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花間集巻五 牛希濟十一首

花間集 訳注解説 (271)回目牛希濟巻五45中興樂一首》 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ9296

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 271)回目牛希濟巻五45中興樂一首》

 

 

20171019

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10年のBLOGの集大成

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●古代中国の結婚感、女性感,不遇な生き方を詠う 三国時代の三曹の一人、三国時代の「詩神」である曹植の詩六朝謝朓・庾信 後世に多大影響を揚雄・司馬相如・潘岳・王粲.鮑照らの「賦」、現在、李白詩全詩 訳注

Ⅰ李白詩

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745年 n-57-#2 留別西河劉少府(巻十五(一)九一五)漢文委員会Kanbuniinkai紀頌之Blog9279

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10年のBLOGの集大成

●唐を代表する 中唐 韓愈 全500首 

Ⅱ韓昌黎詩集・文集校注

806年-158 昌黎先生 巻八-02會合聯句【案:韓愈、張籍、孟郊、張徹】-#4 Ⅱ漢文委員会kanbuniinkai紀頌之韓愈詩集9252

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806年-集17-133 韓昌黎集字解集秋雨聯句【字解集】 Ⅱ漢文委員会kanbuniinkai紀頌之韓愈詩集9064

・李商隠詩 (1) 136首の75

・李商隠詩 (2) 135首の61

韓愈1 ・孟郊・張籍と汴州乱41

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韓愈 哲学・儒学「五原」

孟郊

 

10年のBLOGの集大成

 

 

 

●杜甫の全作品1500首を訳注解説 ●理想の地を求めて旅をする。"

Ⅲ 杜詩

詳注

767年-集-20-4 【字解集】  ・秋日夔府詠懷奉寄鄭監審李賓客之芳一百韻(4) Ⅲ 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ9274

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767--20-3 【字解集】  ・秋日夔府詠懷奉寄鄭監審李賓客之芳一百韻(3)

767年-集-20-2 【字解集】  ・秋日夔府詠懷奉寄鄭監審李賓客之芳一百韻(2)

杜甫詩(1)736~751年  53

杜甫詩(2)752年~754年、43歳 73

杜甫詩(3)45歳 安史の乱に彷徨う 26

杜甫詩(4)757年、左拾遺 43

杜甫詩(5)758年47歳 左遷 53

杜甫詩(6)759年 三吏三別 44

杜甫詩(7)759年秦州詩 66

杜甫詩(8)759年同谷紀行、成都紀行36

杜甫詩(9)760年、49歳 成都 45

杜甫詩(10)761年、50歳 成都82

杜甫詩(11)762年蜀中転々43

杜甫詩(12)762年 蜀中転々 49

(13)763年蜀中転々 96

 (14)764年 三月成都へ帰る 100

 (15)765年正月幕府を辞す 63

(16-1) 766年雲安、暮春、夔州 168首 の(1)80

(16-2) 766年雲安、暮春、夔州 168首 の(1)81

 

杜甫詩 (17-1)767年夔州・西閣・赤甲・瀼西132

杜甫詩 (17-2) 767年・瀼西・東屯 133

杜甫詩 (18)768年江陵・公安縣・岳州 78

杜甫詩 (19)769年・洞庭湖・潭州・衡州 78

杜甫詩 (20)770年・洞庭湖・潭州・衡州。27

杜甫詩 (21)洩れ分(未詳分)・散文

杜甫詩 全詩 総合案内 

●これまで分割して掲載した詩を一括して掲載・改訂掲載・特集  不遇であった詩人だがきめの細やかな山水詩をかいている。花間集連載開始。

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花間集 訳注解説 (271)回目牛希濟巻五45中興樂一首》 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ9296 (10/19)

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●花間集全詩●森鴎外の小説の”魚玄機”詩、芸妓”薛濤”詩。唐から五代詩詞。花間集。玉臺新詠連載開始

.唐五代詞詩・女性

・玉臺新詠

玉-巻二40 王昭君辭一首并序  -#6 石崇 Ⅴ漢詩・六朝詩・文選・古詩源・唐宋詩詞漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の玉臺新詠巻二ブログ 9297

