花間集 訳注解説 (234)回目毛文錫巻五11中興樂》 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ9009

 234)回目毛文錫巻五11中興樂》

 

 

 

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(16-2) 766年雲安、暮春、夔州 168首 の(1)81

 

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花間集 訳注解説 (234)回目毛文錫巻五11中興樂》 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ9009

(若くして妃嬪として宮中に入った女性が、寵愛の絶頂であること、花や果物に喩えて詠う。楊貴妃を連想させる。)

ニクズクにもいっぱい花が咲き、春霞が濃く深くそこにただよっている。丁子は貞操を守り、心はやさしく結ばれることになる。

髪をほどいて翡翠の飾りを付けた妃嬪は、砂金を掬いより分ける簀子の中の金のようにゆれうごいている。

姫芭蕉は葉を裏にしたり、顔を赤らめて、酔っ払って言うような「猩猩」とした言葉を発し、それは鴛鴦が暮らす入り江の奥まった砂浜の安定的な暮らしであるし、鏡に描かれた仲睦まじい鳳凰鸞の舞のようである。

雨絲は次第に隔絶してきて、熟れた荔枝はそっと陰におかれる。

 

 

 

 

 

花間集 教坊曲《巻五11中興樂》張泌

 

 

花間集 訳注解説

 

 

漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ9009

 

 

 

 

 

中興樂

花繁煙豔深,丁香軟結同心。

翠鬟女,相與共淘金。

紅蕉葉裏猩猩語,鴛鴦浦,鏡中鸞舞。

絲雨隔,荔枝陰。

毛文錫 (中興樂)

 花繁り 煙豔深し,丁香 軟らかく同心を結す。

翠鬟の女,相いに共に淘金を與う。

紅蕉 葉裏 猩猩の語,鴛鴦の浦,鏡中 鸞舞う。

絲雨 隔とし,荔枝 陰たり。

 

牛希濟 中興樂

池塘暖碧浸晴暉,濛濛柳絮輕飛。

紅蘂凋來,醉夢還稀。

春雲空有鴈歸,珠簾垂。

東風寂寞,恨郎擲,淚羅衣。

(中興樂)

池塘 暖かく碧にして 晴暉を浸し,濛濛【もうもう】たる柳絮輕やかに飛び。

紅蘂【こうずい】凋【しぼ】み來たりて,醉夢 還た稀なり。

春雲 空しく鴈の歸る有り,珠簾 垂る。

東風 寂寞たり,郎が擲【ほうてき】を恨み,淚 羅衣を【うるお】す。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

花間集 教坊曲『中興樂』二首

 

 

作者

初句7字

 

 

毛文錫(毛司徒文錫)

巻五

中興樂一首

花繁煙豔深,

 

 

牛學士希濟

巻五

中興樂一首

池塘暖碧浸晴暉,

 

 

 

 

 

 

 

 

 

毛文錫 中興樂

(若くして妃嬪として宮中に入った女性が、寵愛の絶頂であること、花や果物に喩えて詠う。楊貴妃を連想させる。)

花繁煙豔深,丁香軟結同心。

ニクズクにもいっぱい花が咲き、春霞が濃く深くそこにただよっている。丁子は貞操を守り、心はやさしく結ばれることになる。

翠鬟女,相與共淘金。

髪をほどいて翡翠の飾りを付けた妃嬪は、砂金を掬いより分ける簀子の中の金のようにゆれうごいている。

紅蕉葉裏猩猩語,鴛鴦浦,鏡中鸞舞。

姫芭蕉は葉を裏にしたり、顔を赤らめて、酔っ払って言うような「猩猩」とした言葉を発し、それは鴛鴦が暮らす入り江の奥まった砂浜の安定的な暮らしであるし、鏡に描かれた仲睦まじい鳳凰鸞の舞のようである。

絲雨隔,荔枝陰。

雨絲は次第に隔絶してきて、熟れた荔枝はそっと陰におかれる。

 

毛文錫 (中興樂)

 花繁り 煙豔深し,丁香 軟らかく同心を結す。

翠鬟の女,相いに共に淘金を與う。

紅蕉 葉裏 猩猩の語,鴛鴦の浦,鏡中 鸞舞う。

絲雨 隔とし,荔枝 陰たり。

 

 

 

毛文錫『中興樂』 現代語訳と訳註

(本文)

