花間集 訳注解説 (233)回目毛文錫巻五08喜遷鶯》 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ8966

 233)回目毛文錫巻五08喜遷鶯》 

 

2017826

の紀頌之”6”つの校注Blog

10年のBLOGの集大成

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●古代中国の結婚感、女性感,不遇な生き方を詠う 三国時代の三曹の一人、三国時代の「詩神」である曹植の詩六朝謝朓・庾信 後世に多大影響を揚雄・司馬相如・潘岳・王粲.鮑照らの「賦」、現在、李白詩全詩 訳注

Ⅰ李白詩

(李白集校注)

745-031-#2巻175-14 對雪奉餞任城六父秩滿歸京(卷十六(二)九八四)Ⅰ漢文委員会kanbuniinkai紀頌之 李白詩集8963

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745年-07 【字解集】007 a.過四皓墓 b.酬岑勛見尋就元丹丘對酒相待以詩見招 c.鳴皋歌奉餞從翁清歸五崖山居Ⅰ漢文委員会kanbuniinkai紀頌之 李白詩集8904

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●唐を代表する 中唐 韓愈 全500首 

Ⅱ韓昌黎詩集・文集校注

806年-123 先生-巻八-05秋雨聯句【案:韓愈、孟郊】-#1 Ⅱ漢文委員会kanbuniinkai紀頌之韓愈詩集8964

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806年-集15- 韓昌黎集字解集城南聯句 【字解集】【上】

806年-集16- 韓昌黎集字解集城南聯句 【字解集】【下】

・李商隠詩 (1) 136首の75

・李商隠詩 (2) 135首の61

韓愈1 ・孟郊・張籍と汴州乱41

index-2[800年~804年]27

index-3 805年陽山から江陵36

index-4 806年 39 江陵・国子博士25

index-5 806年39歳(2)25

index-6 807~809年 20

index-7[810年~811年 44歳] 34

index-8 [812年~814年47歳]46

index-9[815年~816年 49歳57

index-10[817年~818年 51歳]「平淮西碑」28

index-11 819年『論佛骨表』左遷 38

index-12 820 國子祭酒18

index-13 821年~822年 22

index-14 57歳・病気のため退職。没す14

韓愈 哲学・儒学「五原」

孟郊

 

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●杜甫の全作品1500首を訳注解説 ●理想の地を求めて旅をする。"

Ⅲ 杜詩

詳注

767年-138五律 雞(卷一七(四)一五三四)五律注(1024)夔州詠物八首の6 Ⅲ 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ8980

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767年-集-1 【字解集】・A洞房 B宿昔 C能畫 D鬥雞 E歷歷 F洛陽 G驪山  杜詩詳注( Ⅲ 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ8930

杜甫詩(1)736~751年  53

杜甫詩(2)752年~754年、43歳 73

杜甫詩(3)45歳 安史の乱に彷徨う 26

杜甫詩(4)757年、左拾遺 43

杜甫詩(5)758年47歳 左遷 53

杜甫詩(6)759年 三吏三別 44

杜甫詩(7)759年秦州詩 66

杜甫詩(8)759年同谷紀行、成都紀行36

杜甫詩(9)760年、49歳 成都 45

杜甫詩(10)761年、50歳 成都82

杜甫詩(11)762年蜀中転々43

杜甫詩(12)762年 蜀中転々 49

(13)763年蜀中転々 96

 (14)764年 三月成都へ帰る 100

 (15)765年正月幕府を辞す 63

(16-1) 766年雲安、暮春、夔州 168首 の(1)80

(16-2) 766年雲安、暮春、夔州 168首 の(1)81

 

杜甫詩 (17-1)767年夔州・西閣・赤甲・瀼西132

杜甫詩 (17-2) 767年・瀼西・東屯 133

杜甫詩 (18)768年江陵・公安縣・岳州 78

杜甫詩 (19)769年・洞庭湖・潭州・衡州 78

杜甫詩 (20)770年・洞庭湖・潭州・衡州。27

杜甫詩 (21)洩れ分(未詳分)・散文

杜甫詩 全詩 総合案内 

●これまで分割して掲載した詩を一括して掲載・改訂掲載・特集  不遇であった詩人だがきめの細やかな山水詩をかいている。花間集連載開始。

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花間集 訳注解説 (233)回目毛文錫巻五08喜遷鶯》 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ8966 (08/26)