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玉集-019【字解集】  悼亡詩二首其三  Ⅴ漢詩・六朝詩・文選・古詩源・唐宋詩詞漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の玉臺新詠巻二ブログ 9207

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花間集 訳注解説 (271)回目牛希濟巻五45中興樂一首》 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ9296

(寵愛を受けている時は、柳架が吹雪のように舞い、晴暉をそそがれたが、寵愛を失えば、閨も寂寞とし、それでも毎日、寵愛を受ける準備をする薄絹は、涙でいつも濡れていると詠う)

池の堤防にびっしり春の草が生えはじめる、温かで白みがかった空は晴れやかな光をすみずみをてらす。そこに、ごうごうと立ち込め、辺り一面に軽やかに柳架が吹雪のように舞う。

しかし、紅の花が集まっていてもやがてしぼんでしまうように寵愛を失えば、酒に酔うことで寵愛を夢に見るも、それもしだいにただようだけで、夢に見ることさえ稀になる。

春雲が空に、ただ、浮かび、南から北へ雁が帰っていくだけで、文を届けることもしない。閨の珠簾は垂れたままで開かれることはない。

待ち遠しい春風も侘しさを運ぶ、寵愛を失うことは擲されたことでそこには恨みだけがある、それでも寵愛を受ける準備をしているが、薄絹の肌着衣は涙で濡れている。

 

◆◆◆ 後宮の基礎知識 ◆◆◆

后妃たちの生活は優閑かつ安逸なもので、終日飽食し何もしないで遊びくらした。もちろん、時には彼女たちも形ばかりの仕事をしなければならなかった。たとえば恒例となっている皇后の養蚕の儀式や六宮(皇后の宮殿)での繭を献ずる儀式を主催し参加すること〔-これは天下の婦女に率先して養蚕事業の範を示すことを意味していた〕。玄宗の時代、帝は彼女たちに自ら養蚕をするよう命じ、「女が専門にすべき仕事を知らしめようとした」 ことがあった(『資治通鑑』巻二一三、玄宗開元十五年)。しかし、この仕事も当然ながら身分の賎しい宮女たちに押し付けられたはずであり、本当に彼女たちを働かせることにはならなかったに相違ない。この他にも、また祭祀、帝陵参拝、宴会等の儀式にも参加しなければならなかった。

 

『唐六典』 の内官制度の規定によると、后妃たちにも職務が決められていた。妃嬪は皇后を補佐し、「坐して婦礼を論じ」、「内廷に在って万事を統御する」、六儀(後宮にある六つの官庁)は「九御(天子に奉侍する女官たち)に四徳(婦徳・婦言・婦容・婦功)を教え、傘下の婦人を率いて皇后の儀礼を讃え導く」、美人は「女官を率いて祭礼接客の事を修める」、才人は「宴会、寝所の世話を司り、糸枲のことを理め、その年の収穫を帝に献じる」等々。しかしながら、これらの仕事も大半は形式的なもので、なんら実際の労働ではなかった。形式的な「公職」以外で、彼女たちの生活の最も重要なことは、言うまでもなく皇帝の側に侍り、外出の御供をすることであった。彼女たち自身の私的な生活はと言えば、ただいろいろな娯楽、遊戯を思いついては日時をすごし、いかにして孤独と退屈をまざらわすかということに尽きる。「内庭の嬪妃は毎年春になると、宮中に三人、五人と集まり、戯れに金銭を投げ表裏を当てて遊んだ。これは孤独と苦悶の憂さを晴らすためであった」、「毎年秋になると、宮中の妃妾たちは、美しい金製の小龍に蟋蟀を捉えて閉じ込め、夜枕辺に置いて、その鳴き声を聴いた」(王仁裕『開元天宝遺事』巻上)。これらが彼女たちの優閑無聊の生活と娯楽や気晴らしのちょっとした描写である。

 

 

