花間集 訳注解説 (178)回目牛嶠二十六首《巻四08感恩多二首其二》 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ8636

178)回目牛嶠二十六首《巻四08感恩多二首其二》

 

 

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花間集 訳注解説 (178)回目牛嶠二十六首《巻四08感恩多二首其二》 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ8636

(感恩多 二首其の二:丁香のような固い思い、同心結で誓って送り出したが、帰って来ないばかりか、いくら書簡を送っても、連絡もない。月に礼拝して男の心を変えてもらいたいと女の心情を詠う。)

南の船着き場で舟を見送り、別れをつげてから、女は丁字の花のつぼみのように貞操を守り、旅立ちの前に同心結をしたけれど、それを見るたび心配は募る。近頃、音信不通であり、思いが揺れ動き、それがいよいよ深まってゆく、きっとどこかで、鴛鴦の掛け布団におちついてしまっていることを心配しておもう。 行き先と思えるところに、幾度か書簡を送り、空を飛ぶ雁に託したけれど、何の返事もないので、涙は襟を濡らしてかわかない。涙は襟を濡らしてかわかないから、月に拝礼して、天運を求めるのは、「君に願うことなら、私のこれだけ思っていることを思いおこしてほしい」、ということ。

 

 

 

 

花間集 巻四

 

 

 

 

感恩多二首其一

兩條紅粉淚,多少香閨意。強攀桃李枝,斂愁眉。

陌上鶯啼蝶舞,柳花飛。柳花飛,願得郎心,憶家還早歸。

 

其二

自從南浦別,愁見丁香結。近來情轉深,憶鴛衾。

幾度將書托煙鴈,淚盈襟。淚盈襟,禮月求天,願君知我心。

 

 

 

花間集 教坊曲《巻四07感恩多二首其一》薛昭蘊

 

 

花間集 訳注解説

 

 

漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ8630

 

 

 

感恩多二首其一  (改訂版Ver.2.1

(富貴の者に嫁げば、何の不自由もないと思っていたのに、春が来たというのに、音沙汰がなく、取り合ってもらえないばかりか、寄り付きもしない、桃李の枝を折って縁起をかついで心を癒す、「帰ってやろう」と思ってほしいと詠う。)

兩條紅粉淚,多少香閨意。

若い赤い頬、おしろいにふた筋の涕が流れる。あの頃のお香の匂いがどれほどが残っているこの閨には思いは残ったまま。

強攀桃李枝,斂愁眉。

いまは、春というのに、ただ眉をひそめて愁いている。「桃李不言、下自成蹊。」ということで、人が寄ってくる縁起のものというので、無理やりに桃李の枝を折り取り、自ら愁いを慰める。

陌上鶯啼蝶舞,柳花飛。

大通りに鶯が啼き、蝶は花に飛び舞い交う。そして、そこに柳絮が飛んでくる。

柳花飛,願得郎心,憶家還早歸。

柳絮が飛んでくると、願うことはあの方の心に「この家のことを思い、またすぐに帰ろうとしてくれる」と、そんな気持ちになってほしい。

 

感恩多 二首の一

兩條の紅粉の淚,多少 香閨【こうけい】の意。

強いて桃李の枝を攀【よ】じ,愁眉を斂【お】さむ。

陌上 鶯啼き蝶舞い,柳花飛ぶ。

柳花飛び、願わくば郎の心「家を憶いて還た早に歸らん。」を得ん。

 

感恩多二首其二  (改訂版Ver.2.1

(感恩多 二首其の二:丁香のような固い思い、同心結で誓って送り出したが、帰って来ないばかりか、いくら書簡を送っても、連絡もない。月に礼拝して男の心を変えてもらいたいと女の心情を詠う。)

自從南浦別,愁見丁香結。

南の船着き場で舟を見送り、別れをつげてから、女は丁字の花のつぼみのように貞操を守り、旅立ちの前に同心結をしたけれど、それを見るたび心配は募る。

近來情轉深,憶鴛衾。

近頃、音信不通であり、思いが揺れ動き、それがいよいよ深まってゆく、きっとどこかで、鴛鴦の掛け布団におちついてしまっていることを心配しておもう。 

幾度將書托煙鴈,淚盈襟。

行き先と思えるところに、幾度か書簡を送り、空を飛ぶ雁に託したけれど、何の返事もないので、涙は襟を濡らしてかわかない。

淚盈襟,禮月求天,願君知我心。

涙は襟を濡らしてかわかないから、月に拝礼して、天運を求めるのは、「君に願うことなら、私のこれだけ思っていることを思いおこしてほしい」、ということ。

 

(感恩多 二首の二)

南浦にて別れて自從【より】,丁香の結ぶを愁い見る。

近來 情 轉【うた】た深く,鴛衾【えんきん】を憶う。

幾度 將に書を煙鴈【えんがん】に托せる,淚 襟に盈ち,淚 襟に盈つ。

月に禮し 天に求む,「願わくば 君が我が心を知れ」と。

 

 