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●花間集全詩●森鴎外の小説の”魚玄機”詩、芸妓”薛濤”詩。唐から五代詩詞。花間集。玉臺新詠連載開始

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花間集 訳注解説 (233)回目毛文錫巻五08喜遷鶯》 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ8966

 女性論

唐代には各民族の間の交際と国際交流が空前の繁栄をみた。雄渾な精神をもっていた唐朝が「蛮夷の邦」の文物や風習に対しても来る者は拒まず差別なく受け入れ、さらに「胡化」の風習が日ごとに盛んになるのを助長したことである。当時、唐の周辺にあった少数民族の国々には、鮮卑はもちろん、その他に突厥、契丹、吐谷渾、党項などがおり、彼らの婚姻関係はどこもかなり原始的であった。それゆえ女性の地位はわりに高ぐ、極端な場合には女尊男卑できえあって、女性の受ける拘束も少なく、比較的自由奔放であった。たとえば、盛唐時代の少数民族出身の将軍安禄山は自らについて、「胡人は母を先にし、父を後にする」(『資治通鑑』巻二I五、玄宗天宝六載)といったことがある。「その俗は、婦人を重んじ男子を軽んずる」少数民族もあった(『旧唐書』南蛮西南蛮伝・東女国)。女性が権力を掌握する制度や習俗をまだ保持している民族や国家もたくさんあって、日本、新羅、林邑、東女(唐代、中国南方の少数民族)等の国には女王、女官がいたし、また回屹、突叛等の民族でもよく女君主が攻治を行うことがあった。その他に、北方少数民族の大半は遊牧民族であり、女性たちは農耕や織物をする中原地区の女性とは異なり、馬に乗って放牧したり、狩猟をしたりして、大砂漠や大荒原を縦横に駆けまわったので、しぜんに一種の剛悍、勇武、雄健の風を身につけた。少数民族の気風の影響を受けて、北方の女性は古来地位はわりに高く開放的であった。北朝の顔之推は、「鄴(北朝の都、現在の河北省臨潭県)下の風俗では、もっぱら家は女で維持されている。披女らは訴訟をおこして是非を争ったり、頼みごとに行ったり、人を接待したりするので、彼女らの乗る車で街路はふさがれ、彼女らの着飾った姿は役所に溢れている。息子に代って官職を求め、夫のために無罪を訴えているのである。これは恒、代(鮮卑族の建てた北魏王朝が最初に都を置いた現在の大同一帯の古地名)の遺風であろうか」(『顔氏家訓』治家)と述べている。これら異民族の習俗と北朝の遺風は、李氏による唐王朝の娃国とその開放的な攻策によって、絶えることなく中原の地に泗々として流れ込み、さらに唐王朝の広大な領域に波及し、もとからあった封娃的な道徳と束縛に強烈な打撃を与えた。

 

2017/08/26

花間集新タイトル
花間集の中で喜遷鶯は六首以下のとおりである。

韋相莊(韋荘)

(改訂版)-35韋荘113《巻3-13 喜遷鶯二首 其一》

(改訂版)-36韋荘114《巻3-14 喜遷鶯二首 其二》

薛侍郎昭蘊(薛昭蘊)

(改訂版)-4.薛昭蘊135《巻三35喜遷鶯三首 其一》

(改訂版)-4.薛昭蘊136《巻三36喜遷鶯三首 其二》

(改訂版)-4.薛昭蘊137《巻三37喜遷鶯三首 其三》

毛文錫(毛司徒文錫)

喜遷鶯一首

 

遷鶯 鶯遷のこと。 鶯が谷から出て大きな木に移ること。転じて、立身出世すること。進士の試験に及第することをいう。科挙の試験に合格し、朝まだき、天子にお目見えするさまを、道教の神、玉華君にお目見えするさまを借りて詠うもので率直な表現をしている。前段は、天子に拝謁に向かう騎馬の行列の鳴り物入りの賑やかなさまは他人の騒がしさ、襟や袖を吹き過ぎる夜明けの風の模様、五更の空は自分自身が感じるこれまでと違った感覚などを描写する。後段は、参内する科挙の合格者の騎馬の列、それを導く儀仗隊の盛んなさま、合格者の豪華な着衣などを描写した後、いよいよ天子に拝謁するさまを述べる。韋荘は科挙の試験に幾度も失敗を重ね、晩年、五十九歳になって初めて合格した。この詞には、その歓びのさまが言葉の端々に表れている。後段最後の「玉華君に引見せらる」の句は、科挙の合格者が、天子直々の試験、殿試験を受けることを言ったものである。

