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花間集 訳注解説 (379)回目孫光憲巻七38浣溪沙九首其一》 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ10152

color:blue">(諸葛亮は万里橋で劉備の御征伐の船出を見送り、薛濤は、思い人を望江樓から見送った、。雁書が届くだろうか,杳杳として、茫茫としているところであるから川が流れ去るように忘れていくことになるのか、瀟湘二妃嬪、屈原、賈誼、とそこに沈んだ人の思いは、人の心に残っている)

color:blue">岸辺の蓼がしげる中を風がぬけ、橘や柚子の香りを運んでくる、大江のほとり望江樓から一望すると船の進むと、「高唐賦」の楚は、はるかとおくに、一片の帆影を浮かべて霞む果てには雲雨を呼ぶ閃光が一つきらめく。眼を空に向け、飛び行く雁を遠くかすかなところまで追いかける、それでも、長江の流れははてしなくひろくひろがるから、雁書が届くのがみずのながれのようにながれてしまうのか、瀟湘八景の赤い蘭花、碧く波は数々の賢者を思い起こさせてくれる。

 

 

 

花間集 巻七 《浣溪沙九首》

 

 

 

浣溪沙九首其一

蓼岸風多橘柚香,江邊一望楚天長,片帆煙際閃孤光。

目送征鴻飛杳杳,思隨流水去茫茫,蘭紅波碧憶瀟湘。

浣溪沙九首其二

桃杏風香簾幕閑,謝家門mso-bidi-font-family:Batang;color:#333333">戶約花關,畫梁幽語鷰初還。

繡閣數行題了壁,曉屏一枕酒醒山,卻疑身是夢魂間。

浣溪沙九首其三

花漸凋疎不耐風,畫簾垂地晚堂空,墮階縈蘚舞愁紅。

膩粉半粘金靨子,殘香猶暖繡薰籠,蕙心無處與人同。

浣溪沙九首其四

攬鏡無言淚欲流,凝情半日懶梳頭,一庭疎雨濕春愁。

楊柳秖知傷怨別,杏花應信損嬌羞,淚沾魂斷軫離憂。

浣溪沙九首其五

半踏長裾宛約行,晚簾疎處見分明,此時堪恨昧平生。

早是銷魂殘燭影,更愁聞著品絃聲,杳無消息若為情。

浣溪沙九首其六

蘭沐初休曲檻前,暖風遲日洗頭天,濕雲新斂未梳蟬。

翠袂半將遮粉臆,寶釵長欲墜香肩,此時模樣不禁憐。

浣溪沙九首其七

風遞殘香出繡簾,團窠金鳳舞襜襜,落花微雨恨相兼。

何處去來狂太甚,空推宿酒睡無猒,爭教人不別猜嫌。

浣溪沙九首其八

輕打銀箏墜鷰泥,斷絲高罥畫樓西,花冠閑上午牆啼。

粉籜半開新竹逕,紅苞盡落舊桃蹊,不堪終日閉深閨。

浣溪沙九首其九

烏帽斜欹倒佩魚,靜街步訪仙居,隔牆應認打門初。

將見客時微掩斂,得人憐處且先疎,低頭羞問壁邊書。

滄海日出01 

韋莊

《巻二29浣溪紗五首其一》 清曉粧成寒食天,柳毬斜裊間花鈿,捲簾直出畫堂前。指點牡丹初綻,日高猶自凭朱欄,含嚬不語恨春殘。其二欲上鞦韆四體慵,擬教人送又心忪。畫堂簾幕

韋莊

《巻二29浣溪紗五首其一》 清曉粧成寒食天,柳毬斜裊間花鈿,捲簾直出畫堂前。指點牡丹初綻,日高猶自凭朱欄,含嚬不語恨春殘。其二欲上鞦韆四體慵,擬教人送又心忪。畫堂簾幕

韋莊

《巻二29浣溪紗五首其一》 清曉粧成寒食天,柳毬斜裊間花鈿,捲簾直出畫堂前。指點牡丹初綻,日高猶自凭朱欄,含嚬不語恨春殘。其二欲上鞦韆四體慵,擬教人送又心忪。畫堂簾幕

韋莊

《巻二29浣溪紗五首其一》 清曉粧成寒食天,柳毬斜裊間花鈿,捲簾直出畫堂前。指點牡丹初綻,日高猶自凭朱欄,含嚬不語恨春殘。其二欲上鞦韆四體慵,擬教人送又心忪。畫堂簾幕

韋莊

《巻二29浣溪紗五首其一》 清曉粧成寒食天,柳毬斜裊間花鈿,捲簾直出畫堂前。指點牡丹初綻,日高猶自凭朱欄,含嚬不語恨春殘。其二欲上鞦韆四體慵,擬教人送又心忪。畫堂簾幕

薛昭蘊

《巻二3浣溪紗五首其二欲》 上鞦韆四體慵,擬教人送又心忪。畫堂簾幕月明風。此夜有情誰不極,隔牆棃雪又玲瓏,玉容憔悴惹微紅。其三惆悵夢餘山月斜,孤燈照壁背紅紗,小樓高閣謝

薛昭蘊

《巻二31浣溪紗五首其三》 惆悵夢餘山月斜,孤燈照壁背紅紗,小樓高閣謝娘家。暗想玉容何所似,一枝春雪凍梅花,滿身香霧簇朝霞。其四綠樹藏鶯鶯正啼,柳絲斜拂白銅堤,弄珠江上

薛昭蘊

《巻二32浣溪紗五首其四》 綠樹藏鶯鶯正啼,柳絲斜拂白銅堤,弄珠江上草萋萋。日暮飲歸何處客,繡鞍驄馬一聲嘶,滿身蘭麝醉如泥。其五夜夜相思更漏殘,傷心明月凭欄干,想君思我

薛昭蘊

《巻二33浣溪紗五首其五》 夜夜相思更漏殘,傷心明月凭欄干,想君思我錦衾寒。咫尺畫堂深似海,憶來唯把舊書看,幾時攜手入長安。其一紅樓別夜堪惆悵,香燈半捲流蘇帳。

薛昭蘊

《巻三27浣溪沙八首其一》 紅蓼渡頭秋正雨,印沙鷗跡自成行,整鬟飄袖野風香。不語含嚬深浦裏,幾迴愁煞棹舡郎,鷰歸帆盡水茫茫。

薛昭蘊

《巻三28浣溪沙八首其二》 鈿匣菱花錦帶垂,靜臨蘭檻卸頭時,約鬟低珥等歸期。茂茂艸青湘渚闊,夢餘空有漏依依,二年終日損芳菲。

薛昭蘊

《巻三29浣溪沙八首其三》 粉上依稀有淚痕,郡庭花落欲黃昏,遠情深恨與誰論。記得去年寒食日,延秋門外卓金輪,日斜人散暗消魂。

薛昭蘊

《巻三30浣溪沙八首其四》 握手河橋柳似金,蜂鬚輕惹百花心,蕙風蘭思寄清琴。意滿便同春水滿,情深還似酒盃深,楚煙湘月兩沉沉。

張泌

《巻二29浣溪紗五首其一》 清曉粧成寒食天,柳毬斜裊間花鈿,捲簾直出畫堂前。指點牡丹初綻,日高猶自凭朱欄,含嚬不語恨春殘。其二欲上鞦韆四體慵,擬教人送又心忪。畫堂簾幕

張泌

《巻二3浣溪紗五首其二欲》 上鞦韆四體慵,擬教人送又心忪。畫堂簾幕月明風。此夜有情誰不極,隔牆棃雪又玲瓏,玉容憔悴惹微紅。其三惆悵夢餘山月斜,孤燈照壁背紅紗,小樓高閣謝

張泌

《巻二31浣溪紗五首其三》 惆悵夢餘山月斜,孤燈照壁背紅紗,小樓高閣謝娘家。暗想玉容何所似,一枝春雪凍梅花,滿身香霧簇朝霞。其四綠樹藏鶯鶯正啼,柳絲斜拂白銅堤,弄珠江上

張泌

《巻二32浣溪紗五首其四》 綠樹藏鶯鶯正啼,柳絲斜拂白銅堤,弄珠江上草萋萋。日暮飲歸何處客,繡鞍驄馬一聲嘶,滿身蘭麝醉如泥。其五夜夜相思更漏殘,傷心明月凭欄干,想君思我

張泌

《巻二33浣溪紗五首其五》 夜夜相思更漏殘,傷心明月凭欄干,想君思我錦衾寒。咫尺畫堂深似海,憶來唯把舊書看,幾時攜手入長安。其一紅樓別夜堪惆悵,香燈半捲流蘇帳。

張泌

《巻三27浣溪沙八首其一》 紅蓼渡頭秋正雨,印沙鷗跡自成行,整鬟飄袖野風香。不語含嚬深浦裏,幾迴愁煞棹舡郎,鷰歸帆盡水茫茫。

張泌

《巻三28浣溪沙八首其二》 鈿匣菱花錦帶垂,靜臨蘭檻卸頭時,約鬟低珥等歸期。茂茂艸青湘渚闊,夢餘空有漏依依,二年終日損芳菲。

張泌

《巻三29浣溪沙八首其三》 粉上依稀有淚痕,郡庭花落欲黃昏,遠情深恨與誰論。記得去年寒食日,延秋門外卓金輪,日斜人散暗消魂。

張泌

《巻三30浣溪沙八首其四》 握手河橋柳似金,蜂鬚輕惹百花心,蕙風蘭思寄清琴。意滿便同春水滿,情深還似酒盃深,楚煙湘月兩沉沉。

張泌

《巻三31浣溪沙八首其五》 簾下三間出寺牆,滿街垂楊綠陰長,嫩紅輕翠間濃粧。瞥地見時猶可可,卻來閑處暗思量,如今情事隔仙

毛文錫

《巻二29浣溪紗五首其一》 清曉粧成寒食天,柳毬斜裊間花鈿,捲簾直出畫堂前。指點牡丹初綻,日高猶自凭朱欄,含嚬不語恨春殘。其二欲上鞦韆四體慵,擬教人送又心忪。畫堂簾幕

