花間集 訳注解説 巻二-43 (108)回目韋莊二十二首 -16荷葉盃二首其一》 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ8210

韋莊二十二首 -16荷葉盃二首其一

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2017220

の紀頌之5つの校注Blog

 

 

 

 

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●古代中国の結婚感、女性感,不遇な生き方を詠う 三国時代の三曹の一人、三国時代の「詩神」である曹植の詩六朝謝朓・庾信 後世に多大影響を揚雄・司馬相如・潘岳・王粲.鮑照らの「賦」、現在、李白詩全詩 訳注

 

 

Ⅰ李白詩

(李白集校注)

744年-集08【字解集】 a古風五十九首之五十六 b朝下過盧郎 c登太白峰 d古風三十九 e陽春歌 f憶東山二首其二 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之 李白詩集8207

 

 

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744年-集08【字解集】 a古風五十九首之五十六 b朝下過盧郎 c登太白峰 d古風三十九 e陽春歌 f憶東山二首其二 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之 李白詩集8207

 

 

孟浩然

李白詩

謝霊運

司馬相如 《子虛賦 ・上林賦》

揚雄 《甘泉賦》

諸葛亮 出師表

 

 

曹植詩65

兩都賦序・西都賦・東都賦

李白全詩

漁父辞(屈原

楚辞・九歌》東君

《楚辞九辯》

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

●唐を代表する 中唐 韓愈 全500首 

 

 

Ⅱ韓昌黎詩集・文集校注

806年-30 全唐詩339_ 2 #2鄭群贈簟-#2 Ⅱ漢文委員会kanbuniinkai紀頌之韓愈詩集8208

 

 

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806年-集06- 送許郢州序・寒食日出游 【字解集】 Ⅱ漢文委員会kanbuniinkai紀頌之韓愈詩集8160

 

 

・李商隠詩 (1) 136首の75

・李商隠詩 (2) 135首の61

韓愈1 ・孟郊・張籍と汴州乱41

index-2[800年~804年]27

index-3 805年陽山から江陵36

index-4 806年 39 江陵・国子博士25

 

 

index-5 806年39歳(2)25

index-6 807~809年 20

index-7[810年~811年 44歳] 34

index-8 [812年~814年47歳]46

index-9[815年~816年 49歳57

index-10[817年~818年 51歳]「平淮西碑」28

 

 

index-11 819年『論佛骨表』左遷 38

index-12 820 國子祭酒18

index-13 821年~822年 22

index-14 57歳・病気のため退職。没す14

韓愈 哲学・儒学「五原」

孟郊

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

●杜甫の全作品1500首を訳注解説 ●理想の地を求めて旅をする。"

 

 

Ⅲ 杜詩

詳注

767年-74#2 阻雨不得歸瀼西甘林#2 杜詩詳注(卷一九(四)一六五九)Ⅲ 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ8215

 

 

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767年-集-4字解 【字解集】 a灩澦・ b七月一日題終明府水樓・c行官張望補稻畦水歸 字解集 Ⅲ 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ8173

 

 

杜甫詩(1)736~751年  53

杜甫詩(2)752年~754年、43歳 73

杜甫詩(3)45歳 安史の乱に彷徨う 26

杜甫詩(4)757年、左拾遺 43

杜甫詩(5)758年47歳 左遷 53

杜甫詩(6)759年 三吏三別 44

 

 

杜甫詩(7)759年秦州詩 66

杜甫詩(8)759年同谷紀行、成都紀行36

杜甫詩(9)760年、49歳 成都 45

杜甫詩(10)761年、50歳 成都82

杜甫詩(11)762年蜀中転々43

杜甫詩(12)762年 蜀中転々 49

 

 

(13)763年蜀中転々 96

 (14)764年 三月成都へ帰る 100

 (15)765年正月幕府を辞す 63

(16-1) 766年雲安、暮春、夔州 168首 の(1)80

(16-2) 766年雲安、暮春、夔州 168首 の(1)81

 

 

 

杜甫詩 (17-1)767年夔州・西閣・赤甲・瀼西132

杜甫詩 (17-2) 767年・瀼西・東屯 133

杜甫詩 (18)768年江陵・公安縣・岳州 78

杜甫詩 (19)769年・洞庭湖・潭州・衡州 78

杜甫詩 (20)770年・洞庭湖・潭州・衡州。27

杜甫詩 (21)洩れ分(未詳分)・散文

 

 

 

杜甫詩 全詩 総合案内 

 

 

 

●これまで分割して掲載した詩を一括して掲載・改訂掲載・特集  不遇であった詩人だがきめの細やかな山水詩をかいている。花間集連載開始。

 

 

Ⅳブログ詩集

漢・唐・宋詞

花間集 訳注解説 巻二-43 (108)回目韋莊二十二首 -16荷葉盃二首其一》 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ8210 (02/20)

