滑かなり,蝶 飛狂す。

曉花 擎露を【ささ】げて啼粧【ていしょう】を妬く,紅日 永く,風 百花と和【とも】に香る。

煙 柳絲の長きを鏁【とざ】し,御溝【ぎょこう】碧水 澄み,池塘に轉ず。

時時 微雨 風光を洗う,天衢【てんく】遠く,到る處 笙篁【しょうこう】を引く。

 

小重山二首 其二

(春たけなわのころは科挙試験の合格者発表がある、合格したら曲江の杏園の杏の花のもとで逢うことを約束していたが、合格者名簿に載っていたが、約束の場所には来なかった。毎年の春の出来事であり、また新しい春が来て、また、丹庭階を登ってゆくものがいると詠う。)

正是神京爛熳時,羣仙初折得,郄詵枝。

まさにここ都長安、大明宮は、春爛漫のころ、神仙宮殿には「八千人」、神々、巫女が花が咲く枝が集まった中に枝をかき分けはいって小枝を折り取る。

烏犀白紵最相宜,精神出,御陌袖鞭垂。

花に加え、烏犀帯の正装、白紵の舞を踊るもの、音楽、舞踊、散楽と劇、それらが全て最高の時を迎える、天使に捧げる思いで出演し、及第の者は無礼講で繰り出していく、都の大通りには、町々から人々が出てきて手を振り、袖を振って歓迎している。

柳色展愁眉,管絃分響亮,探花期。

柳色は濃くなり、妓優の柳の眉には愁いが広がっている。城中、管楽器と弦楽器の音がよく響き通りぬける。きっとあの妓優、宮女、娘たちは、約束の花のもとに行こうと探す。

光陰占斷曲江池,新牓上,名姓徹丹墀。

春の盛りに、毎年おこることで、日は流れ、長安の曲江の池の畔にはまた新しい春が訪れる、牡丹、杏花が咲き乱れ、一杯に広がる。新しい科挙合格者の掲示版が出され、その人はきっと名をあげ、一族の誉れとして、天子に謁見するための丹墀を歩んでいく人となる。

 

 

小重山二首』 現代語訳と訳註

(本文)

小重山二首 其二

正是神京爛熳時,羣仙初折得,郄詵枝。

烏犀白紵最相宜,精神出,御陌袖鞭垂。

柳色展愁眉,管絃分響亮,探花期。

光陰占斷曲江池,新牓上,名姓徹丹墀。

 

(下し文)

小重山二首 其二

正に是 神京 爛熳の時,羣仙 初め折得する,詵枝を郄【げつ】するを。

烏犀 白紵 最も相い宜く,精神もって出づ,御陌 袖鞭 垂る。

柳色 愁眉に展び,管絃 分れて響亮し,花期を探る。

光陰 占斷 曲江の池,新たに牓上し,名姓 丹墀に徹す。

 

(現代語訳)

(春たけなわのころは科挙試験の合格者発表がある、合格したら曲江の杏園の杏の花のもとで逢うことを約束していたが、合格者名簿に載っていたが、約束の場所には来なかった。毎年の春の出来事であり、また新しい春が来て、また、丹庭階を登ってゆくものがいると詠う。)

まさにここ都長安、大明宮は、春爛漫のころ、神仙宮殿には「八千人」、神々、巫女が花が咲く枝が集まった中に枝をかき分けはいって小枝を折り取る。

花に加え、烏犀帯の正装、白紵の舞を踊るもの、音楽、舞踊、散楽と劇、それらが全て最高の時を迎える、天使に捧げる思いで出演し、及第の者は無礼講で繰り出していく、都の大通りには、町々から人々が出てきて手を振り、袖を振って歓迎している。

柳色は濃くなり、妓優の柳の眉には愁いが広がっている。城中、管楽器と弦楽器の音がよく響き通りぬける。きっとあの妓優、宮女、娘たちは、約束の花のもとに行こうと探す。

春の盛りに、毎年おこることで、日は流れ、長安の曲江の池の畔にはまた新しい春が訪れる、牡丹、杏花が咲き乱れ、一杯に広がる。新しい科挙合格者の掲示版が出され、その人はきっと名をあげ、一族の誉れとして、天子に謁見するための丹墀を歩んでいく人となる。

 

 

(訳注)

小重山 二首其二

12. (春たけなわのころは科挙試験の合格者発表がある、合格したら曲江の杏園の杏の花のもとで逢うことを約束していたが、合格者名簿に載っていたが、約束の場所には来なかった。毎年の春の出来事であり、また新しい春が来て、また、丹庭階を登ってゆくものがいると詠う。)

