花間集 訳注解説  (126)回目韋莊二十五首《巻三-11 天仙子五首其四》 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ8324

 韋莊二十五首《巻三-11 天仙子五首其四》

 

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花間集 訳注解説  (126)回目韋莊二十五首《巻三-11 天仙子五首其四》 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ8324 

(寵愛を受けたころの迹片を残して、毎日寵愛を受けるべく準備をする、又春を過ぎようとしているが夢がかなうことはない、縁起を担いだ跡形も消えかけ、毎日泣き腫らすと詠う。)

あの寵愛を受けた日々は夢だったのだろうか、現実に引き戻らされると、そこには、雲母を散らした屏風は壁に寄せ、寝牀は相い変わらず空しいものである。今年ももう、春は過ぎて、すだれを隔て、垣根を隔てて、ほととぎすの啼く声が、悲しくむせぶようにきこえてくる。美しい顔立ちのあのお方は薄情もので、ここを去って行ったけれど、又帰って来ることを思ってそのままにしていたけれど、その跡形もなくなってしまうほど時は絶ってしまった。寵愛を受けることを思い続けて一日、また一日、先のこと考えず活きる。確かにそこに、恨みも、一つ、また一つと重なってゆく、化粧も毎日し直すけれど、涙がこぼれ、眼の淵にはレンゲの花の顎様に残り、両の頬紅を落した涕の痕は蓮華の花の茎の様になる。そしてまた次の日も繰り返す。

 

 

 

 

 

花間集 巻三

 

 

 

 

 Flower1-008

天仙子五首其一

悵望前回夢裏期,看花不語苦尋思。

露桃花裏小腰肢,眉眼細,鬢雲垂,唯有多情宋玉知。

 

天仙子五首其二

深夜歸來長酩酊,扶入流蘇猶未醒。

醺醺酒氣麝蘭和,驚睡覺,笑呵呵,長道人生能幾何。

 

天仙子五首其三

蟾彩霜華夜不分,天外鴻聲枕上聞,繡衾香冷嬾重熏。

人寂寂,葉紛紛,才睡依前夢見君。

 

天仙子五首其四

夢覺雲屏依舊空,杜鵑聲咽隔簾櫳,玉郎薄倖去無蹤。

一日日,恨重重,淚界蓮腮兩線紅。

 

天仙子五首其五

金似衣裳玉似身,眼如秋水鬢如雲,霞裙月帔一羣羣。

來洞口,望煙分,劉阮不歸春日曛。

 

 

 

 

 

 

 

 

花間集 教坊曲『天仙子』九首

 

 

作者

初句7字

 

 

皇甫先輩松

0217

(改訂版)天仙子二首其一

晴野鷺鷥飛一隻

 

 

0218

(改訂版)天仙子二首其二

躑躅花開紅照水

 

 

韋相莊

0308

天仙子五首 其一 

悵望前回夢裏期,

 

 

0309

天仙子五首 其二

深夜歸來長酩酊,

 

 

0310

天仙子五首 其三

蟾彩霜華夜不分,

 

 

0311

天仙子五首 其四

夢覺雲屏依舊空,

 

 

0312

天仙子五首 其五

金似衣裳玉似身,

 

 

和學士凝(和凝)

0625

天仙子二首 其一

柳色披衫金縷鳳,

 

 

0626

天仙子二首 其二

洞口春紅飛蔌蔌,

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

花間集 教坊曲《天仙子五首其三》韋莊

 

 

花間集 訳注解説 巻三-10天仙子五首其三

 

 

漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ8318

 

 

韋荘108《巻3-08 天仙子五首 其一》

天仙子五首其一

(天にある仙郷にいる人の詩。 其の一:去年の春の行楽で美男子と楽しく過ごし、その後も、逢瀬を約束したのに、それっきりになり、今年も行楽の季節となり、同じように、貴族の遊侠好色男に弄ばれる若い女が多いことだろうと詠う。)

悵望前回夢裏期,看花不語苦尋思。

前回の逢瀬で約束した次の逢瀬は約束を守ってもらえず今では、うらむ気持ちをもってこの夢の中で逢瀬を見る事は恨み痛んで、後宮を出て行楽を楽しんだ方を望む。そこには春の花を見るのであり、観賞しても語りかけるきにもならないし、尋ねることも、思いをうちあけることも苦しい。

