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花間集巻五・六 歐陽烱

花間集 訳注解説 (273)回目歐陽烱巻五浣溪沙三首其一》 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ9324

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 273)回目歐陽烱巻五浣溪沙三首其一》

 

 

20171024

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●古代中国の結婚感、女性感,不遇な生き方を詠う 三国時代の三曹の一人、三国時代の「詩神」である曹植の詩六朝謝朓・庾信 後世に多大影響を揚雄・司馬相如・潘岳・王粲.鮑照らの「賦」、現在、李白詩全詩 訳注

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花間集 訳注解説 (273)回目歐陽烱巻五浣溪沙三首其一》 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ9324

(春も過ぎ、夏鶯が啼きはじめると、寵愛を失った。それでも毎日寵愛を受けている時と同じように寝牀の準備は怠らないものの、愁いと侘しさを詠う。)

柳絮も飛び交う時節も終わり、夏鶯が啼き、日天子と過ごすのももう少し一緒にいたいといったことも半ば終ろうとしている。若くしなやかで綺麗な妃嬪は、花に酔いしれて、ただこのまま眠りつづけたいと思っていて、窓に惹かれて近づいてみると、そこには竹の影が映り、静かな午後のひと時は香炉からの紫煙で座敷いっぱいに広がる。

今は一人で過ごすのに、寵愛を受ける準備をして、絵屏風をたて。かこむ、愁いが募り言葉にならない。屏風を壁に片づけ、二つ並んだ枕を動かして、横になると髷と簪が揺れてかたよる、毎日、寝牀の準備をしているが、この同じときに、あのおかたはどこの誰のあたりにいるのだろうかということばかり思う。

 

 

 

花間集 巻五

 

 

 

 柳絮01

欧陽烱

欧陽炯 【おうようけい】(896-971)              中国,五代の詞人。初め前蜀に仕えたが,滅亡後,洛陽に出る。後蜀が建って蜀に帰り,滅亡後は宋に仕えた。詞は《花間集》《尊前集》に収める。        

益州の華陽、今の四川省成郡の人。若くして前蜀の王衍に仕えて中書舎人となり、後唐に前蜀が滅ぼされると、王衍に従って洛陽に行った。その後、孟知祥が後蜀を建てたので、欧陽烱は蜀に移り、中書舎人、翰林学士、礼部侍郎、陵州の刺史、吏部侍郎等に任じられた。後蜀が宋によって亡ぼされると、宋朝に帰した。欧陽烱は笛に長じていたので、末の太祖超匡胤は常に彼を召し出し笛を演奏させたと伝えられる。欧陽烱は音楽に明るかったということで、『花間集』の編者、後蜀の趙崇祚に請われて『花間集』の序文を書いた。序文の日付は、後蜀の広政三年(940年)夏四月になっている。欧陽烱の詞は、『花間集』には十七首が収められている。

 

1            巻五47浣溪沙三首其一

落絮殘鶯半日天,玉柔花醉只思眠,惹映竹滿爐煙。

獨掩畫屏愁不語,斜欹瑤枕髻鬟偏,此時心在阿誰邊。

 

2            巻五48浣溪沙三首其二

天碧羅衣拂地垂,美人初著更相宜,宛風如舞透香肌。

獨坐含嚬吹鳳竹,園中緩步折花枝,有情無力泥人時。

 

3            巻五49浣溪沙三首其三

相見休言有淚珠,酒闌重得敘歡,鳳屏鴛枕宿金鋪。

蘭麝細香聞喘息,綺羅纖縷見肌膚,此時還恨薄情無。

 

4            巻五50三字令

春欲盡,日遲遲,牡丹時。羅幌卷,翠簾垂。

彩牋書,紅粉淚,兩心知。人不在,鷰空歸,負佳期。

香燼落,枕函欹。月分明,花澹薄,惹相思。

 

