花間集 訳注解説 巻一14 (19)回目温庭筠 《菩薩蠻十四首 其十四》 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ7676




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20161119

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花間集 五百首  巻一   温庭筠

 

 

 

 

 

唐の時、女性論(12妓女の生活の二面性

 妓女の生活は悲惨な辛いものであったが、それがすべてではなく別の一面もあった。生活は最下層に属していたが、いつも紅灯の巷で酒色にふけり、豪華に着飾っては美食を楽しんでいた。一年中あくせく働いても衣食にこと欠き、甚だしくは生死の境をさまよう、あの労働する女性たちに比べるとより幸福だったと思う。たとえば、宣城(安徽省宣城県)の名妓史鳳は家に迷香洞、神鶏枕などと呼ばれる、豪華でなまめかしい部屋や宝物をもっており、ある金持は三十万銭もの大金を出して、やっとのことで見せてもらった(『雲伯雑記』巻一)。こんな生活は下層の労働女性はもちろんのこと、普通の家庭の女性が望んでも、かなえられることではなかった。それで詩人は、「当窓にて却って羨む青楼の僣、十指勤かざるに衣は箱に盈つ」(王娃「当窓織」)と嘆いたのである。

 妓女の社会的地位はもっとも下賤な部類に属してはいたが、しかしまた他のいかなる階層の女性に比べても、文化や芸術を学び身につける時間と機会を多くもっていた。従って各階級の女性の中でもっとも才知ある優れた部分を形成し、その中の少なからざるものが、干古に名を残す文学者、芸術家になれたのである。

 時代とともに自由職業の娼妓に変っていった長安の妓女の身の上から、私たちは次のようなさらに重要なことを知るのである。つまり、妓女は人から玩ばれ、売買される存在ではあったが、しかし封建道徳によって人間性を抑圧され、人格の独立を奪われ、男性の付属晶になった家庭の主婦に比べると、束縛は少なく、相対的ではあるが言論、行動の自由を持ち、比較的独立した存在であったと。『北里志』の序に、「諸妓の多くは弁舌さわやかで、書物を知り議諭ができる者も結構いる。

彼女たちは公卿以下誰でもあざ名を呼びすてにする。彼らの身分、地位をよく弁別し、人物を評定し、自由自在に応対する彼女たちの手ぎわの良さは、誠に人の及ぶところではない。それで彼女たちは叔孫通の朝儀をも罷めさせ、また楊秉をも惑わすことができる」と記されている。どんな階層の女性が彼女たちと同じように、男と同席して酒を飲み、大いに談笑し、直接公卿の名を呼びすてにし、自由に公卿士大夫を晶定めするなどということができたであろうか。これがつまり彼女たちの別の一面であった。筆者は「淫売はこれらの女性ができる最も面白い職業の一つであり、普通の娼婦はたいていこの什事を好んだ」(周作人『看雲集』「娼女礼賛」)という意見に決して同意しない。ただ唐代の妓女の生活を観察するに際して、往々無視される別の一面にも注意を払うことを望むのである。

* 叔孫通は古礼に則って漢の朝儀を定めた人物。楊秉は後漢の人で、「我に三つの不惑あり。酒、色、財なり」 と言った(『後漢書』楊秉伝)。

 

 

 

2. 温庭筠 

菩薩蠻十四首 其十四
(寵愛を失った妃嬪は水晶宮の離宮に移ったがこれまでと同じように閨の支度をして夜を待つ、二度と寵愛を受けることが無く夜も眠れぬ日がつづくが、それを続けなければ生きがいもなくなってしまうと詠う。)

水精簾裏頗黎枕,暖香惹夢鴛鴦錦。
水晶宮といわれた宮殿の閨の水晶のすだれの内側に、あの方のために玻璃の枕をいつも用意している、あたたかくする香を焚いて、夢にしか現れない鴛鴦の錦のかけ布団に横になり、あの方のことを思う。