露桃花裏小腰肢,眉眼細,鬢雲垂,唯有多情宋玉知

なぜなら、そこには、桃の花は露に濡れ、花は小さい細い枝に咲いていて、若い美人と美男子が行楽していて、美人は雲型の鬢を垂らして艶めかしい。そしてそこには、春に起きた好色の気持ちの者ばかりがいて、「宋玉」のように、好色男だということは分かっていても流されてしまうというものだ。

(天仙子【てんせんし】五首 其の一)

惆望【ちょうぼう】す 前回 夢裏の期を、花を看るも語らず 尋ねること思うことを苦しむを。

桃を露し 花裏は小腰肢、眉眼は細やかなり、鬢雲は垂して、唯だ 多情有り 「宋玉の知」ことを。

 

天仙子五首其二

深夜歸來長酩酊,扶入流蘇猶未醒。

幔幕に流蘇の房が付いている高貴な宴席に、酔っていたから、高貴な婦人に助けられて入っていったのだが、しばらくたってもやっぱりまだ酔いがさめてはいない、結局、深夜になって帰って来た随分長い時間飲んだので、酩酊状態にあって、なかなか醒めない。

醺醺酒氣麝蘭和,驚睡覺,笑呵呵,長道人生能幾何。

酔えば酔うほどってにこにこしている状態は続いていて、それでもさらに酒を呑んで、酒のにおいに、蘭の香りや麝香の香りが和んでたのしむものである。少しうとうとして、驚いて眠りから覚める、次に大声で声高らかに笑い始めればよい。そして、もうながいこと言われてきた「人生百年、それがどれほどのものか。」だからいまのこの時を愉しまないでどうするのか。

(天仙子【てんせんし】 其の二)

深夜 歸り来たりて長く酩酊【めいてい】し、流蘇【りゅうそ】に扶けられて入るも 猶お未だ醒めず。

醺醺【くんくん】たる酒気、麝蘭【じゃらん】と和し、驚いて睡りより覚むれば、呵呵【かか】と笑い、長【さか】んに道【い】ふ「人生能く幾何ぞ」と。

 

-32韋荘110《巻3-10 天仙子五首 其三》

天仙子五首其三

天にある仙郷にいる人の詩。 其の三:孤独と退屈を紛らわす毎日である、時に秋の夜長を過す寵愛を失った日日のことを詠う。

蟾彩霜華夜不分,天外鴻聲枕上聞,繡衾香冷嬾重熏。

秋も深まり、空は澄んで月の蟾蜍も嫦娥もあかるく、そして庭に置く霜は霜の花がさいているのか、月の明かりに照らされた花なのか見分けがつかない、大空を飛んで南に帰って行く大鳥が鳴聲があり、妃嬪の枕元には蟋蟀の声をきいている。錦の豪華な夜具の中に一人寝て、香が燃え尽きてもふたたび香を焚く事はさむいし、面倒なので動く気がしない。

人寂寂,葉紛紛,才睡依前夢見君。

やがて蟋蟀も鳴きやみ、御殿の閨には寂しさと静けさが入り、庭の木の葉に風に吹かれて地面を揺れ動く音だけが聞える。たとえわずかの眠りでも、以前、寵愛を受けた愉しかった思い出を夢見たいと思うのに寝付けない。

(天仙子【てんせんし】 其の三)

蟾は彩し 霜華【そうか】 夜 分たず、天外 鴻聾【こうせい】 枕上【ちんじょう】に聞き、綉衾【しゅうきん】 香 冷ゆるも、重ねて燻ずるに懶【ものう】し。

人 寂寂、葉 紛粉、纔睡【さんすい】 依前のこと 君を夢見ん。

 

(改訂版)-33韋荘111《巻3-11 天仙子五首 其四》

天仙子五首其四

(寵愛を受けたころの迹片を残して、毎日寵愛を受けるべく準備をする、又春を過ぎようとしているが夢がかなうことはない、縁起を担いだ跡形も消えかけ、毎日泣き腫らすと詠う。)