8.牛希済

牛學士希濟、咸通十三年頃(872年頃~末詳)、隴西(今の甘粛省隴西)の人。牛嶠の兄の子。前蜀に仕えて起居郎、翰林学士、御史中丞等の職を歴任、同光三年(925年)、後唐によって蜀が滅ぼされると、後唐に降り洛陽に入った。後唐の明宗が、蜀の旧臣に「蜀主、巨唐に降る」という詩を作らせると、みな蜀主の荒淫をそしったが、年希済だけは蜀主非難の言葉を吐かなかったので、明宗は彼を蕹州〔今の陝西省西安の西北)の節度副使に任じた。『花間集』には十一首の詞が収められている。

 

 

 

 

花間集 巻五

 

 

 

巻五43酒泉子

枕轉簟涼,清曉遠鐘殘夢。月光斜、簾影動,舊鑪香。

夢中盡相思事,纖手勻雙淚。去年書,今日意,斷離腸。

 

巻五44

春山煙欲收,天澹稀星小。殘月臉邊明,別淚臨清曉。

語已多,情未了,迴首猶重道:記得綠羅裙,處處憐芳草。

 

巻五45中興樂

池塘暖碧浸晴暉,濛濛柳絮輕飛。紅蘂凋來,醉夢還稀。

春雲空有鴈歸,珠簾垂。東風寂寞,恨郎擲,淚羅衣。

 

巻五46謁金門秋已暮,重疊關山岐路。嘶馬搖鞭何處去,曉禽霜滿樹。夢斷禁城神皷,淚滴枕檀無數。一點凝紅和薄霧,翠蛾愁不語。

 

 

 

 

 

 

花間集 教坊曲《巻五44子一首》牛希

 

 

花間集 訳注解説

 

 

漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ9289

 

 

 

 

 

 

 

(改訂版Ver.2.1-

中興樂

(寵愛を受けている時は、柳架が吹雪のように舞い、晴暉をそそがれたが、寵愛を失えば、閨も寂寞とし、それでも毎日、寵愛を受ける準備をする薄絹は、涙でいつも濡れていると詠う)

池塘暖碧浸晴暉,濛濛柳絮輕飛。

池の堤防にびっしり春の草が生えはじめる、温かで白みがかった空は晴れやかな光をすみずみをてらす。そこに、ごうごうと立ち込め、辺り一面に軽やかに柳架が吹雪のように舞う。

紅蘂凋來,醉夢還稀。

しかし、紅の花が集まっていてもやがてしぼんでしまうように寵愛を失えば、酒に酔うことで寵愛を夢に見るも、それもしだいにただようだけで、夢に見ることさえ稀になる。

春雲空有鴈歸,珠簾垂。

春雲が空に、ただ、浮かび、南から北へ雁が帰っていくだけで、文を届けることもしない。閨の珠簾は垂れたままで開かれることはない。

東風寂寞,恨郎擲,淚羅衣。

待ち遠しい春風も侘しさを運ぶ、寵愛を失うことは擲されたことでそこには恨みだけがある、それでも寵愛を受ける準備をしているが、薄絹の肌着衣は涙で濡れている。

(中興樂)

池塘 暖かく碧にして 晴暉を浸し,濛濛【もうもう】たる柳絮輕やかに飛び。

紅蘂【こうずい】凋【しぼ】み來たりて,醉夢 還た稀なり。

春雲 空しく鴈の歸る有り,珠簾 垂る。

東風 寂寞たり,郎が擲【ほうてき】を恨み,淚 羅衣を【うるお】す。

 

 

『中興樂』 現代語訳と訳註

(本文)

中興樂

池塘暖碧浸晴暉,濛濛柳絮輕飛。

紅蘂凋來,醉夢還稀。

春雲空有鴈歸,珠簾垂。

東風寂寞,恨郎擲,淚羅衣。

 

 

(下し文)

(中興樂)

池塘 暖かく碧にして 晴暉を浸し,濛濛【もうもう】たる柳絮輕やかに飛び。

紅蘂【こうずい】凋【しぼ】み來たりて,醉夢 還た稀なり。

春雲 空しく鴈の歸る有り,珠簾 垂る。

東風 寂寞たり,郎が【ほうてき】を恨み,淚 羅衣を【うるお】す

 

