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花間集巻五・六 歐陽烱

花間集 訳注解説 (275)回目歐陽烱巻五浣溪沙三首其三》 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ9345

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 275)回目歐陽烱巻五浣溪沙三首其三》

20171026

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●古代中国の結婚感、女性感,不遇な生き方を詠う 三国時代の三曹の一人、三国時代の「詩神」である曹植の詩六朝謝朓・庾信 後世に多大影響を揚雄・司馬相如・潘岳・王粲.鮑照らの「賦」、現在、李白詩全詩 訳注

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花間集 訳注解説 (275)回目歐陽烱巻五浣溪沙三首其三》 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ9345

(久方ぶりの寵愛を受ける、薄情と思っても、そうした薄い哀情であってもそれにすがって生きていくしかないと詠う。)

たがいに顔をみたけれど、語ることはできないけど、真珠のような涙を浮かべている。それでも、酒宴もたけなわになり、何度も酒を注いだり、注がれたり、喜び、うれしさをようやく語り出す。そうしたら、鳳凰の屏風をまわりに立て、鴛鴦のように枕して、黄金の敷布に宿す、久方ぶりの寵愛である。

蘭麝の煙りが細く立ち、かすかに吐息を聞き、奇麗な薄絹の衣は肌が透けて、艶姚な寝姿を見る。この時、また怨みの思いが湧いてくる、それでも妃嬪は薄情であってもその情愛に頼るしかすべがないのである。

 

 

 

花間集 巻五

 

 

 

 

欧陽烱

欧陽炯 【おうようけい】(896-971)              中国,五代の詞人。初め前蜀に仕えたが,滅亡後,洛陽に出る。後蜀が建って蜀に帰り,滅亡後は宋に仕えた。詞は《花間集》《尊前集》に収める。        

益州の華陽、今の四川省成郡の人。若くして前蜀の王衍に仕えて中書舎人となり、後唐に前蜀が滅ぼされると、王衍に従って洛陽に行った。その後、孟知祥が後蜀を建てたので、欧陽烱は蜀に移り、中書舎人、翰林学士、礼部侍郎、陵州の刺史、吏部侍郎等に任じられた。後蜀が宋によって亡ぼされると、宋朝に帰した。欧陽烱は笛に長じていたので、末の太祖超匡胤は常に彼を召し出し笛を演奏させたと伝えられる。欧陽烱は音楽に明るかったということで、『花間集』の編者、後蜀の趙崇祚に請われて『花間集』の序文を書いた。序文の日付は、後蜀の広政三年(940年)夏四月になっている。欧陽烱の詞は、『花間集』には十七首が収められている。

 

1            巻五47浣溪沙三首其一

落絮殘鶯半日天,玉柔花醉只思眠,惹映竹滿爐煙。

獨掩畫屏愁不語,斜欹瑤枕髻鬟偏,此時心在阿誰邊。

 

2            巻五48浣溪沙三首其二

天碧羅衣拂地垂,美人初著更相宜,宛風如舞透香肌。

獨坐含嚬吹鳳竹,園中緩步折花枝,有情無力泥人時。

 

3            巻五49浣溪沙三首其三

相見休言有淚珠,酒闌重得敘歡,鳳屏鴛枕宿金鋪。

蘭麝細香聞喘息,綺羅纖縷見肌膚,此時還恨薄情無。

 

4            巻五50三字令

春欲盡,日遲遲,牡丹時。羅幌卷,翠簾垂。

彩牋書,紅粉淚,兩心知。人不在,鷰空歸,負佳期。

香燼落,枕函欹。月分明,花澹薄,惹相思。

 

-------------------------------------------------------------------------

5            巻六01子八首其一

嫩草如煙,石榴花發海南天。

日暮江亭春影淥,鴛鴦浴。水遠山長看不足。

 

6            巻六02子八首其二

畫舸停橈,槿花籬外竹橫橋。

水上遊人沙上女,迴顧,笑指芭蕉林裏住。

 

7            巻六03子八首其三

岸遠沙平,日斜歸路晚霞明。

孔雀自憐金翠尾,臨水,認得行人驚不起。

 