『喜遷鶯二首』其一、『題酒家』「酒綠花紅客愛詩,落花春岸酒家旗。尋思避世爲逋客,不醉長醒也是癡。」題酒家 韋荘  ⅩⅫ唐五代詞・宋詩Gs-278-5-#32  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ2937

韋莊 長安春

長安二月多香塵、六街車馬聲鈴凛。

家家楼上如花人、千枝萬枝紅艶新。

簾間笑語自相問、何人占得長安春。』

長安春色本無主、古来盡屬紅樓女。

如今無奈杏園人、駿馬輕車擁将去。』

長安春 韋荘  ⅩⅫ唐五代詞・宋詩Gs-269-5-#23  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ2892 

薛昭蘊 喜遷鶯三首 其二

(改訂版)-4.薛昭蘊136《巻三36喜遷鶯三首 其二》 

喜遷鶯三首 其二

金門曉,玉京春,駿馬驟輕塵。

樺煙深處白衫新,認得化龍身。

九陌喧,千啓,滿袖桂香風細。

杏園歡宴曲江濱,自此占芳辰。

(喜遷鶯三首 其の二)

金門の曉,玉京の春,駿馬は驟【はし】り 輕塵【じんけい】す。

樺煙 深處 白衫の新,認得す 龍身に化するを。

九陌の喧,千の啓,滿袖 桂香 風細やかなる。

杏園の歡宴 曲江の濱,自ら此に 芳辰を占む。

(喜遷鶯三首 其の二:科挙に及第したその当日、天子に謁見し、その後街に出て祝福を受け、杏園、曲江での祝宴を満喫すると詠う。)

いつも見る金光門の暁が、今日は晴れやかだ、天子におあいできる輝かしい都の春である、駿馬もこの日は次々に入城してきて、急ぎ馬が砂塵を巻いて突っ走り、人も集まって進むと砂塵が舞う。

謁見の宮殿には樺の燭火の煙は奥まったところにまで漂っていて、そこには白く新しい上着をまとった官女がならぶ、そこ二つの角と五つの爪を持つ龍に化身された皇帝が鎮座されているのが分かった、科挙試験合格が実感として感じる。

安城の南北にぬける「九通」はどの通りも喧しくなり、たくさんの邸宅、家という家の門は開かれた、及第者は、各家を回って祝ってもらう、通りの大勢の人々は手を振って喜んでくれ、各所で焚かれる桂のお香は春のおだやかな微風に乗って届いてくる。

夕方には、杏園で、歓喜の祝宴を賜り、曲江のほとりの砂浜でも色とりどりの幔幕が張られ祝いの宴が催され、長安の街を園遊する。このようにいま自分は目標を達成し、よい日、よい時を一人でかみしめ、満喫しているのだ。

『花間集』全詩訳注解説(改訂版)-4.薛昭蘊136《巻三36喜遷鶯三首 其二》巻三3636-136〉漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ-5882

またの名を《早梅芳》、《春光好》、《烘春桃李》、《喜遷鶯令》、《萬年枝》、《燕歸來》、《鶴沖天》、《鶴冲霽》、《燕帰梁》、などという。「花間集」には韋荘の詩二首収められている。双調四十七字、前段二十三字五句五平韻、後段二十四字五句二仄韻二平韻で、③③⑤⑦⑤/3❸❻⑦⑤の詞形をとっている。
王都の基準線08長安の繁華街長安城皇城と宮城とその周辺

 長安皇城宮城00

 

 

 

花間集 教坊曲《巻五07酒泉子》張泌

 

 

花間集 訳注解説

 

 

漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ8981

 

 

 

 

 


 
 

喜遷鶯一首

(春が来て寵愛を受けた妃嬪は、春の暖かな砂浜に睦まじくする鴛鴦のように過すと詠う)