中興樂

花繁煙豔深,丁香軟結同心。

翠鬟女,相與共淘金。

紅蕉葉裏猩猩語,鴛鴦浦,鏡中鸞舞。

絲雨隔,荔枝陰。

 

(下し文)

(中興樂)

 花繁り 煙豔深し,丁香 軟らかく同心を結す。

翠鬟の女,相いに共に淘金を與う。

紅蕉 葉裏 猩猩の語,鴛鴦の浦,鏡中 鸞舞う。

絲雨 隔とし,荔枝 陰たり。

 

(現代語訳)

(若くして妃嬪として宮中に入った女性が、寵愛の絶頂であること、花や果物に喩えて詠う。楊貴妃を連想させる。)

ニクズクにもいっぱい花が咲き、春霞が濃く深くそこにただよっている。丁子は貞操を守り、心はやさしく結ばれることになる。

髪をほどいて翡翠の飾りを付けた妃嬪は、砂金を掬いより分ける簀子の中の金のようにゆれうごいている。

姫芭蕉は葉を裏にしたり、顔を赤らめて、酔っ払って言うような「猩猩」とした言葉を発し、それは鴛鴦が暮らす入り江の奥まった砂浜の安定的な暮らしであるし、鏡に描かれた仲睦まじい鳳凰鸞の舞のようである。

雨絲は次第に隔絶してきて、熟れた荔枝はそっと陰におかれる。

丁子001
雨後の一滴03  

(訳注)

中興樂

1.(若くして妃嬪として宮中に入った女性が、寵愛の絶頂であること、花や果物に喩えて詠う。楊貴妃を連想させる。)

2. 唐代の皇后の内、四、五人は低い家柄の出身であった。たとえば、粛宗の呉后は、罪人の家族として宮中の下婦にされた人であり、憲宗の鄭后、珍宗の斎后はともに侍女の出であり、両者とも生んだ子が即位して始めて尊ばれて太后になることができた。

皇后を立てることに比べて、妃嬪を立てることはわりあい簡単であり、家柄はそれほど厳格に問題にされることはなかった。彼女たちの大半は皇子を生むか、あるいは寵愛を受けたために妃嬢の品階を賜った者であったから、その中には身分の低い者もいくらか含まれていた。たとえば、玄宗の超麗妃は歌妓の出身であった。そうした例もあるが、しかし妃賓でも出身、家柄はやはり大切であった。太宗の楊妃は隋の場帝の娘であったから、「地位と名望が高く、内外の人々が皆注目した」(『新唐書』太宗諸子伝)。玄宗の柳捷好は名門大族の娘であり、玄宗は「その名家を重んじて」(『新唐書』十一宗諸子伝)特別な礼遇を与えた。

 

美人が雲のごとく集まっている後宮において、家柄は一頭地を抜くために必要な第一の跳躍台であった。

 

開元の盛世が到来すると、玄宗も初志を全く翻したので、宮中生活はまた華美に復した。玄宗は寵愛した妃嬪に大量の褒美を与えた。王鉷は、毎年百億にものぼる銭、宝貨を皇室に寄進し、専ら玄宗が妃嬪に賜る恩賞の費用とした。そして「三千の寵愛、一身に在り」と称された楊貴妃は、さらに一層贅沢の限りを尽したので、宮中にいた七百人の織物職人が専門に彼女のために刺繍をし、また他に数百人の工芸職人が彼女の調度品を専門に制作していた。また、楊貴妃は荔枝が好きだったので、玄宗は万金を費やすのを惜しまず、昼夜駅伝の馬を走らせ、荔枝を蜀(四川)より長安に運ばせた。詩人杜牧はそれを風刺し、「一騎 紅塵 妃子笑う、人の是れ荔枝来るを知る無し」(「華清宮に過る絶句」)と詠じた。

 

3. 『花間集』には二首所収で、毛文錫の作は一首収められている。双調四十五字、前段二十一字四句三平韻(一仄韻)、後段二十字五句一平韻三仄韻で、⑦⑥3⑤/❼❸❹3③の詞形をとる。この詩は牛希濟の作と若干詞形に変化がある。

花繁煙豔  丁香軟結同
  
翠鬟女  相與共淘
  
紅蕉葉裏猩猩語  鴛鴦  鏡中鸞

    

絲雨隔  荔枝

  

 