夢覺雲屏依舊空,杜鵑聲咽隔簾櫳,玉郎薄倖去無蹤。

あの寵愛を受けた日々は夢だったのだろうか、現実に引き戻らされると、そこには、雲母を散らした屏風は壁に寄せ、寝牀は相い変わらず空しいものである。今年ももう、春は過ぎて、すだれを隔て、垣根を隔てて、ほととぎすの啼く声が、悲しくむせぶようにきこえてくる。美しい顔立ちのあのお方は薄情もので、ここを去って行ったけれど、又帰って来ることを思ってそのままにしていたけれど、その跡形もなくなってしまうほど時は絶ってしまった。

一日日,恨重重,淚界蓮腮兩線紅。

寵愛を受けることを思い続けて一日、また一日、先のこと考えず活きる。確かにそこに、恨みも、一つ、また一つと重なってゆく、化粧も毎日し直すけれど、涙がこぼれ、眼の淵にはレンゲの花の顎様に残り、両の頬紅を落した涕の痕は蓮華の花の茎の様になる。そしてまた次の日も繰り返す。

(天仙子【てんせんし】五首 其の四)

夢は覚め 雲屏は舊に依りて空し、杜鵑【とけん】聲咽【むせ】びて 簾墻【れんしょう】を隔ち、玉郎は薄幸 去って 蹤無し。

一日【いつじつ】に日【じつ】、恨みは重ねて重ぬ、涙は蓮腮【れんさい】に界し 両たながらの紅に線とす。


 

-33韋荘111《巻3-11 天仙子五首 其四》 

『天仙子 其四』 現代語訳と訳註

(本文)

天仙子五首其四 ----111

夢覺雲屏依舊空,杜鵑聲咽隔簾櫳,玉郎薄倖去無蹤。

一日日,恨重重,淚界蓮腮兩線紅。

 

(下し文)

(天仙子【てんせんし】五首 其の四)

夢は覚め 雲屏は舊に依りて空し、杜鵑【とけん】聲咽【むせ】びて 簾墻【れんしょう】を隔ち、玉郎は薄幸 去って 蹤無し。

一日【いつじつ】に日【じつ】、恨みは重ねて重ぬ、涙は蓮腮【れんさい】に界し 両たながらの紅に線とす。

 

(現代語訳)

(寵愛を受けたころの迹片を残して、毎日寵愛を受けるべく準備をする、又春を過ぎようとしているが夢がかなうことはない、縁起を担いだ跡形も消えかけ、毎日泣き腫らすと詠う。)

あの寵愛を受けた日々は夢だったのだろうか、現実に引き戻らされると、そこには、雲母を散らした屏風は壁に寄せ、寝牀は相い変わらず空しいものである。今年ももう、春は過ぎて、すだれを隔て、垣根を隔てて、ほととぎすの啼く声が、悲しくむせぶようにきこえてくる。美しい顔立ちのあのお方は薄情もので、ここを去って行ったけれど、又帰って来ることを思ってそのままにしていたけれど、その跡形もなくなってしまうほど時は絶ってしまった。

寵愛を受けることを思い続けて一日、また一日、先のこと考えず活きる。確かにそこに、恨みも、一つ、また一つと重なってゆく、化粧も毎日し直すけれど、涙がこぼれ、眼の淵にはレンゲの花の顎様に残り、両の頬紅を落した涕の痕は蓮華の花の茎の様になる。そしてまた次の日も繰り返す。


 

(訳注) (改訂版)-33韋荘111《巻3-11 天仙子五首 其四》

天仙子五首其四

31. (寵愛を受けたころの迹片を残して、毎日寵愛を受けるべく準備をする、又春を過ぎようとしているが夢がかなうことはない、縁起を担いだ跡形も消えかけ、毎日泣き腫らすと詠う。)

32. 【解説】六朝から唐宋時代まで、貴族、上流社会から民間に至るまで自由な風俗であった。

人前に顔をさらしたまま郊外、市街、娯楽場に遊びに行き、芝居やポロを見物した。毎年春には、男たちと一緒に風光明媚な景勝地に遊びに行き、思うぞんぶん楽しむことさえできた。「錦を集め花を潜めて 勝游を闘わせ、万人行く処 最も風流」(施肩吾「少婦遊寿詞」)、「三月三日 天気新なり、長安の水辺 麗人多し」(杜甫「麗人行」)などの詩句は、みな上流階級の男女が春に遊ぶさまを詠んだものである。

