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花間集巻五・六 歐陽烱

花間集 訳注解説 (277)回目 歐陽烱 巻六01 南鄉子八首其一》 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ9359

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 277)回目 歐陽烱 巻六01 南子八首其一》

 

20171029

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杜甫詩(1)736~751年  53

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花間集 訳注解説 (277)回目 歐陽烱 巻六01 南子八首其一》 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ9359

(長江下流域のあたりか、浙江省会稽・紹興辺りを連想させ、大江に面した樓亭に若い芸妓を侍らせた状況を詠う。)

若々しく柔らかい草原に陽炎が経つ頃も過ぎ、石榴の花は開き始める南国の海辺の郷に居る。

日暮れ近くの水辺の樓亭は春景色の中きれいな水に影を落とす。

そばには鴛鴦が水浴びをしている。

江水のはるか遠くに山並みが長く連なり、ここの春景色は飽きることがない。

 

 

 

花間集 巻五

 

 

 

欧陽烱

欧陽炯 【おうようけい】(896-971)              中国,五代の詞人。初め前蜀に仕えたが,滅亡後,洛陽に出る。後蜀が建って蜀に帰り,滅亡後は宋に仕えた。詞は《花間集》《尊前集》に収める。        

益州の華陽、今の四川省成郡の人。若くして前蜀の王衍に仕えて中書舎人となり、後唐に前蜀が滅ぼされると、王衍に従って洛陽に行った。その後、孟知祥が後蜀を建てたので、欧陽烱は蜀に移り、中書舎人、翰林学士、礼部侍郎、陵州の刺史、吏部侍郎等に任じられた。後蜀が宋によって亡ぼされると、宋朝に帰した。欧陽烱は笛に長じていたので、末の太祖超匡胤は常に彼を召し出し笛を演奏させたと伝えられる。欧陽烱は音楽に明るかったということで、『花間集』の編者、後蜀の趙崇祚に請われて『花間集』の序文を書いた。序文の日付は、後蜀の広政三年(940年)夏四月になっている。欧陽烱の詞は、『花間集』には十七首が収められている。

 

1            巻五47浣溪沙三首其一

落絮殘鶯半日天,玉柔花醉只思眠,惹映竹滿爐煙。

獨掩畫屏愁不語,斜欹瑤枕髻鬟偏,此時心在阿誰邊。

 

2            巻五48浣溪沙三首其二

天碧羅衣拂地垂,美人初著更相宜,宛風如舞透香肌。

獨坐含嚬吹鳳竹,園中緩步折花枝,有情無力泥人時。

 

3            巻五49浣溪沙三首其三

相見休言有淚珠,酒闌重得敘歡,鳳屏鴛枕宿金鋪。

蘭麝細香聞喘息,綺羅纖縷見肌膚,此時還恨薄情無。

 

4            巻五50三字令

春欲盡,日遲遲,牡丹時。羅幌卷,翠簾垂。

彩牋書,紅粉淚,兩心知。人不在,鷰空歸,負佳期。

香燼落,枕函欹。月分明,花澹薄,惹相思。

 

-------------------------------------------------------------------------

5            巻六01子八首其一

嫩草如煙,石榴花發海南天。

日暮江亭春影淥,鴛鴦浴。水遠山長看不足。

 

6            巻六02子八首其二

畫舸停橈,槿花籬外竹橫橋。

水上遊人沙上女,迴顧,笑指芭蕉林裏住。

 

7            巻六03子八首其三

岸遠沙平,日斜歸路晚霞明。

孔雀自憐金翠尾,臨水,認得行人驚不起。

 

8            巻六04子八首其四

洞口誰家,木蘭舡繫木蘭花。

紅袖女郎相引去,游南浦,笑倚春風相對語。

 

9            巻六05子八首其五

二八花鈿,胸前如雪臉如蓮。

耳墜金鐶穿瑟瑟,霞衣窄,笑倚江頭招遠客。

10          巻六06子八首其六

路入南中,桄榔葉暗蓼花紅。

兩岸人家微雨後,收紅豆,樹底纖纖擡素手。

 

11          巻六07子八首其七

袖斂鮫綃,採香深洞笑相邀。

藤杖枝頭蘆酒滴,鋪葵席,豆花間晚日。

 

12          巻六08子八首其八

翡翠鵁鶄,白蘋香裏小沙汀。

島上陰陰秋雨色,蘆花撲,數隻漁舡何處宿。

 

13          巻六09獻衷心

見好花顏色,爭笑東風。雙臉上,晚粧同。

閑小樓深閣,春景重重。三五夜,偏有恨,月明中。

情未已,信曾通,滿衣猶自染檀紅。

恨不如雙鷰,飛舞簾櫳。春欲暮,殘絮盡,柳條空。

 

14          巻六10賀明朝二首其一

憶昔花間初識面,紅袖半遮粧臉。

輕轉石榴裙帶,故將纖纖玉指,撚雙鳳金線。

碧梧桐鏁深深院,誰料得,兩情何日教繾綣。

羨春來雙鷰,飛到玉樓,朝暮相見。

 

15          巻六11賀明朝二首其二

憶昔花間相見後,只憑纖手,暗紅豆。

人前不解,巧傳心事。別來依舊,辜負春晝。

碧羅衣上蹙金繡,睹對對鴛鴦,空裛淚痕透。

想韶顏非久,終是為伊,只恁瘦。

 

16          巻六12江城子

晚日金陵岸艸平,落霞明,水無情,六代繁華,暗逐逝波聲。

空有姑蘇臺上月,如西子鏡照江城。

 