欧陽烱

《巻二29浣溪紗五首其一》 清曉粧成寒食天,柳毬斜裊間花鈿,捲簾直出畫堂前。指點牡丹初綻,日高猶自凭朱欄,含嚬不語恨春殘。其二欲上鞦韆四體慵,擬教人送又心忪。畫堂簾幕

欧陽烱

《巻二29浣溪紗五首其一》 清曉粧成寒食天,柳毬斜裊間花鈿,捲簾直出畫堂前。指點牡丹初綻,日高猶自凭朱欄,含嚬不語恨春殘。其二欲上鞦韆四體慵,擬教人送又心忪。畫堂簾幕

欧陽烱

《巻二29浣溪紗五首其一》 清曉粧成寒食天,柳毬斜裊間花鈿,捲簾直出畫堂前。指點牡丹初綻,日高猶自凭朱欄,含嚬不語恨春殘。其二欲上鞦韆四體慵,擬教人送又心忪。畫堂簾幕

顧夐

《巻二3浣溪紗五首其二欲》 上鞦韆四體慵,擬教人送又心忪。畫堂簾幕月明風。此夜有情誰不極,隔牆棃雪又玲瓏,玉容憔悴惹微紅。其三惆悵夢餘山月斜,孤燈照壁背紅紗,小樓高閣謝

顧夐

《巻二31浣溪紗五首其三》 惆悵夢餘山月斜,孤燈照壁背紅紗,小樓高閣謝娘家。暗想玉容何所似,一枝春雪凍梅花,滿身香霧簇朝霞。其四綠樹藏鶯鶯正啼,柳絲斜拂白銅堤,弄珠江上

顧夐

《巻二32浣溪紗五首其四》 綠樹藏鶯鶯正啼,柳絲斜拂白銅堤,弄珠江上草萋萋。日暮飲歸何處客,繡鞍驄馬一聲嘶,滿身蘭麝醉如泥。其五夜夜相思更漏殘,傷心明月凭欄干,想君思我

顧夐

《巻二33浣溪紗五首其五》 夜夜相思更漏殘,傷心明月凭欄干,想君思我錦衾寒。咫尺畫堂深似海,憶來唯把舊書看,幾時攜手入長安。其一紅樓別夜堪惆悵,香燈半捲流蘇帳。

顧夐

《巻三27浣溪沙八首其一》 紅蓼渡頭秋正雨,印沙鷗跡自成行,整鬟飄袖野風香。不語含嚬深浦裏,幾迴愁煞棹舡郎,鷰歸帆盡水茫茫。

顧夐

《巻三28浣溪沙八首其二》 鈿匣菱花錦帶垂,靜臨蘭檻卸頭時,約鬟低珥等歸期。茂茂艸青湘渚闊,夢餘空有漏依依,二年終日損芳菲。

顧夐

《巻三29浣溪沙八首其三》 粉上依稀有淚痕,郡庭花落欲黃昏,遠情深恨與誰論。記得去年寒食日,延秋門外卓金輪,日斜人散暗消魂。

顧夐

《巻三30浣溪沙八首其四》 握手河橋柳似金,蜂鬚輕惹百花心,蕙風蘭思寄清琴。意滿便同春水滿,情深還似酒盃深,楚煙湘月兩沉沉。

孫光憲

《巻三31浣溪沙八首其五》 簾下三間出寺牆,滿街垂楊綠陰長,嫩紅輕翠間濃粧。瞥地見時猶可可,卻來閑處暗思量,如今情事隔仙

孫光憲

《巻三32浣溪沙八首其六》 江館清秋纜客舡,故人相送夜開筵,麝煙蘭焰簇花鈿。正是斷魂迷楚雨,不堪離恨咽湘絃,月高霜白水連天。

孫光憲

《巻三33浣溪沙八首其七》 傾國傾城恨有餘,幾多紅淚泣姑蘇,倚風凝睇雪肌膚。主山河空落日,越王宮殿半平蕪,藕花菱蔓滿重湖。

孫光憲

《巻三34浣溪沙八首其八》 越女淘金春水上,步搖雲鬢珮鳴璫,渚風江草又清香。不為遠山凝翠黛,只應含恨向斜陽,碧桃花謝憶劉郎。

孫光憲

《巻四28浣溪沙十首其一》 鈿轂香車過柳堤,樺煙分處馬頻嘶,為他沉醉不成泥。花滿驛亭香露細,杜鵑聲斷玉蟾低,含情無語倚樓西。

孫光憲

《巻四29浣溪沙十首其二》 馬上凝情憶舊遊,照花淹竹小溪流,鈿箏羅幕玉搔頭。早是出門長帶月,可堪分袂又經秋,晚風斜日不勝愁。

孫光憲

《巻四30浣溪沙十首其三》 獨立寒堦望月華,露濃香泛小庭花,繡屏愁背一燈斜。雲雨自從分散後,人間無路到仙家,但憑魂夢訪天涯。

孫光憲

《巻四31浣溪沙十首其四》 依約殘眉理舊黃,翠鬟擲一簪長,暖風晴日罷朝粧。閑折海棠看又撚,玉纖無力惹餘香,此情誰會倚斜陽。

孫光憲

《巻四32浣溪沙十首其五》 翡翠屏開繡幄紅,謝娥無力曉粧慵,錦帷鴛被宿香濃。微雨小庭春寂寞,鷰飛鶯語隔簾櫳,杏花凝恨倚東風。

閻選

《巻九24浣溪沙》  寂寞流蘇冷繡茵,倚屏山枕惹香塵,小庭花露泣濃香。劉阮信非仙洞客,常娥終是月中人,此生無路訪東鄰。八拍蠻二首

毛熙震

《巻九34浣溪沙七首其一》  春暮黃鶯下砌前,水精簾影露珠懸,綺霞低映晚晴天。弱柳萬條垂翠帶,殘紅滿地碎香鈿,蕙風飄蕩散輕煙。

毛熙震

《巻九35浣溪沙七首其二》  花榭香紅煙景迷,滿庭芳艸綠萋萋,金鋪閑掩繡簾低。紫鷰一雙嬌語碎,翠屏十二晚峯齊,夢魂銷散醉空閨。

毛熙震

《巻九36浣溪沙七首其三》  晚起紅房醉欲銷,綠鬟雲散裊金翹,雪香花語不勝嬌。好是向人柔弱處,玉纖時急繡裙腰,春心牽惹轉無憀。

毛熙震

《巻九37浣溪沙七首其四》  一隻橫釵墜髻叢,靜眠珍簟起來慵,繡羅紅嫩抹酥胸。羞斂細蛾魂暗斷,困迷無語思猶濃,小屏香靄碧山重。

毛熙震

《巻九38浣溪沙七首其五》  雲薄羅裙綬帶長,滿身新裛瑞龍香,翠鈿斜映豔梅粧。佯不覷人空婉約,笑和嬌語太倡狂,忍教牽恨暗形相。

毛熙震

《巻九39浣溪沙七首其六》  碧玉冠輕裊鷰釵,捧心無語步香堦,緩移弓底繡羅鞋。暗想歡何計好,豈堪期約有時乖,日高深院正忘懷。

毛熙震

《巻九40浣溪沙七首其七》  半醉凝情臥繡茵,睡容無力卸羅裙,玉籠鸚鵡猒聽聞。慵整落釵金翡翠,象梳欹鬢月生雲,錦屏綃幌麝煙薰。

李珣

《巻十14浣溪沙四首其一》  入夏偏宜澹薄粧,越羅衣褪鬱金黃,翠鈿檀注助容光。相見無言還有恨,幾迴判卻又思量,月香徑夢悠颺。

李珣

《巻十15浣溪沙四首其二》  晚出閑庭看海棠,風流學得家粧,小釵橫戴一枝芳。鏤玉梳斜雲鬢膩,縷金衣透雪肌香,暗思何事立殘陽。

李珣

《巻十16浣溪沙四首其三》  訪舊傷離欲斷魂,無因重見玉樓人,六街微雨鏤香塵。早為不逢巫峽夢,那堪虛度錦江春,遇花傾酒莫辭頻。

李珣

《巻十17浣溪沙四首其四》  紅藕花香到檻頻,可堪閑憶似花人,舊歡如夢音塵。翠疊畫屏山隱隱,冷鋪紋簟水潾潾,斷魂何處一蟬新。

 