(改訂版Ver.2.1

『感恩多二首』 現代語訳と訳註

(本文)

牛嶠『感恩多二首』其二

自從南浦別,愁見丁香結。

近來情轉深,憶鴛衾。

幾度將書托煙鴈,淚盈襟。

淚盈襟,禮月求天,願君知我心。

 

 

(下し文)

(感恩多 二首其の二)

南浦にて別れて自從【より】,丁香の結ぶを愁い見る。

近來 情 轉【うた】た深く,鴛衾【えんきん】を憶う。

幾度 將に書を煙鴈【えんがん】に托せる,淚 襟に盈ち,淚 襟に盈つ。

月に禮し 天に求む,「願わくば 君が我が心を知れ」と。

 

 

(現代語訳)

(感恩多 二首其の二:丁香のような固い思い、同心結で誓って送り出したが、帰って来ないばかりか、いくら書簡を送っても、連絡もない。月に礼拝して男の心を変えてもらいたいと女の心情を詠う。)

南の船着き場で舟を見送り、別れをつげてから、女は丁字の花のつぼみのように貞操を守り、旅立ちの前に同心結をしたけれど、それを見るたび心配は募る。

近頃、音信不通であり、思いが揺れ動き、それがいよいよ深まってゆく、きっとどこかで、鴛鴦の掛け布団におちついてしまっていることを心配しておもう。 

行き先と思えるところに、幾度か書簡を送り、空を飛ぶ雁に託したけれど、何の返事もないので、涙は襟を濡らしてかわかない。

涙は襟を濡らしてかわかないから、月に拝礼して、天運を求めるのは、「君に願うことなら、私のこれだけ思っていることを思いおこしてほしい」、ということ。

 

 

(訳注) (改訂版Ver.2.1

(感恩多 二首其の二)

13. (感恩多 二首其の二:丁香のような固い思い、同心結で誓って送り出したが、帰って来ないばかりか、いくら書簡を送っても、連絡もない。月に礼拝して男の心を変えてもらいたいと女の心情を詠う。)願わくばシリーズ第2弾! 

14. 【解説】男と南の入り江で別れたとある、春の東から初夏の南と時間の経過を感じさせる。その時間経過は、女の蕾を女盛りを過ぎようとする時間経過も感じさせる。ただ、この詩は、前半の「丁香結」に対して、後半の“禮月求天,「願君知我心」”というのがすべてである。牛嶠は、男というものが、外に出れば、外に女がいるものである。夫を待つ女性というものはおおよそこんなふうにして泣いているし、月に願をするものだろう。牛嶠は、時代を客観的に見た詩であって、いわゆる中唐期から流行した「比興体制」手法というものである。ここに登場する女性は、長江下流域の商家の嫁ということであろう。

 

15. 【構成】唐の教坊の曲名。『花間集』には牛嶠の二首のみ所収。㈱ほ、双調三十九字、前段十八字四旬二灰韻二平韻、後段二十一字五句三平韻で、❺❺⑤③/6③③4

自從南浦  愁見丁香
近來情轉  憶鴛
幾度將書托煙鴈  淚盈
淚盈  禮月求天 願君知我

  
  
  
  
 

 

 

自從南浦別,愁見丁香結。

南の船着き場で舟を見送り、別れをつげてから、女は丁字の花のつぼみのように貞操を守り、旅立ちの前に同心結をしたけれど、それを見るたび心配は募る。

16. 自從 〜から。

15. 南浦 南の入り江の津。船で行く男を見送る別離の場を象徴する。都市として考えられるのは、洛陽、成都、鄂州、揚州、抗州のように城郭の南に港がある所である。

『荷葉杯』其三 

楚女欲歸南浦,朝雨,濕愁紅。

小船搖漾入花裏,波起,隔西風。

・南浦 長江下流域の江南の港、浙江省、会稽、紹興をいう。

春から初夏への経過を感じさせ、女盛りを過ぎようとする時間経過も感じさせる。下句の「西風」で完全に別れてしまったことを感じさせるものである。

荷葉盃 三首 其三 温庭筠  ⅩⅫ唐五代詞・宋詩Gs-306-5-#60  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ3077

16. 丁香結 クローブの花蕾は釘に似た形をしているため、中国では「釘」と同義の「丁」の字を使って「丁香」、「丁子」の名があてられ、非常に強い香気を持っているので、百里香という別名もある。固い蕾を示し貞操を表し、同心結の意味をもめての造語である。同心結を表す語。若くして、夫を見送る女性の心を表現するものである。おそらく、後半のの句に「書托煙鴈」の書簡に丁子の一粒を張り付けて贈ったということ。

 

近來情轉深,憶鴛衾。

近頃、音信不通であり、思いが揺れ動き、それがいよいよ深まってゆく、きっとどこかで、鴛鴦の掛け布団におちついてしまっていることを心配しておもう。 

17. 憶鴛衾 オシドリ模様の掛け布団を偲ぶ。旅の空、他の女性の家で過ごしていることを思って、嫉妬を表現するのではなく、帰ってこないことを心配する。現代の間隔とは違っている。