江上柳如煙,雁飛殘月天。
大江のほとりには、煙雲にかおおわれたかのように鬱々と柳が生い茂る、また今宵も忘れたくても忘れられず眠れないでいると、もう雁が有明けの名残の月をかすめて渡ってゆく。
藕絲秋色淺,人勝參差剪。
妃嬪の体には、藕絲のうすくすけた秋の色の衣服を身に着けていて、人日には髪かざりの人勝をふそろいに飾ることは忘れない。
雙鬂隔香紅,玉頭上風。
左右の鬢にはうつくしい花のかんざしをへだて挿している。玉のかんざしは風に吹かれてゆらゆらゆれている。どんなに思われても、これだけの事は何時までも続けるのである。

(菩薩蠻十四首 其十四)

水精の簾の裏 頗黎【はり】の枕,香を暖め夢に惹れ鴛鴦【えんおう】の錦。
江上 柳如の煙,雁飛 月天に殘る。
藕絲【ぐうし】秋色淺く,人勝【じんしょう】參差【さんさ】の剪。
雙鬂【そうびん】香紅を隔ち,玉【ぎょくさ】頭上の風。


隋堤01


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『菩薩蠻十四首 其十四』 現代語訳と訳註
(
本文)菩薩蠻
菩薩蠻十四首 其十四

水精簾裏頗黎枕,暖香惹夢鴛鴦錦。
江上柳如煙,雁飛殘月天。
藕絲秋色淺,人勝參差剪。
雙鬂隔香紅,玉
頭上風。

 

(下し文)
(菩薩蠻十四首 其十四)

水精の簾の裏 頗黎【はり】の枕,香を暖め夢に惹れ鴛鴦【えんおう】の錦。
江上 柳如の煙,雁飛 月天に殘る。
藕絲【ぐうし】秋色淺く,人勝【じんしょう】參差【さんさ】の剪。
雙鬂【そうびん】香紅を隔ち,玉
【ぎょくさ】頭上の風。


(現代語訳)
(寵愛を失った妃嬪は水晶宮の離宮に移ったがこれまでと同じように閨の支度をして夜を待つ、二度と寵愛を受けることが無く夜も眠れぬ日がつづくが、それを続けなければ生きがいもなくなってしまうと詠う。)

水晶宮といわれた宮殿の閨の水晶のすだれの内側に、あの方のために玻璃の枕をいつも用意している、あたたかくする香を焚いて、夢にしか現れない鴛鴦の錦のかけ布団に横になり、あの方のことを思う。

大江のほとりには、煙雲にかおおわれたかのように鬱々と柳が生い茂る、また今宵も忘れたくても忘れられず眠れないでいると、もう雁が有明けの名残の月をかすめて渡ってゆく。
妃嬪の体には、藕絲のうすくすけた秋の色の衣服を身に着けていて、人日には髪かざりの人勝をふそろいに飾ることは忘れない。

左右の鬢にはうつくしい花のかんざしをへだて挿している。玉のかんざしは風に吹かれてゆらゆらゆれている。どんなに思われても、これだけの事は何時までも続けるのである。
楊貴妃清華池002


(訳注) 
菩薩蠻十四首 其十四

(寵愛を失った妃嬪は水晶宮の離宮に移ったがこれまでと同じように閨の支度をして夜を待つ、二度と寵愛を受けることが無く夜も眠れぬ日がつづくが、それを続けなければ生きがいもなくなってしまうと詠う。)

155.  菩薩蠻十四首 其十四【解説】 百数十名いる妃嬪は、一度寵愛を失えば二度と寵愛を受けることはなく、妃嬪が華やかな宮殿から、質素な宮殿(離宮・陵廟)に移されて、しずかに暮らしている様子を詠う。

冒頭の二句は、妃嬪の閨には豪華な調度品、香の薫かれる室内の景と、その香の薫りにうとうと夢路に誘われるすがたを描く。

続く二句は、離宮から見える外の景色、川辺の煙る青柳が朧になるほどに繁るのは、逢瀬を連想させ、有明けの空には名残月、雁は妃嬪のもとに文の一つもないこと、侘しさを誘う。

後段は、寵愛を受けることは二度とないと覚悟したものの、生きていく術として、妃嬪の存在感、モチベーションを自分自身で一つ一つの恒例の行事を、丹念に行うことで満足する。人形を作ること、顔を整え、豊かな髪に挿された簪の人形が春風にゆらゆらと揺らめくさま、それらすべてが生きがいとなるので、余計なことは考えないことが生きていくことだと詠う。