13. 【解説】 杏園での宴が終わると一同馬に乗り、牡丹の出処を訪ねて花を観賞して回る。合格前に約束したけれど、その後に会うことはなくなった。

杜甫《巻二十99觀公孫大娘弟子舞劍器行》「昔有佳人公孫氏,一舞劍氣動四方。」「先帝侍女八千人,公孫劍器初第一。」

世界中の注目をあびてきた、豪華絢欄たる唐代芸術の世界で、女性は顕著な位置を占めており、千年の後にまで名を伝えられた芸術家が輩出した。

14. 【歌舞と音楽

歌舞と女楽、これらは唐代には上は天子、公卿から、下は庶民、士人に至るまでの、すべての人々にとって欠くことのできない芸術的楽しみであった。それゆえこれらは宮廷から、あらゆる社会の階層に至るまで盛んに行われた。宮廷の中にあった教坊、宜春院、梨園、それに長安・洛陽両京にあった外教坊などには、歌舞と音栗に携わる芸妓が多数集中していた。朝廷は天下の名人を広く捜し出したので、唐代の女性芸術家の最も優れた人々をそこに集めることができたのである。彼女たちは恵まれた条件を与えられ、専門的な教育を受けた。また宮廷では常時大規模な催しが開かれたので、彼女たちは芸術的才能を充分に発揮することができ、高度な芸術的才能をもった人々が輩出することになった。その他、貴族や富豪が、自宅に家妓を抱えておく風習も盛んであった。彼らは専門家を招いて家妓を教育し、賓客の歓送迎会、家の慶事や誕生日などの御祝には、必ず家妓に芸を披露させて興趣を添えた。各地の官妓たちの歌舞や音楽の才能も人々から重視され、官庁の歓送迎会、宴会、遊覧の際には、彼女たちの出演は不可欠な漬物となっていた。妓優、姫妾たちが音楽、歌舞を得意としただけでなく、家庭の女性も音楽を習い楽器に通じることを家庭の娯楽、高雅な修養とみなしていた。こうした風潮によって、優秀な芸術家が数多く育成されたのである。

彼女たちの中には一声喉をころがせば長安の大通りに鳴り響いたといわれる歌手、曲を作り楽器を見事に奏でる音楽家、舞姿が美しく絶妙な芸を身につけた舞踊家、その他様々な方面に才能を発揮した芸術家がいた。

 

15. 【構成】『花間集』には和凝の作が二首収められている。

『花間集』には和凝の作が二首収められている。双調五十八字、前段三十宇六句四平韻、後段二十八字六句四平韻で、⑦5③⑦3⑤/⑤5③⑦3⑤の詞形をとる。

正是神京爛熳,羣仙初折得,郄詵

烏犀白紵最相,精神出,御陌袖鞭

柳色展愁,管絃分響亮,探花

光陰占斷曲江,新牓上,名姓徹丹

△●○○●●○  ○○○△● ?○○

○○●●●△○ △○●  ●●●○○

●●●○○  ●△△●● △○○

△○△●●○○ ○●●  ○●●○○

小重山二首 其一は双調五十八字、前段三十宇六句四平韻、後段二十八字六句四平韻で、⑦5③⑦3⑤/⑤5③⑦3⑤の詞形をとる。

春入神京萬木,禁林鶯語滑,蝶飛。 曉花擎露妬啼,紅日永,風和百花

煙鏁柳絲,御溝澄碧水,轉池。   時時微雨洗風,天衢遠,到處引笙

○●○○●●○  △○○●● ●○△  ●○○●●○○ ○●●  △△●○○

○?●○△  ●○○●● ●○○    ○○○●●△△ ○○●  ●●●○○

原型となった韋荘の作構成は以下の通り。

双調五十八字、前段三十字六句四平韻、後段二十八字六句四平韻で、⑦5③⑦3⑤/⑤5③⑦3⑤の詞形をとる。

一閉昭陽春又、夜寒宮漏永、夢君恩。 臥思陳事暗消魂、羅衣濕、紅袂有啼

歌吹隔重閽、繞庭芳草綠、倚長門。   萬般惆悵向誰、凝情立、宮殿欲黃昏。

。 

。   

 

 

正是神京爛熳時,羣仙初折得,郄詵枝。

まさにここ都長安、大明宮は、春爛漫のころ、神仙宮殿には「八千人」、神々、巫女が花が咲く枝が集まった中に枝をかき分けはいって小枝を折り取る。

16. 神京 神は天子を示す、天子のお住まいの都長安、大明宮。

17. 爛熳時 大明宮、皇城、興慶宮、曲江が張る景色がいっぱいに染まるころ。

18. 羣仙 大明宮は蓬莱宮がある神仙境である、妃嬪、妓優、宮女らは神仙のものということである。

19. 郄詵枝 郄:すきまにはいる。詵枝:枝が多く集まっている。

 

烏犀白紵最相宜,精神出,御陌袖鞭垂。

花に加え、烏犀帯の正装、白紵の舞を踊るもの、音楽、舞踊、散楽と劇、それらが全て最高の時を迎える、天使に捧げる思いで出演し、及第の者は無礼講で繰り出していく、都の大通りには、町々から人々が出てきて手を振り、袖を振って歓迎している。