 

color:#333333">花間集 巻七 五十首

顧太尉color:#7F7F7F">三十七首

孫少監光憲十三首

 ・浣溪紗九首 

 ・河傳四首

 

花間集卷第八 四十九首

孫少監光憲四十七首

菩薩蠻五首 河瀆神二首 虞美人二首(虞每人二首)

後庭花二首 生color:#333333">子三首 臨江仙二首

酒泉子三首 清平樂二首 更漏子二首

女冠子二首 風流子三首 定西番二首

河滿子一首 玉蝴蝶一首 八拍蠻一首

竹枝一首 思帝color:#333333">一首 上行盃二首

謁金門一首 思越人二首 陽柳枝四首

望梅花一首 漁歌子二首

魏太尉承班二首

 

 

孫光憲900color:#333333">年-968年)、字を孟文と言い、自ら葆光子と号した。陵州の貴平(今の四川省仁壽縣東北)の人。唐の末に陵州の判官となったが、後唐の明宗の926color:#333333">年天成初年、戦乱を避けて江陵(今の湖北省の江陵)に住んだ時、南平王の高従義の知遇を得て、彼の幕下となった。963color:#333333">年建隆四年、当時南平王であった高継沖に末に帰服することを勧め、高継沖は、彼の勧めに従って宋に下った。宋の太祖はその功績を嘉して孫光憲を黄州刺史に任じたが、赴任前に亡くなった。詞風は淡麗清疏、水郷の風光描写に優れるが、反面、脂粉の香りにはやや欠ける。多くの著作のあったことは分かっているが、そのほとんどが末代に既に失われた。唐五代の詞人中、今日に伝わる詞は最も多く、『花間集』には六十一首の詞が収められている

 

 

浣溪沙九首 其一

(諸葛亮は万里橋で劉備の御征伐の船出を見送り、薛濤は、思い人を望江樓から見送った、。雁書が届くだろうか,杳杳として、茫茫としているところであるから川が流れ去るように忘れていくことになるのか、瀟湘二妃嬪、屈原、賈誼、とそこに沈んだ人の思いは、人の心に残っている)

      蓼岸風多橘柚香,江邊一望楚天長,片帆煙際閃孤光。

岸辺の蓼がしげる中を風がぬけ、橘や柚子の香りを運んでくる、大江のほとり望江樓から一望すると船の進むと、「高唐賦」の楚は、はるかとおくに、一片の帆影を浮かべて霞む果てには雲雨を呼ぶ閃光が一つきらめく。

      目送征鴻飛杳杳,思隨流水去茫茫,蘭紅波碧憶瀟湘。

眼を空に向け、飛び行く雁を遠くかすかなところまで追いかける、それでも、長江の流れははてしなくひろくひろがるから、雁書が届くのがみずのながれのようにながれてしまうのか、瀟湘八景の赤い蘭花、碧く波は数々の賢者を思い起こさせてくれる。

(浣溪沙九首 其の一)

蓼岸【りょうがん】風 橘柚の香多くし,江邊 一望 楚天長しい,片帆 煙際に 孤光 閃く。

目【もく】 征鴻を送れば 飛びて杳杳たり,思いは流水に隨い去りて茫茫たり,蘭は紅いに 波は碧く 瀟湘を憶う。

             

 

『浣溪沙九首其一』 現代語訳と訳註

(本文)

浣溪沙九首其一

蓼岸風多橘柚香,江邊一望楚天長,片帆煙際閃孤光。

目送征鴻飛杳杳,思隨流水去茫茫,蘭紅波碧憶瀟湘。

 

(下し文)

(浣溪沙九首 其の一)

蓼岸【りょうがん】風 橘柚の香多くし,江邊 一望 楚天長しい,片帆 煙際に 孤光 閃く。

目【もく】 征鴻を送れば 飛びて杳杳たり,思いは流水に隨い去りて茫茫たり,蘭は紅いに 波は碧く 瀟湘を憶う。

 

 

(現代語訳)

(諸葛亮は万里橋で劉備の御征伐の船出を見送り、薛濤は、思い人を望江樓から見送った、。雁書が届くだろうか,杳杳として、茫茫としているところであるから川が流れ去るように忘れていくことになるのか、瀟湘二妃嬪、屈原、賈誼、とそこに沈んだ人の思いは、人の心に残っている)

岸辺の蓼がしげる中を風がぬけ、橘や柚子の香りを運んでくる、大江のほとり望江樓から一望すると船の進むと、「高唐賦」の楚は、はるかとおくに、一片の帆影を浮かべて霞む果てには雲雨を呼ぶ閃光が一つきらめく。

眼を空に向け、飛び行く雁を遠くかすかなところまで追いかける、それでも、長江の流れははてしなくひろくひろがるから、雁書が届くのがみずのながれのようにながれてしまうのか、瀟湘八景の赤い蘭花、碧く波は数々の賢者を思い起こさせてくれる。

 

(訳注)

浣溪沙九首其一

1.(諸葛亮は万里橋で劉備の御征伐の船出を見送り、薛濤は、思い人を望江樓から見送った、。雁書が届くだろうか,杳杳として、茫茫としているところであるから川が流れ去るように忘れていくことになるのか、瀟湘二妃嬪、屈原、賈誼、とそこに沈んだ人の思いは、人の心に残っている)

2. この詩は、前半は、成都万里橋から、また、付近の望江樓から見送った数々の人の気持ちを詠い、後半は、瀟湘に沈んだ数々の人の事を思い詠ったものである。まさに、李白《黄鶴樓送孟浩然之廣陵》「故人西辞黄鶴楼、烟花三月下揚州。孤帆遠影碧空尽、唯見長江天際流。」(黄鶴楼にて孟浩然が広陵に之くを送る)(孤帆の遠影 碧空に尽き、唯だ見る 長江の天際に流るるを)と景色は等しい。

この詞には別離を明言する言葉は見られないが、江辺・天長・片帆の秋景は別離の情を詠んだものということなのである。渡る雁の姿が空の果てに消えるまで見入っているのも、去る人を船影の消えるまで見送ることが別れの情緒である。また末句の瀟湘は帰ってこない人への慕情への思いであり、ある意味、去りゆく人に対してのあきらめを感じさせるものにほかならない。          

 

3. 『花間集』には孫光憲の作が六十一首収められている。双調四十二字、前段二十一字三句三平韻、後段二十一字三句二平韻で、⑦⑦⑦/7⑦⑦の詞形をとる。

浣溪沙九首其一

蓼岸風多橘柚,江邊一望楚天,片帆煙際閃孤

目送征鴻飛杳杳,思隨流水去茫,蘭紅波碧憶瀟

●●△○●●○  ○○●△●○△ ●△○●●○△

●●○△○●● △○○●●○○  ○○○●●○○

 

蓼岸風多橘柚香,江邊一望楚天長,片帆煙際閃孤光。

岸辺の蓼がしげる中を風がぬけ、橘や柚子の香りを運んでくる、大江のほとり望江樓から一望すると船の進むと、「高唐賦」の楚は、はるかとおくに、一片の帆影を浮かべて霞む果てには雲雨を呼ぶ閃光が一つきらめく。

4.  イヌタデ・オニタデ・サクラタデ等の通称。道ばた・湿地に生え、夏・秋に、紅や白の穂状の花が垂れ咲く。葉・茎には辛みがある。

5. 江邊一望 成都望江樓を想定させる。

6. 楚天 楚の地方の空、長江下流域。ここでは船の行き着くところ、「雨と雲」楚の「襄王と瑤姫」を連想させる。

7. 煙際 霞む水平線の彼方。

8. 閃孤光 東南方向に楚があり、眺めた地平線上には、雷の閃光がある。

 

目送征鴻飛杳杳,思隨流水去茫茫,蘭紅波碧憶瀟湘。

眼を空に向け、飛び行く雁を遠くかすかなところまで追いかける、それでも、長江の流れははてしなくひろくひろがるから、雁書が届くのがみずのながれのようにながれてしまうのか、瀟湘八景の赤い蘭花、碧く波は数々の賢者を思い起こさせてくれる。

9. 杳杳 暗くはっきりしないさま。また、遠くかすかなさま。

10. 茫茫 ① 果てしなく広々としているさま。  -とした大平原」  -たる太平洋より/もしや草紙 桜痴」  ぼんやりしてはっきりしないさま。

11. 蘭紅 紅蘭は、堯の後を追った二妃嬪、思いが届かず、死んだ、屈原、賈誼を思い起こさせる。

12. 瀟湘 湖南省洞庭湖に流入する二つの川の名、瀟湘は単に風光明媚というだけではなく、かつては楚の中心地として栄え、伝説や神話に彩られた土地である。 かの有名な桃源郷の伝説もこの一帯から生まれた。 屈原の『楚辞』「九歌」や「離騒」には、伝説上の皇帝堯の二人の娘湘君・湘妃の物語が幻想的に詠われている。二人の娘は次の皇帝舜帝の妃娥皇・女英となり、夫の舜が遠征の途中、湘江の畔で命を落とすと後を追って洞庭湖に身投げし、湘江の神となったという。後に二人は湘山に祀られた。戦国時代、この詩を詠んだ屈原自身もこの地を彷徨い、詩を詠み、ついには失意のうちに身を投じている。洞庭湖の畔に建つ岳陽楼には各地から文人が集い雅会を開いた。唐の張説、杜甫、宋代の范仲淹など多くの詩文がこの名勝の地で生まれた。

