花間集 訳注解説 巻一16 (22)回目温庭筠 《更漏子六首其二》 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ7694

 花間集 訳注解説 巻一16 (22)回目温庭筠 《更漏子六首其二》 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ7694

(ことしもまた春の終わり、昔の寵愛を思い出すことだけで生きていく儚い妃嬪の情を詠う。)

北斗七星が瞬き夜明け近くなってきて、時を告げる鐘鼓の音も終わる。宮殿の閨にかかるすだれの外には、暁の鶯が春の盛りに移ると告げている、そしてあのお方を返したくない有明の名残月がかかっている。あの宵も蘭の花はしっとりと露にぬれ、柳が風に吹かれて揺れまじりあう、離れがたい逢瀬を重ねる。庭の満開に咲いていた花が散り一面に厚く敷いている。空虚な思いでひとけのない楼閣にのぼり、欄干にもたれてなんとなくかなたを眺める。去年の春も、情けなくかなしみを抱えて過ごしたが同じようにまた今年の春も悲しい思いをしている。そして、春は暮れて行こうとしている、だけど、あの方への思いは尽き果てることはない。あの方とのたのしい夜は、いまは夢の中の出来事のようになってしまった。でも今はそれだけが生きるすべなのだ。

 

 

 

20161122

の紀頌之5つの校注Blog

 

 

●古代中国の結婚感、女性感,不遇な生き方を詠う 三国時代の三曹の一人、三国時代の「詩神」である曹植の詩六朝謝朓・庾信 後世に多大影響を揚雄・司馬相如・潘岳・王粲.鮑照らの「賦」、現在、李白詩全詩 訳注

 

Ⅰ李白詩(李白詩校注)

744年-013-#2卷162_11-#2 天馬歌(卷三(一)二三四)Ⅰ漢文委員会kanbuniinkai紀頌之 李白詩集7685

 

 LiveDoorBlog

744年-013-#6卷162_11 天馬歌 【字解集】Ⅰ漢文委員会kanbuniinkai紀頌之 李白詩集7715

 

孟浩然

李白詩

謝霊運

司馬相如 《子虛賦 ・上林賦》

揚雄 《甘泉賦》

諸葛亮 出師表

 

曹植詩65

兩都賦序・西都賦・東都賦

李白全詩

漁父辞(屈原

楚辞・九歌》東君

《楚辞九辯》

 

 

 

  総合案内

 

 

 

●唐を代表する 中唐 韓愈 全500首 

 

Ⅱ韓昌黎詩集・文集校注

806年-21 巻一 15-#4 醉贈張祕書Ⅱ 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之韓愈詩集7686

 

  LiveDoorBlog

 巻一 15-#6 醉贈張祕書 【字解集】 7693

 

・李商隠詩 (1) 136首の75

・李商隠詩 (2) 135首の61

韓愈1 ・孟郊・張籍と汴州乱41

index-2[800年~804年]27

index-3 805年陽山から江陵36

index-4 806年 39 江陵・国子博士25

 

index-5 806年39歳(2)25

index-6 807~809年 20

index-7[810年~811年 44歳] 34

index-8 [812年~814年47歳]46

index-9[815年~816年 49歳57

index-10[817年~818年 51歳]平淮西碑」28

 

index-11 819年『論佛骨表』左遷 38

index-12 820 國子祭酒18

index-13 821年~822年 22

index-14 57歳・病気のため退職。没す14

韓愈 哲学・儒学「五原」

孟郊

 

 

 

 

 

 

 

 

●杜甫の全作品1500首を訳注解説 ●理想の地を求めて旅をする。"

 

Ⅲ 杜詩詳注

まとめ22 暮春題瀼溪新賃草屋五首と住まいと夔州での農業 Ⅲ 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ7693

 

LiveDoorBlog

暮春題瀼溪新賃草屋五首【字解集】と住まいと夔州での農業

 