毛文錫 

毛文錫(生卒年未詳)、字を平珪と言い、南陽(今の河南省南陽)の人。十四歳で進士に及第し、前蜀の王建に仕え、司徒に任じられ、毛司徒と呼ばれた。その後、前覇が亡びると、後主の王衍に従って後唐に降り、さらに後蜀に仕え、欧陽烱、閻選、鹿虔扆、韓琮らと詞をもって後蜀の孟昶に奉仕し「五鬼」と称された。著書に『前局紀事』二巻、『茶譜』一巻がある。毛文錫の詞は大多数が男女の離別の情や傷惜春の情を詠ったものであるが、中には功名富貴を主張したものや、辺境の戦を詠ったものもある。『花間集』には三十一首の詞が収められている。

 

花繁煙豔深,丁香軟結同心。

ニクズクにもいっぱい花が咲き、春霞が濃く深くそこにただよっている。丁子は貞操を守り、心はやさしく結ばれることになる。

4. 豆 ニクズク属は、ニクズク科の1属。学名Myristica。ミリスティカ属とも。属名はギリシャ語で香油を意味するミュリスティコスから。 熱帯性の常緑高木。東南アジア、オーストラリアに自生。 種子から、スパイスのナツメグ とメース 、生薬の肉荳蔲が作られる。皇甫松《浪淘沙二首其二》「蠻歌豆北人愁,蒲雨杉風野艇秋。」4-417《浪濤沙二首其二》皇甫松Ⅻ唐五代詞・『花間集』全詩訳注解説Gs-600-4-(417) 四巻漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ4547

(豆

 

皇甫松

巻二20浪淘沙二首其二蠻歌北人愁,蒲雨杉風野艇秋。浪起鵁鶄眠不得,寒沙細細入江流。

毛文錫

巻五11中興樂花繁煙豔深,丁香軟結同心。翠鬟女,相與共淘金。紅蕉葉裏猩猩語,鴛鴦浦,鏡中鸞舞。絲雨隔,荔枝陰。

欧陽烱

巻六07子八首其七袖斂鮫綃,採香深洞笑相邀。藤杖枝頭蘆酒滴,鋪葵席,花間晚日。

 

5. 丁香 クローブの花蕾は釘に似た形をしているため、中国では「釘」と同義の「丁」の字を使って「丁香」、「丁子」の名があてられる。 生薬としての花蕾を丁子(ちょうじ)または丁香(ちょうこう)ということもあり、芳香健胃剤である(日本薬局方にも収録されている)。孫光憲《八拍蠻》「孔雀尾拖金線長,怕人飛起入丁香。越女沙頭爭拾翠,相呼歸去背斜陽。」孔雀の尾 金線の長きを抱き、人を怕れて 飛び起ちて丁香に入る。

越女 沙頭に 争いて翠を拾い、相い呼びて 帰り去りて斜陽を背にす。14-386《八拍蠻一首》孫光憲(46)Ⅻ唐五代詞・『花間集』全詩訳注解説Gs-569-14-(386) 花間集 巻第八 (四十八首)漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ4392

牛嶠『感恩多二首其二』「自從南浦別,愁見丁香結。」杜甫『江頭四詠。丁香』にもある。

6. 結同心 “永結同心”・・・同じ心は永遠に結ぶ。

牛嶠《柳枝五首其二》

王宮裡色偏深,一簇纖條萬縷金。

不憤錢塘蘇小小,引郎松下結同心。

(柳枝五首其の二)

王 宮裡 色偏に深し,一簇 纖條 萬縷の金。

憤せず 錢塘の蘇小小,郎を引いては 松の下 同心を結ぶ。

7-405《柳枝五首其二》牛給事嶠(牛嶠)Ⅻ唐五代詞・『花間集』全詩訳注解説Gs-588-7-(405) 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ4487

 

同心結(結同心) 