8            巻六04子八首其四

洞口誰家,木蘭舡繫木蘭花。

紅袖女郎相引去,游南浦,笑倚春風相對語。

 

9            巻六05子八首其五

二八花鈿,胸前如雪臉如蓮。

耳墜金鐶穿瑟瑟,霞衣窄,笑倚江頭招遠客。

10          巻六06子八首其六

路入南中,桄榔葉暗蓼花紅。

兩岸人家微雨後,收紅豆,樹底纖纖擡素手。

 

11          巻六07子八首其七

袖斂鮫綃,採香深洞笑相邀。

藤杖枝頭蘆酒滴,鋪葵席,豆花間晚日。

 

12          巻六08子八首其八

翡翠鵁鶄,白蘋香裏小沙汀。

島上陰陰秋雨色,蘆花撲,數隻漁舡何處宿。

 

13          巻六09獻衷心

見好花顏色,爭笑東風。雙臉上,晚粧同。

閑小樓深閣,春景重重。三五夜,偏有恨,月明中。

情未已,信曾通,滿衣猶自染檀紅。

恨不如雙鷰,飛舞簾櫳。春欲暮,殘絮盡,柳條空。

 

14          巻六10賀明朝二首其一

憶昔花間初識面,紅袖半遮粧臉。

輕轉石榴裙帶,故將纖纖玉指,撚雙鳳金線。

碧梧桐鏁深深院,誰料得,兩情何日教繾綣。

羨春來雙鷰,飛到玉樓,朝暮相見。

 

15          巻六11賀明朝二首其二

憶昔花間相見後,只憑纖手,暗紅豆。

人前不解,巧傳心事。別來依舊,辜負春晝。

碧羅衣上蹙金繡,睹對對鴛鴦,空裛淚痕透。

想韶顏非久,終是為伊,只恁瘦。

 

16          巻六12江城子

晚日金陵岸艸平,落霞明,水無情,六代繁華,暗逐逝波聲。

空有姑蘇臺上月,如西子鏡照江城。

 

17          巻六13鳳樓春鳳

髻綠雲叢,深掩房攏。錦書通,夢中相見覺來慵,勻面淚臉珠融。

因想玉郎何處去,對淑景誰同。小樓中,春思無窮。

倚欄顒望,闇牽愁緒,柳花飛起東風。

斜日照簾,羅幌香冷粉屏空。海棠零落,鶯語殘紅。

 

 

 

 

 

 

 

花間集 教坊曲《巻五浣溪沙三首其三》歐陽烱

 

 

花間集 訳注解説

 

 

漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ9345

 

 

 

 

 

 

 

浣溪紗三首 其一

(春も過ぎ、夏鶯が啼きはじめると、寵愛を失った。それでも毎日寵愛を受けている時と同じように寝牀の準備は怠らないものの、愁いと侘しさを詠う。)

落絮殘鶯半日天,玉柔花醉只思眠,惹映竹滿爐煙。

柳絮も飛び交う時節も終わり、夏鶯が啼き、日天子と過ごすのももう少し一緒にいたいといったことも半ば終ろうとしている。若くしなやかで綺麗な妃嬪は、花に酔いしれて、ただこのまま眠りつづけたいと思っていて、窓に惹かれて近づいてみると、そこには竹の影が映り、静かな午後のひと時は香炉からの紫煙で座敷いっぱいに広がる。

獨掩畫屏愁不語,斜欹瑤枕髻鬟偏,此時心在阿誰邊。

今は一人で過ごすのに、寵愛を受ける準備をして、絵屏風をたて。かこむ、愁いが募り言葉にならない。屏風を壁に片づけ、二つ並んだ枕を動かして、横になると髷と簪が揺れてかたよる、毎日、寝牀の準備をしているが、この同じときに、あのおかたはどこの誰のあたりにいるのだろうかということばかり思う。

(浣渓沙 三首其の一)

絮を落し 鶯を殘す 日 天に半ばす,玉は柔し 花は醉う 只だ思い眠るのみ,に惹かれ 竹を映し 爐煙滿つ。

獨り畫屏を掩い愁 語らず,斜欹 瑤枕 髻鬟偏り,此の時 心には阿 誰れか邊に在らん。

 

