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韋莊《巻三-14 喜遷鶯二首其二》

 

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花間集 訳注解説 (130)回目韋莊二十五首《巻三-14 喜遷鶯二首其二》 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ8348

(喜遷鶯【きせんのう】二首 其の二:科挙の試験に合格し、天子にお目見えするさまを、そして、その後街中を無礼講で歩き回り、夜の宮中晩さん会を仙郷に喩えて詠う。)

長安の街に「引見」の太鼓の音が鳴り響き、皇城の正門朱雀門はひらかれ、宮官人たちは早くから動きにぎわい、宮中では人を探し回るほどの騒ぎである。古来より恒例の詔勅の入った金沙の袋を木製の鳳凰が口に銜えたのが、天子につづいて、更に百官が居並んでてきて、平地には祝福の号砲のような雷が鳴り響く。既に鶯は谷を渡ったという、進士の試験に及第した、龍が既に化身したがこれからどれだけ伸びてくれるか計り知れない前途洋洋である。その夜は長安城には及第者は無礼講で、溢れるほどの車馬でいっぱいになった。多くの人が家家の高楼の上にあがって、仙郷である朝廷の及第者の様子を見ようと群がって見ている。そこに鶴に乗って天に上る及第者が御殿に昇っていくのをみんな爭ってみるのである。

 

 

 

 

 

花間集 巻三

 

 

 

 

 

喜遷鶯二首 其一

人洶洶,鼓鼕鼕,襟袖五更風。

大羅天上月朦朧,騎馬上虛空。

香滿衣,雲滿路,鸞鳳繞身飛舞。

霓旌絳節一群群,引見玉華君。

 

喜遷鶯二首 其二

街鼓動,禁城開,天上探人

鳳銜金榜出雲來,平地一聲雷。

鶯已遷,龍已化,一夜滿城車馬。

家家樓上簇神仙,爭看鶴沖天。

 

 

 

 

 

 

 

 

花間集 教坊曲『喜遷鶯』 六首

 

 

作者

初句7字

 

 

韋相莊

3-13 

喜遷鶯二首 其一

人洶洶,鼓鼕鼕,

 

 

 

3-14

喜遷鶯二首 其二

街鼓動,禁城開,

 

 

 

03-43

9 16 喜遷鶯三首 其一

殘蟾落,曉鐘鳴,

 

 

薛侍郎昭蘊

03-44

9 17 喜遷鶯三首 其二

金門曉,玉京春,

 

 

 

03-45

9 18 喜遷鶯三首 其三

清明節,雨晴天,

 

 

毛司徒文錫

0509

8 -11 喜遷鶯一首

芳春景,曖晴煙,

 

 

 

 

 

 

 

 

-35韋荘113《巻3-13 喜遷鶯二首 其一》

喜遷鶯二首 其一

(喜遷鶯【きせんのう】二首 其の一:科挙の試験に合格し、心ウキウキ、舞上っていて、天子にお目見えするさまを、これまで経験していないことから、道教の神、玉華君にお目見えするさまを借りて詠う。)

人洶洶,鼓鼕鼕,襟袖五更風。

暗いうちから人は参朝のため騒がしく準備をする、鼓の響きが轟きわたるごろには、時は今、五更、颯爽と夜明けの風が襟袖を吹き過ぎる。

大羅天上月朦朧,騎馬上虛空。

皇城の上には天空に照るおぼろの月が柔らかな後光のようにある、馬に跨り進めると、それは虚空の仙界に昇るようだ。 

香滿衣,雲滿路,鸞鳳繞身飛舞。

衣に香が満たされるし、見れば皇城の通路は雲中のように香煙がいっぱいに漂う、まさに天界そのもので、この身のまわりを鳳凰が飛び舞うようである。

霓旌絳節一群群,引見玉華君。

いよいよ、虹の旗や、紅き旗を掲げ持つ儀仗隊の一群に導かれ、合格者もひと塊となって進む、いよいよ神であるところの玉華君にお目通りして、最期の試験、殿試を受けるのである。