 

 

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105)回目 浣溪沙五首 /菩薩鬘五首 /  歸國遥三首 【字解集】》 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ8192 (02/17)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

●花間集全詩●森鴎外の小説の”魚玄機”詩、芸妓”薛濤”詩。唐から五代詩詞。花間集。玉臺新詠連載開始

 

 

.唐五代詞詩・女性

・玉臺新詠

玉-040 定情詩一首-#4〈〔繁欽〕 Ⅴ漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の玉臺新詠ブログ 8211

 

 

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玉集-08 室恩一首・情詩一首 【字解集】   Ⅴ漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の玉臺新詠ブログ 8187

 

 

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花間集 訳注解説 巻二-43 (108)回目韋莊二十二首 -16荷葉盃二首其一》 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ8210

 (絶世の美人を後宮に召した国は必ず頽廃し、傾国する。美女を送り出したものは思い偲んで、空虚な生活になると詠う。)

古来、国中に収集組織を作って集めても、絶世の美人というのは簡単に得られるものではなく、無理に集めて得たとしても、ほとんどその国は頽廃し、国を傾けている。無理に集められていった佳人とは花のもとに会う約束日にも逢うことはできない。無理に集められていった佳人のことを思うと、大抵、鏡にうつす自分の顔は、縦一筋、横二筋の眉間と額にしわを寄せ、愁いを帯びた黛は遠山の力ないもので、思いは更につのるけれどもう耐えることができない。こには、用もなくなって待ち侘びて広げたままの屏風があり、きまって金の番の鳳凰がいるもので、そこで夢だけが残っている。絵が画かれた薄絹の帳は空しさだけの閨となっている。どんな名文であっても、あおい天空に詞文を通わせることは難しく、恨み、嘆いて、引き裂かれた女と少し前まで過ごしていた閨の連子窓を見つめて、きっと佳人も御殿の中で籠の鳥のように過しているだろうと思うのである。

 

 

 

 

 

花間集 巻二

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

花間集 教坊曲『荷葉盃』十四首

 

 

作者

初句7字

 

 

溫助教庭筠

巻二14

(改訂)荷葉盃 三首 其一

一點露珠凝冷

 

 

巻二15

(改訂)荷葉盃 三首 其二

鏡水夜來秋月

 

 

巻二16

(改訂)荷葉盃 三首 其三

楚女欲歸南浦

 

 

韋荘(韋相莊)

巻二44

荷葉杯二首其一

絶代佳人難得

 

 

巻二45

荷葉杯二首其二

記得那年花下

 

 

(顧太尉

巻七22

荷葉盃九首其一

春盡小庭花落

 

 

巻七23

荷葉盃九首其二

歌發誰家筵上

 

 

巻七24

荷葉盃九首其三

弱柳好花盡拆

 

 

巻七25

荷葉盃九首其四

記得那時相見

 

 

巻七26

荷葉盃九首其五

夜久歌聲怨咽

 

 

巻七27

荷葉盃九首其六

我憶君詩最苦

 

 

巻七28

荷葉盃九首其七

金鴨香濃鴛被

 

 

巻七29

荷葉盃九首其八

曲砌蝶飛煙暖

 

 

巻七30

荷葉盃九首其九

一去又乖期信

 

 

 

 

 

 

 

 

荷葉杯 二首其一

絶代佳人難得、傾国。

花下見無期。

一雙愁黛遠山眉、不忍更思惟。

閒掩翠屏金鳳、残夢。

羅幕畫堂空。

碧天無路信難通、惆悵舊房櫳。

 

荷葉杯二首其二

記得那年花下、深夜。

初識謝娘時。

水堂西面畫簾垂、攜手暗相期。

惆悵曉鶯殘月、相別。

從此隔音塵。

如今倶是異鄕人、相見更無因。

 

 

 

 

 

 

花間集 教坊曲《荷葉盃二首》韋莊

 

 

 

 

 

韋荘94《巻2-44 荷葉杯二首 其一》

荷葉杯 二首其一

(絶世の美人を後宮に召した国は必ず頽廃し、傾国する。美女を送り出したものは思い偲んで、空虚な生活になると詠う。)

絶代佳人難得、傾国。

古来、国中に収集組織を作って集めても、絶世の美人というのは簡単に得られるものではなく、無理に集めて得たとしても、ほとんどその国は頽廃し、国を傾けている。

花下見無期。

無理に集められていった佳人とは花のもとに会う約束日にも逢うことはできない。

一雙愁黛遠山眉、不忍更思惟。

無理に集められていった佳人のことを思うと、大抵、鏡にうつす自分の顔は、縦一筋、横二筋の眉間と額にしわを寄せ、愁いを帯びた黛は遠山の力ないもので、思いは更につのるけれどもう耐えることができない。