 

幾度將書托煙鴈,淚盈襟。

行き先と思えるところに、幾度か書簡を送り、空を飛ぶ雁に託したけれど、何の返事もないので、涙は襟を濡らしてかわかない。

18. 幾度將書托煙鴈 何度も手紙を送ったが、手紙にはなしのつぶてであったこと。将は〜を。雁は手紙を運ぶ使者。煙鴈は雲間を飛んでゆく雁。伝書の意味。これと同じものは温庭筠にもある

溫庭筠  《菩薩蠻 十》
滿宮明月梨花白,故人萬裏關山隔。
金雁一雙飛,淚痕沾繡衣。
小園芳草綠,家住越溪曲。
楊柳色依依,燕歸君不歸。

(若耶渓の西施が見初められた出会いのように寵愛を受けたが、離宮に、避暑地に行くことは、別の妃嬪の所に行くことでお越しになることはないと覚悟して生きていくと詠う)

温庭筠《酒泉子 (四)》

楚女不歸,樓枕小河春水。

月孤明,風又起,杏花稀。

斜簪雲鬟重,裙上金縷鳳。

八行書,千裏夢,雁南飛。

いつか「八行書」受け取ること、高唐賦の「夢」であり、雁が南に帰るように、帰ってきてくれて寵愛を受けたいと思うことだけ考えて毎日を生きる。南に飛んで帰ってゆく雁をただ見ているだけである。
・八行書 寵愛を受けていたころに贈られた行七字で八行の格調高い男性の楽府・律詩の短い手紙。ここでは尽くせぬ思いを八行、一行七字の手紙に凝縮して愛を書いたことを意味する。六朝より、高貴な人が書く詞詩をいう。平仄、韻を踏んで作るのは高度で、常時詩人の作られせることができる人物に書かせたということであろう。・千裏夢 後宮という狭い空間なのに、それが千里の遠い、儚い夢となっていることをいう。この夢と初句の「楚女」を夢に見たことに基づいてこの詩が出来上がっている。楚の懐王がみた夢を題材にした宋玉の「高唐賦」に登場する。その内容は巫山の神女が懐王と夢の中で出会い、親しく交わるというものである。なかでも、朝には雲に、夕方には雨になって会いたいという神女の言葉が有名となり、巫山雲雨や朝雲暮雨など男女のかなり親密な様子を表す熟語が生まれた。・雁南飛 狩が南に飛び帰って行くけれど、妃嬪であるが故、南の楚の国に帰ることもできず見上げるだけなのであるという意味。雁は匈奴に捕らわれた漢の蘇武が、雁の脚に手紙を結わえて放った故事から、手紙を運ぶ使者を意味する。

 

淚盈襟,禮月求天,願君知我心。

涙は襟を濡らしてかわかないから、月に拝礼して、天運を求めるのは、「君に願うことなら、私のこれだけ思っていることを思いおこしてほしい」、ということ。

19. 禮月求天 月に拝礼して、天運を求める。禮月は拜月。禮:拜。自分がどれほど思っていたとしても、相手の心が変わらなければ、自分のもとに帰ってこないということを前提にして、天にその心の変革を求めたのである。月を崇拝していのること。

 

 

代贈二首 其一

樓上黄昏欲望休、玉梯横絶月中鉤。

芭蕉不展丁香結、同向春風各自愁。

 高楼にたそがれがせまる、あなたがおいでくださらないか、遙か小道を眺めることはしないことにしました。輝く綺麗な階段にあなたの姿は、楼閣を結ぶ渡り廊下橋が横たわり、空に浮かんでいるのは、鉤のように細い月、何を見てもあなたとのこと。

硬く丸まった芭蕉の葉、硬く結ばれた丁子のつぼみ、ともに春風に吹かれながらそれぞれの悲しみをかかえ、愁えているのだ。

 代わりて贈る二首 其の一

楼上 黄昏 望まんと欲して休め、玉梯 横絶す 月中の釣。

芭蕉は展びず 丁香は結ぶ、同に春風に向かいて 各自愁う。

代贈二首 其一 李商隠 紀頌之の漢詩ブログ李商隠特集150- 97

 

代贈二首 其二
東南日出照高樓、樓上離人唱石州。

總把春山掃眉黛、不知供得幾多愁。

冬の夜長冬枯れの寂しさのただよう高楼にやっと日の出で日差しがさして来た。北方の塞の見張り台にいるだろう出征の兵士のあのひと、待ちわびる女同士では「石州」を歌い唱和している。
あなたのいない今、あまたの男を相手にしてきたが眉墨でまゆを画く、自分も年を取ってきた、幾多の愁いを伴ってここまで来たのだがどこまで知ってくれているだろう。

東南 日出でて高楼を照らす、楼上の離人 石州を唱う。
総て春山を把って眉黛を掃う、知らず 幾多の愁いを供し得たるかを。

代贈二首 其二 李商隠 紀頌之の漢詩ブログ李商隠特集150- 98

  
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