溫庭筠

巻一18更漏子六首其四相見稀,相憶久,眉淺淡烟如柳。垂翠幕,結同心,待郎燻繡衾。城上月,白如雪,蟬髩美人愁。宮樹暗,鵲橋橫,玉籤初報明。

韋莊

巻二47清平樂四首其二野花芳草,寂寞關山道。柳吐金絲鶯語早,惆悵香閨暗老。羅帶悔結同心,獨凭朱欄思深。夢覺半床斜月,小風觸鳴琴。

牛嶠

巻三47柳枝五首其二王宮裡色偏深,一簇纖條萬縷金。不憤錢塘蘇小小,引郎松下結同心

牛嶠

巻四20菩薩蠻七首其六綠雲鬢上飛金雀,愁眉斂翠春煙薄。香閣掩芙蓉,畫屏山幾重。寒天欲曙,猶結同心苣。啼粉羅衣,問郎何日歸。

毛文錫

巻五11中興樂豆花繁煙豔深,丁香軟結同心。翠鬟女,相與共淘金。紅蕉葉裏猩猩語,鴛鴦浦,鏡中鸞舞。絲雨隔,荔枝陰。

李珣

《巻十42望遠行二首其一》  春日遲遲思寂寥,行客關山路遙。瓊時聽語鶯嬌,柳絲牽恨一條條。休暈繡,罷吹蕭,貌逐殘花暗凋。同心舊裙腰,忍辜風月度良宵。

李珣

《巻十50河傳二首其二》  春暮,微雨。送君南浦,愁斂雙蛾。落花深處,啼鳥似逐離歌,粉檀珠淚和。臨流更把同心結,情哽咽,後會何時節?不堪迴首,相望已隔汀洲,艣聲幽。

 

  

翠鬟女,相與共淘金。

髪をほどいて翡翠の飾りを付けた妃嬪は、砂金を掬いより分ける簀子の中の金のようにゆれうごいている。

7. 翠鬟女 翡翠と黄金の飾りをして雲型に結われた妃嬪、寝牀に入る際は髪を解き垂らして宝飾翡翠の簪で軽く束ねる。

この頃の髪型

髪型はさらに豊富多彩で、段成式の著作『髻鬟品』 には、多種多様の髪型が列挙されている。たとえば、半翻髻【はんほんけい】、反綰髻【はんわんけい】、楽游髻、双環望仙髻、回鶻髻、愁来髻、帰順髻、倭堕髻など。髻の上に、色々な宝石や花飾りの簪を挿したり、歩揺(歩く度に美しく揺れ光る髪飾り)を着けたり、櫛を挿したりして飾った。それらは、貧富や貴賎によって定まっていた。

衣服、装飾などはきわめて墳末な物ではあるが、かえって一滴の水と同じょうに、往々にして社会の多種多様の情況をよく映し出すことができた。唐代の女性の服飾もその例に漏れない。そこに浮かび上がる特色もまた、まさに唐代という社会の諸相を映し出す映像そのものであった。

8. 淘金 土砂にまじっている砂金を水中で揺すって選び分けること。また、その砂金。

 

紅蕉葉裏猩猩語,鴛鴦浦,鏡中鸞舞。

姫芭蕉は葉を裏にしたり、顔を赤らめて、酔っ払って言うような「猩猩」とした言葉を発し、それは鴛鴦が暮らす入り江の奥まった砂浜の安定的な暮らしであるし、鏡に描かれた仲睦まじい鳳凰鸞の舞のようである。

9. 紅蕉(こうしょう) 姫芭蕉。バショウ科の多年草。バショウに似るが小形で、高さ12メートル。赤色の苞(ほう)をもつ花をつける。中国南部の原産。美人蕉(びじんしょう)

10. 猩猩 1 オランウータンの別名。2 想像上の動物。オランウータンに似るが、顔と足は人に似て髪は赤く長く垂れ、よく酒を飲むという。3酒の好きな人。大酒飲み。4 能面の一。童子の顔を赤く彩色した面。「猩猩」などに用いる。

 

絲雨隔,荔枝陰。

雨絲は次第に隔絶してきて、熟れた荔枝はそっと陰におかれる。

11. 荔枝 嶺南地方原産で、熱帯・亜熱帯地方で栽培される。 常緑高木で、葉は偶数羽状複葉で互生する。花は黄緑色で春に咲く。果実は夏に熟し、表面は赤くうろこ状、果皮をむくと食用になる白色半透明で多汁の果肉があり、その中に大きい種子が1個ある。楊貴妃は「荔枝」がとても好きだったが、都には「荔枝」がなかった。彼女を満足させるためにわざわざ最南部から「速い馬」で運んで行ったという。ここは「陰」と共に女性の性器をいう。 
凌浪曲舞 010  
霓裳羽衣舞001

霓裳羽衣舞

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