(現代語訳)

(寵愛を受けている時は、柳架が吹雪のように舞い、晴暉をそそがれたが、寵愛を失えば、閨も寂寞とし、それでも毎日、寵愛を受ける準備をする薄絹は、涙でいつも濡れていると詠う)

池の堤防にびっしり春の草が生えはじめる、温かで白みがかった空は晴れやかな光をすみずみをてらす。そこに、ごうごうと立ち込め、辺り一面に軽やかに柳架が吹雪のように舞う。

しかし、紅の花が集まっていてもやがてしぼんでしまうように寵愛を失えば、酒に酔うことで寵愛を夢に見るも、それもしだいにただようだけで、夢に見ることさえ稀になる。

春雲が空に、ただ、浮かび、南から北へ雁が帰っていくだけで、文を届けることもしない。閨の珠簾は垂れたままで開かれることはない。

待ち遠しい春風も侘しさを運ぶ、寵愛を失うことは擲されたことでそこには恨みだけがある、それでも寵愛を受ける準備をしているが、薄絹の肌着衣は涙で濡れている。

 

(訳注) (改訂版Ver.2.1-

中興樂

1. (寵愛を受けている時は、柳架が吹雪のように舞い、晴暉をそそがれたが、寵愛を失えば、閨も寂寞とし、それでも毎日、寵愛を受ける準備をする薄絹は、涙でいつも濡れていると詠う)

2. 【解説】 寵愛を失った妃嬪の恨みを詠う。

妃嬪がはなはだ多かったので、「妃嬪たちに美しい花を挿すよう競わせ、帝は自ら白蝶を捕えて放ち、蝶のとまった妃嬪のところに赴いた」。また、妃嬪たちは常に「銭を投げて帝の寝所に誰が侍るのかを賭けた」(『開元天宝遺事』巻上、下)。彼女たちの苦痛を想像することができる。

「長門(妃嬪の住む宮殿)閉ざし定まりで生を求めず、頭花を焼却し挙を卸却す。玉窓に病臥す 秋雨の下、遥かに聞く別院にて人を喚ぶ声」(王建「長門」)、「早に雨露の翻って相い誤るを知らば、只ら荊の簪を挿して匹夫に嫁したるに」(劉得仁「長門怨」)、「珊瑚の枕上に千行の涙、是れ君を思うにあらず 是れ君を恨むなり」(李紳「長門怨」)等々と詩人に描写されている。唐代の人は「宮怨」「婕妤怨」「長門怨」「昭陽怨」などの類の詩詞を大量に作っており、その大半は詩人が后妃になぞらえて作ったものであるが、じつに的確に后妃たちの苦悶と幽怨の気持とを表している。これらの作品を貴婦人たちの有りもしない苦しみの表現と見なすべきではない。これらには彼女たちの、宮中での不自然な夫婦生活に対する怨み、民間の普通の夫婦に対する憧れがよく表現されている。女性として彼女たちが抱く怨恨と憧憬は、自然の情に合い理にかなっている。

 

3. 【構成】 『花間集』には二首所収。牛希済の作は一首収められている。双調四十二字、前段二十一字四句三平韻、後段二十一字五句三平韻で、⑦⑥4④/⑥③44④の詞形をとる。

池塘暖碧浸晴暉  濛濛柳絮輕飛  紅蘂凋來  醉夢還
○○●●△○○  △△●●△○  ○●○△  ●△○○

春雲空有鴈歸  珠簾  東風寂寞  恨郎擲  淚
○○△●●○  ○○○  ○△●●  ●○○●  ●●○△

毛文錫(毛司徒文錫)

中興樂一首

双調四十五字、前段二十一字四句三平韻(一仄韻)、後段二十字五句一平韻三仄韻で、⑦⑥3⑤/❼❸❹3③の詞形をとる。

花繁煙豔  丁香軟結同心  翠鬟女  相與共淘
      
紅蕉葉裏猩猩語  鴛鴦  鏡中鸞舞  絲雨隔  荔枝

        