(喜遷鶯【きせんのう】二首 其の一)

人は洶洶【きょうきょう】として、鼓は鼕鼕【とうとう】たり。襟袖【きんしゅう】五更の風。

大羅 天上 月 朦朧【もうろう】たり、馬騎して 虚空に上る。

香は衣に満ち、雲は路に満つ、鸞鳳 身を繞りて 飛び舞う。

霓旌【げいせい】絳節【こうせつ】一群群、立華君に引見せらる。

長安城皇城図

 

-36韋荘114《巻3-14 喜遷鶯二首 其二》

喜遷鶯二首 其二

(喜遷鶯【きせんのう】二首 其の二:科挙の試験に合格し、天子にお目見えするさまを、そして、その後街中を無礼講で歩き回り、夜の宮中晩さん会を仙郷に喩えて詠う。)

街鼓動,禁城開,天上探人回。

長安の街に「引見」の太鼓の音が鳴り響き、皇城の正門朱雀門はひらかれ、宮官人たちは早くから動きにぎわい、宮中では人を探し回るほどの騒ぎである。

鳳銜金膀出雲來,平地一聲雷。

古来より恒例の詔勅の入った金沙の袋を木製の鳳凰が口に銜えたのが、天子につづいて、更に百官が居並んでてきて、平地には祝福の号砲のような雷が鳴り響く。

鶯已遷,龍已化,一夜滿城車馬。

既に鶯は谷を渡ったという、進士の試験に及第した、龍が既に化身したがこれからどれだけ伸びてくれるか計り知れない前途洋洋である。その夜は長安城には及第者は無礼講で、溢れるほどの車馬でいっぱいになった。

家家樓上簇神仙,爭看鶴冲天。

多くの人が家家の高楼の上にあがって、仙郷である朝廷の及第者の様子を見ようと群がって見ている。そこに鶴に乗って天に上る及第者が御殿に昇っていくのをみんな爭ってみるのである。

(喜遷鶯二首 其の二)

街は鼓動し,禁城 開く,天上 人を探して回る。

鳳は金膀を銜へ 雲來に出づ,平地 一聲雷。

鶯は已に遷り,龍 已に化す,一夜 城の車馬に滿つ。

家家の樓上 神仙に簇【むらが】り,爭って看る 鶴の天に冲【のぼ】るを。

 

唐 長安図 基本図00
 

-36韋荘114《巻3-14 喜遷鶯二首 其二》

《喜遷鶯二首其二》 現代語訳と訳註

(本文)

喜遷鶯二首 其二

街鼓動,禁城開,天上探人回。

鳳銜金膀出雲來,平地一聲雷。

鶯已遷,龍已化,一夜滿城車馬。

家家樓上簇神仙,爭看鶴冲天。

 

(下し文)

(喜遷鶯二首 其の二)

街は鼓動し,禁城 開く,天上 人を探して回る。

鳳は金膀を銜へ 雲來に出づ,平地 一聲雷。

鶯は已に遷り,龍 已に化す,一夜 城の車馬に滿つ。

家家の樓上 神仙に簇【むらが】り,爭って看る 鶴の天に冲【のぼ】るを。

 

(現代語訳)

(喜遷鶯【きせんのう】二首 其の二:科挙の試験に合格し、天子にお目見えするさまを、そして、その後街中を無礼講で歩き回り、夜の宮中晩さん会を仙郷に喩えて詠う。)

長安の街に「引見」の太鼓の音が鳴り響き、皇城の正門朱雀門はひらかれ、宮官人たちは早くから動きにぎわい、宮中では人を探し回るほどの騒ぎである。

古来より恒例の詔勅の入った金沙の袋を木製の鳳凰が口に銜えたのが、天子につづいて、更に百官が居並んでてきて、平地には祝福の号砲のような雷が鳴り響く。

既に鶯は谷を渡ったという、進士の試験に及第した、龍が既に化身したがこれからどれだけ伸びてくれるか計り知れない前途洋洋である。その夜は長安城には及第者は無礼講で、溢れるほどの車馬でいっぱいになった。