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●古代中国の結婚感、女性感,不遇な生き方を詠う 三国時代の三曹の一人、三国時代の「詩神」である曹植の詩六朝謝朓・庾信 後世に多大影響を揚雄・司馬相如・潘岳・王粲.鮑照らの「賦」、現在、李白詩全詩 訳注

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●花間集全詩●森鴎外の小説の”魚玄機”詩、芸妓”薛濤”詩。唐から五代詩詞。花間集。玉臺新詠連載開始

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花間集 訳注解説 (10)回目孫光憲花間集 所収の詩 目録 》 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ10152

 

花間集 巻七 五十首

顧太尉三十七首

孫少監光憲十三首

 ・浣溪紗九首 

 ・河傳四首

 

花間集卷第八 四十九首

孫少監光憲四十七首

菩薩蠻五首 河瀆神二首 虞美人二首(虞每人二首)

後庭花二首 生子三首 臨江仙二首

酒泉子三首 清平樂二首 更漏子二首

女冠子二首 風流子三首 定西番二首

河滿子一首 玉蝴蝶一首 八拍蠻一首

竹枝一首 思帝一首 上行盃二首

謁金門一首 思越人二首 陽柳枝四首

望梅花一首 漁歌子二首

魏太尉承班二首

牡丹 01 

 

孫光憲900年-968年)、字を孟文と言い、自ら葆光子と号した。陵州の貴平(今の四川省仁壽縣東北)の人。唐の末に陵州の判官となったが、後唐の明宗の926年天成初年、戦乱を避けて江陵(今の湖北省の江陵)に住んだ時、南平王の高従義の知遇を得て、彼の幕下となった。963年建隆四年、当時南平王であった高継沖に末に帰服することを勧め、高継沖は、彼の勧めに従って宋に下った。宋の太祖はその功績を嘉して孫光憲を黄州刺史に任じたが、赴任前に亡くなった。詞風は淡麗清疏、水郷の風光描写に優れるが、反面、脂粉の香りにはやや欠ける。多くの著作のあったことは分かっているが、そのほとんどが末代に既に失われた。唐五代の詞人中、今日に伝わる詞は最も多く、『花間集』には六十一首の詞が収められている

 

『太平廣記』巻四〇九引孫光憲《北夢瑣言》

「趙廷除起南宅北宅、千梁萬供、其諸奢麗、莫之與儔。後枕江?、池中有二島嶼、遂甃石循池、四岸皆種垂楊、或間雜木芙蓉、池中種藕。毎至秋夏、花開魚躍、柳陰之下、有士子執巻者、垂綸者、執如意者、執塵尾奢、譚詩論道者。」

邸宅は並ぶものがないほど豪奢で、庭の池に二つの島を造り、岸辺に楊柳を、池の端に水芙蓉を、池の中に蓮を植えていた。毎年、夏や秋になれば、花は咲き魚は躍り、柳の木陰で人々が思い思いに巻物を持ち、釣糸を垂れ、如意やら大鹿の尾で作った払子やらを揮い、詩を語り、道を論じたりしていた。

 趙崇祚はこのすべての芸の優れたもの、風流あるものを集めたサロンで、「広く賓客に会い、時に談論風発する中で、近来の詩客の曲子詞五百首を集め、十巻に分けた」という。

 

 

 

花間集 巻七

 

 

 

1

巻七38

浣溪沙九首其一

蓼岸風多橘柚香,江邊一望楚天長,片帆煙際閃孤光。

目送征鴻飛杳杳,思隨流水去茫茫,蘭紅波碧憶瀟湘。

2

巻七39

浣溪沙九首其二

桃杏風香簾幕閑,謝家門約花關,畫梁幽語鷰初還。

繡閣數行題了壁,曉屏一枕酒醒山,卻疑身是夢魂間。

3

巻七40

浣溪沙九首其三

花漸凋疎不耐風,畫簾垂地晚堂空,墮階縈蘚舞愁紅。

膩粉半粘金靨子,殘香猶暖繡薰籠,蕙心無處與人同。

4

巻七41

浣溪沙九首其四

攬鏡無言淚欲流,凝情半日懶梳頭,一庭疎雨濕春愁。

楊柳秖知傷怨別,杏花應信損嬌羞,淚沾魂斷軫離憂。

5

巻七42

浣溪沙九首其五

半踏長裾宛約行,晚簾疎處見分明,此時堪恨昧平生。

早是銷魂殘燭影,更愁聞著品絃聲,杳無消息若為情。

6

巻七43

浣溪沙九首其六

蘭沐初休曲檻前,暖風遲日洗頭天,濕雲新斂未梳蟬。

翠袂半將遮粉臆,寶釵長欲墜香肩,此時模樣不禁憐。

7

巻七44

浣溪沙九首其七

風遞殘香出繡簾,團窠金鳳舞襜襜,落花微雨恨相兼。

何處去來狂太甚,空推宿酒睡無猒,爭教人不別猜嫌。

8

巻七45

浣溪沙九首其八

輕打銀箏墜鷰泥,斷絲高罥畫樓西,花冠閑上午牆啼。

粉籜半開新竹逕,紅苞盡落舊桃蹊,不堪終日閉深閨。

9

巻七46

浣溪沙九首其九

烏帽斜欹倒佩魚,靜街步訪仙居,隔牆應認打門初。

將見客時微掩斂,得人憐處且先疎,低頭羞問壁邊書。

10

巻七47

河傳四首其一

平天子,等閑遊戲,疏河千里。柳如絲,隈倚淥波春水,長淮風不起。如花殿三千女,爭雲雨,何處留人住?錦帆風,煙際紅,燒空,魂迷大業中。

11

巻七48

河傳四首其二

拖金縷,着煙籠霧,濛濛落絮。鳳皇舟上楚女,妙舞,雷喧波上皷。龍爭虎戰分中土,人無主,桃葉江南渡。襞花牋,豔思牽。成篇,官娥相與傳。

12

巻七49

河傳四首其三

落,煙薄,謝家池閣。寂寞春深,翠蛾輕斂意沉吟。沾襟,無人知此心。玉鑪香斷霜灰冷,簾鋪影,梁鷰歸紅杏。

13

巻七50

河傳四首其四

颭,波斂。團荷閃閃,珠傾露點。木蘭舟上,何處娃越豔,藕花紅照臉。大堤狂殺襄陽客,煙波隔,渺渺湖光白。身已歸,心不歸。斜暉,遠汀鸂鶒飛。

 

 

 

花間集 巻八

 

 

 