この後段の描写は、夢から覚めた後の女の姿とも解釈されるが、生きがいを何に求めるかということを述べている。

単に、夢の中の女の姿を描いたともとれるようでは、花間集の意味はわからない。

唐の教坊の曲で花間集には四十一首所収、溫庭筠の菩薩蠻は十四首、双調 四十四字。前段二十四字四句二仄韻二平韻、後段四句二仄韻に平韻で、❼❼⑤⑤/❺❺⑤⑤の詞形をとる。

菩薩蠻十四首 其十四

水精簾裏頗黎,暖香惹夢鴛鴦
江上柳如,雁飛殘月
藕絲秋色,人勝參差
雙鬂隔香,玉
頭上

  
  
  
  

 

水精簾裏頗黎枕,暖香惹夢鴛鴦錦。

水晶宮といわれた宮殿の閨の水晶のすだれの内側に、あの方のために玻璃の枕をいつも用意している、あたたかくする香を焚いて、夢にしか現れない鴛鴦の錦のかけ布団に横になり、あの方のことを思う。
156. 水精簾 水精は水晶。李白の『玉階怨』「玉階生白露、 夜久侵羅襪。却下水晶簾、 玲瓏望秋月。」(白玉の階きざはしに白い露が珠のように結露し、夜は更けて羅(うすぎぬ)の襪(くつした)につめたさが侵みてくる。露に潤った水晶の簾をさっとおろした、透き通った水精の簾を通り抜けてきた秋の澄んだ月光が玉の光り輝くのを眺めているだけ。)李白39玉階怨 満たされぬ思いの詩。
158.
 頗黎枕 頗黎は玻璃/頗梨【はり】1 仏教で、七宝の一。水晶のこと。2 ガラスの異称。3 火山岩中に含まれる非結晶質の物質。
・暖香 それをたくと部屋のあたたかくなるたきもの。香名に暖香というのもあるがここは一般的なことばであろう。
159.
 惹夢 夢をさそうこと。
160.
 鴛鴦錦 鴛駕の紋様のある錦の被(懸けふとん)。


江上柳如煙,雁飛殘月天。
大江のほとりには、煙雲にかおおわれたかのように鬱々と柳が生い茂る、また今宵も忘れたくても忘れられず眠れないでいると、もう雁が有明けの名残の月をかすめて渡ってゆく。
161. 江上 川のほとり。江は中国の川の呼称。北方では河と言う。

162. 柳如 柳絮が飛び交うのはカスミではなく煙のようなじょうたいせある。

163. 殘月 夜明けの空に懸かる月。月後半の月、別れを惜しむ名残月。


藕絲秋色淺,人勝參差剪。
妃嬪の体には、藕絲のうすくすけた秋の色の衣服を身に着けていて、人日には髪かざりの人勝をふそろいに飾ることは忘れない。
164.
 藕絲秋色淺 藕絲は蓮根からとれる糸。そのよぅな細くて軽い繊維の衣服をいう。体の線がよく出て、妃嬪が閨に着る。秋色とは悲愁の五行思想の白色、霜色。
165.
 人勝 華勝。正月七日「人勝節」という。正月7日の人日に用いられた飾り。人や動植物の形に切り抜いて彩色したあしぎぬ、金箔の縁飾り等の残片を一枚に貼り込んでいる。人日の日に、厄除けに用いる髪に飾る人形。
166.
 参差は大小ふそろいのさま。
 

雙鬂隔香紅,玉釵頭上風。
左右の鬢にはうつくしい花のかんざしをへだて挿している。玉のかんざしは風に吹かれてゆらゆらゆれている。どんなに思われても、これだけの事は何時までも続けるのである。
167. 香紅 花をいう言葉であるが、ここは花のかんざしを意味するとおもう。
168.
 玉釵頭上風 王叙頭は玉のかんざし。男と交わって揺れるのではなく、風に揺れるのである。憐れに感じさせるほどせつない女の状況を詠うのである。

 

花間集 温庭筠 《菩薩蠻十四首 【字解集】》 

 

唐長安城図

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