多くの人が家家の高楼の上にあがって、仙郷である朝廷の及第者の様子を見ようと群がって見ている。そこに鶴に乗って天に上る及第者が御殿に昇っていくのをみんな爭ってみるのである。

 

 

(訳注)  (改訂版)-36韋荘114《巻3-14 喜遷鶯二首 其二》

喜遷鶯二首 其二

15.(喜遷鶯【きせんのう】二首 其の二:科挙の試験に合格し、天子にお目見えするさまを、そして、その後街中を無礼講で歩き回り、夜の宮中晩さん会を仙郷に喩えて詠う。)

16. 遷鶯 鶯遷のこと。 鶯が谷から出て大きな木に移ること。転じて、立身出世すること。進士の試験に及第することをいう。またの名を《早梅芳》、《春光好》、《烘春桃李》、《喜遷鶯令》、《萬年枝》、《燕歸來》、《鶴沖天》、《鶴冲霽》、《燕帰梁》、などという。

17.【構成】「花間集」には韋荘の詩二首収められている。双調四十七字、前段二十三字五句五平韻、後段二十四字五句二仄韻二平韻で、③③⑤⑦⑤/3❸❻⑦⑤の詞形をとっている。

-35韋荘113《巻3-13 喜遷鶯二首 其一》

人洶,鼓鼕,襟袖五更

大羅天上月朦,騎馬上虛

香滿衣,雲滿,鸞鳳繞身飛

霓旌絳節一群,引見玉華

   

 

   
  

-36韋荘114《巻3-14 喜遷鶯二首 其二》

街鼓動  禁城開 天上探人

鳳銜金膀出雲來 平地一聲

鶯已遷 龍已化  一夜滿城車馬
家家樓上簇神  爭看鶴冲

   

 

   
  

 

科挙の試験に合格し、喜びを歌にしたもの。『喜遷鶯二首』其一、『題酒家』「酒綠花紅客愛詩,落花春岸酒家旗。尋思避世爲逋客,不醉長醒也是癡。」題酒家 韋荘  ⅩⅫ唐五代詞・宋詩Gs-278-5-#32  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ2937

長安春

長安二月多香塵、六街車馬聲鈴凛。

家家楼上如花人、千枝萬枝紅艶新。

簾間笑語自相問、何人占得長安春。』

長安春色本無主、古来盡屬紅樓女。

如今無奈杏園人、駿馬輕車擁将去。』

長安春 韋荘  ⅩⅫ唐五代詞・宋詩Gs-269-5-#23  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ2892

 

街鼓動,禁城開,天上探人回。

長安の街に「引見」の太鼓の音が鳴り響き、皇城の正門朱雀門はひらかれ、宮官人たちは早くから動きにぎわい、宮中では人を探し回るほどの騒ぎである。

18. ・鼓動 大鼓の音と人声の騒がしいという其一の言い回しである。『喜遷鶯二首 其一』「人洶洶,鼓鼕鼕,襟袖五更風。」

玉壺吟 :雑言古詩 李白

鳳凰初下紫泥詔、謁帝稱觴登御筵。 
紫泥で皇帝が儀式をされた鳳凰の詔勅が、初めて下された日、私は皇帝に拝謁し、酒杯を挙げて、御宴に登ったのだ。
鳳凰初下紫泥詔  鳳凰(天子)が、紫泥で封をした詔勅を初めて下す。五胡十六国の一つ後題の皇帝石虎が、木製の鳳凰のロに詔勅をくわえさせ、高い楼観の上から緋色の絶で回転させ舞いおろさせた、という故事(『初学記』巻三十、所引『鄭中記』)に基づく。「紫泥」は、紫色の粘り気のある泥。ノリの代りに用いた。○稱觴  觴(さかずき)を挙げる。○御筵 皇帝の設けた宴席。