 

池塘暖碧浸晴暉,濛濛柳絮輕飛。

池の堤防にびっしり春の草が生えはじめる、温かで白みがかった空は晴れやかな光をすみずみをてらす。そこに、ごうごうと立ち込め、辺り一面に軽やかに柳架が吹雪のように舞う。寵愛を受けるということは春爛漫のようである。

4. 池塘 池。

温庭筠『荷葉杯 其一』「一點露珠凝冷,波影,滿池塘。綠莖紅艷兩相亂,腸斷,水風涼。

荷葉盃 三首 其一 温庭筠  ⅩⅫ唐五代詞・宋詩Gs-304-5-#58  漢文委員会kanbuniinkai頌之の漢詩ブログ3067

謝霊運 『登池上樓』「初景革緒風,新陽改故陰。池塘生春草,園柳變鳴禽。」

登池上樓 #1 謝靈運<25>#1  詩集 395 kanbuniinkai紀 頌之漢詩ブログ1002

5. 暖碧 温かで白みがかった空の色。

6. 晴暉 晴れあがって日差しが上から照らしているさま。

7. 柳架 綿毛の生えた柳の種。

8. 濛濛 1 霧・煙・ほこりなどが立ちこめるさま。「―と砂ぼこりをまき上げる」2 心がぼんやりとしているさま。

 

紅蘂凋來,醉夢還稀。

しかし、紅の花が集まっていてもやがてしぼんでしまうように寵愛を失えば、酒に酔うことで寵愛を夢に見るも、それもしだいにただようだけで、夢に見ることさえ稀になる。

9. 蘂 蘂:蕊。①草木の群がり生えるさま。②香草の名。③はな。④花の生殖器官。雄しべと雌しべ。花の真ん中にあり、花粉のやり取りをして実を作る器官。⑤花の集まるさま。

10. 酔夢還稀 酒の力を借りて酔って眠り、愛しい人を夢に見ようとしても、愁いや悲しみのために、なかなか寝付けないことを言う。女性は好き勝手に外出できない時代であるために、思い浮かべるだけが女性ができることであった。

 

春雲空有鴈歸,珠簾垂。

春雲が空に、ただ、浮かび、南から北へ雁が帰っていくだけで、文を届けることもしない。閨の珠簾は垂れたままで開かれることはない。

11. 春雲空有雁帰 雁が南に旅立った男の便り(雁書)を届けることなく、春の雲の浮かぶ空を北に向かって帰ってゆくこと。雁書:雁は手紙の使者を意味する。温庭筠『酒泉子』の「雁南飛」

温庭筠『酒泉子 (四)』

楚女不歸,樓枕小河春水。

月孤明,風又起,杏花稀。

斜簪雲鬟重,裙上金縷鳳。

八行書,千裏夢,雁南飛。

『酒泉子』四首() 温庭筠  ⅩⅫ唐五代詞・宋詩Gs-24-3-#4 花間集 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ1720

牛嶠

巻四24玉樓春春入橫塘搖淺浪,花落小園空惆悵。此情誰信為狂夫,恨翠愁紅流枕上。小玉前嗔鷰語,紅淚滴穿金線縷。鴈歸不見報郎歸,織成錦字封過與。

閻選

《巻九27河傳 一首》  秋雨,秋雨,無晝無夜,滴滴霏霏。暗燈涼簟怨分離,妖,不勝悲。西風稍急喧竹,停又續,膩臉懸雙玉。幾迴邀約鴈來時,違期,鴈歸,人不歸

牛嶠《巻四20玉樓春一首》『花間集』171全詩訳注解説(改訂版Ver.2.1)-漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ-6127

17-470《河傳》巻九 閻選Ⅻ唐五代詞・『花間集』全詩訳注解説Gs-653-17-(470) 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ4812

 