(改訂版Ver.2.1

浣溪紗三首其二

(美しく、踊りも歌も素晴らしい妃嬪も、やがては寵愛を失い、一人さびしい暮らしをする、しかし寵愛を受ける準備は怠ることはないと詠う)

天碧羅衣拂地垂,美人初著更相宜,宛風如舞透香肌。

紺碧の薄物の羽衣をさらりと地に垂らして佇む、さすが選ばれた美人妃で、はじめからその衣は景色にふさわしいすばらしいものである。宛転して通り抜ける風は薄絹を翻し、芳しい香りに目をやれば、透き通るような肌の白さが美しい。

獨坐含嚬吹鳳竹,園中緩步折花枝,有情無力泥人時。

一人座って眉をひそめる、そこに簫史が吹いた笙のような音が聞こえ、笙の音に惹かれた弄玉のように庭園の中を静かにゆっくりと歩いて、あのおかたに逢えれば渡そうと花の咲く枝を折る。しかし、何も起こらねば、気力も失せ、もう酔った人となることしかない、それでも寵愛を受けたい気持ちがあるだけなのである。

(浣渓沙 三首其の二)

天の碧の羅衣 地を拂い垂れ,美人 初めて更に相い宜しくし著わし,宛風 舞うが如く香肌に透く。

獨り坐して嚬を含み 鳳竹を吹き,園中 緩步して 花枝を折る,情有れど人を泥す時に 力無し。

 

 (改訂版Ver.2.1

浣渓沙 三首 其三

(久方ぶりの寵愛を受ける、薄情と思っても、そうした薄い哀情であってもそれにすがって生きていくしかないと詠う。)

相見休言有淚珠,酒闌重得敘歡,鳳屏鴛枕宿金鋪。

たがいに顔をみたけれど、語ることはできないけど、真珠のような涙を浮かべている。それでも、酒宴もたけなわになり、何度も酒を注いだり、注がれたり、喜び、うれしさをようやく語り出す。そうしたら、鳳凰の屏風をまわりに立て、鴛鴦のように枕して、黄金の敷布に宿す、久方ぶりの寵愛である。

蘭麝細香聞喘息,綺羅纖縷見肌膚,此時還恨薄情無。

蘭麝の煙りが細く立ち、かすかに吐息を聞き、奇麗な薄絹の衣は肌が透けて、艶姚な寝姿を見る。この時、また怨みの思いが湧いてくる、それでも妃嬪は薄情であってもその情愛に頼るしかすべがないのである。

(浣渓沙 三首其の三)

相見て言を休み淚は珠のごとく有り,酒闌わ 重得し 歡を敘す,鳳屏 鴛枕 金鋪に宿る。

蘭麝 細く香り 喘息を聞く,綺羅 纖縷 肌膚を見る,此の時 還た薄く情の無きを恨む。

 

 江邊 03

『浣渓沙三首 其三』 現代語訳と訳註

(本文)

浣渓沙 三首其三

相見休言有淚珠,酒闌重得敘歡,鳳屏鴛枕宿金鋪。

蘭麝細香聞喘息,綺羅纖縷見肌膚,此時還恨薄情無。

 

(下し文)

(浣渓沙 三首其の三)

相見て言を休み淚は珠のごとく有り,酒闌わ 重得し 歡を敘す,鳳屏 鴛枕 金鋪に宿る。

蘭麝 細く香り 喘息を聞く,綺羅 纖縷 肌膚を見る,此の時 還た薄く情の無きを恨む。

 

(現代語訳)

(久方ぶりの寵愛を受ける、薄情と思っても、そうした薄い哀情であってもそれにすがって生きていくしかないと詠う。)

たがいに顔をみたけれど、語ることはできないけど、真珠のような涙を浮かべている。それでも、酒宴もたけなわになり、何度も酒を注いだり、注がれたり、喜び、うれしさをようやく語り出す。そうしたら、鳳凰の屏風をまわりに立て、鴛鴦のように枕して、黄金の敷布に宿す、久方ぶりの寵愛である。