19. ・禁城 天子の居城。皇居。宮城。南朝宋顏延之《拜陵廟作》「夙御嚴清制, 朝駕守禁城。」朱雀門、承天門、大極殿 を開くこと。

*「引見」 地位・身分の高い者が、相対的に身分の低い者を、自分のもとへ招いて面会すること。特に天子が使節などと面会されることを指す際に用いられる。科挙の合格者が、天子直々の試験、殿試験を受けることを言ったものである。ここでは、「引見」の始まりを知らせる「太鼓」が鳴り響くことをいう。

 

鳳銜金膀出雲來,平地一聲雷。

古来より恒例の詔勅の入った金沙の袋を木製の鳳凰が口に銜えたのが、天子につづいて、更に百官が居並んでてきて、平地には祝福の号砲のような雷が鳴り響く。

20. ・鳳銜 鳳詔と同じ。 鳳凰が口に銜える。詔勅を木製の鳳凰に銜えさせた故事。鳳詔:《鄴中記》.「石季龍與皇后在觀上為詔書,五色紙著鳳口中,鳳既銜詔,詩人放,數百丈緋繩轆盧回轉,鳳凰飛下,謂之鳳詔。鳳凰以木作之,五色漆畫,皆用金。」

21. ・金膀 金の袋が膨れ上がる。

22. ・雲來 雲のように多く来たりて集まること。蓬莱山の別称。天子のお出まし。

23. ・平地一聲雷 聲名が湧きあがって来ることの比,また舊時常用としてもちいられたのは、科舉中試合格発表の比とされた。

 

鶯已遷,龍已化,一夜滿城車馬。

既に鶯は谷を渡ったという、進士の試験に及第した、龍が既に化身したがこれからどれだけ伸びてくれるか計り知れない前途洋洋である。その夜は長安城には及第者は無礼講で、溢れるほどの車馬でいっぱいになった。

24. ・鶯已遷 鶯が谷から出て大きな木に移ること。転じて、立身出世すること。進士の試験に及第することをいう。

龍已化 「龍化虎變」に基づく。竜や虎のように変化する事、変化が測られえないほど変化すること。 《譚子化書》「龍化虎變、可以蹈虛空,虛空非無也;可以貫金石,金石非有也。」

 

家家樓上簇神仙,爭看鶴冲天。

多くの人が家家の高楼の上にあがって、仙郷である朝廷の及第者の様子を見ようと群がって見ている。そこに鶴に乗って天に上る及第者が御殿に昇っていくのをみんな爭ってみるのである。

25. 家家樓上 『長安春』「家家楼上如花人、千枝萬枝紅艶新。」では楼上から長安に咲いた花を詠うもので、この詩では神仙を宮中に喩えている。

簇神仙 神仙の者たちが集まること。

毛文錫 《巻五 戀情深二首其二》

玉殿春濃花爛熳,簇神仙伴。

羅裙窣地縷黃金,奏清音。

酒闌歌罷兩沉沉,一笑動君心。

永作鴛鴦伴,戀情深。

冲天 天にのぼること。空高くあがること。多く,人の勢いなどが非常に強いことにいう。

 

当時、長安は人口120万にを超す世界最大級の都市であった。

7世紀に建立された大雁塔は古き良き長安の姿を今も残す。

この詩の杏園は大雁塔の皆々あった庭園である。

春、都では官僚になるための試験、科挙に合格した者たちの祝宴が開かれる。

貴族たちの家々は合格者に解放され、無礼講。

庭の花を競い、酒を競い、華やかな歌舞に宮廷料理、宴は賑やかに行われる。

科挙に合格した者だけがわが世の春を謳歌するのだ。

この日だけは、華やかな高殿の若き乙女たちも主役の座を譲ってくれる。

この試験のために全国から若者が集まってくる。

何年もかかってやっと合格するもの、どうしても及第しないもの悲喜こもごもの日なのだが、この詩は長安のにぎわいを詠った有名な詩である。

作者韋荘も合格した一人だが、合格後しばらくして唐王朝は滅亡している。

この詩は、絢爛たる輝きを見せた長安最後の姿かもしれない。 
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