1

巻八01

菩薩蠻五首其一

月華如水籠香砌,金環碎撼門初閉。寒影墮高簷,鉤垂一面簾。

碧煙輕裊裊,紅戰燈花笑。即此是高唐,掩屏秋夢長。

2

巻八02

菩薩蠻五首其二

花冠頻皷牆頭翼,東方澹白連色。門外早鶯聲,背樓殘月明。

薄寒籠醉態,依舊鈆華在。握手送人歸,半拖金縷衣。

3

巻八03

菩薩蠻五首其三

小庭花落無人掃,疎香滿地東風老。春晚信沉沉,天涯何處尋。

曉堂屏六扇,眉共湘山遠。爭那別離心,近來尤不禁。

4

巻八04

菩薩蠻五首其四

青巖碧洞經朝雨,隔花相喚南溪去。一隻木蘭舡,波平遠浸天。

扣舡驚翡翠,嫩玉擡香臂。紅日欲沉西,煙中遙解觽。

5

巻八05

菩薩蠻五首其五

木綿花映叢祠小,越禽聲裏春光曉。銅皷與蠻歌,南人祈賽多。

客帆風正急,茜袖隈牆立。極浦幾迴頭,煙波無限愁。

6

巻八06

河瀆神二首其一

汾水碧依依,黃雲落葉初飛。翠蛾一去不言歸,廟門空掩斜暉。

四壁陰森排古畫,依舊瓊輪羽駕。小殿沉沉清夜,銀燈飄落香

7

巻八07

河瀆神二首其二

江上草芊芊,春晚湘妃廟前。一方柳色楚南天,數行斜鴈聯翩。

獨倚朱欄情不極,魂斷終朝相憶。兩槳不知消息,遠汀時起鸂鶒。

8

巻八08

虞美人二首其一

寂寂無人語,暗澹梨花雨。繡羅紋地粉新描,

博山香炷旋抽條,睡魂銷。天涯一去無消息,終日長相憶。

交人相憶幾時休?不堪悵觸別離愁,淚還流。

9

巻八09

虞美人二首其二

好風微揭簾旌起,金翼鸞相倚。翠簷愁聽乳禽聲,

此時春態暗關情,獨難平。畫堂流水空相翳,一穗香搖曳。

交人無處寄相思,落花芳艸過前期,沒人知。

10

巻八10

後庭花二首其一

景陽鐘動宮鶯囀,露涼金殿。輕飇吹起瓊花綻,玉葉如翦。晚來高閣上,珠簾卷,見墜香千片。

11

巻八11

後庭花二首其二

石城依舊空江國,故宮春色。七尺青絲芳草綠,世難得。

玉英凋落盡,更何人識,野棠如織。只是教人添怨憶,悵望無極。

12

巻八12

子三首其一

寂寞掩朱門,正是天將暮。暗澹小庭中,滴滴梧桐雨。繡

工夫,牽心緒,配盡鴛鴦縷。待得沒人時,隈倚論私語。

13

巻八13

子三首其二

暖日策花驄,嚲鞚垂楊陌。芳草惹煙青,落絮隨風白。

誰家繡轂動香塵,隱映神仙客。狂殺玉鞭郎,咫尺音容隔。

14

巻八14

子三首其三

金井墮高梧,玉殿籠斜月。永巷寂無人,斂態愁堪

玉爐寒,香燼滅,還似君恩歇。翠輦不歸來,幽恨將誰

15

巻八15

臨江仙二首其一

霜拍井梧幹葉墮,翠幃雕檻初寒。薄鈆殘黛稱花冠,

含情無語,延佇倚欄干。杳杳征輪何處去,離愁別恨千般。

不堪心緒正多端,鏡奩長掩,無意對孤鸞。

16

巻八16

臨江仙二首其二

暮雨淒淒深院閉,燈前凝坐初更。玉釵低壓鬢雲橫,

半垂羅幕,相映燭光明。終是有心投漢珮,低頭但理秦箏。

鷰雙鸞耦不勝情,只愁明發,將逐楚雲行。

17

巻八17

酒泉子三首其一

空磧無邊,萬里陽關道路。馬蕭蕭,人去去,隴雲愁。

香貂舊制戎衣窄,胡霜千里白。綺羅心,魂夢隔,上高樓。

18

巻八18

酒泉子三首其二

曲檻小樓,正是鶯花二月。思無憀,愁欲,鬱離襟。

展屏空對瀟湘水,眼前千萬里。淚掩紅,眉斂翠,恨沉沉。

19

巻八19

酒泉子三首其三

斂態前,裊裊雀釵頸。鷰成雙,鸞對影,耦新知。

玉纖澹拂眉山小,鏡中嗔共照。翠連娟,紅縹渺,早粧時。

20

巻八20

清平樂二首其一

愁腸欲斷,正是青春半。連理分枝鸞失伴,又是一場離散。

掩鏡無語眉低,思隨芳艸凄凄。憑使東風吹夢,與郎終日東西。

21

巻八21

清平樂二首其二

等閑無語,春恨如何去?終是疎狂留不住,花暗柳濃何處。

盡日目斷魂飛,晚斜界殘暉。長恨朱門薄暮,繡鞍驄馬空歸。

22

巻八22

更漏子二首其一

聽寒更,聞遠鴈,半夜蕭娘深院。扃繡,下珠簾,滿庭噴玉蟾。人語靜,香閨冷,紅幕半垂清影。雲雨態,蕙蘭心,此情江海深。

23

巻八23

更漏子二首其二

今夜期,來日別,相對秖堪愁。隈粉面,撚瑤簪,無言淚滿襟。

銀箭落,霜華薄,牆外曉雞咿喔。聽付囑,惡情悰,斷腸西復東。

24

巻八24

女冠子二首其一

蕙風芝露,壇際殘香輕度。蘂珠宮,苔點分圓碧,桃花踐破紅。

品流巫峽外,名籍紫微中。真侶墉城會,夢魂通。

25

巻八25

女冠子二首其二

澹花瘦玉,依約神仙粧束。佩瓊文,瑞露通宵貯,幽香盡日焚。

碧紗籠絳節,黃藕冠濃雲。勿以吹簫伴,不同羣。

26

巻八26

風流子三首其一

茅舍槿籬溪曲,雞犬自南自北。菰葉長,水開,門外春波漲綠。

聽織,聲促,軋軋鳴梭穿屋。

27

巻八27

風流子三首其二

樓倚長衢欲暮,瞥見神仙伴侶。微傅粉,攏梳頭,隱映畫簾開處。

無語,無緒,慢曳羅裙歸去。

28

巻八28

風流子三首其三

金絡玉銜嘶馬,繫向綠楊陰下。朱掩,繡簾垂,曲院水流花謝。

歡罷,歸也,猶在九衢深夜。

29

巻八29

定西番二首其一

鷄祿山前游騎,邊草白,朔天明,馬蹄輕。

鵲面弓離短韔,彎來月欲成。一隻鳴雲外,曉鴻驚。

30

巻八30

定西番二首其二

帝子枕前秋夜,霜幄冷,月華明,正三更。

何處戍樓寒笛,夢殘聞一聲。遙想漢關萬里,淚縱橫。

31

巻八31

河滿子一首 

劍不隨君去,江河還共恩深。歌袖半遮眉黛慘,淚珠旋滴衣襟。

惆悵雲愁雨怨,斷魂何處相尋。

32

巻八32

玉蝴蝶一首 

欲盡,景仍長,滿園花正黃。粉翅兩悠颺,翩翩過短牆。

鮮飇暖,牽遊伴,飛去立殘芳。無語對蕭娘,舞衫沉麝香。

33

巻八33

八拍蠻一首 

雀尾拖金線長,怕人飛起入丁香。越女沙頭爭拾翠,相呼歸去背斜陽。

34

巻八34

竹枝二首其一

前春水(竹枝)白蘋花(女兒),岸上無人(竹枝)小艇斜(女兒)。商女經過(竹枝)江欲暮(女兒),散殘食(竹枝)飼神鵶(女兒)。

35

巻八35

竹枝二首其二

繩千結(竹枝)絆人深(女兒),越羅萬丈(竹枝)表長尋(女兒)。楊柳在身(竹枝)垂意緒(女兒),藕花落盡(竹枝)見蓮心(女兒)。

36

巻八36

思帝一首 

何?遣情情更多。永日水堂簾下,斂羞蛾。

六幅羅裙窣地,微行曳碧波。看盡滿地疎雨,打團荷。

37

巻八37

上行盃二首

一草草離亭鞍馬,從遠道,此地分衿,燕宋秦千萬里。

無辭一醉。野棠開,江艸濕。佇立,沾泣,征騎駸駸。

38

巻八38

上行盃二首

二離棹逡巡欲動,臨極浦,故人相送,去住心情知不共。

金舡滿捧。綺羅愁,絲管咽。迴別,帆影滅,江浪如雪。

39

巻八39

謁金門一首 

不得!留得也應無益。白紵春衫如雪色,揚州初去日。

輕別離,甘擲,江上滿帆風疾。卻羨彩鴛三十六,孤鸞還一隻。

40

巻八40

思越人二首

一古臺平,芳艸遠,館娃宮外春深。翠黛空留千載恨,教人何處相尋。綺羅無復當時事,露花點滴香淚。惆悵遙天橫淥水,鴛鴦對對飛起。

41

巻八41

思越人二首

二渚蓮枯,宮樹老,長洲廢苑蕭條。想像玉人空處所,月明獨上溪橋。經春初敗秋風起,紅蘭綠蕙愁死。一片風流傷心地,魂銷目斷西子。

42

巻八42

楊柳枝四首其一

閶門風暖落花乾,飛遍江城江城雪不寒。

獨有晚來臨水驛,閑人多凭赤欄干。

43

巻八43

楊柳枝四首其二

有池有榭即濛濛,浸潤飜成長養功。恰似有人長點檢,着行排立向春風。

44

巻八44

楊柳枝四首其三

根柢雖然傍濁河,無妨終日近笙歌。驂驂金帶誰堪比,還共黃鶯不校多。

45

巻八45

楊柳枝四首其四

萬株枯槁怨亡隋,似弔臺各自垂。好是淮陰明月裏,酒樓橫笛不勝吹。

46

巻八46

楊柳枝四首望梅

花數枝開與短牆平,見雪萼紅跗相映,引起誰人邊塞情。

簾外欲三更,吹斷離愁月正明,空聽隔江聲。

47

巻八47

漁歌子二首其一

草芊芊,波漾漾,湖邊艸色連波漲。沿蓼岸,泊楓汀,天際玉輪初上。扣舷歌,聯極望,槳聲伊軋知何向。黃鵲叫,白鷗眠,誰似儂家疏曠。

48

巻八48

漁歌子二首其二

泛流螢,明又滅,夜涼水冷東灣闊。風浩浩,笛寥寥,萬頃金波澄澈。杜若洲,香郁烈,一聲宿鴈霜時節。經霅水,過松江,盡屬濃家日月。

 

 

 

    

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花間集 訳注解説 (9)回目顧【字解集】-9・漁歌子 ・臨江仙三首其一~三 ・醉公子二首其一~二 ・更漏子》 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ10145

 

 

 

 

花間集 巻七 

 

 

 

巻七31 漁歌子

       曉風清,幽沼綠,倚欄凝望珍禽浴。

       畫簾垂,翠屏曲,滿袖荷香馥郁。

       好攄懷,堪寓目,身閑心靜平生足。

       酒盃深,光影促,名利無心較逐。

 

巻七32 臨江仙三首其一

       碧染長空池似鏡,倚樓閑望凝情,滿衣紅藕細香清。

       象床珍簟,山障掩,玉琴橫。

       暗想昔時懽笑事,如今贏得愁生。

       博山鑪暖澹煙輕。

       蟬吟人靜,殘日傍,小明。

 