彼女たちは公然とあるいは単独で男たちと知り合い交際し、甚だしくは同席して談笑したり、一緒に酒を飲んだり、あるいは手紙のやりとりや詩詞の贈答をしたりして、貞節を疑われることも意に介さなかった。白居易の「琵琶行」という詩に出てくる、夫の帰りを待つ商人の妻は夜半に見知らぬ男たちと同船し、話をしたり琵琶を演奏しあったりしている。それで、宋代の文人洪遇は、慨嘆して「瓜田李下の疑い、唐人は譏らず」(『容斎三筆』巻六)といった。こうした自由な風俗の中で、それを全く許されないのが後宮、妃嬪である。太子を生んだ皇后の場合には、比較的自由に恋愛をしている史実があるが、その地位を保証されない妃嬪は、この時代最も厳しい監視の中で過ごさねばならなかった。したがって、数多くいる妃賓、芸妓のように扱われるので、花間集に最も多く詠われたのである。

33. 【構成】『花間集』には韋莊の作が五首収められている。単調三十四字、六句五平韻で、⑦⑦⑦3③⑦の詞形をとる。

(改訂版)-30韋荘108《巻3-08 天仙子五首 其一

悵望前回夢裏  看花不語苦尋
露桃花裏小腰  眉眼細 鬢雲  唯有多情宋玉

  
     

(改訂版)-31韋荘109《巻3-09 天仙子五首 其二》単調三十四字、六句五仄韻で、❼❼❼3❸❼の詞形をとる。

深夜歸來長酩,扶入流蘇猶未

醺醺酒氣麝蘭,驚睡覺,笑呵,長道人生能幾

  

    

(改訂版)-32韋荘110《巻3-10 天仙子五首 其三》 単調三十四字、六句五平韻で、⑦⑦⑦3③⑦の詞形をとる。

蟾彩霜華夜不  天外鴻聲枕上 繡衾香冷嬾重

人寂寂 葉紛  才睡依前夢見

   

   

(改訂版)-33韋荘111《巻3-11 天仙子五首 其四》

夢覺雲屏依舊  杜鵑聲咽隔簾櫳 玉郎薄倖去無

一日日 恨重  淚界蓮腮兩線

   

   

采蓮003
 

夢覺雲屏依舊空,杜鵑聲咽隔簾櫳,玉郎薄倖去無蹤。

あの寵愛を受けた日々は夢だったのだろうか、現実に引き戻らされると、そこには、雲母を散らした屏風は壁に寄せ、寝牀は相い変わらず空しいものである。今年ももう、春は過ぎて、すだれを隔て、垣根を隔てて、ほととぎすの啼く声が、悲しくむせぶようにきこえてくる。美しい顔立ちのあのお方は薄情もので、ここを去って行ったけれど、又帰って来ることを思ってそのままにしていたけれど、その跡形もなくなってしまうほど時は絶ってしまった。

34. 雲屏 雲母を散らした屏風。

李商隠『嫦娥』 

雲母屏風燭影深、長河漸落暁星沈。

嫦娥應悔倫塞薬、碧海青天夜夜心。

李商隠 『嫦娥』 紀頌之の漢詩ブログ李商隠特集約130首 詩の背景1.道教 2.芸妓 3.嫦娥と李商隠

 

35. 依旧空 以前は一緒に過ごしたのに相い変わらず空しい。

36. 杜鵑 ホトトギス。杜鵑  ほととぎす。蜀の望帝の春を思う心は、血を吐いて悲しげになく杜鵑(ホトトギス)に魂を托(たく)した。(そのように、血を吐きながらなく思いである)。
不如帰、杜宇、杜鵑、蜀魂、蜀鳥、杜魄、蜀魄、子規、躑躅。李白【宣城見杜鵑花】. 蜀國曾聞子規鳥,宣城還見杜鵑
成都に着いた翌年、760年上元元年夏に『杜鵑行』を作っている。

杜鵑行 杜甫 成都(2)浣花渓の草堂(2 -16-1)  <379 1 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ1831 杜甫詩1000-379-557/1500