芳春景,曖晴煙,喬木見鶯遷。

芳しい香りが風に乗って来る春の景色、晴れあがっているが春霞に覆われてぼんやりしている。飛び遷ってきた鶯が高い木にとまっている。

傳枝葉語關關,飛過綺叢間。

林の木々の葉が重なり伝わる葉擦れの音が聞こえその音に合わせて寄り添うように鳥たちがなごやかに啼いている。飛び立ったかと思うと奇麗な草むらの間に入っていく。

錦翼鮮,金毳軟,百囀千嬌相喚。

その鳥の翼は錦織のようにあざやかに輝き、腹毛は柔らかに金色に輝く、だから、「ももさえずり」は、すべて艶めかしく、愛嬌をふりまいて、おおきな声で互いを呼び合ったりしている。

碧紗曉怕聞聲,驚破鴛鴦暖。

朝日が昇り、東の高窓の紗を照らしたので急に明るくなった閨で、鶯啼が春の夜明けを知らせるために啼く時間に聞くことができなかったことが心配になるけれど、それに、夢を見ていたのが破れて起き上がって驚きはしたけれど、日が登ってくれば鴛鴦が砂浜で過ごす暖かい日よりになってくる。

 

(喜遷鶯一首)

芳しき春景,曖かな晴煙,喬木 鶯遷を見る。

傳枝 葉 關關と語り,飛びて綺叢の間を過る。

錦翼の鮮,金毳の軟,百囀 千嬌 相いに喚す。

碧紗の曉 聲を聞くを怕れ,破れるを驚けど 鴛鴦の暖。

 

 

『喜遷鶯一首』 現代語訳と訳註

(本文

喜遷鶯一首

芳春景,曖晴煙,喬木見鶯遷。

傳枝偎葉語關關,飛過綺叢間。

錦翼鮮,金毳軟,百囀千嬌相喚。

碧紗曉怕聞聲,驚破鴛鴦暖。

 

(下し文)

(喜遷鶯一首)

芳しき春景,曖かな晴煙,喬木 鶯遷を見る。

傳枝 偎葉 關關と語り,飛びて綺叢の間を過る。

錦翼の鮮,金毳の軟,百囀 千嬌 相いに喚す。

碧紗の曉 聲を聞くを怕れ,破れるを驚けど 鴛鴦の暖。

 

(現代語訳)

(春が来て寵愛を受けた妃嬪は、春の暖かな砂浜に睦まじくする鴛鴦のように過すと詠う)

芳しい香りが風に乗って来る春の景色、晴れあがっているが春霞に覆われてぼんやりしている。飛び遷ってきた鶯が高い木にとまっている。

林の木々の葉が重なり伝わる葉擦れの音が聞こえその音に合わせて寄り添うように鳥たちがなごやかに啼いている。飛び立ったかと思うと奇麗な草むらの間に入っていく。

その鳥の翼は錦織のようにあざやかに輝き、腹毛は柔らかに金色に輝く、だから、「ももさえずり」は、すべて艶めかしく、愛嬌をふりまいて、おおきな声で互いを呼び合ったりしている。

朝日が昇り、東の高窓の紗を照らしたので急に明るくなった閨で、鶯啼が春の夜明けを知らせるために啼く時間に聞くことができなかったことが心配になるけれど、それに、夢を見ていたのが破れて起き上がって驚きはしたけれど、日が登ってくれば鴛鴦が砂浜で過ごす暖かい日よりになってくる。

 

(訳注)

喜遷鶯一首

(春が来て寵愛を受けた妃嬪は、春の暖かな砂浜に睦まじくする鴛鴦のように過すと詠う)

1.前段は春行楽に寵愛され、わが世の春と有頂天、良い暮らしにかわってゆく、後段、また来た春にも、寵愛を受け続けてゆくという女を詠う。

またの名を喜選鶯令、鶴冲天、鶴冲霽、燕帰来、燕帰梁、早梅芳、春光好などという。“花間集」には毛文錫の詩一首収められている。双調四十七字、前段二十三字五句四平韻、後段二十四字五句四仄韻で、3③⑤⑦⑤/❸❸❻7❺の詞形をとっている。

喜遷鶯一首

芳春景,曖晴,喬木見鶯

傳枝偎葉語關,飛過綺叢

錦翼,金毳,百囀千嬌相

碧紗曉怕聞聲,驚破鴛鴦

○○●  ●○○  ○●●○○

△○○●●○○  ○△●○△

●●△  ○●●  ●●○△△●

●○?●●△○  ○●○○●

 