東風寂寞,恨郎擲,淚羅衣。

待ち遠しい春風も侘しさを運ぶ、寵愛を失うことは擲されたことでそこには恨みだけがある、それでも寵愛を受ける準備をしているが、薄絹の肌着衣は涙で濡れている。

12. 東風寂寞 春風が吹きはじめるとうきうきしていたが、今吹く風に侘しく思うというほどの意。

13. 恨郎拗榔 私を捨てたのが恨めしい、の意。郎は女性が愛しい男性を呼ぶ時の 「あなた」。拗班は打ち捨てる。なげやる。なげやりにする。

張泌

巻四31浣溪沙十首其四依約殘眉理舊黃,翠鬟擲一簪長,暖風晴日罷朝粧。閑折海棠看又撚,玉纖無力惹餘香,此情誰會倚斜陽。

孫光憲

巻八39謁金門一首留不得!留得也應無益。白紵春衫如雪色,揚州初去日。輕別離,甘擲,江上滿帆風疾。卻羨彩鴛三十六,孤鸞還一隻。

 

 

劉郎 別れ去る愛しい男。仙桃を味わった浦島太郎のような人物である劉晨=劉郎である夢心地の状態にある男、何年も訪れてくれなくなっているのでこのようにいう。12年もたっていることと、全く景色が変わって、ここにいる女を含めみんなが全く変わっていたというものだ。 

劉禹錫『再遊玄都觀』

百畝庭中半是苔,桃花淨盡菜花開。

種桃道士今何歸,前度劉郞今又來。

再遊玄都觀 本文 劉禹錫 薛濤関連 唐五代詞・宋詩 薛濤-239--#95 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ2742

白居易『贈薛濤』

蛾眉山勢接雲霓,欲逐劉郎北路迷。

若似剡中容易到,春風猶隔武陵溪。

贈薛濤 白居易 全唐詩 巻462  ⅩⅫ唐五代詞・宋詩Gs-131--#  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ2202

牛嶠『女冠子 其三』

星冠霞帔,住在蘂珠宮裏。佩叮

明翠搖蟬翼,纖珪理宿粧。

醮壇春艸綠,藥院杏花香。

青鳥傳心事,寄劉郎

女冠子四首 其三 牛嶠  ⅩⅫ唐五代詞・宋詩Gs-316-5-#57-7  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ3127

牛嶠『夢江南二首 其二』

紅繡被,兩兩間鴛鴦。

不是鳥中偏愛爾,為緣交頸睡南塘,全勝薄情郎

夢江南二首 其一 牛嶠【ぎゅうきょう】 ⅩⅫ唐五代詞、「花間集」 Gs-319-6-#6  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ3142 

○阮郎 別れ去って久しく帰らぬ愛しい男。後漢の劉展、阮肇は天台山に薬草を採りに入り、道に迷って仙女に出合い、しばらくともに暮らした。しかし家のことが思い起こされ、帰ってみると、既に数世が過ぎ、見知った人は誰もいなかった。そこで再び山に尋ね入ったが、仙女を探し当てられなかったと言う。以来、阮郎、劉部は、別れ去る男や別れ去って久しく帰らぬ愛しい男を指すようになった。・檀郎/安仁/潘郎 晋の潘岳のあざな。彼は美男子であり、詩人であったが、妻の死にあい「悼亡」の詩三首を作った。後世、妻の死をなげいた模擬作が多く作られた。潘岳の幼名が檀奴だったので、「檀郎」は夫や恋い慕う男を意味する。・潘岳:安仁。滎陽(けいよう)中牟(河南省)の人。陸機と並ぶ美文の文学の大家で,錦を敷きのべたような絢爛(けんらん)たる趣をたたえられた。ことに人の死を悼む哀傷の詩文を得意とし,亡妻への尽きぬ思いをうたった〈悼亡詩(とうぼうし)〉3首はよく知られる。絶世の美男として,また権門の間を巧みに泳ぎまわる軽薄才子として,とかく話題にこと欠かなかった。八王の乱の渦中で悲劇的な刑死を遂げた。

江南二首 其一 牛嶠【ぎゅうきょう】 ⅩⅫ唐五代詞、「花間集」 Gs-319-6-#6  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ3142

 

 

 

 

 

 

 

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