杜甫詩(1)736~751年  53

杜甫詩(2)752年~754年、43歳 73

杜甫詩(3)45歳 安史の乱に彷徨う 26

杜甫詩(4)757年、左拾遺 43

杜甫詩(5)758年47歳 左遷 53

杜甫詩(6)759年 三吏三別 44

 

杜甫詩(7)759年秦州詩 66

杜甫詩(8)759年同谷紀行、成都紀行36

杜甫詩(9)760年、49歳 成都 45

杜甫詩(10)761年、50歳 成都82

杜甫詩(11)762年蜀中転々43

杜甫詩(12)762年 蜀中転々 49

 

 

 

 

 

 

 

 

●これまで分割して掲載した詩を一括して掲載・改訂掲載・特集  不遇であった詩人だがきめの細やかな山水詩をかいている。花間集連載開始。

 

Ⅳブログ漢・唐・宋詞詩集 Fc2Blog

花間集 訳注解説 巻一16 (22)回目温庭筠 《更漏子六首其二》 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ7694 (11/22)

 

 

 

 

 

 

 

 

●花間集全詩●森鴎外の小説の”魚玄機”詩、芸妓”薛濤”詩。唐から五代詩詞。花間集。玉臺新詠連載開始

 

.唐五代詞詩・玉臺新詠・女性 LiveDoorBlog

玉-018-#2 古詩八首其四 (古詩十九首之第十七首) 無名氏  Ⅴ漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の玉臺新詠ブログ 7695

 

●薛濤の全詩

●花間集(1

●花間集(2

●花間集(3

●花間集(4

●花間集(5

 

●魚玄機全詩

●花間集(6

●花間集(7

●花間集(8

●花間集(9

●花間集10

 

 ■最近Best5 賦・詩・詞(漢詩4ブログ各部門)

漢詩総合サイト 07ch

 

杜甫全詩案内

韓愈全詩案内

李白全集

文選

古詩源

花間集案内

http://kanbunkenkyu.web.fc2.com/

 

 

 

花間集 巻一 更漏子六首  <温庭筠>

 

 

 

更漏子六首其一
(たとえ何だって良い、「謝家池閣」のように愛され続けたいと願っているのに、孤独に夜を過ごす悲しみを詠うもの。)

柳絲長,春雨細,花外漏聲迢遞。
柳絲はほそくながく枝をたれ、春の雨はこぬかあめ、眠れぬまま一人侘しく庭の花を見ていると、花のむこうから水時計のしたたる音が耳を澄ませばきこえてくる。
驚寒雁,起城烏,畫屏金遮
季節も変わり北に向かう雁の鳴き声で目をさまし、城内の烏もおきだしてくる、枕のほとりの絵屏風にはむつまじいすがたの金の鷓がえがかれている。
香霧薄,透簾幕,惆悵謝家池閣。
香のたちこめた薄霧が、花の香りを漂わせて、簾を通して忍び込んでくる。ただひとりで妃嬪にも謝安の妓女のように池のほとり春草の萌えはじめる頃に座敷で過ごしたものだし、謝秋娘が池のほとりの楼閣でかわいがられたようにおもっているのに、此処の閨には愁いと悲しみに溢れている。
紅燭背,繡簾垂,夢長君不知。
紅い蝋燭を背にしたまま、刺繍のすだれをたらしたままだし、夢の中では一緒で長くすごしていることを、あのおかたは知らない。
柳絲【りゅうし】は長く,春雨は細【こまやか】く,花外は漏聲【ろうせい】迢遞【しょうてい】なり。
寒雁を驚かし,城烏を起し,畫屏 金の遮

香霧は薄し,簾幕【れんまく】は透け,惆悵して謝家の池閣。
紅燭の背,繡簾【しゅうれん】垂れ,夢長じて君 知らず。

 

2.更漏子
(ことしもまた春の終わり、昔の寵愛を思い出すことだけで生きていく儚い妃嬪の情を詠う。)