閒掩翠屏金鳳、残夢。

こには、用もなくなって待ち侘びて広げたままの屏風があり、きまって金の番の鳳凰がいるもので、そこで夢だけが残っている。

羅幕畫堂空。

絵が画かれた薄絹の帳は空しさだけの閨となっている。

碧天無路信難通、惆悵舊房櫳。

どんな名文であっても、あおい天空に詞文を通わせることは難しく、恨み、嘆いて、引き裂かれた女と少し前まで過ごしていた閨の連子窓を見つめて、きっと佳人も御殿の中で籠の鳥のように過しているだろうと思うのである。

(荷葉杯 二首其の一)

絶代の佳人は得難く、傾国す。

花下に見るに期無し。

一雙の愁黛と遠山の眉にし、更に思惟するに忍びず。

閒かに翠屏の金鳳を掩へば、夢残る。

羅幕の畫堂も空し。

碧天には路無く信は通じ難し、惆悵たり舊房の櫳。
 

 

(改訂版)-16韋荘94《巻2-44 荷葉杯二首 其一》

『荷葉杯 二首其一』 現代語訳と訳註

(本文) 

荷葉杯 二首其一

絶代佳人難得、傾国。

花下見無期。

一雙愁黛遠山眉、不忍更思惟。

閒掩翠屏金鳳、残夢。

羅幕畫堂空。

碧天無路信難通、惆悵舊房櫳。

 

(下し文)

(荷葉杯 二首其の一)

絶代の佳人は得難く、傾国す。

花下に見るに期無し。

一雙の愁黛と遠山の眉にし、更に思惟するに忍びず。

閒かに翠屏の金鳳を掩へば、夢残る。

羅幕の畫堂も空し。

碧天には路無く信は通じ難し、惆悵たり舊房の櫳。

 

(現代語訳)

(絶世の美人を後宮に召した国は必ず頽廃し、傾国する。美女を送り出したものは思い偲んで、空虚な生活になると詠う。)

古来、国中に収集組織を作って集めても、絶世の美人というのは簡単に得られるものではなく、無理に集めて得たとしても、ほとんどその国は頽廃し、国を傾けている。

無理に集められていった佳人とは花のもとに会う約束日にも逢うことはできない。

無理に集められていった佳人のことを思うと、大抵、鏡にうつす自分の顔は、縦一筋、横二筋の眉間と額にしわを寄せ、愁いを帯びた黛は遠山の力ないもので、思いは更につのるけれどもう耐えることができない。

こには、用もなくなって待ち侘びて広げたままの屏風があり、きまって金の番の鳳凰がいるもので、そこで夢だけが残っている。

絵が画かれた薄絹の帳は空しさだけの閨となっている。

どんな名文であっても、あおい天空に詞文を通わせることは難しく、恨み、嘆いて、引き裂かれた女と少し前まで過ごしていた閨の連子窓を見つめて、きっと佳人も御殿の中で籠の鳥のように過しているだろうと思うのである。

 

 

(訳注)

荷葉杯 二首其一

1. (絶世の美人を後宮に召した国は必ず頽廃し、傾国する。美女を送り出したものは思い偲んで、空虚な生活になると詠う。)

2. 【解説】 荷葉杯というのは教坊曲で、秋、蓮をとる季節の乙女の心持を詠うものである。『花聞集』には韋莊の作が.二首収められている。双調五十字、前段二十五字五句二仄韻三平韻、後段二十五字五句二仄韻三平韻で❻❷⑤⑦⑤/❻❷⑤⑦⑤詞形をとる。

 荷葉杯 二首其一

絶代佳人難  
花下見無  一雙愁黛遠山
不忍更思

閒掩翠屏金 

羅幕畫堂
碧天無路信難  惆悵舊房

 

 

 ○▲


 

 

絶代佳人難得、傾国。

古来、国中に収集組織を作って集めても、絶世の美人というのは簡単に得られるものではなく、無理に集めて得たとしても、ほとんどその国は頽廃し、国を傾けている。

3. 傾国 絶世の美女。ここは、権力者が無理やり奪ってきて女にうつつをぬかした結果、国を傾けた。施政者の姿勢を云うもの。①荷葉盃という題から、②絶代佳人、③傾国という条件から、四大美女、呉越の西施ということである。西施は、採蓮の際、素手、素足で水辺にいたのをスカウトされ、呉の国を傾国する要因とになった。傾国と云え馬、次の詩であろう。

漢の武帝の寵臣、名歌手として知られた李延年の歌、

北方有佳人,

絶世而獨立。

一顧傾人城,

再顧傾人國。

寧不知傾城與傾國,

佳人難再得。

「北方に佳人有り、絶世にして独立す。一たび顧みれば人の城を傾け、再び顧みれば人の国を傾く」に基づく。李延年は自分の妹を「傾国の美女」として武帝に勧めた。後にその妹は「李夫人」となる。