20. 烏犀 束帯の具で、石帯(せきたい)の一。()に烏犀角(うさいかく)を用いたもの。のちには牛の角を代用した。

21. 白紵 晋の時代、呉の地方に白紵の舞というのが起った。白紵というのは、麻の着物の美白なもの。それを着て舞い、その舞の歌を白紵辞と言った。『白紵舞』は晉の頃から唐代の宮廷のみならず民間にも広まった舞踊で、日本、韓国、東南アジア一帯にも伝えられた。白紵とは、麻の一種で織られた薄手の白い織物のことで、白紵で仕立てられた長い袖を翻す舞い姿は、優美にして変化に富み、その美しさは古来、波を揺らすそよ風や舞い降りる雪などにたとえられている。呉歌においては、白紵、雅楽では子夜といった。梁の武帝が沈約に命じて、その詩を更制せしめた。梁の武帝が改作させたのは、四首連続して、四時を分詠したもので、子夜四時歌である。

鮑照《白紵舞》「朱脣動、素腕舉。洛陽少童邯鄲女。古稱綠水今白紵。催弦急管為君舞。

窮秋九月荷葉黃。北風驅鴈天雨霜。夜長酒多樂未央。」

李白『白紵辭其一』「揚清歌、發皓齒。 北方佳人東鄰子、且吟白紵停綠水。長袖拂面為君起、寒云夜卷霜海空。 胡風吹天飄塞鴻、玉顏滿堂樂未終。」

80 《白紵辭其一》index-5 1-5 725年開元十三年25歳 蜀を離れ、襄陽・荊州に遊ぶ。20 首 <80> Ⅰ李白詩1246 kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ4778

81 《白紵辭三首其二》index-5 1-5 725年開元十三年25歳 蜀を離れ、襄陽・荊州・武昌・漢口・洞庭湖・金陵・揚州と遊ぶ。 20 首 <81> Ⅰ李白詩1246 kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ4778

82 《白紵辭,三首之三》index-5 1-5 725年開元十三年25歳 蜀を離れ、襄陽・荊州・武昌・漢口・洞庭湖・金陵・揚州と遊ぶ。 82> Ⅰ李白詩1247 kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ4783

22. 御陌 高貴なものが行楽に向かう大道路。夾城。

23. 袖鞭垂 ①手を振って歓迎する。②逆に袖にする。向こうに行けと袖を振る。③手を振らずそのまま垂らしている。この3つの動作をすること。

 

柳色展愁眉,管絃分響亮,探花期。

柳色は濃くなり、妓優の柳の眉には愁いが広がっている。城中、管楽器と弦楽器の音がよく響き通りぬける。きっとあの妓優、宮女、娘たちは、約束の花のもとに行こうと探す。

24. 柳色展愁眉 

・展 平らに広げ並べる。「展開・展観・展示・展覧」どこまでも伸び広がる。「進展・伸展・発展」隅から隅まで見る。「展墓・展望」巻いたものを開く。.

25. 管絃 八音:古来の楽器の分類法。発音素材により金・石・糸・竹・匏(ほう。ふくべ・土・革・木の8種に分けた。「はちいん」「はっちん」ともいう。

26. 響亮 響き渡る。音がよく通りぬけ、行き渡ること。

 

光陰占斷曲江池,新牓上,名姓徹丹墀。

春の盛りに、毎年おこることで、日は流れ、長安の曲江の池の畔にはまた新しい春が訪れる、牡丹、杏花が咲き乱れ、一杯に広がる。新しい科挙合格者の掲示版が出され、その人はきっと名をあげ、一族の誉れとして、天子に謁見するための丹墀を歩んでいく人となる。

27. 光陰 《「光」は日、「陰」は月の意》月日。年月。時間。

28. 占斷 うらないによって物事を判断すること。ことごとく占有すること。

29. 曲江 長安の曲江の池の畔(ほとり)にあった杏園で、祝宴を賜り、長安の街を園遊し、咲き誇る牡丹などの花を観賞する慣わしがあった。また、貴族は自邸自慢のボタンを庭を開放して鑑賞させ、合格者の無礼を許した。・杏園:官吏登用試験(科挙)に合格した進士たちの祝宴会場。科挙に合格した進士には、曲江の池の畔(ほとり)の杏園で、祝宴を賜り、長安の街で園遊し、咲き誇る牡丹などの花を観賞する慣わしがあった。 ・杏園人:科挙に合格し、新たに進士となった人たちを指す。

30. 牓上 所領の境界に立てる標示。牓示が公領や荘公両属型の所領に一般に立てられた形跡はないので,もっぱら寺社境内,または一円不輸ないし不入権などを持つ排他的領域性の明確な荘園に立てられたものと考えられる。ここは、科挙合格者の氏名を掲示したものと考える。

31. 丹墀 天子に謁見する前庭の丹庭を抜け丹墀の階を昇っていく。その階段のこと。

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