星鬥稀,鍾鼓歇,簾外曉殘月。
北斗七星が瞬き夜明け近くなってきて、時を告げる鐘鼓の音も終わる。宮殿の閨にかかるすだれの外には、暁の鶯が春の盛りに移ると告げている、そしてあのお方を返したくない有明の名残月がかかっている。
蘭露重,柳風斜,滿庭堆落花。
あの宵も蘭の花はしっとりと露にぬれ、柳が風に吹かれて揺れまじりあう、離れがたい逢瀬を重ねる。庭の満開に咲いていた花が散り一面に厚く敷いている。
虛閣上,倚欄望,還似去年惆
空虚な思いでひとけのない楼閣にのぼり、欄干にもたれてなんとなくかなたを眺める。去年の春も、情けなくかなしみを抱えて過ごしたが同じようにまた今年の春も悲しい思いをしている。
春欲暮,思無窮,舊歡如夢中。
そして、春は暮れて行こうとしている、だけど、あの方への思いは尽き果てることはない。あの方とのたのしい夜は、いまは夢の中の出来事のようになってしまった。でも今はそれだけが生きるすべなのだ。

星鬥は稀に,鍾鼓は歇む,簾外 曉鶯【ぎょうおう】月殘る。
蘭露は重り,柳風は斜す,庭に滿つるは落花の堆。
虛閣の上,欄に倚りて望み,似る去年の惆悵なるを還るをや。
春暮なんと欲し,思いに窮まること無く,舊歡は夢に中【あた】るが如し。

Nature1-011



『更漏子』 現代語訳と訳註
(
本文)
星鬥稀,鍾鼓歇,簾外曉殘月。
蘭露重,柳風斜,滿庭堆落花。
虛閣上,倚欄望,還似去年惆

春欲暮,思無窮,舊歡如夢中。


(下し文)
星鬥は稀に,鍾鼓は歇む,簾外 曉鶯【ぎょうおう】月殘る。
蘭露は重り,柳風は斜す,庭に滿つるは落花の堆。
虛閣の上,欄に倚りて望み,似る去年の惆悵なるを還るをや。
春暮なんと欲し,思いに窮まること無く,舊歡は夢に中【あた】るが如し。


(現代語訳)
(ことしもまた春の終わり、昔の寵愛を思い出すことだけで生きていく儚い妃嬪の情を詠う。)

北斗七星が瞬き夜明け近くなってきて、時を告げる鐘鼓の音も終わる。宮殿の閨にかかるすだれの外には、暁の鶯が春の盛りに移ると告げている、そしてあのお方を返したくない有明の名残月がかかっている。
あの宵も蘭の花はしっとりと露にぬれ、柳が風に吹かれて揺れまじりあう、離れがたい逢瀬を重ねる。庭の満開に咲いていた花が散り一面に厚く敷いている。
空虚な思いでひとけのない楼閣にのぼり、欄干にもたれてなんとなくかなたを眺める。去年の春も、情けなくかなしみを抱えて過ごしたが同じようにまた今年の春も悲しい思いをしている。
そして、春は暮れて行こうとしている、だけど、あの方への思いは尽き果てることはない。あの方とのたのしい夜は、いまは夢の中の出来事のようになってしまった。でも今はそれだけが生きるすべなのだ。

木蘭02


(訳注)
更漏子
(ことしもまた春の終わり、昔の寵愛を思い出すことだけで生きていく儚い妃嬪の情を詠う。)

・更漏子 更漏とは夜の時(五更)を知らせる水時計のことをいい、この詩は漏刻五更の時刻が気になるものの気持ちを詠んだもの。この更漏子のように曲名と内容が何らかの関わりを持つものが多い。又、水時計を閨の中に所有できるものはおおよそ、後宮の妃嬪である。