巻七33 臨江仙三首其二

       幽閨小檻春光晚,柳濃花淡鶯稀。

       舊歡思想尚依依,翠嚬紅斂,終日損芳菲。

       何事狂夫音信斷,不如梁鷰猶歸。

       畫意深處麝煙微,屏虛枕冷,風細雨霏霏。

巻七34 臨江仙三首其三

       月色穿簾風入竹,倚屏雙黛愁時。

       砌花含露兩三枝,如啼恨臉,魂斷損容儀。

       香燼暗銷金鴨冷,可堪辜負前期。

       繡襦不整鬢鬟欹,幾多惆悵,情緒在天涯。

      

巻七35 醉公子二首其一

       漠漠秋雲澹,紅耦香侵檻。

       枕倚小山屏,金鋪向晚扃。

       睡起橫波慢,獨望情何限。

       衰柳數聲蟬,魂銷似去年。

巻七36 醉公子二首其二

       岸柳垂金線,雨晴鶯百囀。

       家在綠楊邊,往來多少年。

       馬嘶芳草遠,高樓簾半捲。

       斂袖翠蛾攢,相逢爾許難。

巻七37 更漏子

       舊歡,新悵望,擁鼻含嚬樓上。

       濃柳翠,晚霞微,江鷗接翼飛。

       簾半捲,屏斜掩,遠岫參差迷眼。

       歌滿耳,酒盈罇,前非不要論。

 

【字解集】・漁歌子 

漁歌子一首

1. (若いころは寵愛をほしいままにしたが、寵愛を失い、離宮に配属された妃嬪は、風流、興を感じる隠士の生活をするのとおなじであると詠う。)

2. 花間集には、教坊曲『漁歌子』は八首所収されている。

総長五十字、前後二十五字六句四仄韻、3❸❼3❸❻/3❸❼3❸❻の詞形をとる。

漁歌子一首

曉風清,幽沼,倚欄凝望珍禽

畫簾垂,翠屏,滿袖荷香馥

好攄懷,堪寓,身閑心靜平生

酒盃深,光影,名利無心較

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漁歌子二首其一  孫光憲

草芊芊,波漾,湖邊艸色連波

沿蓼岸,泊楓,天際玉輪初

扣舷歌,聯極,槳聲伊軋知何

黃鵲,白鷗眠,誰似儂家疏

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顧夐

《巻七31漁歌子一首》  曉風清,幽沼綠,倚欄凝望珍禽浴。畫簾垂,翠屏曲,滿袖荷香馥郁。好攄懷,堪寓目,身閑心靜平生足。酒盃深,光影促,名利無心較逐。

孫光憲

《巻八47漁歌子二首其一》 草芊芊,波漾漾,湖邊艸色連波漲。沿蓼岸,泊楓汀,天際玉輪初上。扣舷歌,聯極望,槳聲伊軋知何向。黃鵲叫,白鷗眠,誰似儂家疏曠。

孫光憲

《巻八48漁歌子二首其二》 泛流螢,明又滅,夜涼水冷東灣闊。風浩浩,笛寥寥,萬頃金波澄澈。杜若洲,香郁烈,一聲宿鴈霜時節。經霅水,過松江,盡屬濃家日月。

魏承班

《巻九13漁歌子》  柳如眉,雲似髮。蛟籠香雪。夢魂驚,鐘漏歇,外曉鶯殘月。幾多情,無處,落花飛絮清明節。少年郎,容易別,一去音書斷

李珣

《巻十18漁歌子四首其一》  楚山青,湘水淥,春風澹蕩看不足。草芊芊,花簇簇,漁艇棹歌相續。信浮沉,無管束,釣迴乘月歸灣曲。酒盈罇,雲滿屋,不見人間榮辱。

李珣

《巻十19漁歌子四首其二》  荻花秋,瀟湘夜,橘洲佳景如屏畫。碧煙中,明月下,小艇垂綸初罷。水為,篷作舍,魚羹稻飯常飡也。酒盈杯,書滿架,名利不將心掛。

李珣

《巻十20漁歌子四首其三》  柳垂絲,花滿樹,鶯啼楚岸春山暮。棹輕舟,出深浦,緩唱漁歌歸去。罷垂綸,還酌醑,孤村遙指雲遮處。下長汀,臨淺渡,驚起一行沙鷺。

李珣

《巻十21漁歌子四首其四》  九疑山,三湘水,蘆花時節秋風起。水雲間,山月裏,棹月穿雲遊戲。皷清琴,傾淥蟻,扁舟自得逍遙志。任東西,無定止,不議人間醒醉。

 

 曉風清,幽沼綠,倚欄凝望珍禽浴。

初秋の明け方の清々しい風にあたる。誰もいない沼の岸辺には緑があふれている。水際の欄干に倚りかかって珍しい鳥が水浴びをしているのを少し離れてはいるがじっと眺める。

3. 曉風清 初秋の朝の清清しい風を言う。

4. 幽沼綠 沼の岸辺には竹藪の茂みの木陰の涼しさをいう。

 

畫簾垂,翠屏曲,滿袖荷香馥郁。

奇麗な絵が描かれた簾は垂らしておき、翡翠の屏風はたたんで使わず、それでも着物の袂には蓮の香りをいっぱいにしみ込ませ良い香りを漂わせるのである。

5. 翠屏曲 寵愛を受けるとき、屏風を立て、帳をたらす、寵愛を失えば用がないから翡翠の屏風はたたんで使わずということ。

6. 馥郁 よい香りがただよっているさま。寵愛を受ける準備をしていることを示す。

 

好攄懷,堪寓目,身閑心靜平生足。

嫉妬せず思いを広くしていくのはよいことであり、山水風流なものに注目することは何よりいいことであり、身体は長閑に、こころは静かにする、妃嬪離宮の平生の隠遁生活なのである。

7. 攄懷 おもいをひろくめぐらす。嫉妬やねたみをもたないこと。

8. 寓目 目を向けること。注目すること。

 

酒盃深,光影促,名利無心較逐。

酒を呑むのは十分に飲むし、月光の影に趣を促し、もう、名誉と利益については全く関心がないし、人と競い合うことなどもしない。

9. 名利(個人の)名誉と利益.用例名利思想=個人の利益・名誉・地位を追い求める考え.名利双收((成語))=名誉と利益を両方とも手に入れる.

10. 較逐 (競逐). ;較對. (競爭對抗). ;較逐. (角逐,競爭追求).

 

 

 

 

 

 

 

【字解集】・臨江仙三首其一~三 

臨江仙三首其一

1. (年を重ねてきて離宮に移された妃嬪が、昔を懐かしみ、今を悲しむ日をすごす詞。)

2. 作中の主人公は調度品から高貴な人、妃嬪、愛妾であることが知れる。楽しき思い出とは、寵愛を受けていた時期、過ごした日々のことを指す。離宮に移された妃嬪を詠うものである。

 

3. 唐の教坊の曲名。『花間集』には下に示した表のとおり、二十六首所収。顧夐の作は三首収められている。双調六十字、前後段三十字六句三平韻二仄韻で、7⑥⑦❹❸③/7⑥⑦❹❸③の詞形をとる。

臨江仙三首 其一

碧染長空池似鏡,倚樓閑望凝,滿衣紅藕細香

象床珍,山障,玉琴

暗想昔時懽笑事,如今贏得愁

博山鑪暖澹煙

蟬吟人,殘日,小

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碧染長空池似鏡,倚樓閑望凝情,滿衣紅藕細香清。

池端の緑が深くなり、遠くの空と一体になって、池は鏡のように静かに広がる、宮殿の手摺に寄り静かに眺めて、思いを凝らせば、衣に赤い蓮の花の清々しく細やかな香りが満ちあふれる。

4. 碧染長空 晴わたる春の日、帰らぬ男を待ち侘びて見上げる遙かな北の空をいう。

 

象床珍簟,山障掩,玉琴橫。

象牙飾りのある寝牀に立派な模様の涼しき竹延シーツを敷き、背後には山の画の屏風でおおった、玉の琴をじゅんびして横においている。  

5. 象床・珍簟・障掩・玉琴 これらの物は相当高貴な人か、富貴の愛妾であったことをあらわしている。

・象床 象牙の飾りの付いた寝台。

6. 珍簟 上等な夏用の敷物。簟は、竹の皮を薄く剥いで編んだ竹筵シーツで涼しい模様に編んでいた。

7. 山障 山形の衝立。

8. 玉琴 玉を飾った琴。

 

暗想昔時懽笑事,如今贏得愁生。

密かに慕い、思いだすのは昔二人で楽しく笑って過ごしたことばかり、今は毎日愁いばかり思い続ける、良いことがあっても愁いの方が勝ってしまう。

9. 懽笑事/贏得愁生 昔は楽しく笑って二人で過ごしたことばかりが思い出されるが、今は毎日患いばかり思い続ける、良いことがあっても愁いの方が勝ってしまう。

10. ・懽 懽・歡で 喜ぶ,楽しむ.((方言)) 形容詞 勢いがよい,活発である,盛んである.