蘭麝の煙りが細く立ち、かすかに吐息を聞き、奇麗な薄絹の衣は肌が透けて、艶姚な寝姿を見る。この時、また怨みの思いが湧いてくる、それでも妃嬪は薄情であってもその情愛に頼るしかすべがないのである。

女冠子 002 
(訳注)

浣溪沙三首

浣渓沙 三首其三

26. (浮気者の男が久方ぶりに訪れた、その時の女の心情を男目線で詠う。)

27. 【解説】 前段、男が久々に女性のもとを訪ねたところ、彼女は積もる恨みに黙って涙を浮かべるだけであったが、酒盛りも半ばを過ぎて、やっと再会の喜びを語ることができたことを描く。そして、男は彼女に導かれ、鳳凰の屏風、鴛駕(オシドリ)模様の枕のある部屋に泊まったことを述べる。後段は、女の喘ぐ息づかい、薄物の衣に透けて見える肌について書き、「こうした時にも、お前はまだ私を薄情男だと恨んでいるだろうか」と男の一こと、二の言葉で結ぶ。

浣溪沙三首

28. 『花間集』には欧楊烱の作が三首収められている。双調四十二字、前段二十一字三句三平韻、後段二十一字三句二平韻で、⑦⑦⑦/7⑦⑦の詞形をとる。

浣溪沙三首其三

落絮殘鶯半日  玉柔花醉只思  映竹滿爐

獨掩畫屏愁不語  斜欹瑤枕髻鬟  此時心在阿誰 

●●○○●●○  ●○○●△△○  ●?●●●○○

●●●△○△●  ○○○△●○△  ●○○●○○○ 

浣溪沙三首其二

天碧羅衣拂地,美人初著更相,宛風如舞透香

獨坐含嚬吹鳳竹,園中緩步折花枝,有情無力泥人

○●○△●●○  ●○○△△△○  △△△●●○○

●●○○△●●  ○△●●△○○  ●○○●△○○ 

浣溪沙三首其三

相見休言有淚,酒闌重得敘歡,鳳屏鴛枕宿金

蘭麝細香聞喘息,綺羅纖縷見肌,此時還恨薄情

△●△○●●○  ●○△●●○△  ●△○△●○△

○●●○△●●  ●○○●●○○  ●○○●●○○

 

相見休言有淚珠,酒闌重得敘歡,鳳屏鴛枕宿金鋪。

たがいに顔をみたけれど、語ることはできないけど、真珠のような涙を浮かべている。それでも、酒宴もたけなわになり、何度も酒を注いだり、注がれたり、喜び、うれしさをようやく語り出す。そうしたら、鳳凰の屏風をまわりに立て、鴛鴦のように枕して、黄金の敷布に宿す、久方ぶりの寵愛である。

29. 敘歡 話し、よろこび楽しむこと。娼婦的な喜びの意味を含むもの。

30. 鳳屏鴛枕 鳳凰の屏風をまわりに立て、鴛鴦のように枕すること。鳳凰が措かれた屏風とオシドリ模様のある枕。

31. 金鋪 黄金の敷布に宿すこと。門扉に設けられたノッカー用の金属製の飾り。ここでは女の家の意で、長らく来ていなかったことを印象付ける。

 

蘭麝細香聞喘息,綺羅纖縷見肌膚,此時還恨薄情無。

蘭麝の煙りが細く立ち、かすかに吐息を聞き、奇麗な薄絹の衣は肌が透けて、艶姚な寝姿を見る。この時、また怨みの思いが湧いてくる、それでも妃嬪は薄情であってもその情愛に頼るしかすべがないのである。

32. 蘭麝 蘭の花と麝香(じゃこう)の香り。また、よい香り。

33. 綺羅 「綺」は綾織りの絹布、「羅」は薄い絹布の意》美しい衣服。羅綺。外見が華やかなこと。また、うわべを装い飾ること。栄華をきわめること。権勢の盛んなこと。

34. 纖縷 纖:ほそい。こまかい。 縷:細々と連なる糸筋。「一縷」2細く、途切れずに続くさま。こまごまとしたさま。「縷言・縷述・縷説・縷陳・縷縷」ぼろ。「襤縷(らんる)

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