-------------------------------------------------------------------------

5            巻六01子八首其一

嫩草如煙,石榴花發海南天。

日暮江亭春影淥,鴛鴦浴。水遠山長看不足。

 

6            巻六02子八首其二

畫舸停橈,槿花籬外竹橫橋。

水上遊人沙上女,迴顧,笑指芭蕉林裏住。

 

7            巻六03子八首其三

岸遠沙平,日斜歸路晚霞明。

孔雀自憐金翠尾,臨水,認得行人驚不起。

 

8            巻六04子八首其四

洞口誰家,木蘭舡繫木蘭花。

紅袖女郎相引去,游南浦,笑倚春風相對語。

 

9            巻六05子八首其五

二八花鈿,胸前如雪臉如蓮。

耳墜金鐶穿瑟瑟,霞衣窄,笑倚江頭招遠客。

10          巻六06子八首其六

路入南中,桄榔葉暗蓼花紅。

兩岸人家微雨後,收紅豆,樹底纖纖擡素手。

 

11          巻六07子八首其七

袖斂鮫綃,採香深洞笑相邀。

藤杖枝頭蘆酒滴,鋪葵席,豆花間晚日。

 

12          巻六08子八首其八

翡翠鵁鶄,白蘋香裏小沙汀。

島上陰陰秋雨色,蘆花撲,數隻漁舡何處宿。

 

13          巻六09獻衷心

見好花顏色,爭笑東風。雙臉上,晚粧同。

閑小樓深閣,春景重重。三五夜,偏有恨,月明中。

情未已,信曾通,滿衣猶自染檀紅。

恨不如雙鷰,飛舞簾櫳。春欲暮,殘絮盡,柳條空。

 

14          巻六10賀明朝二首其一

憶昔花間初識面,紅袖半遮粧臉。

輕轉石榴裙帶,故將纖纖玉指,撚雙鳳金線。

碧梧桐鏁深深院,誰料得,兩情何日教繾綣。

羨春來雙鷰,飛到玉樓,朝暮相見。

 

15          巻六11賀明朝二首其二

憶昔花間相見後,只憑纖手,暗紅豆。

人前不解,巧傳心事。別來依舊,辜負春晝。

碧羅衣上蹙金繡,睹對對鴛鴦,空裛淚痕透。

想韶顏非久,終是為伊,只恁瘦。

 

16          巻六12江城子

晚日金陵岸艸平,落霞明,水無情,六代繁華,暗逐逝波聲。

空有姑蘇臺上月,如西子鏡照江城。

 

17          巻六13鳳樓春鳳

髻綠雲叢,深掩房攏。錦書通,夢中相見覺來慵,勻面淚臉珠融。

因想玉郎何處去,對淑景誰同。小樓中,春思無窮。

倚欄顒望,闇牽愁緒,柳花飛起東風。

斜日照簾,羅幌香冷粉屏空。海棠零落,鶯語殘紅。

 

 

 

 

 

 

 

花間集 教坊曲《巻五浣溪沙三首其一》歐陽烱

 

 

花間集 訳注解説

 

 

漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ9324

 

 

 

 

 

 

柳絮02巻五47浣溪沙三首其一

落絮殘鶯半日天,玉柔花醉只思眠,惹映竹滿爐煙。

獨掩畫屏愁不語,斜欹瑤枕髻鬟偏,此時心在阿誰邊。

 

浣溪紗三首 其一

(春も過ぎ、夏鶯が啼きはじめると、寵愛を失った。それでも毎日寵愛を受けている時と同じように寝牀の準備は怠らないものの、愁いと侘しさを詠う。)

落絮殘鶯半日天,玉柔花醉只思眠,惹映竹滿爐煙。

柳絮も飛び交う時節も終わり、夏鶯が啼き、日天子と過ごすのももう少し一緒にいたいといったことも半ば終ろうとしている。若くしなやかで綺麗な妃嬪は、花に酔いしれて、ただこのまま眠りつづけたいと思っていて、窓に惹かれて近づいてみると、そこには竹の影が映り、静かな午後のひと時は香炉からの紫煙で座敷いっぱいに広がる。