11. 扁得 苦労の末、手に入れたもの、残ったもの。

 

博山鑪暖澹煙輕。

神仙三山がかたちづくられた博山鑪にお香焚くとあの頃と同じように煙は軽く広がる。

12. 博山 神仙三山がかたちづくられた閨におかれている博山鑪にお香焚くとあの頃と同じように煙は軽く広がる。

・博山 大型の高価な香炉の形であるが、ここでは香が置いてあるその部屋を指す。

13. 博山炉【はくさんろ】中国の香炉の一種で,豆(とう)形の火皿に先端のとがった山形の蓋をもつ。承盤をともなうものも多く,これは海中に浮かぶ神山にたとえたとみられ,神仙道との関係がうかがわれる。戦国末期にあらわれ,漢代に盛行し,青銅製品には金象嵌をほどこした華麗なものがある。江南では東晋,南朝代に青磁製のものがみられる。南北朝代には仏教徒も用い,仏像の台座正面や供養者の持物にあらわされた。隋・唐代には山形の蓋が蓮華をかたどった緑釉陶もつくられた。

 

蟬吟人靜,殘日傍,小明。

蝉が鳴くほど誰もいなくて静寂が広がり、夕日が部屋の奥まで照らしている、高小窓にも夕陽があたって明るい。

14. 夏の日の午後から夕暮れの宮殿の閨の模様、状況,だれもいなくて寂莫とした夜を迎えても何もする気にならないといったところか。

 

 

臨江仙三首 其二

1. (昔を懐かしみ、今を悲しむ。調楽しかったころを思い出しては涙する)

2. この詩は、漢の陳皇后の長門宮の幽閉を連想させる。

3. 唐の教坊の曲名。『花間集』には、二十六首所収。顧夐の作は三首収められている。双調六十字、前後段三十字六句三平韻二仄韻で、7⑥⑦❹❸③/7⑥⑦❹❸③の詞形をとる。

臨江仙三首 其一

碧染長空池似鏡,倚樓閑望凝,滿衣紅藕細香

象床珍,山障,玉琴

暗想昔時懽笑事,如今贏得愁

博山鑪暖澹煙

蟬吟人,殘日,小

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臨江仙三首 其二は、双調五十八字、前後段二十九字五句三平韻二仄韻で、❼⑥⑦❹⑤/❼⑥⑦❹⑤の詞形をとる。

臨江仙三首 其二

幽閨小檻春光,柳濃花淡鶯

舊歡思想尚依,翠嚬紅,終日損芳

何事狂夫音信,不如梁鷰猶

畫意深處麝煙,屏虛枕,風細雨霏

 

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幽閨小檻春光晚,柳濃花淡鶯稀。

誰も居なくてひっそりした閨、そこに続く欄干に春の日は暮れかかっている、柳の枝には葉が色濃くなり、春の盛りに満開となっていた花も淡いものに変わっていく、鶯の啼き声も聞かれなくなっている。

4. ・幽閨小檻春光晚,柳濃花淡鶯稀。この二句は漢の陳皇后の長門宮の幽閉を連想させる。まわりの春景色が過ぎてゆき、女盛りが過ぎ、歳を重ねて、思い人と全く音信不通になったことを思わせる。

 

舊歡思想尚依依,翠嚬紅斂,終日損芳菲。

むかしあれほどたのしかったことをおもいだしてはさびしくなるし、翡翠の飾りをつけても苦々しげに口をゆがめ、ほほ紅で化粧しても顔は歪める日がつづく、一日中草花のよいにおいが一杯であっても何の意味もない。

5. ・嚬 苦々しげに口をゆがめる。

6. ・芳菲 草花のよいにおいがすること。また、草花が美しく咲きにおっていること。

 

何事狂夫音信斷,不如梁鷰猶歸。

何事に対しても一心不乱に向かうお方であること、音信すらなくなった。この宮殿に帰って来ることはないのか、それでもなお梁の上の燕は新しい春の日には帰って来るというのに。

7. ・狂夫 一つのことに一生懸命になることで、他が見えないことをいい、ここでは、若い女に入り浸っていることをいう。

8. ・梁鷰猶歸 春が来れば梁の上に巣を作り子作りをして秋には飛び去るが、新しい春と共に帰ってきてくれること。

 

畫意深處麝煙微,屏虛枕冷,風細雨霏霏。

思いのたけを書き連ねても部屋には麝香を微かに焚いても、一緒に過ごす時の屏風を使うことなく空しく立てかけているし、使うはずの枕は冷め切ったままで、風は吹きぬけ、雨は降り続き、涙は流れるままに続いている。

9. ・畫意の句 書画を遺して行っているのでそこの思い出があり、楽しかったころと同じことをしてみることをいう。

10. ・屏虛枕冷 男が全く寄り付かないことの表現。屏風は女の閨は広い部屋で、寝牀も広いので帳や屏風で寝姿が見えないよう隠すが、その屏風牙鬚買われることもなく空しくあるだけ、同じ意味で枕も使われて体温のために暖められることがなく冷たいままである。

11. ・霏霏 雪や雨が絶え間なく降るさま。「―として秋雨が降る」物事が絶え間なく続くさま。春から夏にかけての小ぬか雨をいう、季節が変わったことをいい、歳を重ねたことをいう。

 

 

臨江仙三首 其三

1. (月が丸くなったころに帰って来るという約束を破られた妃嬪は、いつかは、寵愛を失うものと覚悟をしていたものの寂しさに打ち勝たねばならないと詠う)

 

2. 唐の教坊の曲名。『花間集』には、二十六首所収。顧夐の作は三首収められている。双調六十字、前後段三十字六句三平韻二仄韻で、7⑥⑦❹❸③/7⑥⑦❹❸③の詞形をとる。

臨江仙三首 其一

碧染長空池似鏡,倚樓閑望凝,滿衣紅藕細香

象床珍,山障,玉琴

暗想昔時懽笑事,如今贏得愁

博山鑪暖澹煙

蟬吟人,殘日,小

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臨江仙三首 其二は、双調五十八字、前後段二十九字五句三平韻二仄韻で、❼⑥⑦❹⑤/❼⑥⑦❹⑤の詞形をとる。

臨江仙三首 其二

幽閨小檻春光,柳濃花淡鶯

舊歡思想尚依,翠嚬紅,終日損芳

何事狂夫音信,不如梁鷰猶

畫意深處麝煙,屏虛枕,風細雨霏

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双調五十八字、前後段二十九字五句三平韻で、7⑥⑦4⑤/7⑥⑦4⑤の詞形をとる。

臨江仙三首 其三

月色穿簾風入竹,倚屏雙黛愁

砌花含露兩三,如啼恨臉,魂斷損容

香燼暗銷金鴨冷,可堪辜負前

繡襦不整鬢鬟,幾多惆悵,情緒在天

●●△○△●●  △△○●○○

●○○●●△○  △○●△ ○●●○○

○●●○○●△ ●○○●○○

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月色穿簾風入竹,倚屏雙黛愁時。

秋の夜に月が傾いてゆくと簾を穿って月かげが入って來て、風は竹林をぬけてくる、二つの眉に愁いの思いに潜めるこの時、屏風を使うこともなく壁に立てかけていている。

3. ・月色穿簾 月が穿簾を突き抜け部屋に入って來ることは、真上にあがっていては入らない、つまり、西に傾くまで寝ずに待っていたことをいう。また、月が明るいことを意味する。すなわち、十日すぎから二十日月の間に来ると約束したと思われる。風が竹林を抜けると音を立てるのは、一人の寂莫とした模様を強調させる、待っている妃嬪の様子をあらわしている。

 

砌花含露兩三枝,如啼恨臉,魂斷損容儀。

閨に続くきざはしの奥の砌には、枝につけた咲く花の二つ三つとあり、夜露にしっとりと濡れている。恨みに満ちた顔は泣き崩れている。ちょうあいをうしなえば、思う心は断絶し、夜伽の準備、身繕いをすることもしたくない。

4. ・砌花の句 この妃嬪はいつもの約束の日ももう何度も一人で過ごすようになった、寵愛を失えばもう元のお碗に水は戻ってこない、階の向うの花には(他の妃賓をいう場合が多い。)他の妃賓は、寵愛を受けて楽しんでいるという意味である。

 

香燼暗銷金鴨冷,可堪辜負前期。

あのお方を迎えするための香炉には香を焚くことも、閨を温めておくこともなく香炉の上の鴨の飾りも冷え切ったままで、前時の約束の日に来ないという心が踏みにじられたことにも堪えるしかない。

5. ・辜負 「辜」「負」はともにそむく意で強い意志をもってそむくこと。

 

繡襦不整鬢鬟欹,幾多惆悵,情緒在天涯。

刺繍の入った襦袢を着るものの、雲型やみみつらの髪型を整えなくなる、それは、何度も何度も辛い悲しい思いをしているからか、それでも、妃嬪の人生、思い続けていくことが生きていくことと云うことなのである。

6. ・鬢鬟 びんとみみつら。耳の傍に垂らす髪型。

7. ・欹 そばだてる。

 

 

 

 

 

【字解集】・醉公子二首其一~二 

醉公子二首其一

1. (何年も秋にくると待ち侘びて、同じ秋を過したのだろうか、妃嬪も年を重ねて、あきらめて生きている)

 