17          巻六13鳳樓春鳳

髻綠雲叢,深掩房攏。錦書通,夢中相見覺來慵,勻面淚臉珠融。

因想玉郎何處去,對淑景誰同。小樓中,春思無窮。

倚欄顒望,闇牽愁緒,柳花飛起東風。

斜日照簾,羅幌香冷粉屏空。海棠零落,鶯語殘紅。

 

 

 

 

 

 

 

花間集 教坊曲《巻六 南》歐陽烱

 

 

花間集 訳注解説

 

 

漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ9359

 

 

 

 

 

 

子 

(長江下流域のあたりか、浙江省会稽・紹興辺りを連想させ、大江に面した樓亭に若い芸妓を侍らせた状況を詠う。)

嫩草如煙,石榴花發海南天。

若々しく柔らかい草原に陽炎が経つ頃も過ぎ、石榴の花は開き始める南国の海辺の郷に居る。

日暮江亭春影淥,鴛鴦浴。

日暮れ近くの水辺の樓亭は春景色の中きれいな水に影を落とす。そばには鴛鴦が水浴びをしている。

水遠山長看不足。

江水のはるか遠くに山並みが長く連なり、ここの春景色は飽きることがない。

子 其一

嫩草【わかくさ】煙の如く,石榴の花發く海南の天【そら】。

日暮れて江亭は淥に春影し,鴛鴦 浴す。

水 遠く 山 長【はる】かにして 看れど足るなし。

 

畫舸停橈,槿花籬外竹橫橋。

水上遊人沙上女,迴顧,笑指芭蕉林裏住。

 

岸遠沙平,日斜歸路晚霞明。

孔雀自憐金翠尾,臨水,認得行人驚不起。

 

其四

洞口誰家,木蘭舡繫木蘭花。

紅袖女郎相引去,游南浦,笑倚春風相對語。[

 

其五

二八花鈿,胸前如雪臉如蓮。

耳墜金鐶穿瑟瑟,霞衣窄,笑倚江頭招遠客。

 

其六

路入南中,桄榔葉暗蓼花紅。

兩岸人家微雨後,收紅豆,樹底纖纖擡素手。

 

其七

袖斂鮫綃,採香深洞笑相邀。

藤杖枝頭蘆酒滴,鋪葵席,豆花間晚日。

 

其八

翡翠鵁鶄,白蘋香裏小沙汀。

島上陰陰秋雨色,蘆花撲,數隻漁舡何處宿。

 

 

『南子』 現代語訳と訳註

(本文)

嫩草如煙,石榴花發海南天。

日暮江亭春影淥,鴛鴦浴。

水遠山長看不足。

 

 

(下し文)

子 其一

嫩草【わかくさ】煙の如く,石榴の花發く海南の天【そら】。

日暮れて江亭は淥に春影し,鴛鴦 浴す。

水 遠く 山 長【はる】かにして 看れど足るなし。

 

 

(現代語訳)

(長江下流域のあたりか、浙江省会稽・紹興辺りを連想させ、大江に面した樓亭に若い芸妓を侍らせた状況を詠う。)

若々しく柔らかい草原に陽炎が経つ頃も過ぎ、石榴の花は開き始める南国の海辺の郷に居る。

日暮れ近くの水辺の樓亭は春景色の中きれいな水に影を落とす。

そばには鴛鴦が水浴びをしている。

江水のはるか遠くに山並みが長く連なり、ここの春景色は飽きることがない。

 

(訳注)

1. 唐の教坊の曲名。『花間集』には十八首所収。欧陽烱の作は八首収められている。二十八字、二十七字で、単調に平韻三仄韻である。

其一は、二十八字単調、五句二平韻三仄韻で④⑦❼❸❼の詞形である。

3.  

其一

2. (長江下流域のあたりか、浙江省会稽・紹興辺りを連想させ、大江に面した樓亭に若い芸妓を侍らせた状況を詠う。)

 

嫩草如煙,石榴花發海南天。

若々しく柔らかい草原に陽炎が経つ頃も過ぎ、石榴の花は開き始める南国の海辺の郷に居る。

3. 嫩草【どんそう】【わかくさ.】新緑。生じたばかりで柔らかい。新しく柔らかい。若々しく柔らかい草。【わかい】嫩い「若草」とも書く。 【嫩葉】わかば芽生えたばかりに柔らかい葉。  嫩葉 ( どんよう ) 」に同じ。「若葉」とも書く。

4. 石榴 前漢の武帝の命を受けた張騫が西域から帰国した際に、パルティアからザクロ(安石榴あるいは塗林)を持ち帰ったとする記述が『証類本草』(1091-1093年)以降の書物に見られるため、紀元前2世紀の伝来であるとの説があるが、今日では3世紀頃の伝来であると考えられている[。  ザクロの実は、銅鏡の曇りを防止するために磨く材料として用いられた。子孫繁栄、豊穣。

5 海南天 南国の目の前が海のように広がったほとんどが空が占めるような景色をいう。

 

日暮江亭春影淥,鴛鴦浴。

日暮れ近くの水辺の樓亭は春景色の中きれいな水に影を落とす。

そばには鴛鴦が水浴びをしている。

6. 春影淥 春の雪解け水の澄みきったところに樓亭の影が映っている景色。

 

水遠山長看不足。

江水のはるか遠くに山並みが長く連なり、ここの春景色は飽きることがない。

7. 水遠山長 江水のはるか遠くに山並みが長く連なっている景色。

8. 看不足 いくら見ていても飽きることがない。

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