獨掩畫屏愁不語,斜欹瑤枕髻鬟偏,此時心在阿誰邊。

今は一人で過ごすのに、寵愛を受ける準備をして、絵屏風をたて。かこむ、愁いが募り言葉にならない。屏風を壁に片づけ、二つ並んだ枕を動かして、横になると髷と簪が揺れてかたよる、毎日、寝牀の準備をしているが、この同じときに、あのおかたはどこの誰のあたりにいるのだろうかということばかり思う。

 

浣溪沙三首其二

天碧羅衣拂地垂,美人初著更相宜,宛風如舞透香肌。

獨坐含嚬吹鳳竹,園中緩步折花枝,有情無力泥人時。

 

浣溪沙三首其三

相見休言有淚珠,酒闌重得敘歡,鳳屏鴛枕宿金鋪。

蘭麝細香聞喘息,綺羅纖縷見肌膚,此時還恨薄情無。

 




(改訂版Ver.2.1

『浣溪沙三首』 現代語訳と訳註

(本文)

浣溪沙三首其一

落絮殘鶯半日天,玉柔花醉只思眠,惹映竹滿爐煙。

獨掩畫屏愁不語,斜欹瑤枕髻鬟偏,此時心在阿誰邊。

 

(下し文)

(其の一)

絮を落し 鶯を殘す 日 天に半ばす,玉は柔し 花は醉う 只だ思い眠るのみ,に惹かれ 竹を映し 爐煙滿つ。

獨り畫屏を掩い愁 語らず,斜欹 瑤枕 髻鬟偏り,此の時 心には阿 誰れか邊に在らん。

 

(現代語訳)

(春も過ぎ、夏鶯が啼きはじめると、寵愛を失った。それでも毎日寵愛を受けている時と同じように寝牀の準備は怠らないものの、愁いと侘しさを詠う。)

柳絮も飛び交う時節も終わり、夏鶯が啼き、日天子と過ごすのももう少し一緒にいたいといったことも半ば終ろうとしている。若くしなやかで綺麗な妃嬪は、花に酔いしれて、ただこのまま眠りつづけたいと思っていて、窓に惹かれて近づいてみると、そこには竹の影が映り、静かな午後のひと時は香炉からの紫煙で座敷いっぱいに広がる。

今は一人で過ごすのに、寵愛を受ける準備をして、絵屏風をたて。かこむ、愁いが募り言葉にならない。屏風を壁に片づけ、二つ並んだ枕を動かして、横になると髷と簪が揺れてかたよる、毎日、寝牀の準備をしているが、この同じときに、あのおかたはどこの誰のあたりにいるのだろうかということばかり思う。

 

(訳注) (改訂版Ver.2.1

浣溪沙三首其一

1. (春も過ぎ、夏鶯が啼きはじめると、寵愛を失った。それでも毎日寵愛を受けている時と同じように寝牀の準備は怠らないものの、愁いと侘しさを詠う。)

2. 彼女たちは身を九重(天子の宮殿)に置き、はなはだ高貴であるように見えるが、じつはただの皇帝家の家碑に過ぎず、衣食の心配がなくたいへん幸福のように見えるが、じつは人間性を最も残酷に破壊された人々であった。

宮廷においては、少数の地位の高い后妃の他は、万単位で数えられる普通の宮人であり、唐代では「宮女」「宮娥」「宮婢」などとも呼ばれていた。彼女たちは長安にあった三大皇宮(太極宮、大明宮、興慶宮、)と東都洛陽にあった大内(天子の宮殿)と上陽の両宮殿、及び各地の離宮〔芙蓉苑〕、別館、諸親王府、皇帝陵、宗廟にそれぞれ配属されていた。