2. 『花間集』には四首所収。顧夐の作は二首収められている。双調四十字、前後段二十字四句二仄韻二平韻で、❺❺⑤⑤/❺❺⑤⑤の詞形をとる。

醉公子二首 其一

漠漠秋雲,紅耦香侵

枕倚小山,金鋪向晚

睡起橫波,獨望情何

衰柳數聲,魂銷似去

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●●△○●  ●△○△●

○●●○○  ○○●●○

 

漠漠秋雲澹,紅耦香侵檻。

秋雲がうっすらと、ぼんやりとして遠くはるかなところにではじめた、池の紅い蓮根の花が咲き、花の香りは池のふちの欄干の所まで蓮の香りが漂ってくる。

3. 漠漠 ぼんやりとして遠くはるかな様子をいう。

4. 紅耦 赤い蓮の花。女妓の頬紅を連想させる語である。

5. 侵檻 池のふちの欄干の所まで蓮の香りが漂ってくる。

 

枕倚小山屏,金鋪向晚扃。

屏風を立てまくらをあてて妃嬪は横たわる、夕暮れになれば門に鍵をかけて一人さびしく閨にはいる。

6. 小山屏 女性がよこたわる。

7. 金鋪向晚扃 夕暮れになれば門の鍵をかけて一人さびしく閨にはいる。

 

 

睡起橫波慢,獨望情何限。

転寝の眠りから覚めて、物憂いで目だけを動かすだけで、一人遙か空を臨み見る、未だにあのお方を思うことはこんなにもかぎりがない。

8. 橫波慢 日ごろ物憂いで目だけを動かすだけである。

9. 何限 こんなにもかぎりがないほどだ。無限と同じ。

 

衰柳數聲蟬,魂銷似去年。

柳もまた枯れ始め、もう数度、蝉の声を聞いてきた。寵愛を失い、思いも消えた、去年の秋も同じようなものであった。

10. 衰柳數聲蟬 これまで、柳枯れ、数々の蝉の声を聞いてきたことだろう。

11. 魂銷 男のことを思う気持ちが消えてきた

12. 似去年 去年の秋と同じようなものであること。

 

 

醉公子二首 其二

1. (去年・それ以前のデビューしている女妓は何度か遊ばれて棄てられることを経験している、初めてデビューした女妓は、初めて経験して悲しむものであると詠う。)

2. 【解説】 

柳の色彩を言った前段第一句の「金線」と第三句の「緑楊」今年芽吹いたばかりの枝、「緑楊」が去年から生える枝というのがこの詩の斬新なところである。

 

3. 『花間集』には四首所収。顧夐の作は二首収められている。双調四十字、前後段二十字四句二仄韻二平韻で、❺❺⑤⑤/❺❺⑤⑤の詞形をとる。

醉公子二首 其一

漠漠秋雲,紅耦香侵。枕倚小山,金鋪向晚

睡起橫波,獨望情何。衰柳數聲,魂銷似去

●●○○△  ○●○△● △△●○△  ○△●●○

●●△○●  ●△○△● ○●●○○  ○○●●○

『花間集』には四首所収。顧夐の作は二首収められている。双調四十字、前後段二十字四句二仄韻二平韻で、❺❺⑤⑤/❺❺⑤⑤の詞形をとる。

醉公子二首其二

岸柳垂金,雨晴鶯百。家在綠楊,往來多少

馬嘶芳草,高樓簾半。斂袖翠蛾,相逢爾許

●●○○●  ●○○●● ○●●○○  ●△○●○

●○○●●  ○○○●△ ●●●△●  △○●●△

 

岸柳垂金線,雨晴鶯百囀。

岸辺の柳は黄金の糸垂れるころ、春の長雨の後、晴れてくると鶯はあちこちで啼いている。

4. 金線 柳の黄色い芽吹き。今春選抜で宮中に初めてデビューした宮女をいう。

 

家在綠楊邊,往來多少年。

離宮宮女の住まいは川縁の緑の柳の木のもとにある、そこには多くの貴公子たちが出入りする。

5. 家在綠楊邊 美人の住まいは川縁の緑の柳の木のもとにある。

6. 往來多少年 李白・杜甫・王維に少年行がある。富貴・貴族の二男坊たち。金に飽かせて徒党を組んで遊び回る。

唐詩で「少年」といえば、王維 少年行
新豐美酒斗十千,咸陽遊侠多少年。
相逢意氣爲君飮,繋馬高樓垂柳邊。 
李白 17少年行
少年行      
五陵年少金市東、銀鞍白馬度春風。
落花踏尽遊何処、笑入胡姫酒肆中。
杜甫 少年行

馬上誰家白面郎、臨階下馬坐人牀。
不通姓氏麤豪甚、指點銀瓶索酒嘗。
 
王昌齢『少年行』
走馬遠相尋,西樓下夕陰。結交期一劍,留意贈千金。高閣歌聲遠,重門柳色深。夜闌須盡飲,莫負百年心。
いなせな若者や壮士を詠う。

溫庭筠『贈少年』

江海相逢客恨多,秋風葉下洞庭波。

酒酣夜別淮陰市,月照高樓一曲歌。

贈少年 温庭筠  ⅩⅫ唐五代詞・宋詩Gs-56-9-# 花間集 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ1840

 

馬嘶芳草遠,高樓簾半捲。

貴公子の馬は嘶いてどこか若草の彼方へと遠ざかってゆく、高殿では簾を半ば巻き上げ、さってゆく後すがたを追って涙するのがみえる。

7. 馬噺芳草遠 遊び人の貴公子が若草茂る道を馬に跨り遥か遠ざかって行く。彼らは去ったまま帰ってくることはない。後段末句の「相逢爾許難」を生み出す要因になっている。馬で去るのか、舟で去るか、貴公子の行為の常套手段の語である。

 

斂袖翠蛾攢,相逢爾許難。

涙でぬれた袖をたくし上げ、きえた眉を翠の蛾に書いたけれど、あれだけ待って逢瀬を過してもこんなに心は痛んでしまうほど難しいものなのだ。

8. 斂袖翠蛾攢 泣きぬれた袖をたくし上げて、やっと化粧をやり直すことをいう。あきらめの境地をいう。

9. 爾許 このように。

 

 

 

 

 

 

 

【字解集】・更漏子

更漏子

1.(寵愛を失って、何もすることはなく、以前愉しい思いをしているころは、何にもいらない、何の助けもいらないと思っていたのに、今、夜を過ごすのに歌とお酒の助けがいると詠う。)

2. 更漏子という題で、花間集には温庭筠、韋莊、牛嶠、毛文錫、孫光憲、毛熙震などの作が収録されている。逢瀬は時間を気にして過ごしたが、今は眠れず夜を過ごすというのが大方のストーリーである。

3. 更漏 ①古代用滴漏方法計時的器具,即漏壺:以更漏計時器。 ②夜晚:夜残更漏|更漏時分。夜間憑漏刻傳更, 故稱。

 

4. 『花間集』には顧夐の作が一首収められている。双調四十六字、前段二十三字六句二仄韻二平韻、後段二十三字六句三仄韻二平韻で、3❸❻3③⑤/❸❸❻3③⑤の詞形をとる。

更漏子

舊歡,新悵,擁鼻含嚬樓

濃柳翠,晚霞,江鷗接翼

簾半捲,屏斜,遠岫參差迷

歌滿耳,酒盈,前非不要

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○●● ●○○  ○○●●○

○●△  △○● ●●△△○●

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舊歡,新悵望,擁鼻含嚬樓上。

以前の夜を過ごすのはこんなにも楽しいものかと思っていたが、今はこんなにも儚く、悔しく妷らいものかとおもう。行場もなく楼上に上ると涙と鼻水でぬれてしまう。

5.  よろこび楽しむこと。 「美人西施を洒掃(せいそう)の妾(しよう)たらしめ,一日の歓娯に備ふべし

6. 悵望 心をいためて思いやること。うらめしげに見やること。

7. 擁鼻 かなしくて涙と鼻水がこぼれたのを拭く。

8. 含嚬 悔しさをかみしめ、口をゆがめる

 

濃柳翠,晚霞微,江鷗接翼飛。

又、春が来て柳は緑に繁り、夕暮れになれば靄が漂ってくる、大江に遊ぶカモメは飛び上がり翅を接している。

9. この三句、聯は春が過ぎ、夏が過ぎてゆく季節の変わりを述べる。

 

簾半捲,屏斜掩,遠岫參差迷眼。

半分簾をかかげてみたり、壁の屏風を出してみたり、それでも遠くの山の峯、山並みを眺め山の長城を臨んでみたり、ただ目をあちこちさせる。

10. 簾半捲 簾の陰に隠れて遠方を眺める。見ている姿を見られたくないという女心をいう。

11. 屏斜掩 屏風は逢瀬の際ベッドのそばにたてて小部屋のようにして使用する。ここは男が来ないから使うことがなく壁に立てかけておくことをいう。

12. 【くき】山の洞穴。山の峰。

13. 參差 長短の等しくないさま。そろわないさま。② 入りまじるさま。入り組むさま。

14. 迷眼 めをこらすことがなく、おちつかないこと。

 

歌滿耳,酒盈罇,前非不要論。

この御殿には歌はあちこちから聞こえて來るし、酒は盃に漫漫と注がれ、切らすことはない、以前にはなかったことだし、何にもいらないと思っていたのに。

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