10. 【解説】 

前段は、寵愛を受けて幸せな夜を過ごし、離れがたい春の明け方を描写し、後段では、すぐそこにいるあの方なのに、気持ちを伝えるすべもなく、高殿からの眺望も所詮は悲しみをもたらすものでしかない、今年もまた去年と同じ愁いに囚われ、かつての愛の歓びも夢であっても、それをよりどころに生きていくしかないのだ。

花間集には《更漏子》が十六首所収されている。溫庭筠の作は六首収められている。

雙調四十六字、前段二十三字六句両仄韻両平韻、後段二十三字六句三仄韻両平韻(詞譜六)3❸❻3③⑤/❸❸❻3③⑤の詞形をとる。

星鬥稀,鍾鼓,簾外曉
蘭露重,柳風
,滿庭堆落
虛閣
,倚欄,還似去年惆
春欲暮,思無
,舊歡如夢

  

  
  

  

 

星鬥稀,鍾鼓歇,簾外曉鶯殘月。

北斗七星が瞬き夜明け近くなってきて、時を告げる鐘鼓の音も終わる。宮殿の閨にかかるすだれの外には、暁の鶯が春の盛りに移ると告げている、そしてあのお方を返したくない有明の名残月がかかっている。
11. 星斗 北斗星、または南斗星をもいう。星。星辰(せいしん)。空が白み始め星影がまばらになる。斗は北斗星と南斗星を意味するが、ここでは単に星の意。
12.
 鍾鼓  歇時を知らせるかねと太鼓。時を告げる鐘や太鼓の音が尽きる。いよいよ夜明けの近いことを示す。
13.
 殘月 十五夜までにはなく陰暦十六日以降、一般的には二十日頃の夜明けに残る月を云う。このような月を詩に詠うは芸妓との別れる場合、人目を忍んで逢瀬を重ねた男女の別れを云う。ここでは、早春が終わり、間もなく盛春に変わってゆく、時の流れをいう。


蘭露重,柳風斜,滿庭堆落花。
あの宵も蘭の花はしっとりと露にぬれ、柳が風に吹かれて揺れまじりあう、離れがたい逢瀬を重ねる。庭の満開に咲いていた花が散り一面に厚く敷いている。
14. 蘭 香草の一種、古くは沢蘭をさす。菊科に属するもの。ふじはかま。蘭の種類は多くてこの時代のものが果たしてどのようなものであったかは決め難い。ここでは女性自身を示していると思われる。
15.
 柳風斜 柳も女性を示す。
16.
 落花 女の年齢を重ねた様子を云う。


虛閣上,倚欄望,還似去年惆悵。
空虚な思いでひとけのない楼閣にのぼり、欄干にもたれてなんとなくかなたを眺める。去年の春も、情けなくかなしみを抱えて過ごしたが同じようにまた今年の春も悲しい思いをしている。
17. 虚閣 人けのない館。身の孤独を示す。

18. 倚欄望 見る目的がなくなんとなく眺めている様子を云う。
19.
 還似去年惆悵 去年「惆悵」の思いをした、今年もまた同じ思いだ。この表現では毎年同じ思いをしているのであろう。抜群の言い回しといえる。

 


春欲暮,思無窮,舊歡如夢中。
そして、春は暮れて行こうとしている、だけど、あの方への思いは尽き果てることはない。あの方とのたのしい夜は、いまは夢の中の出来事のようになってしまった。でも今はそれだけが生きるすべなのだ。

20. 欲暮 暮れようとしている。欲は今にも〜しそうだ、の意。旧歓 昔の歓び。かつて恋人とともに過ごしていた時の愛の歓びを指す。







温庭筠 《更漏子六首 【字解集】》 

スポンサーサイト

0 Comments

Leave a comment

テンプレートに関するご質問・不具合のご報告の際はご自身のブログアドレス記載必須です
ご質問の前に必ずお読みください ↓
FC2テンプレート ご利用時のお願い