日常的に危険と不安が潜伏している後宮のなかで、気の弱い者、能力のない者は、ただ唯々諾々と運命に翻弄されるしかなかった。しかし、ちょっと勇敢な者は、他人から運命を左右されることに甘んぜず、自分の力をもって自分の運命を支配し変革しょうとし、さらに進んでは他人をも支配しょうとした。これは高い身分にいることから激発される権力欲ばかりではなかった。彼女たちの特殊な生活環境もまた、彼女たちを一場の激しい 「生存競争」 の只中に投げ入れずにはおかなかったのである。

 

浣溪沙三首

3. 『花間集』には欧楊烱の作が三首収められている。双調四十二字、前段二十一字三句三平韻、後段二十一字三句二平韻で、⑦⑦⑦/7⑦⑦の詞形をとる。

浣溪沙三首其三

落絮殘鶯半日  玉柔花醉只思  映竹滿爐

獨掩畫屏愁不語  斜欹瑤枕髻鬟  此時心在阿誰 

●●○○●●○  ●○○●△△○  ●?●●●○○

●●●△○△●  ○○○△●○△  ●○○●○○○ 

浣溪沙三首其二

天碧羅衣拂地,美人初著更相,宛風如舞透香

獨坐含嚬吹鳳竹,園中緩步折花枝,有情無力泥人

○●○△●●○  ●○○△△△○  △△△●●○○

●●○○△●●  ○△●●△○○  ●○○●△○○ 

浣溪沙三首其三

相見休言有淚,酒闌重得敘歡,鳳屏鴛枕宿金

蘭麝細香聞喘息,綺羅纖縷見肌,此時還恨薄情

△●△○●●○  ●○△●●○△  ●△○△●○△

○●●○△●●  ●○○●●○○  ●○○●●○○

 

落絮殘鶯半日天,玉柔花醉只思眠,惹映竹滿爐煙。

柳絮も飛び交う時節も終わり、夏鶯が啼き、日天子と過ごすのももう少し一緒にいたいといったことも半ば終ろうとしている。若くしなやかで綺麗な妃嬪は、花に酔いしれて、ただこのまま眠りつづけたいと思っていて、窓に惹かれて近づいてみると、そこには竹の影が映り、静かな午後のひと時は香炉からの紫煙で座敷いっぱいに広がる。

4. 落絮 わた、真綿、草木のわた毛が飛び落ちる。柳絮。長く続くさまがおわること。

5. 殘鶯 春が過ぎてもまだ鳴いているうぐいす。晚春に鳴く鶯。夏うぐいす。老鶯。

6. 日天 日天子の治める世界。転じて、太陽。⇒日天子。あともう半日一緒にいたいという気持ちを表す。。

7. 玉柔 妃嬪のか細いしなやかな身体を云う。

8.  窗、窓。薄絹を張った窓。

9. 映竹滿爐煙 この語句は、静かな午後のひと時を強調するもの。

 

獨掩畫屏愁不語,斜欹瑤枕髻鬟偏,此時心在阿誰邊。

今は一人で過ごすのに、寵愛を受ける準備をして、絵屏風をたて。かこむ、愁いが募り言葉にならない。屏風を壁に片づけ、二つ並んだ枕を動かして、横になると髷と簪が揺れてかたよる、毎日、寝牀の準備をしているが、この同じときに、あのおかたはどこの誰のあたりにいるのだろうかということばかり思う。

10. 掩【えん】おおうおおい隠す。かばう。「掩護・掩蔽(えんぺい)

11. 畫屏 屛風は寝牀のまわりに立てかける、つまり、ベットインという意味になる。

12. 斜欹 欹はそばだつ意。斜と欹も斜めに寄りかかる状態をいう。屏風を使わないという意。

13. 阿 くま、 おもねる、 お。山や川の曲がって入りくんだ所。「山阿」自分の意志を曲げて人に従う。「阿世・阿諛(あゆ)人を呼ぶ語に冠して親しみを表す語。「阿兄・阿父・阿母・阿蒙(あもう)

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