芳春景,曖晴煙,喬木見鶯遷。

芳しい香りが風に乗って来る春の景色、晴れあがっているが春霞に覆われてぼんやりしている。飛び遷ってきた鶯が高い木にとまっている。

2.芳春景 芳しい香りが風に乗って來る春の景色。

3.曖晴煙 はっきりせず、ぼんやりしているさま。あやふやなさま。春の朧な様子。

4.喬木 高木(こうぼく)は、植物学の用語で、木本のうち、樹高が5mを超える植物のことである。10m未満のものを小高木、20mを超えるものを大高木と呼ぶこともある。広義(一般)では、高木(こうぼく、たかぎ)は丈の高い(人の背丈以上の)木をいう。 喬木(きょうぼく)  

5.鶯遷 鶯が谷から出て大きな木に移ること。転じて、立身出世すること。進士の試験に及第すること。地位の変化により女を棄てることを意味する。

 

傳枝偎葉語關關,飛過綺叢間。

林の木々の葉が重なり伝わる葉擦れの音が聞こえその音に合わせて寄り添うように鳥たちがなごやかに啼いている。飛び立ったかと思うと奇麗な草むらの間に入っていく。

6.傳枝 葉が重なり伝わるように、鬱蒼とした様子ではない。

7.偎葉 ぴったり寄り添う,寄り掛かる偎依寄り掛かる.

8.關關 一羽でなくいろんな多くの鳥がなごやかに啼くこと。

 

錦翼鮮,金毳軟,百囀千嬌相喚。

その鳥の翼は錦織のようにあざやかに輝き、腹毛は柔らかに金色に輝く、だから、「ももさえずり」は、すべて艶めかしく、愛嬌をふりまいて、おおきな声で互いを呼び合ったりしている。

9.錦翼 錦織のように輝くつばさ。立身出世して雲の上の存在になる様子。

李白、樂府『雉子斑』〔設辟邪伎鼓吹雉子斑曲辭〕

辟邪伎作鼓吹驚,雉子班之奏曲成,喔咿振迅欲飛鳴。

扇錦翼,雄風生。

雙雌同飲啄,趫悍誰能爭。

乍向草中耿介死,不求黃金籠下生。

天地至廣大,何惜遂物情。

善卷讓天子,務光亦逃名。

所貴曠士懷,朗然合太清。

10.金毳 金の細くてやわらかい毛、金色に輝く柔らかな鳥の腹毛。

11.百囀 ももさえずり。多くの人が一気にしゃべっていること。数多くさえずること。

12.千嬌 千の艶めかしく、愛嬌をふりまく。あでやか。なまめかしい。この句は出世した男に女たちがすり寄ってくる様子をいう。

13.相喚大声で呼ぶ。わめく。「喚呼・喚声/叫喚」呼び出す。

 

碧紗曉怕聞聲,驚破鴛鴦暖。

朝日が昇り、東の高窓の紗を照らしたので急に明るくなった閨で、鶯啼が春の夜明けを知らせるために啼く時間に聞くことができなかったことが心配になるけれど、それに、夢を見ていたのが破れて起き上がって驚きはしたけれど、日が登ってくれば鴛鴦が砂浜で過ごす暖かい日よりになってくる。

14.碧紗 薄緑の薄絹を張って窓、東の高窓をいう。

15.䆫曉 うす絹を張った高窓に夜明けの横に入る日差しが窓を照らす。朝方がたまで愛し合っていて急に朝日が射したために、高窓の紗を照らしたので急に閨全体が明るくなった様子を云う。

毛文錫『紗窓恨』

恨二首 其一

新春鷰子還來至,一雙飛。

壘巢泥濕時時墜,涴人衣。

後園裏看百花發,香風拂,繡金扉。

月照紗,恨依依。

紗窗恨 毛文錫【もうぶんせき】  ⅩⅫ唐五代詞・「花間集」 Gs-368-8-#4  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ3387

16.怕聞聲 夜明けを知らせるために泣く時間に泣くことができなかったことが心配になる。

17.驚破鴛鴦 夢を見ていたのが破れて起き上がって驚いたけれど、日が登って鴛鴦が砂浜で過ごす暖かい日よりになってくる。



唐長安城 皇城三大宮圖
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