白居易「長恨歌」、李商隠「柳」「北斉二首其一」(小燐)にもみえる。国を傾けるほどの美人という意味にマイナスの意味を感じない中国人的表現である。美しいことへの最大限の表現であるが、結果的に国を傾けてしまうことを使うとよくないことを暗示するのが日本的であるのかもしれない。しかし、西施についても李延年の妹「李夫人」についても後世の詩で、ただ美人だけの意味では使用していない。趙飛燕について、家柄が低い家系である後に、平民に落とされたものに比較したこと、貴族社会で最大の屈辱であることは理解できる。李延年も兄弟、趙飛燕の姉妹、北斎の小燐も姉妹で寵愛された。

 

花下見無期。

無理に集められていった人とは花のもとに会う約束日にも逢うことはできない。

4. 見無期 会う機会がない。期は時と場所を決めて会うこと。

 

一雙愁黛遠山眉、不忍更思惟。

無理に集められていった佳人のことを思うと、大抵、鏡にうつす自分の顔は、縦一筋、横二筋の眉間と額にしわを寄せ、愁いを帯びた黛は遠山の力ないもので、思いは更につのるけれどもう耐えることができない。

5. 遠山眉 愁いを帯びた女性の美しい眉。遠山は遠近法で薄い青山である。

 

閒掩翠屏金鳳、残夢。

こには、用もなくなって待ち侘びて広げたままの屏風があり、きまって金の番の鳳凰がいるもので、そこで夢だけが残っている。

6. 金鳳 犀風に金泥で描かれた鳳凰。つがいで描かれる。

7. 残夢 夢から覚める。残は損なわれる、さびれる。

 

羅幕畫堂空。

絵が画かれた薄絹の帳は空しさだけの閨となっている。

 

碧天無路信難通、惆悵舊房櫳。

どんな名文であっても、あおい天空に詞文を通わせることは難しく、恨み、嘆いて、引き裂かれた女と少し前まで過ごしていた閨の連子窓を見つめて、きっと佳人も御殿の中で籠の鳥のように過しているだろうと思うのである。

8. 旧房櫳 かつて愛妾が住んでいた時の閨の連子窓。櫳は囲われた女を意味する語でもある。

 

 

9.【解説】

この詞は、呉越の絶世の佳人、四大美人の西施を詠懐したうようにして、韋莊が蜀主王建に奪われた愛妾を偲んで、詠んだものとわれている。前段は、絶世の美女愛妾とは二度と会えない非痛な思いを述べているとされ、後段は、その愛妾の閏には昔のままに調度品が置かれていることを言う。ものがたりとして、中国人らしいこじつけである。詞では通常、別れ去った男を女が遙かに偲ぶ形を、男の目から見るものが一般である。ここではどちらからの眼というのではなく、客観的にみて、男女、たがいを偲ぶものとおもう。韋莊のもとの愛妾は、後にこの詞を耳にして、自ら食を絶って命を終えたと伝えられている。しかし、韋莊の愛妾は、彼が蜀に入る前に既に亡くなっており、この詞を王建に奪われた愛妾を思っての作とするのは無理なこじつけにすぎないのである。詩の内容も全くこじつけそのものである。閨怨詩というのは机上の詩で現実感はなく、教坊曲であること、韋荘の女とはいえ通っていた娼屋がそのままに部屋を置いておくわけもなく宴席での皮肉ということである。

 

10.韋莊

836910)、字は端己、京兆の杜陵(陝西省西安市の南郊)の人。中唐の詩人韋応物の玄孫で、宰相韋見素の孫。父母を早く失い、家は没落、貧に苦しんだ。五十代に入ってから、数年間、広く長江の中、下流域を渡り歩き、何度も科挙に落第した末、昭宗の乾寧元年(894年)、59歳でようやく進士に及第(高等文官試験)に合格し、校書郎に任じられた。66歳で四川省にいた王建が叛乱を起こしたので、朝廷では李詢を正使、韋荘を補佐として宣撫に赴かせたが、ほどなくして唐が亡び、王建が前蜀の帝を称えると、韋荘はそのまま王建に仕え、王建が前蜀王朝を建てるのに協力して、吏部侍郎・同平章事に任ぜられた。宰相にまで昇進している。前蜀の都は成都にあり、韋荘はその郊外の、かつて杜甫が住んでいた浣花草堂を修復して、自分の庵にした。温庭筠と並んで温韋と併称され、晩唐期を代表する詞人である。韋莊の詞は率直明快さを特色とし、『花問集』 には48首の詞が収められている。 
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