杜鵑行 杜甫 成都(2)浣花渓の草堂(2 -16-2)  <379 2 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ1835 杜甫詩1000-379-558/1500

子規啼 男を求めて泣くけれど、啼いて血を吐くホトトギス。ツツジの花は初夏であるから時間の経過も示している。

温庭筠『菩薩蠻 七』 

玉樓明月長相憶,柳絲裊娜春無力。

門外草萋萋,送君聞馬嘶。

畫羅金翡翠,香燭銷成淚。

花落子規啼,綠窗殘夢迷。

玉樓明月長へに相ひ憶ふ、柳絲裊娜【じょうや】春力無し。

門外草萋萋たり、君を送れば馬の嘶くを聞けり。

畫【いろうつくしき】羅【うすぎぬ】金の翡翠、香【かぐはしき】燭消【とけ】て涙を成す。

花落ちて子規啼けば、綠窗【ろくそう】に殘夢迷ふ。

『菩薩蠻 七』温庭筠  ⅩⅫ唐五代詞・宋詩Gs-7-1-#7 花間集 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ1644

・子規 ホトトギス杜鵑。血を吐きながら、悲しげに、鳴くことから鳴き声が読み方と類似しているため不如歸とも書き表す。

宣城見杜鵑花 Kanbuniinkai紀頌之の漢詩 李白特集-244-350

法鏡寺 杜甫
洩雲蒙清晨,初日翳複吐。
朱甍半光炯,戸牖粲可數。
拄策忘前期,出蘿已亭午。
冥冥子規叫,微徑不複取。

“同谷紀行(6)” 法鏡寺 杜甫 <325#1 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ1541 杜甫詩 700- 478
杜甫の鳥獸蟲魚類について整理してみると次のようにある。
五言律詩  
『鸚鵡』、『子規』、『百舌』、『歸鴈二首』、『歸鴈』、『孤鴈』、『鸂鶒』、『花鴨』『麂』、     

錦瑟 
錦瑟無端五十弦、一弦一柱思華年。
莊生曉夢迷蝴蝶、望帝春心托杜鵑。
滄海月明珠有涙、藍田日暖玉生煙。
此情可待成追憶、只是當時已惘然。

錦瑟 李商隠 1 Ⅰ晩唐李商隠詩<1>漢文委員会kanbuniinkai紀頌之漢詩ブログ<64>

37. 隔簾墻 窓の外。簾は垂れ幕のかかった連子窓。なお、墻:かきね。

38. 玉郎 美男。ここでは愛しい男の意。

玉樓春二首 其一

寂寂畫堂梁上鷰,高卷翠簾橫數扇。

一庭春色惱人來,滿地落花紅幾片。

愁倚錦屏低雪面,淚滴繡羅金縷線。

好天涼月盡傷心,為是玉郎長不見。

15-446《玉樓春二首》魏承班Ⅻ唐五代詞・『花間集』全詩訳注解説Gs-629-15-(446) 巻九漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ4692

39. 薄幸 薄情者。うわきもの。

40. 去無蹤 ここを去って行ったけれど、又帰って来ることを思ってそのままにしていたけれど、その跡形もなくなってしまうほど時は絶ってしまった。寵愛を受けることを義務つけられた女性は、男性がその部屋を察っていく時の何かを跡形として残し続ける

 

一日日,恨重重,淚界蓮腮兩線紅。

寵愛を受けることを思い続けて一日、また一日、先のこと考えず活きる。確かにそこに、恨みも、一つ、また一つと重なってゆく、化粧も毎日し直すけれど、涙がこぼれ、眼の淵にはレンゲの花の顎様に残り、両の頬紅を落した涕の痕は蓮華の花の茎の様になる。そしてまた次の日も繰り返す。

41. 涙界蓮腮兩線紅 涙が煩紅を溶かして蓮の花のような頬に紅い二本の筋が付いていることをいう。蓮腮:頬から顎にかけての古代の化粧法で、蓮の花のような頬紅をいう。
・腮:人のあごの骨の左右に角をなす部分。えらぼね。

蘇東坡詠之:『荷背風翻白,蓮腮雨褪紅』。

古代女人化妝時都習慣晝腮紅'因此文人以粉紅色桃花來形容而稱之「桃腮」、「桃面」、「桃臉」等。

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